千野隆司の「時代小説の向こう側」

時代小説を書く楽しみと喜び。 その裏側を……。

小僧のお使い

 江戸の豪商として、前回三谷三九郎や中井新右衛門、室町の竹原某、神田連雀町村田某の名を挙げました。お城への千両箱の輸送についての話でしたが、これは大口の輸送です。
 両替商ですから、十両二十両、二両三両といった輸送もあります。

 その少額の金子をお客のもとへ届けたり、受け取る役目は小僧がしました。面倒な取り立てや貸し付けは、番頭や手代がやります。小僧は、単純な「運ぶ」というだけのお使いですから、厄介なやり取りはありません。
 命じられると、大喜びで出かけました。

 だいたい十三歳位から十五、六歳までの者たちです。この年の男の子なんて、遊びたい盛りです。

 麻紐が長くついた家名を記した革財布にお金を入れて店を出ます。小僧にしてみれば、とてつもなく高額な現金を持っているわけですから、さっさと行って用を済ませたいだろうと考えますが、そういう者ばかりではありません。

 堅苦しい店の中から、やっと外に出られたのです。見張りはいません。生き返ったような解放感にひたっています。

 道端に露店が出ていたらのぞきます。絵草子店でも立ち止ります。大道芸があれば、見物します。そういうとき、もし金を奪われたら、などとは考えません。しっかり楽しみます。

 豪の者は、神田橋外にある護持院原から九段原にかけて、草叢に皮財布を投げやって、しばらくの間遊びます。そして我に返ると、投げてあった皮財布を手に取って、届けに走ります。

 こんな行動をしていても、財布を無くしたり、奪われたりということはありませんでした。生き馬の目を抜くと言われた江戸でも、そういう一面もあったという、古き良き時代のエピソードです。

金子を運ぶ

 江戸でも名の知られた金満家として、日本橋金吹町の三谷三九郎、中井新右衛門、室町の竹原某、神田連雀町村田某の名が挙がります。これら四家は、徳川将軍家御金子御用を勤めていました。

 必要に応じて、この四家から、江戸城内に千両箱が運ばれます。

 横二尺、幅一尺、深さ六寸の檜の厚板で、四隅が金具で覆われます。極めて堅牢に拵えられた箱です。これには、漆のような光沢を放つ墨で、四家の屋号が記されています。江戸の住人ならば、「ああ千両箱だ」と気づきます。

 この箱には、当然錠前もかけられています。これを天秤棒の前後にぶら下げて、十人、二十人が連なって、呉服橋御門や常盤橋御門をへて城内に向かいます。町の人たちにしてみれば、珍しくもない光景です。

 担って行く人足などは、襤褸切れといっていいような貧しげな身なりですが、この千両箱輸送には、不都合が起こったことはありませんでした。送り状や手形などといったものもなく、御金子御用の四家から御金蔵役人の手に渡されます。
「ご苦労であった」
 といった言葉が交わされるだけです。

 今ならさしずめ、何人もの警備がつく厳重警戒の現金輸送ですが、そうした気配はまるでありませんでした。持ち逃げするような不逞な者もなく、襲撃するような不心得者もいなかったと思われます。まるで石や瓦を運ぶような感じで、千両箱は運ばれました。

 本当かねえと思いますが、『絵本江戸風俗往来』にはその記述があります。いつの世にも悪党はいたでしょうが、いまよりもだいぶのんびりした世の中ではあったようです。

生きがい

 からりと晴れない、うっとうしい夏の空です。真っ青な空に、どっしりとした白い入道雲が浮かぶ空を見てみたいこの頃です。たいへん興味深い本があり、ご紹介いたします。沖田正午さんの最新刊です。

生きがい

戯作者南風 余命つづり

角川文庫(680円+税)です。

がん闘病を克服した著者の感動作!
余命一年、戯作者はいかに生きるか。

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 余命一年の戯作者、命がけの執筆旅!

 自らも癌を患い、闘病の末に克服した作家・沖田正午にしか書き得なかった、
 葛藤と決意が胸を打つ傑作時代小説!

