千野隆司の「時代小説の向こう側」

時代小説を書く楽しみと喜び。 その裏側を……。

ゴーストフォビア

 書店の文庫コーナーをぶらぶら歩いていたら、一冊の新刊に目が引かれました。小説の勉強会でご一緒していた、美輪和音さんの新刊が目についたからです。『強欲な羊』で第七回ミステリーズ新人賞を受賞し、その後『ハナカマキリの祈り』や『8番目のマリア』などの秀作を発表してきました。

 遅筆ですが、一作ごとに進化をさせてゆく書き手です。今度はどんなふうに驚かせてくれるかと期待して、さっそく買いました。帰りの電車の中から、読み始めています。
 それがこれでした。

ゴーストフォビア

 創元推理文庫(780円+税)です。

鳥肌モノ 揃ってます
暗所恐怖症、高所恐怖症、人形恐怖症、血液恐怖症……。
やっぱり幽霊が一番怖い!?
気鋭が贈るガール・ミーツ・ゴースト・ミステリ

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 いつもの憂鬱な朝、急に「サイキック探偵になる」と言いだした姉・芙二子に振り回される三紅。行方不明の女性の調査をすることになった二人は、事故物件を扱う不動産屋の神凪怜と出会う。三紅の心酔する霊能力者に似たクールな印象の男性だが、どこか胡散臭い。しかし、偶然に三紅が神凪に触れた瞬間、聞こえないはずの右耳から、不思議な声が聞こえてくる。その一方、神凪も見えないはずのモノが見えているらしい――。デビュー作『強欲な羊』で度肝を抜いた新鋭が、様々な恐怖症をテーマにした四つの不可思議な事件で、貴方の心を抉ります。

 裏表紙の内容紹介では、以上のようになっています。

 人間のそして女の心の奥に潜む、情念と怖さを、鋭く切り取って読み手に突き出してきます。きっと、人間の心の奥に潜む闇というものを、冷静に見つめる眼差しがあるのでしょう。
 何だこりゃと思っているうちに、作品世界にのめり込んでしまいます。

 文章はテンポよく、優しい読みやすいものなのですが、ドキッとするような描写・一文がさりげなく随所にちりばめられています。このあたりが、実に上手いんですね。一人一人のキャラが、際立っています。また恐怖の世界への導入として、読み手の気持ちに残ります。
 そしてラストの盛り上がりの中で、それが生きてきます。

 四編の連作短編ですが、あっという間に最初の編を読み終えてしまいました。

 美輪さんは、辛抱強い努力家です。でも作品世界は、それを感じさせない切れ味の鋭さを感じさせます。それが魅力だと思っています。
 お勧めです。新刊書店でお求めの上、ご一読ください。

紺屋

 慶長年間(1596~1615)に土屋五郎右衛門という方は、徳川家康から紺屋頭を命じられました。関八州と伊豆の藍買い付けを許されたのです。配下の職人に軍旗や陣幕、戦闘装束を藍染させ、徳川家に納めました。

 紺屋は、藍染を生業とする職人を指し、そこから一般に染物屋のことをいうようになりました。

 土屋五郎兵衛は、神田紺屋町や京橋の南・北・西の紺屋町を支配して配下の紺屋たちを住まわせました。徳川幕府の命を受けて必要な染物を、町内の紺屋に染させて納品したわけです。

 神田紺屋町は、現在のjr神田駅の岩本町側にあたります。空高く簀の子に染め上げた浴衣地や手拭い地を細長く下げた干場の光景は、紺屋町独特の風景でした。

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 上の絵は、広重の「神田紺屋町」(江戸名所百景)の部分です。この町には藍染職人が集住しましたから、上の絵のような光景は、日常のものだったと思われます。表通りの紺屋町で使用済みの藍を流した小川があり、それが藍染川と呼ばれました。

 白い反物を染め、干し場で乾かします。広重はこの干場の間から、千代田のお城の櫓とその後ろに富士山を描きました。

 この時代、乾かす手段は天日しかありません。雨になると仕事が滞ります。客に催促をされると「あさって」と言い逃れるしかありませんでした。「紺屋のあさっては」約束の期限があてにならないことのたとえとして使われています。

 広重が描いたような、紺屋の景色を目にすることは今はありません。

入り婿侍商い帖・出仕秘命(二)

