千野隆司の「時代小説の向こう側」

時代小説を書く楽しみと喜び。 その裏側を……。

おれは一万石 定信の触

 11月もはや中盤です。季節の移ろいについて行くのがたいへんです。さて、今月の新刊のご紹介です。読書の秋を、楽しんでください。

おれは一万石

定信の触(ふれ)

双葉文庫(611円+税)で、シリーズ第七弾となります。

愚策!!
ない米を持ってこいとは
ご老中さま 無体なり!
廻米求めて 正紀は奔走する!

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 天明七年(1787)十一月一日、井上正紀は登城し、将軍家斉公に拝謁します。これは史実で、下総高岡藩一万石井上家の世子として、公式な初御目見でした。

 カバー絵は、その場面となります。帯を取ると以下の通りです。

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 天明七年、老中松平定信が各米問屋に江戸への廻米を申しつけた。江戸市中の米流通量を増やして、米価を下げる狙いだ。各藩には藩内の米問屋が、その触れを確実に実行するよう、義務を課した。実質、藩の責任において米俵を用意することになる。高岡藩には百俵の供出が求められた……。 Amazonの紹介文より

 松平定信は天明七年十二月に、江戸廻米の触(ふれ)を出します。これも史実です。この出来事を基にして、高岡藩や正紀にどのような問題が起こりうるか。ここからが私の創作となります。

 東北諸藩は、天明の飢饉の真っただ中です。高岡藩も、凶作続きで秋には一揆が起こったという設定でした。江戸に米を回すという廻米政策は、米価を下げるという点を考えればありそうです。しかし東北諸藩や北関東の諸藩には、回すべき米がすでにありません。

 この制度の裏には、高岡藩(正紀)に対する幕府高官の陰謀も隠されていました。

 高飛車な姉さん女房と家臣たち(優秀な者ばかりではありません)に支えられて、正紀は高岡藩を襲った難局と闘います。どのような展開になるのでしょうか。
 明後日(15日)発売です。新刊書店でお求めの上、ご一読ください。

立冬

 夏の猛暑の記憶が、まだ体のどこかに残っている気がします。しかし季節は移ろって、今日は立冬となりました。ずいぶん冷ややかに感じる日はありますが、冬という実感は、まだありません。
 印象としては、秋も深まりつつあるといったところでしょうか。

 二十四節気は、中国から伝わった季節の分け方ですが、そこでの冬の始まりということになります。ひらたく言えば、一年を太陽の高さで春夏秋冬の四つに分け、さらに六つずつに二十四の季節に分けました。その一つということです。

 ですから今日から二十一日までの十五日間の期間です。実感としては、秋が終わり始めた頃ということでしょうか。各観光地から、紅葉の便りを聞きます。
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 友人が送ってくれた、一週間前の栃木県湯西川温泉の写真です。すでに紅葉ですね。

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 道端には、コスモスもあったようです。その先には紅葉が見えます。

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 紅葉のトップシーズンですから、観光客もけっこういたようです。

 年賀状も発売され、喪中はがきも届けられてきました。今年も後二ヶ月です。気合を入れて原稿づくりにかかります。

入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(二)

 すっかり秋めいたこの頃です、十月も下旬となりました。読書の秋ですね。今月の新刊が出ましたので、ご紹介いたします。

入り婿侍商い帖

凶作年の騒乱(二)

角川文庫(680円+税)で、シリーズ第十四巻、新章第二巻となります。
先月の『凶作年の騒乱(一)』に続く、二ヶ月連続刊行です。

卑劣な罠
角次郎が家族一団となり迎え撃つ!
大人気シリーズ新章、嵐の第二弾!

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 姦計により奪われそうになった米の仕入れ先を、留め置くことに成功した角次郎。
安堵した矢先、凶作で上がり続ける米の値に、ついに近くの米問屋・湯浅屋で打壊し未遂と付け火騒動が起こった!
角次郎は行きがかり上、湯浅屋の米四百俵を預かることになる。
しかし時を同じくして、何者かが江戸の各所で大黒屋を“売り惜しみをする悪徳米問屋”と評する読売をばらまき始めた……。
見えざる敵に、角次郎は家族と共に立ち向かう!
(Amazonの紹介文より)

 まず、カバー絵が衝撃的です。大黒屋が、打壊しの的になって襲撃の対象になります。
 打壊しは、買い占めや売り惜しみをする阿漕な米商いの店を対象とします。怒った民衆による略奪です。しかし大黒屋は、買い占めも売り惜しみもしていません。ただ事情があって米を預かりました。これが、打壊し事件の端緒となります。

