千野隆司の「時代小説の向こう側」

時代小説を書く楽しみと喜び。 その裏側を……。

鉞ばばあと孫娘貸金始末 取り立て伊勢参り

 大寒ですね。東京も寒いですが、豪雪地帯さぞやたいへんかと存じます。皆さん、体調に気をつけてお過ごしいただきたいです。

 令和八年の最初の新刊です。

鉞ばばあと孫娘貸金始末

取り立て伊勢参り

集英社文庫(680円+税)シリーズ第四弾です。

いざ、お伊勢参りへ。
騒動満載の珍道中、真の狙いは!?

金貸し意地悪ばばあと柔術使いの孫娘が活躍する長編痛快事件帖。


鉞ばばあ4




























お絹は、江戸最強の意地悪ばばあと呼ばれる金貸し。

貸す相手に命懸けで金を返せと鉞を手に凄むからだ。
突然、孫娘お鈴に伊勢参り同行を命じる。
絵が得意で商家の看板書きをするお鈴は、留守中の依頼を断りたくないが、止めるなら払った旅費を返せと言われて観念。
御師に先導される旅は、各地で騒動を起こしつつ進むが、お絹の真の目的は……。
強欲だが悪に厳しい祖母とお転婆孫娘を描く長編時代小説。
BOOKデーターベース

 江戸最強の意地悪ばばあお絹が、孫娘のお鈴を伴って取り立ての旅に出ます。転んでも、ただでは起きない婆さんです。波乱万丈の旅に出ます。

 お伊勢参りは今も盛んですが、江戸期の伊勢行きは、多くの人が一生に一度の大イベントです。何年もかけて、費用の積み立てをしました。講を組んで向かう人たちには、それぞれの思いと願いがあります。それが、長い道中に交錯します。

 また旅には、楽しみもありたいへんさもあります。現代の旅行とは違います。女性は、江戸を出るだけでもたいへんです。また金貸しのお絹は、これまで稼いだ金子や証文を、どうするのでしょうか。まさか遠路の旅に、持ってはいけません。
 空家にただ置いていたら、持っていってくださいというようなものです。

 どのような展開になるのでしょうか。発売中です。ご購読ください。


鬼子母神初詣

 古い友人たちと初詣へ行きました。場所は地下鉄副都心線雑司が谷駅からすぐの鬼子母神です。江戸名所図会にも載っている、古くからの子育てのお寺さんです。すでに子育てはとうに終わっていますが、池袋からもすぐの場所で、新年会の前にお詣りをしようということでした。

鬼子母神1



















  正式な「鬼子母神」は、「鬼」の字の上の点は、入りません。賑やかな池袋駅から、歩いて十五分くらいです。雑司が谷霊園も近い、閑静な地域です。
 参道ですが商店は極めて少なくて、普通の住宅が並んでいます。

鬼子母神2



















 参道にある樹齢四百年の大木です。徳川幕府ができた頃からですから、歴史を感じます。いろいろな人の人生を見てきたのだと思います。

鬼子母神3





 








 日曜日ということもあって、境内にはたくさんの露店が出ていて、人も出ていました。近くに来ると、焼きそばと焼きイカのにおいがしました。

鬼子母神4
























 境内にあるお稲荷さんです。

鬼子母神5












 本堂は、なかなかに立派です。緑青が、重厚さを引き立てています。孫の成長を祈りました。

鬼子母神6














 お詣りを済ませ、露店を一通り見て、鬼子母神を出ます。天気がよくて、とても気持ちがいい日和です。

鬼子母神7
























 池袋駅へ向かう途中、梅の花を見かけました。まだまだ寒い日はありそうですが、季節は動いています。私は暑い夏は苦手で、今ごろが好きです。

 この後は、池袋の中華で新年会でした。

また新しい年が







 新しい年を迎えました。あっという間の一年でした。体は少しずつ壊れてきているように感じますが、小説を書き続けられるのは、大きな喜びです。

 『おれは一万石』双葉文庫 シリーズ
『お節介隠居の便利屋稼業』文春文庫 シリーズ
『鉞ばばあと孫娘貸金始末』集英社文庫 シリーズ
『めおと旅籠繁盛記』小学館文庫 シリーズ

 は、今年も続きます。そして角川文庫から、二月に新シリーズが始まります。

 やる気は満々です。こんな話がいい、あんな話がいいと、いろいろとプランが湧いてきます。その細部を詰めて、どう盛り上げて一冊の小説にしてゆくか。腕の見せ所です。

 今年もよろしくお願いいたします。

 そして皆様にとって、この一年がよい年であることを祈念いたします。


おれは一万石 武門の商船

 町を歩いていると、ジングルベルのメロディーが流れてくるこの頃となりました。何となく、気忙しい気がしてくるから不思議です。寒いですしね。でも私は、暑いよりも寒い方がいいですね。外へ出たとき、冬は厚着をすればそれで済みますが、夏の強い日差しは辛いです。

 今年最後の新刊が出ました。

おれは一万石

武門の商船(ぶもんのあきないぶね)

双葉文庫(700円+税)です。シリーズ第三十五弾となりました。

荷船消失!?
船を借りての商いを始めてみれば 四苦八苦!
おまけに荷船も消え失せて 西へ東へ船捜し!!