 人気にかげりが見えてきた戯作者・浮世月南風は、ある日、名医・杉田玄白から突如「もってあと一年の命」と宣告される。肝の臓に、悪性の腫瘍が出来ているというのだ。
 このまま朽ちるのを待つかと自暴自棄になるが、昔から世話になっていた版元の一声により奮い立ち、一世一代の傑作を執筆することを決意する。
 そこで浮かんだのは、かつて愛し、しかし去っていった女が残した一言だった。
「あなたには『****』が足りないの――」
 自分に足りない物とは、果たしてなんだったのか。
その言葉を聞き直すため、そして愛しい女に再び出会うため、南風は命がけの旅に出る――!

 以上は、Amazonのコピーです。

 沖田さんは、二度の摘出手術を受けられたようです。心が揺らいだこともあったと思われますが、術後は順調で、気力体力を回復されました。そこで心に留めるものがあり、上記の小説を書き上げたとうかがいました。

 ご自身の体験がもとになって、病と闘う戯作者の生きざまが綴られています。迫力の文章です。ぐいぐい引き込まれます。まずは書店で手に取ってみてください。

鬼熊

 江戸時代は二百六十年続きました。その終盤である安政(1854~58)の頃に、神田川に架かる新シ橋の柳原より右に曲がる横町の角に、居酒屋がありました。そこの主人の名は熊でしたが、膂力に自信を持っていて、鬼熊と自分のことを呼ばせました。

 醤油樽一個ずつを両手に提げ、二個の四斗樽の大縄に足首をかけて下駄として神田川の柳原堤を歩きました。
「ありゃあどうせ、空の樽だよ」
 見ていた者はからかいました。しかしそうではありません。野次馬の痩せ男が持ち上げようとしましたが、びくともしませんでした。
「こりゃあ凄い」
 見ていた者は驚きました。

 鬼熊と呼ばせるのは、なるほどのことだと人々は賛嘆の声を上げました。明治の世になっても、この逸話は、しばらくの間語り継がれました。
「そんな力自慢の親仁の顔を、見に行こうぜ」
 物見高い酒好きが、暖簾を潜ります。

 この鬼熊という呼び方は一代だけのものではなく、何代にも及んだようです。店の前窓下に、大きな丸石が置いてあって、何貫何百目何代鬼熊指石(さしいし)何年何月と掘り付けたものが、いくつも置いてあったとか。

 代々の力自慢だったようです。
 鬼熊はもとは鎌倉河岸の酒屋で名の知られた豊島屋の抱え樽転がしだったとか。酒屋の親仁になっても、力自慢を材料にして客を集め繁昌しました。商売の売り所を、わきまえていたのかもしれません。

新潟行き・補遺

 新潟で白山神社をお参りする前に、一つ私用で寄り道をしました。新潟は米どころです。ぜひ行ってみたいと思っていました。

 新潟駅から、タクシーでワンメーターのところにある今代司酒造です。新潟にはたくさんの酒造がありますが、どこもちと遠くて、ここが一番行きやすいところでした。

 初代但馬屋十左衛門という方が、明和四年(1767)に創業したとあります。新潟は北前船の寄港地ですから、近隣の消費だけでなく、銘酒が各地に運ばれたと思われます。

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 風情のある建物です。柱の一本一本が太く、重厚な感じです。蔵の中も見学できますし、売店もありました。試飲も可能です。味わいながら、品選びができます。
 
 なかなか美味しかったので、自分のお土産用に一本買いました。受付のお姉さんの対応が極めて事務的な感じで、お役所の窓口かと少しだけ思いました。

 帰りのタクシーが捕まえられないので、「どうせそう遠くないだろう」と歩くことにしました。しかしその日は、とても暑い日でした。5分も歩いたところで、しばらく待ってもタクシーに乗ればよかったと後悔しました。
 汗が吹き出してきます。

 新潟駅に戻って駅ビル内に入ったときには、ほっとしました。

 今回、新潟には大雨が降りました。被害が少なければいいと、願わずにはいられません。

新潟総鎮守 白山神社

 昨日の土曜日は、久しぶりに東京を出ました。新潟県新潟市まで、日帰りで出かけました。新幹線で二時間かかりません。近いなという印象です。

 この日は、國學院大學の同窓会である院友会新潟県支部総会に出席しました。その前に、白山神社をお参りしました。周囲はビルも人も多いですが、ここは杜に囲まれた、静かなたたずまいです。

