千野隆司の「時代小説の向こう側」

時代小説を書く楽しみと喜び。 その裏側を……。

内子から桂浜へ

 四国巡り二日目の朝は、まだ台風の余波が残っていました。しかし四国を通り過ぎてはいました。小降りですが雨の中を、出発します。小雨の向こうには靄がかかって、遠景は望めません。

 まず向かったのは、松山から南に行った内子という町です。傘を差しての見学です。

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 細い通り沿いに並ぶのは、明治からの伝統的な建造物で、海鼠壁や蔀戸などがあって、風情のある街並みです。

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 ここは四国観光では愛媛から土佐へ向かう通過点になりますので、こんな天候でも観光客がすでにありました。
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 蝋燭生産ではかなりの収入があったらしく、じっくり見ると小じゃれた建物です。次の写真は、かつての蝋燭作りの様子を再現した建物です。

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 次の写真は、床屋です。

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 そして内子から高知へ向かいます。本来ならば、四万十川へ行くつもりでしたが、台風直後ということで、川は濁流と化し危険でもあるという情報なので断念しました。

 高知市内に入る頃には、台風一過の晴天となっています。まずは高知城へ。

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 ビルディングで建てられたお城ではありません。ですから国宝です。

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 大手門の向こうに、天守閣が望めます。立派なお城です。

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 馬に乗った像は、お殿様である山内一豊です。そして次のは、板垣退助のものです。

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 はりまや橋の前も通りました。欄干の向こうにあるグリーンの橋は大正期のもので、レプリカです。びっくりするくらい小さなものでした。

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 そして桂浜に到着です。

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 台風が通った直後で、波はかなり高かったです。

瀬戸内しまなみ海道から道後温泉へ

 近江神宮へのお詣りを済ませてから、まだ数日しか経っていませんでしたが、四国のいくつかの観光地を巡りました。長年行ってみたいと思っていた土地でしたので、行こうと決めて、三月くらい前から計画を立てていました。

 ところが日頃の心がけがよくなかったからか、台風と鉢合わせで、空には暗雲が立ち込めていました。しかし今さら中止というのも諸事情があってできませんので、雨具持参で出発しました。

 台風に近づいてゆく形です。新幹線に乗っていると、どんどん天気が悪くなります。そして降り立った駅は、JR福山駅です。駅舎を出ると、真っ先に目に飛び込んできたのは、これでした。

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 福山城です。日本百名城の一つになっている見事なお城なのですが、ここを見物するのが目的ではないので、スルーをします。雨もかなりです。当然ですが、風もあります。道後温泉に向かうバスに乗ります。

 このバスは、しまなみ海道を通りますので、景色を楽しみにしていました。ですが何せ台風が近づいています。霧に包まれて、ほとんど遠景を望めない状態でした。本当ならば、美しい景色の写真を、このブログにアップしたかったのですが残念です。

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 このあたりは、造船所があるようで、左の端にクレーンが見えます。かろうじて撮れた橋の写真です。

 そしてどうにか、台風が来る前に道後温泉に着くことができました。ここへは二十数年前に、一度だけ来たことがありました。もうじき修築するそうで、そのときはネットに囲まれてしまう建物です。

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 斜め横から見た全景です。確かに風情があります。ホテルにチェックインしてから、すぐに向かいました。ホテルにも大浴場はありますが、こちらで入浴しなければここへ来た意味がありません。ホテルのフロントで、割引した入浴券を買うことができました。

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 台風がすぐそこまで来ているというのに、かなりの人出です。私と同じように、今さら中止にもできないし、といった感じでやって来た観光客だと思われます。

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 風呂場自体は、それほど広くありませんが、時代を感じさせる浴場です。ただ混んでいますから、ホテルの大浴場の方が人がいなくて、ゆっくりできます。

 ホテルの部屋に戻ると、テレビのニュースが、四国地方に台風が上陸しそうだと伝えていました。

近江神宮参拝

 私はこの数年、九月になると國學院大學の先輩方と神社の参拝旅行をしています。楽しみの一つです。今年は、滋賀県の古都大津京に開かれた天智天皇をお祀りする近江神宮へ行きました。

