前々回のブログで紹介した九月の一冊目の新刊が、発売中です。改めてご紹介します。


江戸職人綴

野分の朝

徳間文庫(670円+税)です。過去に小説誌「問題小説」に掲載された作品ですので、文庫オリジナルとなります。

この女のためならば
どんなことでもできる

職人の矜持と男女の機微

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 己の腕を頼りに懸命に生きる職人の姿を描いた傑作時代小説集

 短編小説集は、平成八年(1996)の二月に刊行された『かんざし図絵』(双葉文庫)及び平成二十六年(2014)八月刊『夕霞の女 神楽坂化粧暦』以来です。

 『かんざし図絵』は一編が60枚、『夕霞の女』は80枚でしたから、40枚で書いた今回の短編集は、一番短くまとめた小説集となります。短くても、中身は濃いですよ。
 発売中ですので、ぜひ書店で手に取ってみてください。