 寒くなりました。昨日は11月には珍しい雪でした。体がまだ冬に慣れていません。風邪など引かぬように、ご注意ください。 

 今月の新刊のご紹介です。シリーズ全体では八冊目になりました。これまでご購読いただいたことに感謝いたします。そして今作はバージョンアップして、新作のお届けです。

入り婿侍商い帖

出仕秘命(二)

角川文庫(680円+税)です。

角次郎を襲った上司の卑劣な罠
家族一丸となって立ち向かう

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 謀殺された兄に代わって旗本家を継いだ角次郎は、倅善太郎と共に、五月女家に戻ります。お万季も一緒です。でも米問屋大黒屋を捨てたわけではありません。夫婦で力を合わせて大きくしてきた米問屋です。強い愛着と、商いを広げていきたい気持ちがあります。

 ただ非業の死を遂げた兄をそのままにはできません。勘定奉行を始めとする一派の不正を、そのままにすることもできません。不正を糺し、兄の仇を討つまでの間、幕臣と商人の二足の草鞋を履きます。

 相手は強敵です。勘定奉行だけでなく、御三卿田安家も絡みます。今回のキーワードはお茶です。

 五月女家にも大黒屋にも、試練が訪れます。しかし角次郎とお万季の夫婦は負けません。力を合わせます。そして倅の善太郎も、身に降る火の粉を払いながら、家族の一員として力を尽くしました。
 カバー絵は、その三人の姿を象徴しています。

 さらに今回は、お万季が単独で敵地へ乗り込みました。しかし無謀なことをするわけではありません。気力を奮い、知恵を発揮させます。お万季が力を発揮できるのは、角次郎や善太郎という心の支えがあるからです。さて、どのような展開になるのでしょうか。

 本日から、書店に並び始めます。新刊書店でお求めの上ご一読ください。期待を裏切らない内容になっていると自負しています。
 お陰さまで今回の刊行は、四六判やアンソロジーを除く100冊目の文庫となりました。

丸一仙三・仙花師匠の太神楽

 昨日19日(土)には、國學院大學の同窓会院友会23区支部の総会がありました。午前中は雨が降っていたのですが、昼過ぎに止んで出かけやすい天候になりました。

 この日のアトラクションは、前回にもご紹介しましたが、『太神楽曲芸協会』所属の丸一仙三・仙花夫婦の太神楽でした。演芸のお囃子の曲が流れて、お二人の登場です。客席は、ほぼ満席でした。

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 もちろん見事な芸の披露が披露がありましたが、今日はそれだけではありません。太神楽の由来や、お二人が芸の道を歩んだきっかけや修業の様子を聞くことができました。

 演芸とはいっても、落語や漫才、講談とは似て非なる世界です。

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 ご覧の通り、ボードを使って話が進みます。太神楽には四百年の歴史があり、シルクロードから伝わった中国雑技が根元にあると聞きました。日本に入ったのは、江戸になってからだそうです。

 通常は「ああ面白いね」で終わってしまいますが、一つ一つの裏側を聞いてゆくと、芸の世界の厳しさや奥深さが伝わってきます。仙三さんは國學院を卒業してから、仙花さんは美大を卒業されて、その後お二人は芸の道に身を投じ、夫婦となりました。

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 私は最前列で拝見していたので、迫力がもろに伝わってきました。

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 間の取り方や話術も見事です。太神楽は、『舞』『曲芸』『茶番』『鳴物』の四つができて一人前。場に応じた所作にも、無駄がありませんでした。手先が器用というだけでは、務まらない世界だそうです。

 お二人ともたいへん気さくで、公演の後の懇親会にも参加してくださって、話が弾みました。楽しい半日でした。

江戸の太神楽

 前にもお知らせをしましたが、國學院大學の同窓会である院友会東京23区支部では、太神楽師丸一仙三・仙花師匠の『幸せを呼ぶ太神楽』の講演・公演を後援します。その期日が、迫ってまいりました。

 今週の土曜日19日となります。國學院に関係のない方でも、無料で見学をいただけますので、ぜひお越しいただき、江戸の文化や芸能に親しんでいただければと思います。

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 卒業生の方は、その前後に支部の総会や懇親会があります。懇親会は有料ですが、知らなかったいろいろな同窓生と話をすることができます。土曜日の夕方、ぶらっと母校に足を向けていただき、往時をしのんでいただければと思います。