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 楼門を潜った先にある外拝殿です。朱色の立派な楼門があるのですが、今は残念ながら、工事中で、被いがかけられ見ることができませんでした。

 御祭神は天智天皇で、またの名が天命開別大神(あめみことひらかすわけのおおかみ)です。
 御神徳は、時の祖神、開運・導きの大神、文化・学芸・産業の守護神となります。旧官幣大社で勅祭社です。

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 石段を上ります。いつものことですが、境内に入ると、心が落ち着きます。それが気持ちよくて、神社参拝はやめられません。同行のメンバーも気心が知れた方たちなので、楽しいです。

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 近江造りといわれる拝殿で、内拝殿へ向かいます。厳かな雰囲気です。

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 こちらが内拝殿です。
 正式参拝でした。太鼓の音が、拝殿内に響きます。祝詞の声が、耳に残ります。胸中にある穢れが、吸い出されるような気がします。

 お詣りが終わると、お神酒を頂戴します。清楚な朱袴の巫女さんが、杯に注いでくれます。これを飲むと、ほっと一息です。

 天智天皇は漏刻という水時計をお造りになり、社会生活の基本である時報を始められたことはよく知られています。時の記念日である6月10日は、近江朝廷で時報が開始された日を祈念して制定されました。

 ですから境内には、時計にまつわる建造物がいくつもあります。

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 これは天智天皇がお造りになった水時計である漏刻のレプリカです。

 次のは古代火時計です。火が糸を伝わって燃えて、先にある鉄球が下に落ちて音を立てます。それで時を知らせるわけですね。

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 また近江神宮は、漫画や映画の「ちはやぶる」でも知られています。レンタル衣装で、境内を散策することもできます。

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 この日に宿泊したのは、びわ湖大津プリンスホテルでした。28階の部屋から、湖が一望に見渡せました。

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 窓ガラス越しに撮った写真なので、カーテンの影が写っているのが残念ですが、景色は素晴らしかったです。

ポップと重版

 先日、都内の書店さんへ行ったら、『入り婿侍商い帖・出仕秘命(一)』のポップが目に飛び込んできました。『ああ、あるある」と、やや気恥ずかしい気持ちで見ました。

 こんな感じでした。


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 これは発売の一か月くらい前に、担当をしてくださっている編集のUさんと相談して私が文字を書きました。この作品は第一巻から継続して、夫婦の愛と家族の絆を描くことを目指してきました。なので『夫婦道(めおとみち)』はどうですかと言われて、ああそれがいいと私も大賛成をしました。


 用意していただいていた色紙に、書き始めたのですが……。


 私のへたくそな字では、なかなか納得がいきませんでした。何枚か書かせてもらったのですが、「うーん、どうもね」という感じです。「いやいや、作者の気持ちがこもっているならば、それが一番ですよ」などと慰められて、この文字になりました。

 というか、Uさんが選んでくれました。


 出来上がったものを書店で見ると、やっぱりといった気持ちが残ります。ただ「何であれ目立って、多くの方に手を取っていただきたいな」という気持ちは、強く強くありました。


 そのせいかどうか、先日には重版のお知らせをいただきました。一安心、といったところです。さらにたくさんの方に、読んでいただきたいと思います。


次男坊若さま修行中・願いの錦絵

 残暑は厳しいですが、朝夕はだいぶしのぎやすくなりました。いよいよ読書の秋です。9月の新刊が、そろそろ発売となります。

次男坊若さま修行中

願いの錦絵

コスミック文庫(630円+税)で、シリーズ第二弾となります。

修行が足りぬ!
祖父の𠮟咤には逆らえぬ
聡明な部屋住みが難題に奮闘!