 巧妙に仕組まれた罠に、大黒屋は嵌ります。「打壊し」は、「一揆」とは違って、集団が認める「頭」はいません。行動に関する、暗黙のルールもありません。烏合の衆が、「奪う」ことを目的として動きます。角次郎と善太郎、お万季やお波津は、どう立ち向かって行くのでしょうか。

 本日発売です。新刊書店でお求めの上、ご一読ください。

ブログの更新

 先月末から、ブログの更新ができませんでした。覗いてくださっていた皆さんに、お詫びをいたします。今しがた新刊用の原稿の送信ができて、ふうっと息をついたところです。充足感もあります。

 すでに十二月刊のゲラが届いていますので、すぐにかかります。

 日記ふうのブログを書こうと思っても、難しいです。朝起きて寝るまで原稿書きという記事が毎日続いては、面白くないでしょう。ですから、触れられませんでした。

 ただ小説の方は、その分張り切っています。十月の新刊は、明日発売になります。ご期待ください。









原稿用紙40枚の小説。

 九月上旬に刊行された『江戸職人綴 野分の朝』の各短編ですが、すべて原稿用紙40枚の小説だと、前に書きました。400字詰原稿用紙40枚です。そういう注文でした。

 ですから私は40枚の小説を書きましたが、その数字には、たいへん重い意味がありました。あくまでも40枚で書き上げるぞという、自分なりの矜持があったからです。39枚でも41枚でもありません。タイトルを除いて、原稿用紙1枚目のはじめの1行目から書き始め、40枚目の最後の行で書き終えるのです。

 私はプロとして小説を書くのだから、編集部の注文に応じて書くのは当然だと思っていました。60枚と言われたら60枚、80枚と言われたら80枚で書きます。59枚や61枚、79枚や81枚はありません。60枚ならば、60枚目の最後の行で書き終える。80枚ならば、80枚目の最後の行で書き終えるというものです。

 これはなかなかにたいへんな作業です。材料を選び、どのように膨らませるか。長さだけでなく、内容面も含めて、書き手としての技量が試されます。

 書下ろしの自分の小説だけで一冊にする場合は、数ページ短かろうが長かろうが、さしたる問題ではありません。しかし雑誌の場合は、そうはいきません。ページ割が決まっているわけですから、長くなれば、他の方のページを食うことになります。短ければ、何も書かれない部分ができます。それでは、プロの仕事ではないだろ、ということです。

 ただこれは、編集者から要求されたわけではなく、そんな決まりがあったわけでもありません。自分で思っていただけです。

 何かの折に、その話を同じ頃に他の新人賞を取った駆け出しの書き手に話しました。そうしたら、意外な返事が返ってきました。
「いいんだよ、少しぐらい。足りなきゃ広告を入れればいいんだし、長かったら挿絵を小さくしてもらえばいいんだから」
 そう告げられて、「ああ、そういえばそうだな」
 とは感じました。それでも枚数にはこだわっていました。

 それから何年もしてから、小説の勉強会をしていた仲間の人たちに、その話をしました。そうしたらK野さんが、「自分も示された枚数の最後の行まで書いた」と話しました。ああ同じだと思いました。

 これは、書くということに対する気合いなのだなと考えました。少しくらいならばかまわないと言った方は、何年もしないうちにこの世界からいなくなっていました。K野さんは、時代小説の世界で大活躍をしています。

『江戸職人綴 野分の朝』を校正していて、そのときのことを思い出しました。


 九編の短編集ですが、すべて40枚目の最後の行で終わるように書いて出しました。ですから原稿用紙に書き写すとぴったりはまります(そんな暇な方はいないでしょうが)。だだ今回の刊行に当たって、若干手を加えました。半分くらいは、ぴっちりではありません。少しでも良い状態で読んでいただきたいと思ったからです。

入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(一)

 雨模様の空で、朝は肌寒いくらいです。しばらく前までの猛暑が嘘のような、肌寒いくらいの気候です。そんな中、今月二冊目の新刊が出ました。ご紹介いたします。

入り婿侍商い帖

凶作年の騒乱(一)

角川文庫(680円+税)です。シリーズ十三巻目で、新章の第一巻となります。
四年前の平成二十六年九月に、第一巻目が出ました。それから満四年で十三冊目が出ます。私のシリーズとしては、最も長く続いています。ご購読くださる方々のおかげです。