講釈師

 「講釈師、見てきたような嘘をいい」という言葉があります。これは大噓つきという悪い意味もありますが、それだけではないと私は受け取っています。話芸として講釈師が、臨場感を持って聞き手に伝えることができるという、褒める意味やプロとしての姿を示した言葉のようにも感じています。

 私は時代小説を書くことを生業にしていますが、作中で江戸の町並みを見てきたように描写できたらいいな、そうならなくてはいけないなと考えて過ごしています。実際に見ることはできませんから、資料を参考に、頭の中でイメージを広げることになります。

 そもそも講釈は、寄席演芸の一つです。講釈師が軍記物、御家騒動、仇討、世話物などを、独特の調子で読み上げました。講釈場はその常設の場所となります。

 起源は戦国時代の御伽衆といわれていますが、江戸期になって大道芸の一つとして定着しました。宝永年間(1704~11)には公許の常設小屋で上演されるようになっています。『講釈』と呼ばれるようになり文政年間(1818~30)には、話芸として確立したといわれています。

 講釈場には昼席もあり、遊び人や若旦那、雨で仕事がなくなった職人や振り売りなどが、木戸銭三十六文を払って入りました。男好みの演目ですから、当然男客が中心でした。

 釈台を前に置いて、扇でバンバン叩きながら調子を盛り上げます。
「講釈師、扇で嘘を叩き出し」
 などということわざもあります。嘘を扇で本当にしてしまうという意味でしょうか。

 戦場の場面では勇壮に、あえない最期を遂げる場面では悲壮な世界を創り上げます。客の血を沸かせ心を躍らさせます。名演に接することができれば、木戸銭の三十六文は安いものだと、観客は感じたはずです。

御目見え

 直参と呼ばれる徳川家の家臣でも、将軍様に会える身分の者とそうでない者とがいます。この会えるというのは、遠くからちらと見るというのではありません。はるか離れたところにいても、名を呼ばれて会う資格のある者を御目見えといいました。

 将軍様から直に名を呼ばれるわけではありませんが、これは栄誉です。ですから直参でも、お目見えとそうでない者とは、歴然とした身分の違いがありました。たいていは、家禄二百石、もしくは二百俵以上の者です。

 この御目見えができる者を旗本、そうでない者を御家人といいました。地方の大名家の家臣ならばともかく、物価の高い江戸で、家禄百俵というと、それほど楽な暮らしができるレベルの武士ではなかったのかもしれません。

「百俵六人泣き暮らし」という言葉があります。百俵を一年の給料としてもらって、六人家族では生活が苦しいという意味です。となると、二百俵以上をもらう御目見えの家臣は、暮らしが楽そうです。

 ですから誰しもが、「御目見えの身分になりたいな」と考えます。将軍様に会えることよりも、暮らしが豊かになるという象徴が、御目見えだと受け取られるからからでしょう。

 ただ物事には例外があって、二百石・二百俵以下の者でも、御目見えという身分があります。小十人組や御鷹匠、御疂奉行などといった役職の人たちです。これらは百俵高の収入ですが、御目見えでした。

「えっ、それじゃあ、あんまり嬉しくないな」
 と思いそうです。本心はそうかもしれませんが、事情があります。というのは、小十人組は、将軍様の親衛隊です。側近くで、兵として役目を果たします。御鷹匠も、鷹狩の折には将軍様の近くにいなくては仕事にならない役目です。
 
 給料は安いけど、栄誉と考えて務めたのだと思われます。

楊枝といっても

 楊枝(ようじ)と言われて、今の若い方はおおむね爪楊枝を頭に浮かべると思います。いや若い方でなくとも、六十歳くらいの方なら、やはり爪楊枝を連想する方が多いのではないでしょうか。でも楊枝は、食後歯の間に残ったカスを取る爪楊枝だけではありません。

 前にも書きましたが、歯ブラシも楊枝と呼ばれました。

 歯ブラシにするのは、楊枝の中でも房楊枝と呼ばれるものです。割り箸くらいの大きさの小枝の先を叩いて潰して、これに歯磨き粉をつけて磨きます。江戸期の歯磨き粉は、房州産の砂に香料をまぜたものです。

