株式会社賃貸ハウス 社長ブログ

船橋市を中心に、賃貸住宅・売買の仲介・斡旋・管理運営をしております、
「賃貸ハウス」の社長ブログです。

株式会社賃貸ハウス社長 第850回 「誰も言わない成功する賃貸経営のヒント」無断駐車編 その2

先日投稿した無断駐車の続報である。




入居者からの通報を受け、




早速、手配をかけてもらい、




妻と原山さんに、




現地に取り付けに行ってもらった。




オーナーさんも来たようで、




現地で一緒に取り付けたようだ。




こういった時はスピードが大切であり、




入居者からの不満をためない事が、




満室を維持していくために必要である。




このようにどこからでも見える場所に

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看板を設置した結果、




今のところ無断駐車はないようだ。




オーナーさんからも感謝され、




お昼ゴハンを一緒に食べたとのこと。




これらは不動産売買や賃貸仲介のような




華々しい仕事とはいえないが、




オーナーさんと一緒に考えたり、




話し合ったりすることに




時間を使うことはとても大切である。




効率を優先するなら、




業者にお金を払えば




看板を取り付けてくれるし、




現地に行く手間も時間もかからない。




しかしこういった不動産営業とは違う、




地道な仕事の積み重ねが、




信頼される源泉になると思っている。




まさに私たちに問われているのは、




相手の立場になって考えて、




一つ一つを




誠実に丁寧に行うことだろう。




その心を持ってさえいれば、




ただ看板を取り付ける「作業」ではなく、




相手が大切しているものを大切にする、




「我が事」となり、




「我々の仕事」となると思う。




それがAIには出来ない、




人間だけができる仕事であり、




価値ある会社になるのだと思う。

株式会社賃貸ハウス社長 第849回 休日のひと時

​​​WBCを観ていたら​​​​​​




無性にキャッチボールをしたくなった。




​​5歳になった息子の龍太郎に





「明日キャッチボールする?」と聞くと





「うん、やりたい!」と言ったので、





早速イオンのスポーツオーソリティで





子供用のグローブを購入してみた。


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子供たちが生まれて早11年。





ありがたい事に3人の子供に恵まれたが、





実はその間の私は、





子供に対して何かモノを買ってあげた





という事がない。





キャンプやイベント、





週末の外食などにお金は使うが、





子供に何か買ってあげたかというと、





2人の姉には「自転車」と、





龍太郎には「スシローTシャツ」しか





実は私に記憶がない。





それも頼まれて買ったのではなく、





私が単に家族とチャリで出かけたかったのと、





面白いTシャツを着せたかったという





身勝手な理由からである。





今回もそんな感じで、





大量の花粉が舞うなかで





自分の欲求を満たすため、





近所の公園で息子と





初めてのキャッチボールをしてみた。


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下手投げからの




優しいキャッチボールだったが、





これを機に息子が





野球を好きになってくれたらいいかなと





そんな事を思う休日であった。​​​​

株式会社賃貸ハウス社長 第848回 「誰も言わない成功する賃貸経営のヒント」無断駐車編

アパートの敷地内の、




このようなわずかな隙間に




無断で原付バイクが止められている。

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このような事は、




賃貸アパートでは日常茶飯である。




しかし対応を少しでも間違うと、




オーナー自身が加害者となるので、