大凶作! 
店と家族を守れるか?
痛快な商い、心に沁みる家族の成長。
人気シリーズ新章、《2ヶ月連続刊行!》

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 悪徳政商を成敗し、順調に周囲の信用を得てゆく大黒屋の角次郎。格式高い関東米穀三組問屋にも誘われ、大店の次男を手代見習いとして預かることになった。だが、旱魃による凶作は続く。そんな中、突然、大黒屋と信頼関係にあった館林藩領二つの村から来年の卸先の変更を言い渡され、卸されるはずの米俵半数と共に村名主らが行方不明となった。凶作米高で世間に不穏な空気が満ちる中、何者かの暗躍を感じ取った角次郎は…!?
(book データーベースより)

 成長した大黒屋と、角次郎・お万季のファミリーに、これまでにない危機が迫ります。そして善太郎とお稲の恋のゆくえは、どうなるでしょうか。さらにお波津も年頃になり、娘として成長していきます。
 どのようなときめきが、訪れるのでしょうか。

 二ヶ月連続刊行の新章一巻目です。話も大いに盛り上がっていきます。本日発売です。新刊書店でお求めの上、ご一読ください。
 第一巻から読んでいなくても、新章第一巻ですのでここからでも充分に楽しんでいただけます。

元ご老中

 駿河田中藩四万石の藩主で老中職を務めた本多正珍(まさよし)という殿様がいます。今日九月十九日は、この方の命日です。天明六年(1789)で、旧暦にすると八月二十七日となります。

 本多という姓からして、譜代の名門の生まれです。静岡県藤枝市に領地がありました。

 この方は、優秀な殿様だったようです。元文二年(1737)に二十八歳で奏者番になりました。二年後には三十歳で寺社奉行です。老中に就任したのは三十七歳でした。叩き上げの大岡忠相が寺社奉行になったのは五十歳ですから、エリートコースを歩んだことになります。

 とはいえ松平定信公や松平信明公などは二十代で老中に就任していますから、取り立てて早い出世とも言えません。
 
 宝暦八年(1758)にあった郡上一揆に関わって、老中職を罷免されました。四十九歳です。この時点で、人生の頂点をきわめて、フツーの殿様になります。藩政にいそしみます。隠居をしたのは六十四歳でした。そして天明六年(1786)に七十七歳で亡くなります。

 享年は、現代とそう変わりませんが、早い出世で五十歳前にリタイアした印象です。まだまだ働き盛りの年齢ですが、当時は人生五十年ですから、老中のやめ方に不満はあったでしょうが、充実の一生といってよかったのではないかと思います。 

野分の朝 江戸職人綴

 前々回のブログで紹介した九月の一冊目の新刊が、発売中です。改めてご紹介します。


江戸職人綴

野分の朝

徳間文庫(670円+税)です。過去に小説誌「問題小説」に掲載された作品ですので、文庫オリジナルとなります。

この女のためならば
どんなことでもできる

職人の矜持と男女の機微

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 己の腕を頼りに懸命に生きる職人の姿を描いた傑作時代小説集

 短編小説集は、平成八年(1996)の二月に刊行された『かんざし図絵』(双葉文庫)及び平成二十六年(2014)八月刊『夕霞の女 神楽坂化粧暦』以来です。

 『かんざし図絵』は一編が60枚、『夕霞の女』は80枚でしたから、40枚で書いた今回の短編集は、一番短くまとめた小説集となります。短くても、中身は濃いですよ。
 発売中ですので、ぜひ書店で手に取ってみてください。

北海道胆振東部地震

 ほぼ日本を縦断した台風21号の被害にも目を覆うものがありましたが、襲ってきたのは、それだけではありませんでした。北海道胆振(いぶり)地方を襲った地震は、マグニチュード6,7で、厚真町で震度7を記録しました。

 山崩れの写真やテレビのニュースを見ると、その地震の規模の大きさが伝わってきます。驚くばかりです。都市の災害とは違う怖ろしさがありました。亡くなられた方の、ご冥福をお祈りいたします。また安否不明の方の安全が、少しでも早く確認できることを祈らずにはいられません。

 全域停電ということもあって、余震と共に、恐怖を感じたに違いありません。

 水害といい、地震といい、今年の夏はとんでもないことが続きました。これで終わりということはないでしょうから、どこで何があっても不思議ではありません。いざというときの備えを日頃してゆくことが大切だと思いました。