写・一万石35

 藩をあげての必死の対策により、国許に蔓延した疫病も収束を見せた高岡藩井上家。米の収穫も無事終わり、江戸へ輸送する濱口屋の船を見送った正紀たちは、新たな金策として、船を借りての荷の輸送を思いつく。
 早速荷主集めや船の手配に奔走する正紀たちだが、江戸に着くはずの濱口屋の船が消息を絶ったとの報が舞い込み──。
bookデーターベース

 下総高岡藩一万石は、ぎりぎりの小大名です。財政的には、九千石の旗本よりも苦しいと思われます。家臣の数もそれなりに必要ですし、格式を守るための出費も馬鹿になりません。高岡藩では、正紀や家臣たちの尽力で、下り塩や薄口醤油、〆粕の売買を行って窮迫した藩財政の回復に努めてきました。しかし御手伝普請を命じられて、藩財政は元の木阿弥となりました。

 とはいえ、仕方がないでは済ませられません。正紀らは、高岡藩が生き残るために、新たな収入の道を目指します。中小企業の社長の心意気です。

 今回は高岡河岸の活性化だけではなく、船を借り切って、藩で物資を輸送する試みに挑戦します。苦しいからこそ、何とかして現状を打破しようという意気込みです。ただ物事は、思い通りにはなりません。

 加えて高岡藩の年貢米を積んだ五大力船がゆくえ不明になるという事件が勃発します。今刊は、カバーにあるように、水上での出来事がメーンになります。

 初めてのお国入りですが、のんびりはしていられません。「働いて働いて働いて」は、どこかの国の首相のお言葉ですが、正紀や家臣たちも頑張っています。

 すでに発売中です。ご購読ください。


厳島神社から広島市内

 雨の一夜が明けて空を見ると曇り空。そして少しずつ日が差してきました。宿をチェックアウトして、厳島神社へ向かいます。歩いて五、六分ほどです。この日は平日でしたので、昨日ほどの人ではありませんでした。とはいっても、大勢いるのは間違いありません。

宮島10

 参道を歩いていると、シカのお出迎えです。

宮島11
























 拝観券を手に入れて、お宮の中に入ります。修学旅行の生徒さんたちも並んでいました。

宮島12

 











 そろそろ、潮が満ちてくる頃です。初めて厳島神社へ行ってみたいと思ったのは、NHKの大河ドラマで『平家物語』をやったときです。ものすごく昔ということになります。

宮島13













 結婚式をしていました。雅楽の音が流れています。若いお二人に幸あれと、お祈りしました。

 この後宝物殿と千畳閣に立ち寄って、お土産に紅葉饅頭を買ってフェリーに乗ります。宮島口駅から広島駅へ移動です。

 駅についたら、今夜宿泊するホテルに荷物を預けます。原爆ドームと広島城に挟まれたホテルでしたので、歩くには便利です。

 そこでさっそくこちらへ。

広島1













 テレビでは見ていましたが、間近に立つのは初めてです。合掌しました。
広島2













 
 一回りして、川に沿った道を歩きます。ここでは、高校の修学旅行が多かったですね。

広島3
























広島4
























 そして繁華街を歩き、ました。賑やかです。

 翌日は、広島城へ向かいました。立派なお城です。人が少ないのでほっとします。

広島5














広島7














広島6













 こちらにもお詣りをしました。広島護国神社です。爽やかな気持ちになりました。

 お昼にホテルをチェックアウトして、広島駅に向かいます。ここで駅弁を買いました。もちろんビールもです。

 新幹線車内で、驚きの光景を目にしました。こういうのは、初めてです。

広島8
 























 席に座っていたのは、欧米系外国人の若い女性でした。後ろの席に座る乗客がどう思うかは、考えない方のようでした。通りかかった車掌さんに注意されて、コート掛けにかけていました。

 富士山が見えます。往路ではあまりなかった雪ですが、二日後にはすっかり冠雪していました。

広島9














 上の斜め線は、新幹線の蛍光灯が映ってしまいました。恐縮です。
 二泊三日は、車窓の景色のようにあっという間に過ぎました。

宮島の紅葉

 秋も深まってきたと感じるこの頃です。「そうだ、今年は安芸の宮島の紅葉を見よう」と考えたのは、4月の初旬頃でした。11月の下旬がよさそうだと見込みをつけました。その頃の宮島の宿を取るのはたいへんだと分かっていたので、早速予約を取りました。無事に目当ての宿の予約が取れて、出発の日を待っていました。

 指折り数えてその日を待ち、仕事の調整をして出発となりました。飛行機も考えたのですが、羽田は家からはちと遠いので、行くためにかかる時間や待ち時間を計算すると、車窓も楽しめる新幹線もいいかと考えました。弁当とビールを買って乗車です。

