2005年03月02日

源泉徴収と年末調整という社会システム

確定申告の季節、ということで、勢いに乗って、税金の本を集中的に読んでいます。

今日読んだのはこれ。

源泉徴収と年末調整―納税者の意識を変えられるか
斎藤 貴男


ちょっと固くて難しく書かれた本ですが、勉強になりました。
これまで薄々気が付いていたサラリーマンの税制の仕組みが分かります。

-----
サラリーマンは、毎月の給料を源泉徴収され、年末調整されることによって、個人としてのプライバシーを失っている。家族構成・家族の収入・加入している保険などを全て会社に知られてしまうという仕組みになっている。

サラリーマンは、自ら申告することなく、給料を源泉徴収されて年末調整によって完結するようになっているので、税金に関心を持つことがない。このサラリーマンの納税者意識の低さが、政治的関心の低さへとつながっている。

サラリーマンの源泉徴収と年末調整というシステムを無くすことによって、社会が良い方向に変わるのではないか。
-----


作者の主張は、簡単にまとめてしまえばこんな感じです。
私もそう思いました。

その点、私は不動産所得があって良かったな〜、と思いました。政治や社会がどうのという話は抜きにして、確定申告はやったほうが良いですよ〜。自分でやると、バリバリ知識が増えていきます(ちょっと偉そう)。


株式の譲渡益は、総合課税でなく申告分離課税になるので、申告書の第三表というのを使います。これはかなり難しいですね、、、。結局、判らないまま申告してしまいました(笑)。

ちなみに、世間で株式投資をやっている人って、皆さん申告しているんですかね。不動産投資のように銀行融資を受ける必要がないので、申告に向けたインセンチブが働かないですよね、、、、。
chintai555 at 21:54│Comments(0)TrackBack(1)ビジネス 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. THE トラックバック!  [ THE トラックバック! ]   2005年03月07日 00:13
トラックバック有り難う♪また送ってください♪

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