 これは大昔の中国で、楊柳(かわやなぎ)を材料に作られたのが始まりだと言われています。日本に伝わったのは平安時代になってからです。もちろん貴族が使い、一般の人が使うようになったのは江戸時代になってからでした。

 楊枝は、食生活を快適にするためには、欠かせない小物です。いろいろな用途がありました。
 
 爪楊枝や房楊枝だけでなく、和菓子に添える平楊枝、黒文字の皮のついた穂楊枝、占いの紙を巻き付けた辻占楊枝などさまざまです。

 また材料も、杉や竹、桃、象牙や鹿角、紫檀などいろいろありました。高級素材を使うとなると、意匠も凝りますから、実用品ではなくぜいたく品になります。

 使い捨ての安物の楊枝は、おおむね露店などで買います。ですが高級品は違います。江戸で一番の楊枝専門店は、日本橋にあった『さるや』という老舗です。値は張りますが、素晴らしい品が置いてあって、ここで買った楊枝を咥えるのを、至福の喜びとした人は少なくありません。

 見栄を張って、無理して買ってきて咥えた人もいます。

 この『さるや』は、今でも残っていて、楊枝の専門店として人気を博しています。日本橋室町に店があって、しゃれた商品が並んでいます。

広小路

 江戸の切絵図を見ていると、道幅が他と比べてかなり広い通りがあります。これを広小路と呼びました。火災の延焼を防ぐ目的を兼ねた道路です。江戸は火災が多かったですから、火除け地を兼ねた道路が、造られたわけです。

 江戸の消火は、火事周辺の建物を壊して、類焼を防ぐというやり方でした。延焼を防ぐ広い道路があれば、そこで火事を止められます。

 しかし江戸の人たちは、広小路を火除け地としてだけに使ったわけではありませんでした。有効利用して、その土地を楽しみの場ともしました。江戸有数の盛り場として栄えたわけです。

 特に有名なのが、両国橋西詰の両国広小路や江戸橋広小路などでした。露店や見世物小屋が所狭しと並び、人を集め楽しませました。江戸橋広小路は、日本橋にあった魚河岸にも近かったので、買い物客が集まりやすかったと思われます。

 ただ防火のための広場ですから、居着きの店はありません。床店や露天商で、見世物小屋も興行を終えたその日の内に、始末できるような仮小屋でした。

 寛政年間(1789~1801)の調べによると、江戸橋広小路で店を出した商いの種類としては、小間物商が圧倒的に多かったようです。次いで占い師、煮売り屋、古本屋、薪商いの順でした。小間物商いが多いのは分かりますが、次に占い師が来るというのは、広場全体が行楽施設ろしての要素を持っていたということがうかがえます。

 もちろんこのほかにも、江戸ご府内で広小路と呼ばれた場所は、多数ありました。小川町、外神田、永代橋西詰、新大橋西詰、芝西久保、芝愛宕下、赤坂御門外、上野、本郷などが上げられます。

 この広小路という呼び名は、現代の駅名にも残っています。『上野広小路』や『大崎広小路』などはその名残といえます。

遊戯神通 伊藤若冲

 今月は、もう一冊新刊本をいただいています。河治和香さんの著書で、四六判のハードカバーです。

遊戯神通(ゆげじんづう)

伊藤若冲

小学館(1650+税)です。

「あと二百年もしたら、この絵がええ言わはる人もきっと出てくるやろ」

古い文献に「寂中」と誤記したものがある。
華麗な若冲の絵の背後に潜む
人間たちの底知れぬ寂しさを、著者は追う。
美術史家狩野博幸さんのコメントが、帯にあります。


 河治さんは、小学館文庫小説賞を受賞して作家デビューを果たされました。国芳など江戸の絵師を中心人物にして、これにまつわる女の情念を描いて、読み手をどきりとさせる作風の方でした。

 読んでいてまず驚くのは、絵師を含めた作中人物についての調べが半端ないということです。三谷一馬氏に師事して江戸風俗を学んできた方ですから、もともと深い知識がおありです。その土台の上で、調べを進められます。手間を惜しみません。

 また描かれる絵師にまつわる女たちは、一筋縄ではいかない魅力的な、心に痛みを抱えた者たちです。初めて河治作品を読んだときには、その芯の強さとこだわりの深さに圧倒されました。

