+ あずかりもの

2010年12月09日

旧ブログで、せせさんという方から「戻ってくるまでお預かりします」と預かったままになっている小説があります。
どうしても置いてくることができずに、ここまで持ってきてしまいました。
お心当たりのある方は、PC経由拍手コメントあたりでご連絡ください(笑)


***



別れの言葉は無かった。


彼女の部屋には
彼女が描いた絵も
彼女が綴った物語も
彼女自身も消え
真っ白になっていた。


残ったのは開いた窓だけ。


僕は部屋の真ん中で
ただただ呆然と窓を眺めるしかなかった。


この世界では誰かが「フッ」と消えるなど良くあること…
そう、良くあること
こんな状況は何度も経験している
当たり前の事、当たり前の事なんだ
だけど…簡単に割りきれる想いでは無い…。



『キィ』と窓の軋む音

彼女はこの窓を越えて
飛んでいった。
窓を開けたのは彼女の意思
飛んでいったのは彼女の覚悟。

僕はその決断を

悲しむべきなのか…?
笑顔で見送るべきなのか…?

答えは…
まだ出ていない。


窓の外は青空だ。
青い青い青い吸い込まれそうな色に
少し目を細める。

この空の続く場所に
きっと彼女はいるのだろう。

僕は彼女の幸せを此所から祈る。
この空に…祈る。


――――


自分の部屋に戻り。
部屋の窓を眺めて想う。

いつか僕もこの窓を開け
飛んで行く日が来るのだろう。
それは、まだまだ先の事かも知れない。
明日の事なのかも知れない。


だけど


だけど その日が来るまで僕は…




(トントントン)



「(すみません、いますかー?)」

「あぁ、はいはい いますよ。今 開けます」

ガチャッ


「こんにちはー」

「どうも、こんにちは」

「えと…今日は新しい物語はありますか?」



語り続けようと思う。


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(注意)これは物語です。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



【1】貴方の趣味は何ですか?
バイクだな。

夜に失踪するのはマジ最高ー♪

いや疾走ね 疾走(笑)

ポリはマジうぜぇ しね



【2】貴方の自慢できる事は何ですか?
何事にも動じる事が無い事

もう 悟っちゃってんのよ 俺さ。



【3】貴方の武勇伝を教えてください。
墓石でドミノした事がある(笑)

あれマジ最高(哄笑)



【4】貴方は幽霊を信じますか?
信じーよ つーかいねーよ。

幽霊信じてるチキンはマジうぜぇし(笑)



【5】貴方はいつ死にたいですか?
今だな

どうせ死ぬんだし 生きる価値なんてねーんじゃないのか?

あー早く死にてぇー



【6】そうですか
あ?



【7】貴方の住んでいる場所を教えてください。
フィンランドー


ごめん みんなっ 俺 実は外国さんでした(激笑)



【8】それは嘘です。
はぁ?



【9】貴方は東京に住んでいます。
バーカ 違うよ



【10】貴方は東京の平井に住んでいます。
・・・・・・



【11】貴方はFアパートの二階に住んでいます。
何で・・・なんでそこまでしってるんだよ!!!



【12】さぁ・・・ね。
何が目的なんだ・・・



【13】貴方はさっき死にたいとおっしゃいましたね。

・・・



【14】早く死にたいと。
あぁ 言ったよ それがどうした!!



【15】私がその望みを叶えてさしあげましょう。
何だよそれ・・・



【16】連れてってあげると言ってるんですよ?
何言ってんだよ!!

馬鹿かお前は!!



【17】今から会いにいきます
え・・・・




【18】貴方のアパートが見えました
嘘付け!びびらせようったってそうはいかねぇぞ!!




【19】今から階段をのぼります

・・・なんだよこの音
マジかよ おい ホントかよ
ホントにここに来てるのかよ!!




【20】もう少しで会えますよ
駄目だ やばい マジだ!


逃げよう!!




【21】逃げられませんよ?
駄目だ動けない!! おかしい!! なんだよこれ!!


ちくしょう!!


いやだ…いやだ…死にたくない!!!!!
死にたくない 死にたくないしにたく




【22】私は…………貴方の後ろにいます。







うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!






【23】










【24】次にまわす人








【25】次にまわす人を教えてください








【26】次にまわす   人は   









貴方

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箱を持った少年がいた
中に何が入っているかはわからなかったが
その箱は
かざすと美しく煌めき
抱くと不思議と暖かさを感じる事ができた
少年は箱が大好きだった


しかしある日その箱を奪おうとする黒い生き物が現れた
その生き物は黒く大きく
そして醜くかった

少年は箱を持って逃げた
何日も何日も逃げた
体はボロボロになり
息はもう絶え絶えだ
それでも少年は必死に逃げた
だが黒い生き物は何処までも追い掛けてきた
何処までも何処までも…


「ふと」した拍子
少年は転んでしまった。
そして黒い生き物に捕まり
大切な箱を奪れてしまった。
黒い生き物は箱を見て「何か」を叫び
箱を叩き壊してしまった。
黒い生き物は箱の残骸を残し
どこかへ消えていった。



少年は泣いた
泣いて泣いて泣いて泣いて
悲しみ苦しみ
憎しんだ


少年の肌はいつしか変色し
体は膨らんでいった




その姿はまるで…




姿を変えた少年はある日
少女を見つけた
少女の手には箱があった
キラキラ輝く箱に魅せられた少年は…


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