気をつけるべき点である。




オーナーによって、




無断で止めている行為が許せず、




やたらと感情的になってしまい、




勝手に敷地外に移動させてしまう人や、




犯人を特定させるため、




原付を動かせないように、




車輪にロックをする人がいるが、




それはやらない方がいい。




原付きの持ち主と揉めて、




逆に損害賠償を払うことになる。




日本は法治国家である。




あなたがあなたの権利の為に、




力を行使してはならないのだ。




いわゆる自力救済を戒めている。




あくまで法に則って動くことだ。




ではどうしたらいいのか。




以下に実際の対応を記載したい。




まずは張り紙を原付に貼る。




そしてこのような看板を、

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見える場所に設置する。




それと同時に全世帯に




無断駐車はダメです!の通知文を送る。




それでも続くようであれば、




警察に照会をかけて所有者を特定。




地道に連絡をつける。




といった流れだろう。




罰金3万円は、




金額的にも法的にも取れないが、




次に止めたらお金を取られると、




本人が思えば抑止となる。




ともかく今後同じような事が




起きない対策を取る、




という事が重要である。




持ち主は見つからないだろうという、




軽い気持ちで止めている。




多くの人の目につくところに




無断駐輪の看板があれば、




無くなる事が多い。




その手間を惜しんで、




無断駐車を見逃したことにより、




雨後の筍のように我も我もと、




だんだんとエスカレートとし、




メチャクチャになるケースが




後をたたないのである。




賃貸経営とは、




そういう手間をかけて、




小さい事でもキッチリと対応する事が




成功する秘訣なのである。

株式会社賃貸ハウス社長 第847回 仕事の癖

私の妻は真面目なタイプだ。




決められた事を、




決められた通りにやる。




私のように、




サボったり、手を抜くという事が




できない人のようである。




取り扱い説明書なんか、




私は瞬殺で捨ててしまうのに、




彼女はコレクターのように




ファイルにしっかり入れており、




保証期間内に無償の修理とかを




普通にしているのを見ると、




几帳面だなぁと思ってしまう。




だがその反面、




その真面目さによって




時々変なことを言いだす。




我々の業界は電話をかける時に




「お世話になっております」が




定型語となっている。




先日も管理物件となったマンションの




カーペットフロアを掃除するには、




家庭用の掃除機ではなくて




業務用の掃除機が必要じゃないかと、




社内ミーティングで話し合っていた。




とりあえず新船橋駅の近くにある、




「ケーヨーD2」に、




「マキタ社の掃除機」があるか、




店員さんに聞いてみようよとなり、




妻がスマホでググり、




電話番号にかけだした。




そして開口一番



  
「お世話になっております。




賃貸ハウスの丹野と申しますが・・・」




と言い放って、そのまま




「マキタ社の掃除機なんですが、




置いてありますでしょうか?」と 




続けて伝えると、




向こうの人も戸惑いながらも




「〇〇の掃除機ですねぇ。




少々お待ちくださいませ」と




丁寧な返答があった。



 
私は通話が保留中の妻に




「一般の電話番号にかけてさ、




お世話になってますって変じゃね?」




と言ったところ、




「誰だよ賃貸ハウスの丹野って」って




向こうが思っていると思うのと、




「取引もしてないしお世話になってなくね」




と思うと、




なんだかジワジワきてしまった。




おそらく電話に出た女性も




「賃貸ハウスの丹野さんって誰だっけ?」って




相当焦ってる姿が思い浮かぶし、




取引業者なのになぜ、

 