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 安房館山一万石の藩主の弟稲葉正高は、隠居した大殿である祖父正武と本所猿江町の中屋敷へ移り住みます。堅苦しい上屋敷暮らしから解放されて、学問や剣術の修行に精進するつもりでした。

 何しろ祖父正武は、困窮する館山藩の財政を立て直した偉大な人物として、藩士領民から信頼を得ています。その祖父の近くで、一人前の武士になるための修行ができると正高は期待していました。

 ところが……。

 上屋敷では凛々しく、精悍に見えた祖父ですが、中屋敷に移るとまるで人が変わったようになります。思いもかけない不良爺さんだと、仰天します。ですが連れまわされるうちに、剣や学問だけではない、様々な修行をします。

 さて今回は、どのようなことになるのでしょうか。『おいらのちゃん』『願いの錦絵』『文月の幽霊』の三編が収められています。

  『入り婿侍商い帖』とは、違うテイストです。新刊書店でお求めの上、ぜひご一読ください。

十万坪

 下の切絵図は、文久二年(1862)に出た尾張屋版の本所・深川の一部です。深川の東の外れといっていい場所となります。緑色は田圃の部分です。「新田」という文字が読めます。

 左上の端が木置場で、横に流れているのが亥の堀川、真ん中あたりを上に(西へ)流れるのが仙台堀です。東京にお住まいの方ならば、だいたいの場所の見当がつくと思います。●がついている「~守」とある場所は、大名家の下屋敷です。

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 この絵図の真ん中あたりに、「十万坪」という文字があります。ここは現在の江東区千田といったあたりで、もともとは江戸市民のゴミ捨て場でした。

 徳川幕府が開かれたばかりの頃は、深川はまだ葦の繁る一面の干潟でした。そこへ慶長年間(1596~1615)になって、摂津出身の深川八郎右衛門という方が中心となって開発をしました。そこでこの場所に「深川村」という名がつけられました。

 江戸は大川の東でも、時代をへるにしたがって人口が増えました。当初は深川の空き地にゴミを捨てていましたが、そこが一杯になりました。ゴミ捨て場は、徐々に東へ追いやられて行きます。

 そして幕末の文久年間のころには、亥の堀川の東側までゴミ捨て場は場所を移しました。この「十万坪」は、広大な空き地で、ここにゴミが捨てられるようになったわけです。左にある「六万坪」という場所も、同様の役割を果たしました。

 私の小説でも、この場所はよく使っています。

矢立て

 携帯用の筆記具として、万年筆やボールペンはたいへん便利です。特にボールペンは、百円くらいで買えますから、使い捨てにもなります。しかし江戸時代には、こんなに便利な筆記具はありませんでした。

 しかし筆と墨を使う筆記具でも、携帯用のものはありました。それが矢立てです。筆と墨でも、持ち運びができましたから、旅行にでも、街中ででも、使うことができました。

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 大きさのイメージ、上の写真でお分かりになるでしょうか。私が持っているのは金属製で、左端が墨壺で、柄の部分に細筆が納められています。腰に差しても折れません。墨壺から墨が漏れることもありません。なかなかの優れものです。

 使う目的によって形も材質も異なり、銀・真鍮・銅・竹などがあり、陶製や漆細工の品もありました。

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 柄に入っている筆は、この程度の大きさですが、使うのに不便はありません。少し水をつけて(なめた唾でも)、墨壺の中の塊になった墨をつければ、使用することができます。

 使い始められたのは、鎌倉時代の武士が、矢を入れた道具である『えびら』に入れて持ち歩いたのが始まりと言われています。しかし筆記具として定着し、庶民に使われるようになったのは、江戸時代になってからとなります。

 時代小説には、欠かせない小道具です。

入り婿侍商い帖 出仕秘命(一)

 八月も終盤になりました。残暑はまだ厳しいです。そんな中ですが、新刊のお知らせです。

入り婿侍商い帖

出仕秘命(一)

角川文庫(680円+税)で、シリーズ全体では七巻目となります。そして新たな展開の一巻目となります。

実家に戻り武士となった角次郎。兄の無念をはらせるか?

