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2007年03月10日

留学生の就職に必要なのは+αじゃない。

上海に住んでいる日本人は約10万人とも言われているが、そんなにたくさんいる日本人向けに発行されている日本語フリーペーパーがたくさんある。

その中で、日本人留学生に向けて、中国や日本に帰ってから就職する際のアドバイスがよくのっている。

みていると、その多くが、
「中国語だけになるな。+αの能力が必要だ。」とある。

そうかなぁ?

それは当然のことで、中国語だけじゃなくて英語も出来たらいいし、法律とか財務とかマーケティングのスペシャリティとかもあったらすごい良い。

でも、そんな学生いるわけないじゃない?

僕だったら、

■中国語がメチャメチャできる(中国人並み)
■基本スキルがメチャメチャ高い


のどちらかでも胸を張って言えればいいのでは?
なんて思ってしまう。

こちらに留学していても、誰もが中国人並みに中国語を話せるわけではないし、そこまでいえるくらい出来るのであれば、それはそれで十分すごいことだと思う。まぁ、それをどのように実証するのかは難しいが、HSK8級とか、高等HSKとか試験の結果も一つの方法だと思う。

後もう一つ書いた、基本スキルが高いというのもあまり注目されていないけど非常に重要なスペシャリティだと思う。

だって、会社に入ってから学ぶことなんて、学生の時には知らなくて当然なんだから。新入社員だったらほとんどのことを会社に入ってから学ぶわけで、それだったら、専門的なことは会社に入って学ぶのだから、学ぶ力が高かったり、考える力が強かったり、人と気持ちよく仕事するポテンシャルが高かったり、人付き合いが良かったり、なんていう基本が高い人がいいと思う。

ただ、これを証明するのは難しいかもね。

いずれにしても、+αを磨かなきゃ!
なんてあせるることなく、こっちに語学を勉強しに来てる人は、まずは語学をしっかりマスターして、その上で余裕があれば、いろんなことにチャレンジしたらいいのでは?

chinatalknet at 21:58│Comments(4)TrackBack(0)雑談 

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この記事へのコメント

1. Posted by Morioka   2007年03月12日 00:58
プラスαではなく、プラスの前にあるものが大切だという意見は面白いですね。

ただもしかして、メッセージは中国留学のうち、大学3年生のような就活をする若者に向けていないのかもしれないのでは?

既卒者で、技能・経験を評価する需要が多いからそのような主張が主流をしめているのかもしれないですね。

まあ基本、外国語だけになるな、という主張する人は多くの場合は自分ができないコンプレックスや自己肯定があるようです。

そしてそうしたコンプレックスがあることと、仕事ができるできないは関係ない気もします。
それが基本スキルなんでしょうね^^
2. Posted by chinatalknet   2007年03月12日 14:00
どうも。moriokaさん、ありがとうございます。
大学生と既卒者では自ずと違いますよね。
確かに既卒者で語学だけ、ってのはないでしょうね。

そして、むかーしむかしのブログにも書いたのですが、コトバはできない人に限って「できなくてもいいんだ!」という人もいますね。

僕は多少なりとも英語が話せることで、自分の世界が広がった恩恵をこれまでに何回も感じていますので、そんなことは絶対に言えませんね。
3. Posted by miyatobich   2007年03月15日 10:52
小さい会社で雇う側から言わせてもらえば(ちっちゃ会社でも最近は日本人が面接にくるのですよ)、

めちゃめちゃ中国語上手かつ
なんかすげえ能力を持っている(これがいわゆる+αと呼ばれるもの)

というのが理想ですが、

めちゃめちゃ中国語できて、いい人だったら、うちでは雇いますよ。

語学ができるってことはそれ自体がすごいんじゃなくて、そこに到るまでの努力がすごいので、なおかついい人だったら、これは何を教えてもものになるなあと考えるわけです。

はい
4. Posted by chinatalknet   2007年03月16日 13:25
ですね。

このいい人ってのも大切ですね。

もちろん、いい人だから仕事がデキルとも限らないのですが、いい人ってのもひとつのスキルかも知れませんね。

ぼくは、「デキルけど悪い人」(結構こういうやつも多い)よりは、できるかどうかに限らず全体的に「いい人」の方が好きですね。

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