一般客用の電話でかけてきているのか、




頭が混乱してるんじゃないかと思うと、




かなりツボにハマってしまった。




電話で話している妻も、




仕事モードだからだろう、




ご丁寧に会社名と自分の名前を




普段通りに名乗ったのだが、




普通に一般客として、




商品が置いてあるか聞くのに、




超変だと気づいたらしく、
  



笑いたいのに笑えない対応をしていた。




そんな真面目さでほっこりする1日であった。

株式会社賃貸ハウス社長 第846回 孤独のランナー

先日の2月26日。




東金・九十九里波乗りハーフマラソン」に




一人で行ってきた。




なぜか私は一人っきりで、 




参加申し込みをしてしまった。




結論からいうと




「オレは何をしにいったんだ」という




悶々とした後味だけが




脳裏に残った時間であった。




いや明確なものは




「ハーフを走りにいった」のだ。




しかし本来はより明確な目的があるはずだ。




例えば「目標タイムを切る」や




「皆んなで楽しく走ろう」や




「健康のために」などあると思うが、




私にはどれも当てはまらなかった。




一応、ランを日常的にしている人には




数人に声をかけていたのだが、




悲しいかな。




送られてきた参加一覧表には




何度見なおしても、




誰一人として名前が載ってなかった。




だいたいお一人様で参加する人は、




ボッチを愉しむオジサンか




ガチマジ勢のどちらかである。




でも参加費を支払った以上




一人で走るしかないだろと、




私は朝5時に起きて、




一路東金に向かった。




風が強いが天気は快晴だ。

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8時に東金インターを下りる。




東金駅前のコインパーキングに止め、




無料バスに並ぶ。

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ここまで私は一言も喋っていない。




無言で移動。

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8時30分に東金アリーナに到着。

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人の流れに乗り、

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広い体育館で孤独にお着替え。

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そしてシューズにチップを取り付け、

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孤独にストレッチをし、




孤独にトイレタイム。




9時20分。




高橋尚子さんの「スタートー!」により

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「ワー」とも言わず




孤独にランニング開始。




10キロ地点で孤独に自撮り。


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そして海が一望できるところで、




孤独に海を背景に




自撮りラッシュをかます。

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「わぁ〜きれいだねぇ〜」

 


傍らのアベックは、




記念にパシャパシャ撮っている。




いったいオレは誰のために、




何のために途中で止まってまで、




海をバックに自撮りしてんだ?




タイムなんか意識してない証拠だ。




そうだ!ブログ用だ!