宮島14

 富士山の姿を、久しぶりに間近に見ました。まだ雪が少ないですね。この頃には、弁当とビールが終わって、心地よい状態です。

 広島について、在来線に乗り換えて、JR宮島口駅で降ります。徒歩でフェリー乗り場へ移動です。この日は24日の勤労感謝の日の振替休日だからか、たいそう混んでいました。外国人の方が半分以上といった感じでした。さすがは観光地です。

宮島2













 フェリーに乗ると、厳島神社の鳥居が近づいてきます。ワクワクですね。

 いったん宿にチェックインをして、身軽になります。それから紅葉谷公園を歩いて、ロープウェイの乗り場へ向かいます。目指すは弥山の獅子岩展望台です。

宮島3













 なだらかな登りですが、道中の紅葉が素晴らしい。ロープウェイ乗り場までの送迎バスがあるのですが、歩く方がよほど楽しい。バスの車窓から見るのでは、味わいが半減します。

宮島4



 









 池では鯉が泳いでいて、野生のシカが一休みしています。

宮島9
 












 紅葉に包まれる感じです。

 ロープウェイが、たいそう混んでいます。乗車予約をしていても、15分くらい待ちました。乗ると、視界が一気に広がります。

 そして獅子岩展望台につきました。

宮島5













 見事な景観です。

宮島6
 












 しばらく見惚れました。

 ただ写真には写っていませんが、展望台は、ものすごい人がいます。外国の方の方が多いですね。帰りのロープウェイは50分待ちでした。景色を見るよりもはるかに長い待ち時間でした。

 いく分薄暗くなった頃、宿に戻りました。

宮島7














 宿は紅葉に包まれています。廊下を歩いているときの、外の様子です。

宮島8
 












 部屋からの景色です。わざわざ旧館の部屋を予約していました。建物は古いですが、紅葉に包まれました。夜になって、雨が降りました。その音が、なかなか良かったです。

 宿で出された、茶菓子の紅葉饅頭が美味しかったですよ。

お節介隠居の便利屋稼業 老いて出番あり

 秋は駆け足で通り過ぎてゆき、はや紅葉のニュースを見るようになりました。町を歩くと、すでにダウンを着ている方もいます。Tシャツの方は、さすがに見かけなくなりました。
 
 読書の秋も、どんどん行き過ぎてしまいそうです。まあちょっと立ち止まって、ページをめくっていただきたく思います。今月の新刊です。
 
お節介隠居の便利屋稼業

老いて出番あり


文春文庫(760円+税)新シリーズです。


私、文之助なる薬種屋の隠居
知恵と暇ならございます。

写・老いて出番あり

 今回の主人公は“薬種屋のご隠居”、文之助。
一年前に妻を亡くした文之助は気持ちに張り合いを失い、長く働いてきた薬種屋を息子たちに譲って隠居の身となった。
 ただ一人、孫のお美与だけが隠居所に訪ねてくる気楽で穏やかな暮らしを満喫していたのもつかの間、やがて文之助は生活に物足りなさを感じるように。
 そんな毎日を送るなか、文之助はいつものように旧友と碁を打った帰りに船宿のおかみ、お蝶に出会う。周囲にお蝶のことを話してみると、どうやら彼女は借金の返済に困りごとを抱えているようで……。
 隠居はしてもまだまだ元気! 長年培ってきた商売の知恵と、もてあますほどの時間、それに持ち前のお節介気質で、文之助は今日も町の“お困りごと”に挑む!

 老いた今だからこそ人を助けられる。困った人を放っておけない、優しくて強くてちょっとお節介なご隠居さんの物語が始まります。
BOOKデーターベース

 私は、前期高齢者という歳になります。もう少しで、後期高齢者です(この呼び方は、嫌な響きがあります)。体もだいぶガタがきましたが、メンテナンスをしつつ、元気に過ごしております。
 
 ただ今頃になると、訃報を伝えるはがきが舞い込んでくるようになります。しばらく前までは、親御さんの訃報を伝えるものでしたが、今は少し状況が変わってきました。本人や配偶者のものとなりました。寂しい気がします。

 とはいえまだまだ元気な友人・知人は少なくありません。「もう歳だから」などといって引き籠っていないで、外に出るようにと薦めています。私も、できるだけそうしています。また若い編集担当の方と、小説にまつわるお話ができるのは本当に楽しいです。学ぶことがあります。そういう環境にいられることは喜びです。

 本作は、現役から退いて、でもまだまだ体力も時間もある方が、気力を持って、人から何かをしてもらうだけではなく、自ら人生を切り開いてゆくその愉しさを描きたいと思って書きました。若い方に張り合うわけではありません。老いたからといって引き込んるのではなく、できることを精いっぱいやるということです。

 老人がすることだからといって、何もかも完璧ではありません。しくじりもありますし、捻くれることもあります。問題が起こっても人のせいにはせず、自ら解決してゆく。その中から喜びや生きる力が湧いてくる。