九月刊の短編集

 炎暑といってよかった八月が終わり、いよいよ今日から九月になりました。少しでも涼しくなってほしいところです。

 さて今月は、右端の【近刊書籍】にあります通り、二冊の新刊が出ます。その第一弾が七日に発売される『野分の朝 江戸職人綴』(徳間文庫)です。これだけ見ると、『江戸職人綴』というシリーズで、第一巻の『野分の朝』という小説が出るように見えますが違います。

 ここには九編の短編が収録されていますが、それぞれが独立した、江戸の職人を主人公にしたものです。一話完結で、主人公にしても脇役にしても、また設定も、すべて違う作品になっています。書下ろしではありません。文庫オリジナルです。

『闇の河岸』『霖雨に消えた』『両国橋から』『野分の朝』『木槌の音』『盂蘭盆会の火』『糊と刷毛』『藪入りの声』『ろくでなし』といったタイトルで、職人とはいっても手掛けている品はすべて異なります。 

 私は平成二年(1990)に双葉社の小説推理新人賞を受けて本格的に時代小説を書くようになりましたが、新人賞を受けた直後は、双葉社だけが小説を発表できる場でした。新人賞をとっても、他社からの注文はありませんでした。

 そこで当時の『小説推理』の編集長が、「他社でも仕事ができるように」といって、徳間書店の今は廃刊になってしまいましたが『問題小説』という小説誌の編集長を紹介してくれました。
「どうぞ持ってきてください」
 と言われて、私はこの好機を逃したくありませんでしたから、必死で書きました。与えられたスペースは、原稿用紙四十枚でした。

 何度かの直しが入りましたが、平成五年(1993)六月号に『闇の河岸』が掲載されました。嬉しかったですね。初めて新人賞とは関係ない版元さんで、小説を発表できたわけですから。

 そしてそれ以後、江戸の様々な種類の職人を主人公にして、四十枚の短編小説を書きました。小説の書き手なんて、毎年掃いて捨てるほど生まれ、消えていきます。この世界で生きていきたいと願っていたので、それこそプライベートな時間のすべてを費やして書きました。

 締切りを厳守し、毎回必ず四十枚で完結する小説を書くというのは、新人にはなかなかにしんどい作業です。アマチュアのときは、長さは自由で、締切りなんてありませんでした。

 しかし発表の場があるというのは、大きな励みになりました。十数編掲載をしていただきましたが、ここでの小説作りがあったから、今も続けられていると思っています。そういう意味では、機会を与えてくださった『小説推理』と『問題小説』のお二人の編集長は、私にとって恩人です。

野分の朝 江戸職人綴』(徳間文庫)には九編の作品が載っていますが、どれも思い出深いものばかりです。一番新しい『糊と刷毛』は平成十六年(2004)一月号です。それでも今から十四年前で、デビュー直後の十年余りの間の小説です。

 市井に生きる江戸職人の暮らしを通して、人が生きて行くことのたいへんさと、忍び寄ってくる理不尽な状況、その先にある希望、といったものを描いてきたつもりです。

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 小説の書き手として残りたい。そういう必死の思いと願いがこもった小説たちです。もちろん今も必死で書いていますが、今の必死とあの頃の必死は、微妙に中身が違います。
 刊行の折には、ぜひ手に取っていただければと考えています。

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プロフィール

chino17jidai

千野隆司の時代小説
【近刊書籍】

☆「密命同心轟三四郎・空飛ぶ千両箱」【新装版】(コスミック時代文庫)平成30年12月刊


【既刊書籍】

★「おれは一万石 定信の触」(双葉文庫)平成30年11月刊

★「入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(二)」(角川文庫)平成30年10月刊

★「入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(一)」(角川文庫)平成30年9月刊

★「野分の朝 江戸職人綴」(徳間文庫)平成30年9月刊

★「おれは一万石 一揆の声」(双葉文庫)平成30年8月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖3 死守」(小学館文庫)平成30年7月刊

★「下り酒一番 大店の暖簾」(講談社文庫)平成30年6月刊

★「おれは一万石 無節の欅」(双葉文庫)平成30年5月刊

★「おれは一万石 麦の滴」(双葉文庫)平成30年4月刊

★「入り婿侍商い帖 大目付御用(三)」(角川文庫)平成30年3月刊

★「おれは一万石 紫の夢」(双葉文庫)平成30年2月刊

★「出世侍(五)雨垂れ石を穿つ」(幻冬舎時代小説文庫)平成29年12月刊

★「入り婿侍商い帖 大目付御用(二)」(角川文庫)平成29年11月刊

★「おれは一万石 塩の道」(双葉文庫)平成29年10月刊

★「おれは一万石」(双葉文庫)平成29年9月刊

★「入り婿侍商い帖 大目付御用(一)」(角川文庫)平成29年8月刊

★「雇われ師範豊之助・鬼婆の魂胆」(双葉文庫)平成29年7月刊

★「出世侍(四)正直者が損をする」(幻冬舎時代小説文庫)平成29年6月刊

★「次男坊若さま修行中・名月の出会い」(コスミック文庫)平成29年5月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖2 決意」(小学館文庫)平成29年5月刊

