貧乏人だから麦を食う
本日の病院食(完全食)。
○鮭のムニエル(付け合せ:ブロッコリー・キャベツの蒸し物)
○ジャガイモの含め煮(ジャガイモ・ニンジン・タマネギ・挽肉少々)
○澄まし汁(豆腐・菜の花・和布)
○漬物(たくあん)
○麦飯
麦飯は、患者さんには150〜200グラム盛り付けるが、さすがに私には厨房のほうで斟酌して、300グラム弱、盛ってくれている。まあ、それでも一日一食主義の私にはやや物足らない。最近は、そういうリクエストでもあるのか、せっかくの麦の割合が目に見えて減少してきている(今日改めてよく見たら、どうも完全な銀シャリになってしまっているようだ)。そこで、麦を50グラム(乾燥重量)ほど、混ぜ込んでいる。
やり方は簡単、というか乱暴というか。どんぶりに麦を入れ、適当に水加減し、ラップして電子レンジ500Wで3分、200W(解凍モード)で5分。それで十分炊き上がる。重量は200グラム弱。ここに米飯を放り込んで混ぜ合わせる。
1993年春、社団法人九州大学佛教青年会の学生寮を放逐され(大学から籍がなくなったので)、一人暮らし、自炊を始めた。寮時代の食事が麦飯だったので、自然自分でも麦飯を炊く。平日は米麦五分五分。日曜日は八分二分とすると、米の美味さがしみじみ実感できたものである。
同年の初夏、悪質な予備校転がし詐欺にあって収入激減(詳細はいずれ書くことだろう)、食生活も貧しくなり、体力温存のため、予備校に出講する以外は外出も控え(買い物もろくに出来ないし)、ごろごろして過ごしていた。そんなある日曜日、飯を炊こうとしたら、麦はあるが米がない。買いに行こうにも、金がない。試しに麦を一合、炊いてみた。炊き上がって炊飯器を開け、その臭いに噎せかえった。無理して食べようとしたが、半分で箸が止まった。思わず落涙する。ああ、なんと贅沢な人間に出来ているものよ、と。
今では修行を積んで、麦100パーセントの麦飯でも美味しくいただいています、はい。野菜を片っ端から細切れにしたものを混ぜ、鶏がらスープで雑炊にしたものなんか、最高の栄養・ダイエット食じゃなかろうか。
しかし、それを作るためには、おおそ2立方メートルと見積もられる本・雑誌の堆積を流し台前から撤去しなきゃならんのだなあ、はあ。
さらに、表題に偽りあり。現在では麦飯は必ずしも安上がりではない。麦はたいていキログラム当たり300円程度、ビタミンB強化タイプだと、さらに高くなる。米も、量販店なら10キログラム2980円で売っていることも珍しくない。ほんとは麦以外に粟・黍・稗・蕎麦なども適当に混ぜ込みたいのだが、これら雑穀が、また高いからねえ。
Posted by chinzeidaisyougun at 22:25│
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