 人生の夕方より少し前、納得のゆく日々を過ごしたい。そういう願いをこめての物語です。ぜひご一読ください。発売中です。



へっつい河岸恩情番屋・鬼灯のにおい

 すっかり秋の気配となりました。散歩をしていて、金木犀のにおいをかぎました。一月前の酷暑が、嘘のようです。

 秋の夜長で、読書に適した時季です。そういう折の新刊紹介です。

へっつい河岸恩情番屋

鬼灯のにおい

コスミック時代文庫(760円+税)です。

難波町に不穏な影
凶状持ちは 許さない!
老舗で知られる葉茶屋の若旦那、番屋の似顔絵を見て
蒼ざめた理由とは 
元・奥祐筆の書役が町の難題を解決する

写・へっつい河岸2

 かつて幕府奥祐筆を務めた能勢伝七郎が、家督を譲り、日本橋難波町の自身番書役に転身してから早四月。素性は隠してもなぜか皆に頼りにされる伝七郎の下には、面倒ごとが次々と持ちこまれていた。

 そんなある日、町内の旦那衆である老舗葉茶屋の岡崎屋与兵衛から婿養子・蓮次郎の様子がおかしいと相談を受ける。また厄介ごとと思いつつも、番屋に貼られた殺しの似面絵に青ざめた蓮次郎の姿を見れば、そのままにはしておけない。界隈で指折りのおしどり夫婦と評判の蓮次郎の過去には何が?

 持ち前の頭脳と神道無念流の業前を発揮し、兇状持ちとの関係を追う!有能すぎる番屋の書役が知恵と情けで町の難題を解決する、人呼んで「恩情番屋」の傑作捕物帳第二弾!
BOOKデーターベースより

 天下の直参が、隠居をして町の自身番の書役になった話の第二弾です。のんびりしたいと思っていても、そうはいかないのが世の常です。

 再就職をしたサラリーマンは、新たな場所で試練に遭います。どこへ行っても、その場その場に様々な問題が横たわっています。「おら知らね」とほったらかすことができればいいのですが、そうはいかないことがあります。
 それは江戸も現代も、同じようです。

 第二の人生を踏み出した能勢伝七郎は、どのように関わってゆくのでしょうか。

 本書は、平成二十六年四月に刊行されたものの新装版です。すでに読んで下さった方もおいでかと思いますが、未読の方はぜひご購読ください。本日発売です。

おれは一万石 世子の守札

 暦の上では秋となりましたが、厳しい暑さが続いています。蝉の音が、あちらこちらから聞こえてきます。昼間は、できるだけ外に出ないようにして過ごしています。
 
 そんな酷暑の中での新刊です。

おれは一万石

世子の守札(せいしのまもり)

双葉文庫(690円+税)シリーズ第34弾

疫病蔓延!

無事に帰国を果たせども
国許覆う暗い影 
窮地の民を救うのは
信じる心と領主の覚悟

写・一万石34

 高松藩士殺しの真相を暴いた礼として百両の当たりの富札を得たことで、無事正紀の初のお国入りの費えの目処が立った高岡藩井上家。
 久々の帰国を楽しみにする藩士たちで藩邸内も沸く中、高岡領内で謎の疫病が蔓延しているとの報が届く。帰国を前に、思わぬ災禍に直面した正紀たちだが、国許の藩士領民を救うべく奔走する──。大人気シリーズ第34弾! 
BOOKデーターベース
 大名家の当主にとって、初のお国入りは誉でありましたが、大きな財政負担を伴うものでした。その金子を何とか調達できたところで、国許で疫病が蔓延していることを知ります。捨ててはおけません。せっかく用意していた帰国のための諸道具を金子に替え、疫病治癒のための薬材をこうにゅうします。

 江戸の藩医を伴った帰国は、疫病退治が目的になりました。しかし難事の中で、利得を得ようとする者が現れます。

 本シリーズは、これまで江戸が中心のエピソードになっていましたが、今巻と次巻は在国中の話となります。高岡藩に降りかかる難題を、正紀や家臣たちが、知恵を絞って解決していきます。どのようなことになるでしょうか。

 二か月連続刊行の、二冊目となります。発売中です。ぜひご購読ください。

おれは一万石 火中の富札

 酷暑が続いています。体調を崩さずにお過ごしでしょうか。日差しが強いので、男性も日傘が必要だとつくづく思うこの頃です。

 その猛暑の中での、今月の新刊です。

おれは一万石

火中の富札

双葉文庫(690円+税)シリーズ第33弾です

猛火襲来!
帰国の金に困る中
大火のさなかに凶事あり!
渦中の藩を救うべく
下手人探しに東奔西走!!