★「雇われ師範豊之助・泣き虫大将」(双葉文庫)平成29年4月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(三)」(角川文庫)平成29年3月刊

★「雇われ師範豊之助・家宝の鈍刀」(双葉文庫)平成28年12月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(二)」(角川文庫)平成28年11月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬」(小学館文庫)平成28年10月刊

★「次男坊若さま修行中・願いの錦絵」(コスミック文庫)平成28年9月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(一)」(角川文庫)平成28年8月刊

★「出世侍(三)昨日の敵は今日も敵」(幻冬舎時代小説文庫)平成28年6月刊

★「寺社役同心事件帖・富くじ狂瀾」(朝日文庫)平成28年5月刊

★「雇われ師範豊之助・瓢箪から駒」(双葉文庫)平成28年3月刊

★「寺社役同心事件帖・竹寳寺の闇からくり」(朝日文庫)平成28年3月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(三)」(角川文庫)平成28年2月刊

★「出世侍(二)出る杭は打たれ強い」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年12月刊

★「札差髙田屋繁昌記(三)兄の背中」(ハルキ文庫)平成27年11月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(二)」(角川文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・ぬか喜び」(双葉文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・借金道場」(双葉文庫)平成27年7月刊

★「札差髙田屋繁昌記(二)生きる」(ハルキ文庫)平成27年6月刊

★「出世侍(一)」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年6月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達」(角川文庫)平成27年5月刊

★「次男坊若さま修行中・初雷の祠」(コスミック文庫)平成27年4月刊

★「札差髙田屋繁昌記(一)若旦那の覚悟」(ハルキ文庫)平成27年3月刊

★「入り婿侍商い帖(三)女房の声」(富士見新時代小説文庫)平成27年2月刊

★「若殿見聞録(六)家慶の一歩」(ハルキ文庫)平成26年11月刊

★「入り婿侍商い帖(二)水運のゆくえ」(富士見新時代小説文庫)平成26年10月刊

★「入り婿侍商い帖(一)」(富士見新時代小説文庫)平成26年9月刊

★「神楽坂化粧暦 夕霞の女」(宝島社文庫)平成26年8月刊

★「若殿見聞録(五)東照宮、拝礼」(ハルキ文庫)平成26年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・鬼灯のにおい」(コスミック文庫)平成26年4月刊

★「若殿見聞録(四)閏月の嵐」(ハルキ文庫)平成26年3月刊

★「権現の餅-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成26年2月刊

★「若殿見聞録(三)秋風渡る」(ハルキ文庫)平成25年11月刊

★「霜降の朝-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年11月刊

★「船頭岡っ引き控・秋の調べ」(学研M文庫)平成25年9月刊

★「寺侍市之丞・干戈の檄(かんかのげき)」(光文社文庫)平成25年9月刊

★「千俵の船-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年8月刊

★「若殿見聞録(二)逆臣の刃」(ハルキ文庫)平成25年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・夏初月の雨」(コスミック文庫)平成25年4月刊

★「寺侍市之丞・打ち壊し」(光文社文庫)平成25年3月刊

★「船頭岡っ引き控・花冷えの霞」(学研M文庫)平成25年3月刊

★「若殿見聞録(一)徳川家慶、推参」(ハルキ文庫)平成25年2月刊

★「恵方の風-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年2月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・木枯らしの朝」(ハルキ文庫)平成24年11月刊

★「棒手振り同心事件帖・秋の声」(学研M文庫)平成24年10月刊

★「赤鍔の剣-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成24年9月刊

★「寺侍市之丞・西方の霊獣」(光文社文庫)平成24年8月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・初螢の数」(ハルキ文庫)平成24年7月刊