私と同じ轍を踏んで、




寂しいボッチマラソンをしないよう、




読者のために撮っているんだ。




じゃなければただのシュールな




痛いオッサンになってしまう。




私はそう自分に言い聞かせて走り出した。




折り返すと強い向かい風。




15キロ過ぎからはなんと、




左足のふくらはぎの筋肉痛のため、




途中途中でストレッチを入れる。




しだいに走る速度は徒歩並みとなり、




シニアや女子にも軽々と抜かされていく。




それでも大量に飛ぶ花粉に耐え、




予定より大幅にタイムを超えて、




お一人様でフィニッシュ。




走り終わった達成感も、 




頑張りなど分かち合いも無いまま、




スタスタと体育館へ歩んで、




そのまま荷物を取って




孤独に帰宅した。




帰ったあとも、




特に家族の皆んなは、




私のマラソンには興味も示さず、




今回のイベントはそこで終了となった。




誰一人として分かち合えないとは。




結果としては、




お一人でドライブして




大量の花粉を吸収して、




くしゃみと目の痒みと、




足の痛みを伴いながら




1日走っただけとなった。




そんな寂しいボッチマラソン。




今後私は一人で絶対行かないと




心に決めたのであった。

株式会社賃貸ハウス社長 第845回 誰も言わない「成功する賃貸経営のヒント」新築計画編

これから共同住宅のアパートや




マンションを建てる人。




または今後建てたいと考えている人に




是非知って欲しいこと。




それは、




「賃貸のプロと一緒に始めるべき」




という事である。




賃貸のプロとは、




賃貸仲介と賃貸管理を




主力事業として行なっている、




賃貸専門の会社をいう。




我々のような会社は、




部屋探ししている人や、




入居者から直接声を聞いて、




ニーズなどを的確に把握している存在だ。




そもそもハウスメーカーというのは、




賃貸経営のプロではなく、




法令条例などに合わせて、




土地を最大限活用して、




プラン通りに建てるまでが仕事だ。




現場を見て「住みたい」と思った人の声、




「ちょっとここがなぁ」と




ふと漏らした声。




「あえて言うならこうだったら」と、




実際に退去する人の声を




把握しているとは言い難い。




我が社は今までに




 10棟以上のアパート建築に 




企画から携わってきた。




手前みそな話しだが、




いまから11年前に企画した、




こちらの賃貸マンション。

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今まで空室期間はほとんど無い。




1ヶ月も空いた事がない。




今の時代に礼金もとって、




しかも家賃を上げて募集しても、




すぐ決まっている。




すべての新築計画に、




企画の段階から入ったものは、




今でも満室で運営されている。




だから我々はいつも、




設計士から出てきた図面を見ては、




我々の意見を出し合って、




何度も調整、修正してきた。




そういう実体験に基づいた




成功から自信を持っている。

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1回の打ち合わせに2〜3時間。




合計5回もの時間を




そこに費やすこともある。




他の不動産会社なら、




別の仕事もあるのと、




手間や時間がかかるからやらないし、




そこを重要視していない。




それに設計士にとっては、




なるべく3回以内で済ませたいだろう。




しかし任された以上、




私は妥協したくない。




だから全員で企画から参加する。




それを経ることによって、




素晴らしい建物へとなっていくからだ。




多くのオーナーさんは




そのポイントを知らない為、




ハウスメーカーさんに




全てお任せの方が多いようだ。




その為、設計士さんの書いた通りの建物で、




引き渡されているのが現状だ。




中には賃貸経営の事はわからないから、




ハウスメーカーの子会社や




指定した大手の管理会社に、




サブリース(借上)をしてもらい、




丸投げしてるケースも少なくない。




設計士やオーナーが悪いわけではない。




知らないだけなのだ。




しかし我々賃貸のプロは、




建物を引き渡される前から、




すぐに全ての部屋に申込が入るのか。




長期にわたって満室となりうるか。




少子化の時代でも値上げするほど、




時代の変化に耐えられるのか。




そんな見通しと最適化をし、




きっちりと管理をするのが仕事だから、




全く違う視点で考えている。




今回のを例にだすと、




これが初回の打ち合わせ時に、




設計士から出てきた図面である。

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一般の人がこの図面を見ても、




おそらくピーンともこないと思うが、




設計士的には問題ない提案だろう。




しかし私たちが最初にこの図を見た時、




何か腑に落ちなかった。




それは・・・




「住む人の目線が弱い」のである。




生きていないのだ。




そこで「こうした方がいい」




「あーした方がいい」




「こう出来ないか?」と、




何度も話し合いを重ね、




書き直してもらって、




決定したのがこちらである。



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お分かりいただけるだろうか。




このように全体的な広さ以外、




バルコニーの位置を変え、

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部屋のなかでの動線を重要視する。


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収納扉を引き戸への変更をする。



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キッチンの場所は廊下へ持っていく。