写・一万石33

 寛政四年七月、高岡藩井上家当主正紀に、公儀からお国入りの許しが出た。藩主として初の帰国とはいえ、参勤交代の費えに一同が頭を抱える中、麻布笄橋を火元にした大火が江戸の町を襲う。
武家地を中心に大きな被害が出た翌朝、様子を見に足を運んだ正紀たちは、焼け跡で一枚の富札を拾うが、この札が思わぬ事件に繋がり──。大人気シリーズ第33弾!
bookデーターベース

 参勤交代という制度は、諸大名が交替で国許から江戸に出府して、大名課役を勤めるものです。幕藩体制を維持するために、徳川家光によって制度化されました。藩に財政負担を強いたり、軍事力を削ぐための政策としてとらえられています。将軍に対する、大名の服属儀礼といったところですが、軍役奉仕という意味もありました。

 将軍家には都合のいい制度ですが、費用を捻出するのは大名家ですから、勘定方は悲鳴を上げます。

 主人公の井上正紀は、家督を継いで初めての帰国となります。しかし一万石の小大名でも、五十人ほどの移動となります。とんでもない費用が掛かります。高岡藩では、一両二両の出費でも、神経をとがらせてきました。

 しかし「お金がないから、帰国しません」というわけにはいきません。「ご帰国のお許し、ありがたき幸せ」とか言って、支度を整え、行列を拵えて江戸を出なくてはなりません。

 正紀にとっては、初のお国入りです。家臣たちは、それなりに立派な行列にしたいと考えますが、どうにもなりません。そんな折に、江戸市中に大火が発生します。記録に残る大きな被害が武家地にありました。

 幸い高岡藩邸は被災を免れましたが、江戸市中は混乱しています。正紀とその家臣たちは、どのようにしてその厳しい状況を乗り越えて、新たな一歩を踏み出すことになるのでしょうか。

 発売中です。ぜひご一読ください。

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プロフィール

chino17jidai

千野隆司の時代小説
【近刊書籍】

☆「江戸の隼 次男坊侍よろずお届け帖」 (角川文庫) 令和8年2月刊


【既刊書籍】

★「鉞ばばあと孫娘貸金始末 取り立て伊勢参り」(集英社文庫)令和8年1月刊

★「おれは一万石 武門の商船」(双葉文庫)令和7年12月刊

★「お節介隠居の便利屋稼業 老いて出番あり」(文春文庫)令和7年11月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・鬼灯のにおい」【新装版】(コスミック文庫)令和7年10月刊

★「おれは一万石 世子の守札」(双葉文庫)令和7年8月刊

★「おれは一万石 火中の富札」(双葉文庫)令和7年7月刊

★「成り上がり弐吉札差帖 棄捐令(三)」(角川文庫)令和7年6月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・夏初月の雨」【新装版】(コスミック文庫)令和7年6月刊