★「棒手振り同心事件帖・皐月の風」(学研M文庫)平成24年5月刊

★「密命同心轟三四郎・水底二千両」(コスミック文庫)平成24年4月刊

★「戸隠秘宝の砦 第三部・光芒はるか」(小学館文庫)平成24年4月刊

★「寺侍市之丞・孔雀の羽」(光文社文庫)平成24年3月刊

★「戸隠秘宝の砦 第二部・気比の長祭り」(小学館文庫)平成24年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・母恋い桜」(ハルキ文庫)平成24年2月刊

★「戸隠秘宝の砦 第一部・吉原惣籬」(小学館文庫)平成24年2月刊

★「湯屋のお助け人・神無の恋風」(双葉文庫)平成24年1月刊

★「棒手振り同心事件帖・初水の夢」(学研M文庫)平成23年12月刊

★「湯屋のお助け人・待宵の芒舟」(双葉文庫)平成23年11月刊

★「お寧結髪秘録・秘花二日咲き」(静山社文庫)平成23年10月刊

★「寺侍市之丞」(光文社文庫)平成23年9月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・霜夜のなごり」(ハルキ文庫)平成23年8月刊

★「湯屋のお助け人・覚悟の算盤」(双葉文庫)平成23年7月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・命の女」(学研M文庫)平成23年5月刊

★「湯屋のお助け人・桃湯の産声」(双葉文庫)平成23年3月刊

★「密命同心轟三四郎・空飛ぶ千両箱」(コスミック時代文庫)平成23年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・菊月の香」(ハルキ文庫)平成23年2月刊

★「湯屋のお助け人・菖蒲の若侍」(双葉文庫)平成23年1月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・残り蛍」(学研M文庫)平成22年11月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・夏越しの夜」(ハルキ文庫)平成22年8月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・恋の辻占」(学研M文庫)平成22年7月刊

★「主税助捕物暦・玄武斃し」(双葉文庫)平成22年3月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・水面の月」(学研M文庫)平成22年1月刊

★「首斬り浅右衛門人情控・安政くだ狐」(祥伝社文庫)平成21年12月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・四つの千両箱」(ハルキ文庫)平成21年11月刊

★「主税助捕物暦・鮫鰐裁ち」(双葉文庫)平成21年10月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・永代橋の女」(学研M文庫)平成21年8月刊

★「首斬り浅右衛門人情帖・莫連娘」(祥伝社文庫)平成21年7月刊

★「主税助捕物暦・紅鸞突き」(双葉文庫)平成21年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・わすれ形見」(ハルキ文庫)平成20年12月刊

★「首斬り浅右衛門人情控」(祥伝社文庫)平成20年9月刊

★「本所竪川河岸瓦版・紅の雁」(学研M文庫)平成20年8月刊

★「主税助捕物暦・怨霊崩し」(双葉文庫)平成20年5月刊

★「火盗改メ異聞・仇討青鼠」(徳間文庫)平成20年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・霊岸島の刺客」(ハルキ文庫)平成19年12月刊

★「本所竪川河岸瓦版・花燈籠」(学研M文庫)平成19年11月刊

★「霊岸島捕物控・新川河岸迷い酒」(学研M文庫)平成19年5月刊

★「主税助捕物暦・虎狼舞い」(双葉文庫)平成19年3月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・雪しぐれ」(ハルキ文庫)平成19年1月刊

★「本所竪川河岸瓦版・ビードロ風鈴の女」(学研M文庫)平成18年9月刊

★「主税助捕物暦・麒麟越え」(双葉文庫)平成18年4月刊

★「霊岸島捕物控・大川端ふたり舟」(学研M文庫)平成18年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・鬼心」(ハルキ文庫)平成17年11月刊

★「主税助捕物暦・天狗斬り」(双葉文庫)平成17年7月刊

★「本所竪川河岸瓦版・冬花火」(学研M文庫)平成17年6月刊

★「追跡」(講談社)平成17年5月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・伽羅千尋」(ハルキ文庫)平成16年11月刊

★「主税助捕物暦・夜叉追い」(双葉文庫)平成16年10月刊

★「札差市三郎の女房」(ハルキ文庫)平成16年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・夕暮れの女」(ハルキ文庫)平成14年2月刊

★「逃亡者」(講談社文庫)平成13年12月刊

★「二夜の月」(双葉文庫)平成13年6月刊

★「永代橋、陽炎立つ」(双葉文庫)平成13年4月刊

★「北辰の剣・千葉周作開眼」(祥伝社文庫)平成10年12月刊

★「かんざし図絵」(双葉文庫)平成8年2月刊

★「浜町河岸夕暮れ」(双葉文庫)平成6年10月刊
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