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トイレは廊下からではなく、




脱衣所から入るよう提案。


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そんな事をしていると、




最初の間取りから、




全く変わってしまった。




特に我が社は全員女性であるため、




色々と細かいところに気がつく。




これも企画から参加するからだ。




またこちらもそうだが、




設計士から出てきたものを、




矢印をどうにか出来ないかと、


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壁の中に扉を入れるのではなく、




2枚扉にしてスライドさせるなど、




小さいところまで




変更をかけていって、




このように決定した。



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何故そこにこだわったのか。




1枚扉ではなく、




2枚扉で収納させたのは、




このように、


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広くスッキリと生活するためだ。




結果、賃貸の募集をかけると、




問い合わせが鳴り響き、




引き渡し前に一気に満室となった。




以上のように、




設計から「賃貸のプロ」を入れて、




細かく小さな事に




こだわって徹底してやること。




これが大切な事である。




まだまだ事例は沢山あるが、




それをやる事で結果的に、




長期的な満室経営になる秘訣だと




私は確信している。




株式会社賃貸ハウス社長 第844回 新築アパート、まもなく完成

「わくわく系マーケティング実践会」の




小阪さんが昨年出版した、




【「価格上昇」時代のマーケティング】

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先日ようやく読了した。




これからのビジネスにおいて、




考えなければならない事が




全て書かれている内容であった。




商売とは何か。




より良い商品・サービスを




顧客に「価値」をしっかりと伝えて、




より良い価格で販売する。




そんな商売の本質が、




会社を永続させていく。




というのも、




創業からの我が社は、




ゴリッゴリの営業会社であった。




新規客を集客し、




効率よく契約をして、




手数料を稼ぐ。




そんなフロー型の狩猟型経営は




新規客が取れてるうちはいいが、




競合と戦うことになったり、




外部環境が変わることによって、




必然的に行き詰まり、




会社が倒産しかけた。




それがキッカケとなり、




ストック型の農耕型経営へと思考が変わり、




生まれ変わっていった。




それらがこの「わくわく系」に




全て凝縮されている。




「わくわく系」なら必ず行う、




顧客との絆づくりをしてきた結果、




ここ最近は絆支援客から、




名指しで依頼されるようになった。




こちらの新築アパートも、

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「本町に土地があるから




相談にのって欲しい」と





支援客から連絡が入ったので




「良いですよ」と返事をしたのだが、




会ってみると、




「今回のだけど、




私ではわかんないから




全部社長さんのところで決めて」と、




全て私たちで考えてやってきた。




そこまで言ってもらえると、




とてもやり甲斐がある反面、




それ以上に責任重大である。




今日現在はまだ引き渡し前だが、




昨日までに全て申込が入って




今月中に契約をすることになっている。




いまから数年前までは、




オーナーの方から




管理をお願いしてくるなんて、




全く考えられなかったし、




新築の管理なんか夢のまた夢だった。




いつも考えていたのは、




どうやって今の管理会社から




ウチに変えてもらえるか。




どうしたらアパートの建て替えを




うちに相談をしてもらえるのかなど、




いつも自分を中心に考えていた。




しかし「わくわく系」に出会ってから




人にフォーカスをするという、




相手の事を中心に考えるほうへと、




私の中の考えが変わっていった。




そして絆づくりを中心に




活動を続けてきた結果、




今はそんな営業はしないし、




するつもりも無くなっていった。




つまり商売をする事が、




どんどん楽になっていった。




そのヒントが今回の本には書かれている。




是非ともAmazonで購入して




読んでもらいたい一冊である。

株式会社賃貸ハウス社長 第843回 社内トラブル発生

2月13日の夕方。




妻から私のLINEに




メッセージと写メが送られてきた。




「会社の置き薬なんだけど、




去年の10月から今日までで




風邪薬がこれだけ使用されたらしい。




皆んなに聞いたんだけど、




誰も飲んでないらしくて。




何か分かるかな?」と




同じ薬の空き箱が4つ。

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4ヶ月で4つも。




しかも箱は捨てずに中身だけ。




とうぜん社内はざわついた。




コロナといわれる昨今、




風邪薬なんか飲まないし、




体調悪ければ有給使って休むだろと。




こんな些細な事でも、




誰も使ってないと言うのに、




じゃあ誰なんだ?おかしいじゃないか!と




犯人探しに発展し、




一気にギクシャクする場面である。




結局応対した妻は




なぜ無くなったのかがわからないまま、




担当者から言われた通り、




現金で支払ったとのこと。

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しかしなんだか釈然としないところが多い。




ネットで会社概要を調べると、




3月に決算だと載ってる。




営業マンが売上を意識したのか?




