2006年08月27日

「美しい国へ」安倍晋三 を読んで、気になったところコピペ

次期首相候補、安倍晋三が書いて最近発売された、「美しい国へ」。

「美しい国へ」
安倍晋三


あまり好きじゃなかったけど、どうせこの人が首相になるんだろうなと思い、
空港で購入。
文庫で安く、しかも読みやすいのでさらりと読んだ。
自分が読んでいて気になったところピックアップ。


「自ら反みて縮くんば千万人といえども吾ゆかん」。吉田松陰先生が好んで使った孟子のことば。自分なりに熟慮した結果、自分が間違っていないという信念を抱いたら、断固として前進すべし、という意味。

■外務省の一部の人たちは、拉致問題を日朝国交正常化の障害としか捕らえていなかった。相手の作った土俵の上で、相手に気に入られる相撲をとってみせる---従来から変わらぬ外交手法、とりわけ対中、対北朝鮮外交の常道だった。

アメリカの要人ですら、日中間に横たわる問題については、歴史問題を含めて、あまり理解していなかった。わたしたちはこれまで、戦後日本の民主主義の歴史を、欧米に向けて、いや、世界に向けてきちんと説明してきただろうか。

■日本は過去の歴史の過ちについて中国に謝罪していないのではないか、とよくいわれるが、ほんとうのところは、正式に20回の謝罪をしている。正確には、2005年のアジア・アフリカ会議で21回目だ。

■アメリカの中国専門家いわく、「中国を冷徹に、かつ客観的に判断することはなかなかむずかしい。とくに中国専門家にとってはなおさらだ。なぜなら、中国は悠久の歴史と文化を持つ、きわめてチャーミングな国だからだ。エドガー・スノーばかりではない。多くの専門家は、恋に落ちる。」

本当の日本をもっと知ってもらいたい。本当の日本を知る中国の学生が増えれば、日本に対する理解も格段に深まるはずだからだ。そのためにも今後は、留学生の受け入れ枠を思い切って広げ、日本で勉強したいという中国の若者たちをもっと受け入れる努力をするべきだし、日本における就業機会を増やす努力が必要だ。

■わたしたちが目指すのは、日本に行って仕事がしたい、あるいは投資をしたい、と世界の多くの人たちに思われるような国、言い換えれば誰にでもチャンスのある国であり、能力の活かせる国だ。


日本の国柄とその理想に共鳴して、子供を日本で教育したい、あるいは日本人になりたいという人がいたなら、大きく扉を開かなければならない。それはとりもなおさず、日本のダイナミズムにつながるからである。

■一般に人口の減少した国では労働生産性が高まる傾向にある。90年代に労働人口の減少した欧州7カ国(デンマーク、ポルトガル、イギリス、ドイツ、フィンランド、イタリア、スウェーデン)の労働生産性上昇率は2%だった。日本と出生率がほぼ同じイタリアは、一貫して労働生産性のたいへん高い国だった。

■ブレア政権の3期目の大きな柱「リスペクト・アクション・プラン」。教育や子育て、青少年の育成、地域づくり、治安までを含めた象徴横断的な政策。「リスペクト」というキーワードに着目し、人々が昔から共有してきた価値観―――たとえば他社への思いやりとか、権利だけでなく責任を担う意識とか―――を喪失してしまったことに根本的な原因があるという考えから生まれたのだった。

■日本青少年研究所が高校生を対象に行った、「高校生の学習意識と日常生活」(2004年)という調査では、「国に対して誇りを持っているか」という問いに対して、日本は50.9%。アメリカは70.9%、中国79.4%。自国に誇りを持っている若者が半分しかいない。

学力回復よりも、問題は若者のモラルの低下。かつては家庭と地域社会が子供たちのモラルを醸成する役割を果たしていた。そこで考えられるのは、若者たちにボランティアを通して、人と人とのつながりの大切さを学んでもらう方法。人間は一人では生きていけない、自分が他人の役に立てる存在だったということを発見するうえでも、貴重な体験になる。大学入学の条件として一定のボランティア活動を義務付ける方法が考えられる。

■「ALWAYS三丁目の夕日」は昭和33年。テレビでアメリカのホームドラマ「パパは何でも知っている」が放映されていた年。翌年には、「ビーバーちゃん」や「うちのママは世界一」が上映された。私もそれらを見て、アメリカの家庭の豊かさに圧倒された一人だった。広い家と広い庭。室内には電化製品がたくさんあり、冷蔵庫の中にはいつもミルク瓶やジュースが入っていて、子どもごころに日本も早くこんな国になれればいいなぁと思った。

私たちの国日本は、美しい自然に恵まれた、長い歴史と独自の文化を持つ国だ。そしてまだまだ大いなる可能性を秘めている。この可能性を引き出すことができるのは、私たちの勇気と英知と努力だと思う。日本人であることを卑下するより、誇りに思い、未来を切り開くために汗を流すべきではないだろうか。日本の欠点を語ることに生きがいを求めるのではなく、日本の明日のために何をなすべきかを語り合おうではないか。





at 22:59│Comments(0)TrackBack(0)最近読んだ本 

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