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 正月の初詣や「白山まつり」、には大勢の参拝客でにぎわいます。弥彦神社・新潟県護国神社とともに、新潟県を代表する神社です。

 主祭神は、菊理媛大神(くくりひめのかみ)、伊邪那岐命(いざなぎのかみ)、伊邪那美命(いざなみのかみ)です。また天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、八幡大神(やはたのかみ)が配祀され、白山公園を造成するにあたり敷地内に点在していた神社の神様も祀られています。

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 鳥居をくぐると、いつものように気持ちが穏やかになります。猛暑でしたが、気持ちがすっとしました。境内は白山公園と隣接しているので、かなり広いです。

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 見事な泉水があります。

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 また蓮の池もありました。見頃はもう少し後だと思いますが、かなりの人が、写真を撮りに来ていました。しばらく木陰で、ぼんやり眺めました。いいですね、こういう時間。

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 そしてご本殿です。昇殿し、正式参拝をしました。太鼓の音が鳴って、神官の祝詞の声が、本殿内に響きます。この声に、心が洗われます。巫女さんの鈴の舞いも、気持ちが休まりました。

 紙垂をつけた榊を捧げるときは、少し緊張します。でもこの緊張が、いいんですね。神社の参拝は、いつものことですが癒されます。

 その後で、院友会新潟県支部の総会に出席しました。楽しい歓談でした。

梅雨明け

 猛暑の中、ようやく今日、梅雨が明けました。暑中お見舞い申し上げます。
 
 昨日の雷と風雨はすごかったですね。吹き込んできて、慌ててサッシを閉めました。そして3時ころでしたかカチカチとサッシのガラスに、何か硬いものが当たります。けっこう激しくて、しばらく続きました。ちょっと気味が悪かったですね。
「何だろう」
 ベランダに転がる白っぽい塊を見て、雹が降ったのだと気が付きました。我が家は練馬区のはずれにあります。

 1メートル先も見えません。おまけに雷はゴロゴロ。外に出ていた方は、たいへんだったと思います。雹は、瞬く間に解けました。寒気と暖気がぶつかってという理屈は分かりますが、真夏に雹というのは驚きです。

 猛暑はしばらく続きますが、体調には気をつけてお過ごしください。

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 友人からもらった写真を貼っておきます。

雇われ師範・豊之助 鬼婆の魂胆

 猛暑が続いています。日差しが強いですね。外へ出るのが、億劫になります。体調には、充分にお気をつけください。
 今月の新刊が売り出されました。

雇われ師範・豊之助

鬼婆の魂胆

双葉文庫(593円+税)シリーズ第六巻、完結編です。

ついに中西道場から
復帰を望む声! 悩み抜いた豊之助が下した決断は!?

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 江戸でも指折りの名門中西派一刀流本部道場の師範代になる条件として、豊之助は師の中西忠兵衛から、傘下の道場の立て直しを命じられました。意気揚々と出かけたその道場は、とてつもないおん襤褸道場で、門弟も町人の老人と子供がいるだけでした。

 しかも逃げ出した道場主は、金貸しのお若という老婆から、高額の借金を踏み倒していました。この老婆は、豊之助から、残された貸金を厳しく取り立てます。その姿は、まるで鬼婆のようです。

 豊之助は、借金の返済をしつつ、道場の再建にかかります。そして門弟の数も徐々に増えました。武士だけでなく、老人や子どもの入門もありました。これには稲荷寿司屋の娘お美代(鬼婆の孫娘)や軽業師の千代丸、そして門弟の老人や子どもたちの助力があってのことです。

 そしていよいよ、本部道場への復帰の声がかかります。借金は残っていますが、その金は師の忠兵衛が払ってくれます。願ってもない好条件です。お美代を妻にすることもできます。

 しかし……。豊之助は考えます。中西道場は武家の門弟が通う道場ですから、町人の老人や子どもは連れて行けません。お若から、あそこは「お侍をもっと強くするだけ」の場だと告げられます。剣術の稽古の目的は、それだけではないだろと、そして「あんたの道場」の師範になれと言われるのです。