そんな疑念を生じてしまった。




そもそもうちの事務所には、




私の妻が常駐していて、




パートさんが3名で




全員出社しても多くて4名のみだ。




会社で具合が悪くなったら、




常備薬を飲んで頑張ろうより、




早く帰って休むようにしている。




これはなんだかツッコミ所満載だ。




その夜、妻に当時の詳細を




よく聞き取りをすると、




薬屋さんの担当者が事務所に来て、




「中身をチェックいたしまーす」と




いつもの薬箱を取り出し、




中も開けずに、
 



箱ごと持っていったようだ。




そして数分後に戻ってくるなり




「4つが使用されていましたね」と、




空の箱と領収書を渡されたとのこと。




ほー。かなり香ばしい。




私は事実関係を確認をするため、




翌日に船橋営業所に連絡。




しかし数分のあいだ通話中だったため




領収書のカスタマーサービスに連絡。




「私は船橋で会社をやっている者です」と伝え、




うちで起こった経緯を言う前に、




まずは御社の営業担当者による、




薬の補充や交換をする際の




オペレーションを教えて欲しいと伝えた。




すると女性のオペレーターが




「担当者とお客様の立ち合いのもと、




薬箱を開けて中身を確認をします。




ご使用されたお薬があれば




交換の承諾をいただき、




お客さまから捺印を頂いた上で行います」




ほー。




私は昨日うちに来た担当者が




事務所外で交換したことを伝えると、




「大変申し訳ございません。




すぐに船橋支社へ連絡し




支社長に聞き取りをさせ、




本日中に連絡を差し上げます」と




丁寧な回答をいただいた。




すると夕方ごろ支社長より、




私のスマホに連絡が入った。




なんでもこのコロナ禍において、




立会いを嫌がる人がいるので、




お客様の担当は玄関ではなく




事務所の外に出ましたと。




そして路上駐車をしているので、




マンションエントランスにて、




駐禁を切られないように、




自分の車が見えるところで、




中身を確認しましたとのこと。




支社長からの報告と謝罪に対し、




色々とつっ込み所はあったものの、




今回は御社の規定されたオペレーションと




うちの担当者は違ったことにより、




「使ってあります」




「使った人がいません」と、




互いに疑念になるようになったので、




今回は払った金額を返してもらって、




これで終わりにしませんか?




とお伝えした。




結果的には、




「もちろんご返金させていただきます」と




今回支払った金額を、




全額返金してもらった。そして




「今後はこのような事がないように・・」と




最後に支社長から言われたが、




とりあえず一旦解約しますと伝え、




「置き薬事件」は幕を閉じた。




このことは「因は我にあり」と考えたい。




全ての原因は社内にある。




今回のように何かあった時、




社内でお互いに疑われるような、




管理方法をしているのが原因だ。




誰かがやったかも?




そう思われるものは




すぐに変えないとならない。




最悪説に基づいて、




ルールは作るべきと思った次第である。

株式会社賃貸ハウス社長 第842回 タイ旅行「総括編」

「旅をするなら25歳までに行け」




私が専門学校生の時に、




バイト先の先輩から言われた言葉だ。




当時の私にとって




その意味は良くわからなかった。




手に職があれば困らないからと、




資格を取るためだけに




ただ学校へ通っていた。




世の中も知らず何の経験もない。




目を輝かせて語れる夢もない。




何かをやり遂げたこともない。




偉そうなことを言うのに、




ぬるま湯の実家暮らし。




いったいオレは何をしたいんだろう。




そんな中途半端な男が




自分の将来を語ったところで、




口から出てくるのは




誰かが語った言葉の引用だった。




自分だけは知っていた。




「オレは口だけで何もない」




口や態度は一丁前なのに、




苦労をした事がない。




そんな甘っちょろい精神が嫌だった。




自分の言葉で話したかった。




言葉に重みを持ちたかった。




何か自分で成し遂げたい。



 
あの言葉が心にずっと残っていた。




「そうだ!海外へ行こう」




バイトをしてお金を貯め、




東南アジアに渡った。




何も知らず飛び込んだからこそ、




見るもの全てに心を躍らせた。




それから何度もタイに行くうちに、




勝手がだいぶわかっていった。




そして45歳となった今回のタイ旅行。




羽田空港へ向かう電車の中。




何かモヤモヤしたものがあった。




本来なら「これから何が起こるのか」




ウキウキわくわくするはずなのに、




なぜかテンションが上がらない。




この気持ちはなんなのか。




心に引っかかっているのは何なのか。




建前上はホテル事業の視察であったが、




それはそれでフワッとしたものであった。




そんな膨大な時間を使って何をするのだ?