★「めおと旅籠繁盛記 柝の音響く」(小学館文庫)令和7年4月刊

★「おれは一万石 後嗣の祠」(双葉文庫)令和7年3月刊

★「成り上がり弐吉札差帖 棄捐令(二)」(角川文庫)令和7年2月刊

★「鉞ばばあと孫娘貸金始末 十両役者」(集英社文庫)令和7年1月刊

★「おれは一万石 陥穽の束」(双葉文庫)令和6年12月刊

★「朝比奈凜之助捕物暦 昔の仲間」(文春文庫)令和6年11月刊

★「成り上がり弐吉札差帖 棄捐令(一)」(角川文庫)令和6年10月刊

★「おれは一万石 民草の激」(双葉文庫)令和6年8月刊

★「おれは一万石 普請の闇」(双葉文庫)令和6年7月刊

★「成り上がり弐吉札差帖 公儀御用達」(角川文庫)令和6年6月刊

★「朝比奈凜之助捕物暦 美しい女房」(文春文庫)令和6年5月刊

★「めおと旅籠繁盛記」(小学館文庫)令和6年4月刊

★「おれは一万石 銘茶の行方」(双葉文庫)令和6年3月刊

★「成り上がり弐吉札差帖 貼り紙値段」(角川文庫)令和6年2月刊

★「鉞ばばあと孫娘貸金始末 まがいもの」(集英社文庫)令和6年1月刊

★「おれは一万石 五両の報」(双葉文庫)令和5年12月刊

★「朝比奈凜之助捕物暦 死人の口」(文春文庫)令和5年11月刊

★「成り上がり弐吉札差帖」(角川文庫)令和5年10月刊

★「札差市三郎の女房」【新装版】(集英社文庫)令和5年8月刊

★「おれは一万石 国替の渦」(双葉文庫)令和5年8月刊

★「おれは一万石 不酔の酒」(双葉文庫)令和5年7月刊

★「朝比奈凜之助捕物暦 駆け落ち無情」(文春文庫)令和5年5月刊

★「鉞ばばあと孫娘貸金始末」(集英社文庫)令和5年4月刊

★「おれは一万石 若殿の名」(双葉文庫)令和5年3月刊

★「新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)」(角川文庫)令和5年2月刊

★「おれは一万石 西国の宝船」(双葉文庫)令和4年12月刊

★「朝比奈凜之助捕物暦」(文春文庫)令和4年11月刊

★「新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(二)」(角川文庫)令和4年10月刊

★「湯屋のお助け人・神無の恋風」【新装版】(双葉文庫)令和4年9月刊

★「おれは一万石 藩主の座」(双葉文庫)令和4年8月刊

★「おれは一万石 世継の壁」(双葉文庫)令和4年7月刊

★「新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(一)」(角川文庫)令和4年6月刊

★「湯屋のお助け人・待宵の芒舟」【新装版】(双葉文庫)令和4年5月刊

★「出世商人(五)」(文春文庫)令和4年5月刊

★「髪結おれん 恋情びんだらい」(角川文庫)令和4年4月刊

★「おれは一万石 花街の仇討ち」(双葉文庫)令和4年3月刊

★「新・入り婿侍商い帖 古米三千俵(三)」(角川文庫)令和4年2月刊

★「湯屋のお助け人・覚悟の算盤」【新装版】(双葉文庫)令和4年1月刊

★「おれは一万石 尚武の志」(双葉文庫)令和3年12月刊

★「出世商人(四)」(文春文庫)令和3年11月刊

★「新・入り婿侍商い帖 古米三千俵(二)」(角川文庫)令和3年10月刊

★「湯屋のお助け人・桃湯の産声」【新装版】(双葉文庫)令和3年10月刊

★「湯屋のお助け人・菖蒲の若侍」【新装版】(双葉文庫)令和3年9月刊

★「おれは一万石 大殿の顔」(双葉文庫)令和3年8月刊

★「おれは一万石 金の鰯」(双葉文庫)令和3年7月刊

★「新・入り婿侍商い帖 古米三千俵(一)」(角川文庫)令和3年6月刊

★「出世商人(三)」(文春文庫)令和3年5月刊

★「銘酒の真贋 下り酒一番(五)」(講談社文庫)令和3年4月刊

★「おれは一万石 出女の影」(双葉文庫)令和3年3月刊

★「新・入り婿侍商い帖 遠島の罠(三)」(角川文庫)令和3年2月刊

★「追跡」(講談社文庫)令和3年1月刊

★「おれは一万石 大奥の縁」(双葉文庫)令和2年12月刊

★「出世商人(二)」(文春文庫)令和2年11月刊

★「出世商人(一)」(文春文庫)令和2年10月刊

★「新・入り婿侍商い帖 遠島の罠(二)」(角川文庫)令和2年9月刊

★「おれは一万石 商武の絆」(双葉文庫)令和2年8月刊

★「おれは一万石 訣別の旗幟」(双葉文庫)令和2年7月刊

★「新・入り婿侍商い帖 遠島の罠(一)」(角川文庫)令和2年5月刊

★「大酒の合戦 下り酒一番(四)」(講談社文庫)令和2年4月刊

★「おれは一万石 慶事の魔」(双葉文庫)令和2年3月刊

★「新・入り婿侍商い帖 二つの祝言」(角川文庫)令和2年2月刊

★「おれは一万石 繰綿の幻」(双葉文庫)令和元年12月刊

★「新・入り婿侍商い帖 嫉妬の代償」(角川文庫)令和元年11月刊

★「新・入り婿侍商い帖」(角川文庫)令和元年10月刊

★「髪結おれん 恋情びんだらい」(KADOKAWA)令和元年9月刊

★「おれは一万石 無人の稲田」(双葉文庫)令和元年8月刊

★「おれは一万石 贋作の謀」(双葉文庫)令和元年7月刊

★「献上の祝酒 下り酒一番(三)」(講談社文庫)令和元年6月刊

★「入り婿侍商い帖・外伝 青葉の季節」(角川文庫)令和元年5月刊

★「おれは一万石 囲米の罠」(双葉文庫)平成31年3月刊

★「入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(三)」(角川文庫)平成31年2月刊

★「密命同心轟三四郎・水底二千両」【新装版】(コスミック時代文庫)平成31年2月刊

★「分家の始末 下り酒一番(二)」(講談社文庫)平成31年1月刊

★「密命同心轟三四郎・空飛ぶ千両箱」【新装版】(コスミック時代文庫)平成30年12月刊

★「おれは一万石 定信の触」(双葉文庫)平成30年11月刊

★「入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(二)」(角川文庫)平成30年10月刊

★「入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(一)」(角川文庫)平成30年9月刊

★「野分の朝 江戸職人綴」(徳間文庫)平成30年9月刊

★「おれは一万石 一揆の声」(双葉文庫)平成30年8月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖3 死守」(小学館文庫)平成30年7月刊

★「大店の暖簾 下り酒一番」(講談社文庫)平成30年6月刊

★「おれは一万石 無節の欅」(双葉文庫)平成30年5月刊

★「おれは一万石 麦の滴」(双葉文庫)平成30年4月刊

★「入り婿侍商い帖 大目付御用(三)」(角川文庫)平成30年3月刊

★「おれは一万石 紫の夢」(双葉文庫)平成30年2月刊

★「出世侍(五)雨垂れ石を穿つ」(幻冬舎時代小説文庫)平成29年12月刊

★「入り婿侍商い帖 大目付御用(二)」(角川文庫)平成29年11月刊

★「おれは一万石 塩の道」(双葉文庫)平成29年10月刊

★「おれは一万石」(双葉文庫)平成29年9月刊

★「入り婿侍商い帖 大目付御用(一)」(角川文庫)平成29年8月刊

★「雇われ師範豊之助・鬼婆の魂胆」(双葉文庫)平成29年7月刊

★「出世侍(四)正直者が損をする」(幻冬舎時代小説文庫)平成29年6月刊

★「次男坊若さま修行中・名月の出会い」(コスミック文庫)平成29年5月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖2 決意」(小学館文庫)平成29年5月刊

