会社の事業として、




簡易宿所の運営代行をしているので、




日本に観光をしにくる外国人の声を聞く。




日本にはゴミ箱が無いのに




なぜかゴミが道に落ちていないとか、




人々はお互いにリスペクト(尊重)しあって、




公共では譲り合いながら生きていると感じるらしい。




生活の中に神社仏閣など伝統的なものと、




駅の自動改札や自動ドアなど先端技術があちこちに散りばめられていて、




新旧が融合しあってとてもクールだとか。




はたまたコンビニにはエロ雑誌や




駅前に風俗店やキャバクラの広告もあり、




性に関してとても社会的に寛容であること。




タバコやアルコールは自販機で買えて、




飲食店、コンビニはどこにでもあって便利な国だし、




肥満の人は少なく、




ラーメン屋や牛丼店で1人でも飲食ができる。




夜に女性が一人で歩けたり、




子供が一人で電車に乗れるほど、




治安がスーパー良い国である。




街を歩く人々はみな清潔な身なりで、




自己表現としてのオシャレを愉しんでおり、




個性あふれる人ばかりだと。




そんな多彩な趣味や伝統、




恵まれた自然の中にいる私たちが、
 



当たり前に感じているこの日常は、




それはそれはとても寛容な社会で、




自由な国として見受けられているようである。




しかしそれとは逆に、




長年培ってきた農村社会のような、




息が詰まるような場面があり、 




先日もJR総武線に乗ったら、




こんなシールが貼られていた。



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相互監視社会とまでは言わないが、




車掌さんが勤務中、水飲んだっていいし、




マスクしなくたっていいじゃない。




自分の価値観が正しいと思って、




些細なことにまで突っつく人がいるのだろう。




クレーマー対策として、




JRは取り急ぎこのシールを貼れば




今の問題は解決するのだろうが、




本質的な問題はそこじゃない気がする。




タイだったらゴハン食べながら接客するし、




スマホで会話して客待たせるし、




いちいち気にするなと言われるだろう。




一見寛容な社会を作り上げてるように見える反面、




「皆んな我慢しているのだから」とか、




仕事中に気を抜いてるように見えるのは良くない!と

 


日本特有の同調圧力という、




同じ日本人に対する不寛容さ、




全体主義的な厳しさもあるのが、




我が国にあるなと私が感じる所であった。