「円熟した夫婦愛に 胸がじんとする」
書評家東えりかさんから推薦をいただきました。

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 主人公角次郎が婿入りをした大黒屋は、本所の一等地で間口五間半、年間三千俵の商いをする米問屋となりました。商いも安定しています。店はさらに伸びて行く可能性を秘めている中で、大きな事件が起こります。

 ときは文化四年(1807)八月十九日のことです。本所一帯が大火に見舞われて八年がたちました。町は復興をとげています。その日は富岡八幡宮の祭礼の初日でもありました。この日通行する人でいっぱいだった永代橋が崩落をしました。

 多数の死傷者が出ましたが、この中に角次郎の兄で実家五月女家の当主だった角太郎とその妻子が巻き込まれ、命を失います。これは事故ではありますが、実は裏に陰謀が隠されていました。兄とその妻子は、事故に紛れて殺害されたことが明らかになります。

 これにまつわって、さらに問題点が起こります。当主とその跡取りが亡くなっては、五月女家は無嗣ということで御家断絶となってしまいます。五月女家の血筋を引く男子は、角次郎と十歳になる倅の善太郎の二人しかいません。角次郎は、五月女家へ移ることを決意します。

 兄は勘定奉行所の組頭のお役に就いていました。角次郎はそのまま、勘定奉行所へ組頭として出仕します。

 けれどもそれは、大黒屋を捨てるという意味ではありません。女房お万季と共に、二足の草鞋で店を守ります。そんな中で、兄の死の背景にある勘定奉行を主体にした大掛かりな不正の実態が明らかになります。

 大黒屋と五月女家を守り、兄の仇を討つ。新たな試練が、角次郎とお万季の夫婦に襲いかかります。祝言を挙げて十年。二人の間には息子と娘がいます。夫婦は力を合わせて、家と店と家族のために奮闘します。

 本日発売です。新刊書店でお求めの上、ご一読ください。

幸せを呼ぶ太神楽

 毎年十一月に、國學院大學の同窓会である院友会東京23区支部では、総会と講演会、そして懇親会を行っています。卒業年度や学部が違っても、同じ校舎で四年間を過ごしたわけですから、初対面でも話ができます。そこが同窓会の楽しいところです。

 今年は、11月19日(土)に、國學院大學内の院友会館で行います。

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 15時からの支部総会と17時10分からの懇親会は、院友だけの参加ですが、16時からの講演・公演は、どなたでも(國學院の卒業生でなくても)無料で聴講ができます。
 丸一仙三・仙花のご夫婦による太神楽の実演と、太神楽にまつわる興味深い話をうかがいます。

 江戸時代に広まった太神楽曲芸は、時代をへて技芸を発展させ、平成の現代へと受け継がれてきました。実演だけではなく、その経緯についてもじっくりとお話をいただけると思います。
 今から時間を空けておいて、お越しください。

 また院友の方は、総会・懇親会にもご参加ください。半日、楽しもうではありませんか。

時分どき

 今はほとんど使わなくなった言葉に、「時分どき」というものがありました。「時分」とはよい時期、適当な時期という意味になります。ですから「時分どき」は、ころあいのとき、特に食事の時間をさしました。

 昭和の中頃までは使われていたと思うのですが、今の若い方は、ほとんどこの言葉を知りません。私が子供だった頃は、普通に使っていたと思うのですが。

 岡本綺堂の『半七捕物帳』を読んでいたら、この「時分どき」という言葉が出てきました。訪ねた家で、半七はそろそろ食事時間になるので帰ろうとします。ところが引き留められました。
「時分どきでございますから、ほんのお口よごしでございますが」
 と夕食を勧められます。

 半七はどうするかというと、遠慮なく食べます。

 これが京都ならば、勧められても食べてはいけないことになっています。だとしたら、半七は野暮なおじさんだったのでしょうか。

 江戸と京では、文化が違います。もちろん、どちらがいい悪いというのではありません。歴史や気質も違うのですから。

 江戸では「時分どきですからどうぞ」と勧められたときには、食事の用意ができているのが通常です。できているから、勧めたのです。『半七捕物帳』でも、勧められたときには膳が運び込まれる描写になっています。

 ですから江戸では、こうなったら食べない方が野暮になります。人の好意を無にしたことになりますから。

 京では、「どうぞ」と勧められたら、「そろそろ食事時間ですから、お引き取りください」という意味だと受け取らなくてはなりません。それでも長居をしていると、常識知らずの人になってしまいます。

 だいたい食事時に、呼ばれもしないのに他人の家を訪ねるのは、非常識ということになります。「時分どきをねらってきた」などと言われてしまいます。ただ現代では、食事の時間が暮らしの多様化で、一律ではなくなりつつあります。
 