★「雇われ師範豊之助・泣き虫大将」(双葉文庫)平成29年4月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(三)」(角川文庫)平成29年3月刊

★「雇われ師範豊之助・家宝の鈍刀」(双葉文庫)平成28年12月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(二)」(角川文庫)平成28年11月刊

★「長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬」(小学館文庫)平成28年10月刊

★「次男坊若さま修行中・願いの錦絵」(コスミック文庫)平成28年9月刊

★「入り婿侍商い帖 出仕秘命(一)」(角川文庫)平成28年8月刊

★「出世侍(三)昨日の敵は今日も敵」(幻冬舎時代小説文庫)平成28年6月刊

★「寺社役同心事件帖・富くじ狂瀾」(朝日文庫)平成28年5月刊

★「雇われ師範豊之助・瓢箪から駒」(双葉文庫)平成28年3月刊

★「寺社役同心事件帖・竹寳寺の闇からくり」(朝日文庫)平成28年3月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(三)」(角川文庫)平成28年2月刊

★「出世侍(二)出る杭は打たれ強い」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年12月刊

★「札差髙田屋繁昌記(三)兄の背中」(ハルキ文庫)平成27年11月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達(二)」(角川文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・ぬか喜び」(双葉文庫)平成27年10月刊

★「雇われ師範豊之助・借金道場」(双葉文庫)平成27年7月刊

★「札差髙田屋繁昌記(二)生きる」(ハルキ文庫)平成27年6月刊

★「出世侍(一)」(幻冬舎時代小説文庫)平成27年6月刊

★「入り婿侍商い帖 関宿御用達」(角川文庫)平成27年5月刊

★「次男坊若さま修行中・初雷の祠」(コスミック文庫)平成27年4月刊

★「札差髙田屋繁昌記(一)若旦那の覚悟」(ハルキ文庫)平成27年3月刊

★「入り婿侍商い帖(三)女房の声」(富士見新時代小説文庫)平成27年2月刊

★「若殿見聞録(六)家慶の一歩」(ハルキ文庫)平成26年11月刊

★「入り婿侍商い帖(二)水運のゆくえ」(富士見新時代小説文庫)平成26年10月刊

★「入り婿侍商い帖(一)」(富士見新時代小説文庫)平成26年9月刊

★「神楽坂化粧暦 夕霞の女」(宝島社文庫)平成26年8月刊

★「若殿見聞録(五)東照宮、拝礼」(ハルキ文庫)平成26年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・鬼灯のにおい」(コスミック文庫)平成26年4月刊

★「若殿見聞録(四)閏月の嵐」(ハルキ文庫)平成26年3月刊

★「権現の餅-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成26年2月刊

★「若殿見聞録(三)秋風渡る」(ハルキ文庫)平成25年11月刊

★「霜降の朝-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年11月刊

★「船頭岡っ引き控・秋の調べ」(学研M文庫)平成25年9月刊

★「寺侍市之丞・干戈の檄(かんかのげき)」(光文社文庫)平成25年9月刊

★「千俵の船-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年8月刊

★「若殿見聞録(二)逆臣の刃」(ハルキ文庫)平成25年7月刊

★「へっつい河岸恩情番屋・夏初月の雨」(コスミック文庫)平成25年4月刊

★「寺侍市之丞・打ち壊し」(光文社文庫)平成25年3月刊

★「船頭岡っ引き控・花冷えの霞」(学研M文庫)平成25年3月刊

★「若殿見聞録(一)徳川家慶、推参」(ハルキ文庫)平成25年2月刊

★「恵方の風-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成25年2月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・木枯らしの朝」(ハルキ文庫)平成24年11月刊

★「棒手振り同心事件帖・秋の声」(学研M文庫)平成24年10月刊

★「赤鍔の剣-駆け出し同心・鈴原淳之助」(双葉文庫)平成24年9月刊

★「寺侍市之丞・西方の霊獣」(光文社文庫)平成24年8月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・初螢の数」(ハルキ文庫)平成24年7月刊

★「棒手振り同心事件帖・皐月の風」(学研M文庫)平成24年5月刊

★「密命同心轟三四郎・水底二千両」(コスミック文庫)平成24年4月刊

★「戸隠秘宝の砦 第三部・光芒はるか」(小学館文庫)平成24年4月刊

★「寺侍市之丞・孔雀の羽」(光文社文庫)平成24年3月刊

★「戸隠秘宝の砦 第二部・気比の長祭り」(小学館文庫)平成24年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・母恋い桜」(ハルキ文庫)平成24年2月刊

