今日、日直勤務中に受けた電話のひとつ。
入院患者の○○さんのところに、××さんがお見舞いに行っているはずなので、取り次いでほしい、とのこと。病棟の内線電話は呼び出しに使えないので、病棟ロビーにある公衆電話に架け直していただきたい、電話番号は……、と伝えようとするのを遮って、
「私は80歳で耳が遠いので、英語で言ってほしい」
とのこと。仰せの通り、
「ツゥ−、セブン……」
と告げ出すが、すぐに、いやいや、アルファベットに変換してくれ、とのご要望。面食らったが、指折り数えつつ、なんとか伝え終えた。その際、
「『ビー』? ああ『ブラボー』、2ね」
といった受け答えが。ああ、最初から、ブラボー・ゴルフ・ブラボー……、とやったが親切だったかしらん。
しかし、80歳でこういった符牒に親しんでいるって、いったいどういった前歴の方なのだろうか? 旧軍の暗号解読課員で、戦後はGHQの嘱託だったとか、空想は膨らむ。