そんな心持ちでタイに着くと、




予想以上に長〜い時間が有り余った。




結局その時間は、




自分と見つめ合う時間へとなっていった。




今の私には妻がいて、




三人の子供がいる家族があり、




従業員のいる会社を経営し、




多くの顧客と商いをしている。




あの頃に行った時と、




ものの見方も感じ方も




全く違うものとなってしまった。




そうはいっても、




意外と着いたらワクワクするのでは?




と思っていたが、




全くスイッチが入らなかった。




このタイにいる時間は




夫婦や家族に、




従業員や顧客に対して使うべきではないか。




そう私の中で結論出来た。




つまるところタイが変わったのではなく、




私が変わったという事だった。




タイで事業をしたい、




早くやりたいと、




日本にいると気持ちが焦った。




しかしそれより先に




まずはやるべき事があった。




やはり実際に行動を起こすことが大事だ。 




無駄な時間のように思えて、




行ったからより良くわかった。




だから悶々と日々思っているより、




実際に行ってみたほうがいい。




これは自己投資といえる。




当たり前のことに、




気づくことができた。




今回のタイ旅行は




螺旋階段を一周回って




一段高くなって帰ってこれたと思う。




それを今回の旅の総括としたい。

株式会社賃貸ハウス社長 第841回 タイ旅行記最終日 その12 ハジャイ編6

タイ旅行記最終日の朝食は




近くの屋台で「豚足のぶっかけ飯」を食べる。

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私にはこういうモノで充分である。




ハジャイ空港は17時のフライト予定だ。




14時30分には空港に向かうことにした。




昨日と同じおばちゃんカフェで一服。

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裏道を通る人や車を見ながらゆっくりする。




ホテルに戻って11時すぎにチェックアウト。




デェンが下まで迎えに来てくれる。




友人が出発までに、




全身マッサージをしてみたいとのことで、




デェンの行きつけの




「ブーンナラー」というマッサージ屋へ。




ラスボス感のあるおばあちゃんが、




入り口にデーンと座っている。

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2時間コースで200バーツ。




タイ式マッサージが受けられる。




私たちはランチへ向かった。




近くのお店に入り、




揚げたてのトートマンクンをビールで流し込む。


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デェンが頼んだのは、




ガチのヤシの実だ。




ここタイ南部のハジャイには、




そこかしこにヤシの木が生えており、




たくさんの実がなっている。




ヤシの実はとても硬く、




たまに落ちてきたヤシの実に当たって、




現地の人がよく亡くなるらしい。




その辺は知らんけど。




まぁ日本でいうとこの




柿の木みたいなもんだろう。




ジュースといっても実際のところ、




ヤシの実の匂いのする




生暖かいただの水である。




出汁文化の日本人には




米とおかずと一緒にして、




飲めるものではない。




しかしなぜ彼がこの食事の場で、




わざわざヤシの実を頼んだかは知らない。




チューチューと飲んでるのを見ると、




現地の人のお口に合うようだ。 




不思議なオッサンだ。


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氷の入ったビールを飲みながら




色々とGoogle翻訳を使いながら、




ホテルをやってみたいと話をすると、




ミーはノーマネーだから、




ハジャイでやるなら




是非とも手伝いたいとのこと。




今度は旅館業の実力をつけて




ビジネスとしてハジャイにこよう。




14時過ぎに友人を迎えにいくと、




ラスボスからお店のカードをもらう。

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車に乗り込み14時30分出発。




15時30分ハジャイ空港に無事到着。

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友人がデェンと連絡先を交換し、

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また会おうと空港に入る。




18時にスワンナプーム空港到着。




空港内で最後の晩餐をし帰国をした。

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長いような短いような旅は終わった。




今回の旅の総括を次回発信してみたい。
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