★「戸隠秘宝の砦 第一部・吉原惣籬」(小学館文庫)平成24年2月刊

★「湯屋のお助け人・神無の恋風」(双葉文庫)平成24年1月刊

★「棒手振り同心事件帖・初水の夢」(学研M文庫)平成23年12月刊

★「湯屋のお助け人・待宵の芒舟」(双葉文庫)平成23年11月刊

★「お寧結髪秘録・秘花二日咲き」(静山社文庫)平成23年10月刊

★「寺侍市之丞」(光文社文庫)平成23年9月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・霜夜のなごり」(ハルキ文庫)平成23年8月刊

★「湯屋のお助け人・覚悟の算盤」(双葉文庫)平成23年7月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・命の女」(学研M文庫)平成23年5月刊

★「湯屋のお助け人・桃湯の産声」(双葉文庫)平成23年3月刊

★「密命同心轟三四郎・空飛ぶ千両箱」(コスミック時代文庫)平成23年3月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・菊月の香」(ハルキ文庫)平成23年2月刊

★「湯屋のお助け人・菖蒲の若侍」(双葉文庫)平成23年1月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・残り蛍」(学研M文庫)平成22年11月刊

★「蕎麦売り平次郎人情帖・夏越しの夜」(ハルキ文庫)平成22年8月刊

★「槍の文蔵江戸草紙・恋の辻占」(学研M文庫)平成22年7月刊

★「主税助捕物暦・玄武斃し」(双葉文庫)平成22年3月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・水面の月」(学研M文庫)平成22年1月刊

★「首斬り浅右衛門人情控・安政くだ狐」(祥伝社文庫)平成21年12月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・四つの千両箱」(ハルキ文庫)平成21年11月刊

★「主税助捕物暦・鮫鰐裁ち」(双葉文庫)平成21年10月刊

★「へっぴり木兵衛聞書帖・永代橋の女」(学研M文庫)平成21年8月刊

★「首斬り浅右衛門人情帖・莫連娘」(祥伝社文庫)平成21年7月刊

★「主税助捕物暦・紅鸞突き」(双葉文庫)平成21年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・わすれ形見」(ハルキ文庫)平成20年12月刊

★「首斬り浅右衛門人情控」(祥伝社文庫)平成20年9月刊

★「本所竪川河岸瓦版・紅の雁」(学研M文庫)平成20年8月刊

★「主税助捕物暦・怨霊崩し」(双葉文庫)平成20年5月刊

★「火盗改メ異聞・仇討青鼠」(徳間文庫)平成20年4月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・霊岸島の刺客」(ハルキ文庫)平成19年12月刊

★「本所竪川河岸瓦版・花燈籠」(学研M文庫)平成19年11月刊

★「霊岸島捕物控・新川河岸迷い酒」(学研M文庫)平成19年5月刊

★「主税助捕物暦・虎狼舞い」(双葉文庫)平成19年3月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・雪しぐれ」(ハルキ文庫)平成19年1月刊

★「本所竪川河岸瓦版・ビードロ風鈴の女」(学研M文庫)平成18年9月刊

★「主税助捕物暦・麒麟越え」(双葉文庫)平成18年4月刊

★「霊岸島捕物控・大川端ふたり舟」(学研M文庫)平成18年1月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・鬼心」(ハルキ文庫)平成17年11月刊

★「主税助捕物暦・天狗斬り」(双葉文庫)平成17年7月刊

★「本所竪川河岸瓦版・冬花火」(学研M文庫)平成17年6月刊

★「追跡」(講談社)平成17年5月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・伽羅千尋」(ハルキ文庫)平成16年11月刊

★「主税助捕物暦・夜叉追い」(双葉文庫)平成16年10月刊

★「札差市三郎の女房」(ハルキ文庫)平成16年1月刊

★「霊岸島捕物控・新川河岸迷い酒」(学習研究社)平成15年10月刊

★「霊岸島捕物控・大川端ふたり舟」(学習研究社)平成14年7月刊

★「南町同心早瀬惣十郎捕物控・夕暮れの女」(ハルキ文庫)平成14年2月刊

★「逃亡者」(講談社文庫)平成13年12月刊

★「二夜の月」(双葉文庫)平成13年6月刊

★「永代橋、陽炎立つ」(双葉文庫)平成13年4月刊

★「札差市三郎の女房」(角川春樹事務所)平成12年6月刊

★「北辰の剣・千葉周作開眼」(祥伝社文庫)平成10年12月刊

★「逃亡者」(講談社)平成10年12月刊

★「二夜の月」(双葉社)平成9年7月刊

★「永代橋、陽炎立つ」(双葉社)平成8年7月刊

★「かんざし図絵」(双葉文庫)平成8年2月刊

★「浜町河岸夕暮れ」(双葉文庫)平成6年10月刊

★「かんざし図絵」(双葉社)平成5年3月刊

★「浜町河岸夕暮れ」(双葉社)平成3年8月刊
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