 そのお若の言葉は胸に響きましたが、相手はしたたかな鬼婆です。その言葉の裏には、ある魂胆が潜んでいました。

 さて豊之助とお美代は、そして門弟たちはどうなってゆくのでしょうか。二人の行く末と、門弟たちの今後を見守っていただきたく思います。すでに発売中です。新刊書店でお求めの上、ご一読ください。

四万六千日

 東京都台東区にある浅草寺は、江戸幕府が成立する前からありました。七月九日は、『観世音菩薩』千日参りの日です。特に多くの功徳が得られる功徳日とされました。

 この日にお参りをすると、千日お参りをしたのと同じ功徳があるとされました。「こりゃあいい」と怠け者は考えます。信心深い人は、なおさらありがたいと考えます。人が押し寄せました。

 享保年間(1716~36)頃からは、おまけがつきます。四万六千日参拝したのと同じ功徳があるとされました。ですから『四万六千日』と呼ばれるようになりました。大盤振る舞いといってよいところです。

 寺では雷除けの護符を配ります。境内にはほおずき市が立ちました。今でも夏の風物詩として、ほおずき市には多くの人が訪れます。この市では、かつては茶筅が売られていたことがあります。それが文化年間(1804~18)頃に、雷除けとして赤玉蜀黍(あかとうもろこし)が売られるようになります。

 たっぷりの功徳があるお参りをして、赤玉蜀黍を買って帰るのが、江戸の人々の喜びでした。もちろん縁日も楽しみます。

 ところが明治になって、赤玉蜀黍が凶作となることがありました。品不足です。そこで代わりとなるほおずきの市が移ってきました。ほおずきには、子どもの癪封じや虫封じの効能があるとされています。
 今では赤玉蜀黍は、まったく見かけません。
 
 この観世音千日参りは、浅草寺だけではありませんでした。本所回向院一言観音、三田魚籃、四谷南寺町汐千観音、青山梅窓院泰平観音、大塚護国寺などにも人が集まりました。ただやはり人が一番集まったのは、浅草寺でした。


 今日は日曜日でしたから、出かけた方も多かろうと思います。

代地

 切絵図を見ていると、おりおり『〇〇町代地』という文字を見かけます。現代の東京都には、そんな町の名はありません。これは急激に人口が増えた、江戸ならではのものだと思われます。

 代地とは文字通り、代替地ということです。さして広くもない土地に人が密集して暮らせば、火事の起こる頻度も増えます。江戸は木造住宅ばかりで成り立っていましたから、ひとたび火の手が上がれば瞬く間に燃え広がります。

 江戸が再三大火に見舞われたことは、すでにご存じの通りです。そこで防火対策のために、代替地を与え、一つの町そのものを強制移動させました。切絵図にある『〇〇町代地』という記載は、その移ってきた町を差します。

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 上の切絵図は神田の一部分ですが、『代地』という文字が多数うかがえます。
 
 防火のために火除け地をこしらえたり、道路の拡張があった場合、そのしわ寄せで町ごと立ち退きをさせられました。移り先が都合のいい土地ならば大喜びですが、そんなことは万に一つもありません。思いもよらぬ土地に代替地が与えられます。

 現代ならば「人権問題だ。行政の横暴を許さないぞ」ということになるでしょうが、この時代には「人権」という言葉はありません。渋々移りました。
 
 ただ江戸の人たちは、新たな土地でそこを住みよい町にするために、力を尽くしました。江戸っ子とはいっても、しょせんは各地から集まってきた人たちです。そういう面では、生きることにしぶとい人たちだったと思います。

 その江戸の人たちの、生きるしぶとさ(エネルギー)を、私は小説に書きたいと思っています。

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livedoor プロフィール
千野隆司の時代小説
【近刊書籍】

☆「入り婿侍商い帖 大目付御用(一)」(角川文庫)平成29年8月刊

☆「おれは一万石」(双葉文庫)平成29年9月刊


【既刊書籍】

★「雇われ師範豊之助・鬼婆の魂胆」(双葉文庫)平成29年7月刊

★「出世侍(四)正直者が損をする」(幻冬舎時代小説文庫)平成29年6月刊

★「次男坊若さま修行中・名月の出会い」(コスミック文庫)平成29年5月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖2 決意」(小学館文庫)平成29年5月刊

