2016年08月22日
上手くなりたいなら
ピアノの前に座って音を出し、数回その曲をさらえば、とりあえず練習したという実績は作ることが出来ます。
でもその様な練習をやっても、レッスンの際に先生から出される注文に応じることは無理なんです。自分の曲は自分で責任を持って弾くんだよといつも言われていると思いますが、責任とは何でしょう?
楽譜を地図の様に見るんだよと言われたことを思い出してくださいね。どこに何が書かれてあるかな、わからない音楽用語はないかな、どうやって表現すれば良いかな、弾けない部分はないかな等、宝探しゲームをするんです。
レベルが上がれば宝探しゲームの宝も変化します。メロディーは歌えてる?サビはどこ?フレーズを考えて、コントラストを付けて等、曲を表現する為の内容がレベルアップします。
そういう風に頭を使って自分の曲と取り組むことがとても大切なんです。何かを間違えていても、頑張った軌跡があれば先生はそこを褒めます。そこまでやったことに価値があるんです。
音とリズムが合っているだけの無味乾燥な演奏には感動がありません。例えミスタッチが一切なかったとしても、もう一度聴きたいという気持ちには中々なれません。
曲に命を吹き込んで素敵なものにするのは自分です。その曲に思いを乗せてください。聴いている人に自分の思いが伝わる様に、音で表現してみてください。上手くなるきっかけはそこからだと思うんです。
先生の真似から入っても構わないし、YouTubeを覗くのも良い方法です。CDを聴いて耳から栄養補給するのも手だし、お家の方に演奏を聴いてもらうのもとても大切です。
自分でやれそうなことから始めてみましょう。どうしてもわからなければ先生に聞いてください。いつでもお手伝いしますよ。そしていつでも精一杯応援していますよ。
チッペンデールの催し物ご案内
♫佐々木邦雄先生ソルフェージュ教室
次回は10月30日(日)です。
詳しくはHPをご覧ください。
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chippendalepiano at 23:30│Comments(0)│ピアノレッスン