 暮らしが変われば、それに合わない言葉は消え、新たな言葉が生まれてくるのかもしれません。
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livedoor プロフィール
千野隆司の時代小説
【近刊書籍】

☆「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1」(小学館文庫)平成28年10月刊


【既刊書籍】

★「次男坊若さま修行中・願いの錦絵」(コスミック文庫)平成28年9月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(一)」(角川文庫)平成28年8月刊

★「出世侍(三)昨日の敵は今日も敵」(幻冬舎時代小説文庫)平成28年6月刊

★「寺社役同心事件帖・富くじ狂瀾」(朝日文庫)平成28年5月刊

★「雇われ師範豊之助・瓢箪から駒」(双葉文庫)平成28年3月刊

★「寺社役同心事件帖・竹寳寺の闇からくり」(朝日文庫)平成28年3月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(三)」(角川文庫)平成28年2月刊

★「出世侍(二)出る杭は打たれ強い」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年12月刊

★「札差髙田屋繁昌記(三)兄の背中」(ハルキ文庫)平成27年11月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(二)」(角川文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・ぬか喜び」(双葉文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・借金道場」(双葉文庫)平成27年7月刊

★「札差髙田屋繁昌記(二)生きる」(ハルキ文庫)平成27年6月刊

★「出世侍(一)」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年6月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達」(角川文庫)平成27年5月刊

★「次男坊若さま修行中・初雷の祠」(コスミック文庫)平成27年4月刊

★「札差髙田屋繁昌記(一)若旦那の覚悟」(ハルキ文庫)平成27年3月刊

★「入り婿侍商い帖(三)女房の声」(富士見新時代小説文庫)平成27年2月刊

★「若殿見聞録(六)家慶の一歩」(ハルキ文庫)平成26年11月刊

★「入り婿侍商い帖(二)水運のゆくえ」(富士見新時代小説文庫)平成26年10月刊

★「入り婿侍商い帖(一)」(富士見新時代小説文庫)平成26年9月刊

★「神楽坂化粧暦 夕霞の女」(宝島社文庫)平成26年8月刊

★「若殿見聞録(五)東照宮、拝礼」(ハルキ文庫)平成26年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・鬼灯のにおい」(コスミック文庫)平成26年4月刊

★「若殿見聞録(四)閏月の嵐」(ハルキ文庫)平成26年3月刊

★「権現の餅-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成26年2月刊

★「若殿見聞録(三)秋風渡る」(ハルキ文庫)平成25年11月刊

★「霜降の朝-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年11月刊

★「船頭岡っ引き控・秋の調べ」(学研M文庫)平成25年9月刊

★「寺侍市之丞・干戈の檄(かんかのげき)」(光文社文庫)平成25年9月刊

★「千俵の船-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年8月刊

★「若殿見聞録(二)逆臣の刃」(ハルキ文庫)平成25年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・夏初月の雨」(コスミック文庫)平成25年4月刊

★「寺侍市之丞・打ち壊し」(光文社文庫)平成25年3月刊

★「船頭岡っ引き控・花冷えの霞」(学研M文庫)平成25年3月刊

★「若殿見聞録(一)徳川家慶、推参」(ハルキ文庫)平成25年2月刊

★「恵方の風-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年2月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・木枯らしの朝」(ハルキ文庫)平成24年11月刊

★「棒手振り同心事件帖・秋の声」(学研M文庫)平成24年10月刊

★「赤鍔の剣-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成24年9月刊

★「寺侍市之丞・西方の霊獣」(光文社文庫)平成24年8月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・初螢の数」(ハルキ文庫)平成24年7月刊

★「棒手振り同心事件帖・皐月の風」(学研M文庫)平成24年5月刊

★「密命同心轟三四郎・水底二千両」(コスミック文庫)平成24年4月刊

★「戸隠秘宝の砦 第三部・光芒はるか」(小学館文庫)平成24年4月刊

★「寺侍市之丞・孔雀の羽」(光文社文庫)平成24年3月刊

★「戸隠秘宝の砦 第二部・気比の長祭り」(小学館文庫)平成24年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・母恋い桜」(ハルキ文庫)平成24年2月刊