★「雇われ師範豊之助・泣き虫大将」(双葉文庫)平成29年4月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(三)」(角川文庫)平成29年3月刊

★「雇われ師範豊之助・家宝の鈍刀」(双葉文庫)平成28年12月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(二)」(角川文庫)平成28年11月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬」(小学館文庫)平成28年10月刊

★「次男坊若さま修行中・願いの錦絵」(コスミック文庫)平成28年9月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(一)」(角川文庫)平成28年8月刊

★「出世侍(三)昨日の敵は今日も敵」(幻冬舎時代小説文庫)平成28年6月刊

★「寺社役同心事件帖・富くじ狂瀾」(朝日文庫)平成28年5月刊

★「雇われ師範豊之助・瓢箪から駒」(双葉文庫)平成28年3月刊

★「寺社役同心事件帖・竹寳寺の闇からくり」(朝日文庫)平成28年3月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(三)」(角川文庫)平成28年2月刊

★「出世侍(二)出る杭は打たれ強い」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年12月刊

★「札差髙田屋繁昌記(三)兄の背中」(ハルキ文庫)平成27年11月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(二)」(角川文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・ぬか喜び」(双葉文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・借金道場」(双葉文庫)平成27年7月刊

★「札差髙田屋繁昌記(二)生きる」(ハルキ文庫)平成27年6月刊

★「出世侍(一)」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年6月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達」(角川文庫)平成27年5月刊

★「次男坊若さま修行中・初雷の祠」(コスミック文庫)平成27年4月刊

★「札差髙田屋繁昌記(一)若旦那の覚悟」(ハルキ文庫)平成27年3月刊

★「入り婿侍商い帖(三)女房の声」(富士見新時代小説文庫)平成27年2月刊

★「若殿見聞録(六)家慶の一歩」(ハルキ文庫)平成26年11月刊

★「入り婿侍商い帖(二)水運のゆくえ」(富士見新時代小説文庫)平成26年10月刊

★「入り婿侍商い帖(一)」(富士見新時代小説文庫)平成26年9月刊

★「神楽坂化粧暦 夕霞の女」(宝島社文庫)平成26年8月刊

★「若殿見聞録(五)東照宮、拝礼」(ハルキ文庫)平成26年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・鬼灯のにおい」(コスミック文庫)平成26年4月刊

★「若殿見聞録(四)閏月の嵐」(ハルキ文庫)平成26年3月刊

★「権現の餅-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成26年2月刊

★「若殿見聞録(三)秋風渡る」(ハルキ文庫)平成25年11月刊

★「霜降の朝-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年11月刊

★「船頭岡っ引き控・秋の調べ」(学研M文庫)平成25年9月刊

★「寺侍市之丞・干戈の檄(かんかのげき)」(光文社文庫)平成25年9月刊

★「千俵の船-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年8月刊

★「若殿見聞録(二)逆臣の刃」(ハルキ文庫)平成25年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・夏初月の雨」(コスミック文庫)平成25年4月刊

★「寺侍市之丞・打ち壊し」(光文社文庫)平成25年3月刊

★「船頭岡っ引き控・花冷えの霞」(学研M文庫)平成25年3月刊

★「若殿見聞録(一)徳川家慶、推参」(ハルキ文庫)平成25年2月刊

★「恵方の風-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年2月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・木枯らしの朝」(ハルキ文庫)平成24年11月刊

★「棒手振り同心事件帖・秋の声」(学研M文庫)平成24年10月刊

★「赤鍔の剣-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成24年9月刊

★「寺侍市之丞・西方の霊獣」(光文社文庫)平成24年8月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・初螢の数」(ハルキ文庫)平成24年7月刊

★「棒手振り同心事件帖・皐月の風」(学研M文庫)平成24年5月刊

★「密命同心轟三四郎・水底二千両」(コスミック文庫)平成24年4月刊

★「戸隠秘宝の砦 第三部・光芒はるか」(小学館文庫)平成24年4月刊

★「寺侍市之丞・孔雀の羽」(光文社文庫)平成24年3月刊

★「戸隠秘宝の砦 第二部・気比の長祭り」(小学館文庫)平成24年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・母恋い桜」(ハルキ文庫)平成24年2月刊