 人を思いつつ生きることの切なさが、胸に迫ってきます。

 そして今回は、若冲です。江戸と明治、二つの時代から迫って行きます。重厚な一冊です。ぜひ、新刊書店で手に取ってみてください。すでに発売中です。

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livedoor プロフィール
千野隆司の時代小説
【近刊書籍】

☆「雇われ師範豊之助・家宝の鈍刀」(双葉文庫)平成28年12月刊


【既刊書籍】

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(二)」(角川文庫)平成28年11月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬」(小学館文庫)平成28年10月刊

★「次男坊若さま修行中・願いの錦絵」(コスミック文庫)平成28年9月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(一)」(角川文庫)平成28年8月刊

★「出世侍(三)昨日の敵は今日も敵」(幻冬舎時代小説文庫)平成28年6月刊

★「寺社役同心事件帖・富くじ狂瀾」(朝日文庫)平成28年5月刊

★「雇われ師範豊之助・瓢箪から駒」(双葉文庫)平成28年3月刊

★「寺社役同心事件帖・竹寳寺の闇からくり」(朝日文庫)平成28年3月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(三)」(角川文庫)平成28年2月刊

★「出世侍(二)出る杭は打たれ強い」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年12月刊

★「札差髙田屋繁昌記(三)兄の背中」(ハルキ文庫)平成27年11月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(二)」(角川文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・ぬか喜び」(双葉文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・借金道場」(双葉文庫)平成27年7月刊

★「札差髙田屋繁昌記(二)生きる」(ハルキ文庫)平成27年6月刊

★「出世侍(一)」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年6月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達」(角川文庫)平成27年5月刊

★「次男坊若さま修行中・初雷の祠」(コスミック文庫)平成27年4月刊

★「札差髙田屋繁昌記(一)若旦那の覚悟」(ハルキ文庫)平成27年3月刊

★「入り婿侍商い帖(三)女房の声」(富士見新時代小説文庫)平成27年2月刊

★「若殿見聞録(六)家慶の一歩」(ハルキ文庫)平成26年11月刊

★「入り婿侍商い帖(二)水運のゆくえ」(富士見新時代小説文庫)平成26年10月刊

★「入り婿侍商い帖(一)」(富士見新時代小説文庫)平成26年9月刊

★「神楽坂化粧暦 夕霞の女」(宝島社文庫)平成26年8月刊

★「若殿見聞録(五)東照宮、拝礼」(ハルキ文庫)平成26年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・鬼灯のにおい」(コスミック文庫)平成26年4月刊

★「若殿見聞録(四)閏月の嵐」(ハルキ文庫)平成26年3月刊

★「権現の餅-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成26年2月刊

★「若殿見聞録(三)秋風渡る」(ハルキ文庫)平成25年11月刊

★「霜降の朝-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年11月刊

★「船頭岡っ引き控・秋の調べ」(学研M文庫)平成25年9月刊

★「寺侍市之丞・干戈の檄(かんかのげき)」(光文社文庫)平成25年9月刊

★「千俵の船-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年8月刊

★「若殿見聞録(二)逆臣の刃」(ハルキ文庫)平成25年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・夏初月の雨」(コスミック文庫)平成25年4月刊

★「寺侍市之丞・打ち壊し」(光文社文庫)平成25年3月刊

★「船頭岡っ引き控・花冷えの霞」(学研M文庫)平成25年3月刊

★「若殿見聞録(一)徳川家慶、推参」(ハルキ文庫)平成25年2月刊

★「恵方の風-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年2月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・木枯らしの朝」(ハルキ文庫)平成24年11月刊

★「棒手振り同心事件帖・秋の声」(学研M文庫)平成24年10月刊

★「赤鍔の剣-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成24年9月刊

★「寺侍市之丞・西方の霊獣」(光文社文庫)平成24年8月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・初螢の数」(ハルキ文庫)平成24年7月刊

★「棒手振り同心事件帖・皐月の風」(学研M文庫)平成24年5月刊

★「密命同心轟三四郎・水底二千両」(コスミック文庫)平成24年4月刊

★「戸隠秘宝の砦 第三部・光芒はるか」(小学館文庫)平成24年4月刊

★「寺侍市之丞・孔雀の羽」(光文社文庫)平成24年3月刊

★「戸隠秘宝の砦 第二部・気比の長祭り」(小学館文庫)平成24年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・母恋い桜」(ハルキ文庫)平成24年2月刊