★「戸隠秘宝の砦 第一部・吉原惣籬」(小学館文庫)平成24年2月刊

★「湯屋のお助け人・神無の恋風」(双葉文庫)平成24年1月刊

★「棒手振り同心事件帖・初水の夢」(学研M文庫)平成23年12月刊

★「湯屋のお助け人・待宵の芒舟」(双葉文庫)平成23年11月刊

★「お寧結髪秘録・秘花二日咲き」(静山社文庫)平成23年10月刊

★「寺侍市之丞」(光文社文庫)平成23年9月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・霜夜のなごり」(ハルキ文庫)平成23年8月刊

★「湯屋のお助け人・覚悟の算盤」(双葉文庫)平成23年7月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・命の女」(学研M文庫)平成23年5月刊

★「湯屋のお助け人・桃湯の産声」(双葉文庫)平成23年3月刊

★「密命同心轟三四郎・空飛ぶ千両箱」(コスミック時代文庫)平成23年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・菊月の香」(ハルキ文庫)平成23年2月刊

★「湯屋のお助け人・菖蒲の若侍」(双葉文庫)平成23年1月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・残り蛍」(学研M文庫)平成22年11月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・夏越しの夜」(ハルキ文庫)平成22年8月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・恋の辻占」(学研M文庫)平成22年7月刊

★「主税助捕物暦・玄武斃し」(双葉文庫)平成22年3月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・水面の月」(学研M文庫)平成22年1月刊

★「首斬り浅右衛門人情控・安政くだ狐」(祥伝社文庫)平成21年12月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・四つの千両箱」(ハルキ文庫)平成21年11月刊

★「主税助捕物暦・鮫鰐裁ち」(双葉文庫)平成21年10月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・永代橋の女」(学研M文庫)平成21年8月刊

★「首斬り浅右衛門人情帖・莫連娘」(祥伝社文庫)平成21年7月刊

★「主税助捕物暦・紅鸞突き」(双葉文庫)平成21年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・わすれ形見」(ハルキ文庫)平成20年12月刊

★「首斬り浅右衛門人情控」(祥伝社文庫)平成20年9月刊

★「本所竪川河岸瓦版・紅の雁」(学研M文庫)平成20年8月刊

★「主税助捕物暦・怨霊崩し」(双葉文庫)平成20年5月刊

★「火盗改メ異聞・仇討青鼠」(徳間文庫)平成20年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・霊岸島の刺客」(ハルキ文庫)平成19年12月刊

★「本所竪川河岸瓦版・花燈籠」(学研M文庫)平成19年11月刊

★「霊岸島捕物控・新川河岸迷い酒」(学研M文庫)平成19年5月刊

★「主税助捕物暦・虎狼舞い」(双葉文庫)平成19年3月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・雪しぐれ」(ハルキ文庫)平成19年1月刊

★「本所竪川河岸瓦版・ビードロ風鈴の女」(学研M文庫)平成18年9月刊

★「主税助捕物暦・麒麟越え」(双葉文庫)平成18年4月刊

★「霊岸島捕物控・大川端ふたり舟」(学研M文庫)平成18年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・鬼心」(ハルキ文庫)平成17年11月刊

★「主税助捕物暦・天狗斬り」(双葉文庫)平成17年7月刊

★「本所竪川河岸瓦版・冬花火」(学研M文庫)平成17年6月刊

★「追跡」(講談社)平成17年5月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・伽羅千尋」(ハルキ文庫)平成16年11月刊

★「主税助捕物暦・夜叉追い」(双葉文庫)平成16年10月刊

★「札差市三郎の女房」(ハルキ文庫)平成16年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・夕暮れの女」(ハルキ文庫)平成14年2月刊

★「逃亡者」(講談社文庫)平成13年12月刊

★「二夜の月」(双葉文庫)平成13年6月刊

★「永代橋、陽炎立つ」(双葉文庫)平成13年4月刊

★「北辰の剣・千葉周作開眼」(祥伝社文庫)平成10年12月刊

★「かんざし図絵」(双葉文庫)平成8年2月刊

★「浜町河岸夕暮れ」(双葉文庫)平成6年10月刊
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