パーカー一枚でもOK。あたふた。

April 05, 2006

いつか水没。

13時より新国立劇場小劇場にて『カエル』鑑賞。
中国人劇作家、過士行の書き下ろし。演出は鵜山さん。
まず美術がものすごくて、芝居が始まる前からワクワクさせてくれる。
アフタートークではしきりに「不条理劇」と評していたけれど、
台詞はストレートなので、受け止めたメッセージは、明確。
それが的外れだとしても構わない。ワタシがそう感じたんだからね。
不思議なリフレインは、怖さと哀しさを呼び寄せた。
いつか世界が水に埋もれてしまう…そんな危機感を、
説教臭さなどかけらもなく、うっすらと肌に這わせて、終わる。
終演後も、劇場の外は雨、雨。水没は続いているようだった。

13日まで上演中。あのセットは見るべきですね。行くべし〜

chindoken at 22:58│Comments(0)TrackBack(1)観劇 

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