★「戸隠秘宝の砦 第一部・吉原惣籬」(小学館文庫)平成24年2月刊

★「湯屋のお助け人・神無の恋風」(双葉文庫)平成24年1月刊

★「棒手振り同心事件帖・初水の夢」(学研M文庫)平成23年12月刊

★「湯屋のお助け人・待宵の芒舟」(双葉文庫)平成23年11月刊

★「お寧結髪秘録・秘花二日咲き」(静山社文庫)平成23年10月刊

★「寺侍市之丞」(光文社文庫)平成23年9月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・霜夜のなごり」(ハルキ文庫)平成23年8月刊

★「湯屋のお助け人・覚悟の算盤」(双葉文庫)平成23年7月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・命の女」(学研M文庫)平成23年5月刊

★「湯屋のお助け人・桃湯の産声」(双葉文庫)平成23年3月刊

★「密命同心轟三四郎・空飛ぶ千両箱」(コスミック時代文庫)平成23年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・菊月の香」(ハルキ文庫)平成23年2月刊

★「湯屋のお助け人・菖蒲の若侍」(双葉文庫)平成23年1月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・残り蛍」(学研M文庫)平成22年11月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・夏越しの夜」(ハルキ文庫)平成22年8月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・恋の辻占」(学研M文庫)平成22年7月刊

★「主税助捕物暦・玄武斃し」(双葉文庫)平成22年3月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・水面の月」(学研M文庫)平成22年1月刊

★「首斬り浅右衛門人情控・安政くだ狐」(祥伝社文庫)平成21年12月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・四つの千両箱」(ハルキ文庫)平成21年11月刊

★「主税助捕物暦・鮫鰐裁ち」(双葉文庫)平成21年10月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・永代橋の女」(学研M文庫)平成21年8月刊

★「首斬り浅右衛門人情帖・莫連娘」(祥伝社文庫)平成21年7月刊

★「主税助捕物暦・紅鸞突き」(双葉文庫)平成21年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・わすれ形見」(ハルキ文庫)平成20年12月刊

★「首斬り浅右衛門人情控」(祥伝社文庫)平成20年9月刊

★「本所竪川河岸瓦版・紅の雁」(学研M文庫)平成20年8月刊

★「主税助捕物暦・怨霊崩し」(双葉文庫)平成20年5月刊

★「火盗改メ異聞・仇討青鼠」(徳間文庫)平成20年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・霊岸島の刺客」(ハルキ文庫)平成19年12月刊

★「本所竪川河岸瓦版・花燈籠」(学研M文庫)平成19年11月刊

★「霊岸島捕物控・新川河岸迷い酒」(学研M文庫)平成19年5月刊

★「主税助捕物暦・虎狼舞い」(双葉文庫)平成19年3月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・雪しぐれ」(ハルキ文庫)平成19年1月刊

★「本所竪川河岸瓦版・ビードロ風鈴の女」(学研M文庫)平成18年9月刊

★「主税助捕物暦・麒麟越え」(双葉文庫)平成18年4月刊

★「霊岸島捕物控・大川端ふたり舟」(学研M文庫)平成18年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・鬼心」(ハルキ文庫)平成17年11月刊

★「主税助捕物暦・天狗斬り」(双葉文庫)平成17年7月刊

★「本所竪川河岸瓦版・冬花火」(学研M文庫)平成17年6月刊

★「追跡」(講談社)平成17年5月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・伽羅千尋」(ハルキ文庫)平成16年11月刊

★「主税助捕物暦・夜叉追い」(双葉文庫)平成16年10月刊

★「札差市三郎の女房」(ハルキ文庫)平成16年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・夕暮れの女」(ハルキ文庫)平成14年2月刊

★「逃亡者」(講談社文庫)平成13年12月刊

★「二夜の月」(双葉文庫)平成13年6月刊

★「永代橋、陽炎立つ」(双葉文庫)平成13年4月刊

★「北辰の剣・千葉周作開眼」(祥伝社文庫)平成10年12月刊

★「かんざし図絵」(双葉文庫)平成8年2月刊

★「浜町河岸夕暮れ」(双葉文庫)平成6年10月刊
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