★「戸隠秘宝の砦 第一部・吉原惣籬」(小学館文庫)平成24年2月刊

★「湯屋のお助け人・神無の恋風」(双葉文庫)平成24年1月刊

★「棒手振り同心事件帖・初水の夢」(学研M文庫)平成23年12月刊

★「湯屋のお助け人・待宵の芒舟」(双葉文庫)平成23年11月刊

★「お寧結髪秘録・秘花二日咲き」(静山社文庫)平成23年10月刊

★「寺侍市之丞」(光文社文庫)平成23年9月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・霜夜のなごり」(ハルキ文庫)平成23年8月刊

★「湯屋のお助け人・覚悟の算盤」(双葉文庫)平成23年7月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・命の女」(学研M文庫)平成23年5月刊

★「湯屋のお助け人・桃湯の産声」(双葉文庫)平成23年3月刊

★「密命同心轟三四郎・空飛ぶ千両箱」(コスミック時代文庫)平成23年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・菊月の香」(ハルキ文庫)平成23年2月刊

★「湯屋のお助け人・菖蒲の若侍」(双葉文庫)平成23年1月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・残り蛍」(学研M文庫)平成22年11月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・夏越しの夜」(ハルキ文庫)平成22年8月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・恋の辻占」(学研M文庫)平成22年7月刊

★「主税助捕物暦・玄武斃し」(双葉文庫)平成22年3月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・水面の月」(学研M文庫)平成22年1月刊

★「首斬り浅右衛門人情控・安政くだ狐」(祥伝社文庫)平成21年12月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・四つの千両箱」(ハルキ文庫)平成21年11月刊

★「主税助捕物暦・鮫鰐裁ち」(双葉文庫)平成21年10月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・永代橋の女」(学研M文庫)平成21年8月刊

★「首斬り浅右衛門人情帖・莫連娘」(祥伝社文庫)平成21年7月刊

★「主税助捕物暦・紅鸞突き」(双葉文庫)平成21年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・わすれ形見」(ハルキ文庫)平成20年12月刊

★「首斬り浅右衛門人情控」(祥伝社文庫)平成20年9月刊

★「本所竪川河岸瓦版・紅の雁」(学研M文庫)平成20年8月刊

★「主税助捕物暦・怨霊崩し」(双葉文庫)平成20年5月刊

★「火盗改メ異聞・仇討青鼠」(徳間文庫)平成20年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・霊岸島の刺客」(ハルキ文庫)平成19年12月刊

★「本所竪川河岸瓦版・花燈籠」(学研M文庫)平成19年11月刊

★「霊岸島捕物控・新川河岸迷い酒」(学研M文庫)平成19年5月刊

★「主税助捕物暦・虎狼舞い」(双葉文庫)平成19年3月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・雪しぐれ」(ハルキ文庫)平成19年1月刊

★「本所竪川河岸瓦版・ビードロ風鈴の女」(学研M文庫)平成18年9月刊

★「主税助捕物暦・麒麟越え」(双葉文庫)平成18年4月刊

★「霊岸島捕物控・大川端ふたり舟」(学研M文庫)平成18年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・鬼心」(ハルキ文庫)平成17年11月刊

★「主税助捕物暦・天狗斬り」(双葉文庫)平成17年7月刊

★「本所竪川河岸瓦版・冬花火」(学研M文庫)平成17年6月刊

★「追跡」(講談社)平成17年5月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・伽羅千尋」(ハルキ文庫)平成16年11月刊

★「主税助捕物暦・夜叉追い」(双葉文庫)平成16年10月刊

★「札差市三郎の女房」(ハルキ文庫)平成16年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・夕暮れの女」(ハルキ文庫)平成14年2月刊

★「逃亡者」(講談社文庫)平成13年12月刊

★「二夜の月」(双葉文庫)平成13年6月刊

★「永代橋、陽炎立つ」(双葉文庫)平成13年4月刊

★「北辰の剣・千葉周作開眼」(祥伝社文庫)平成10年12月刊

★「かんざし図絵」(双葉文庫)平成8年2月刊

★「浜町河岸夕暮れ」(双葉文庫)平成6年10月刊
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