ちとせ館

(あしたもよろし ゆうべもよろし)

夢の蹄

ゆめのひづめ

こちらでは毎年“馬まつり”というイベントがあって、去年、主催者の方とお知り合いになったのでした。
というか、主催者とは以前から顔見知りだったんだけど、そういうことをしてるとはつゆ知らず。
お声掛けいただいて「ええ?あなたですか?」となった。
わけもわからず、言われた通りの協力をした。
また「今年もよろしくお願いします」と言われたので、馬のことをお勉強。
恋も二度目なら少しは上手にってくらいだから、今度は言いなりじゃなくて私なりに考えて協力したい。

この本はサブタイトルが「馬をめぐるアンソロジー」で、馬が出てくる小説や随筆を集めている。
芥川龍之介『馬の脚』、寺山修司『馬染かつら』という具合。
その中に、石子順造『小絵馬 封じこめられた民衆の祈り』が入っていた。

先日、東京。
「メメクラゲがいる」
電車に乗っている時に言われて顔を上げると、『ねじ式』の一コマ。
府中市美術館で開催中の『石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行』のちっちゃなポスター。
石子順造さんの本は、『ガラクタ百科』というのを読んだことがあるだけ。

帰ってから調べてみたら、つげ義春さんだけの原画展というわけではなく、白土三平さん、水木しげるさん、林静一さんたちの紹介もあるとのこと。
サイトに出てる林静一さんの『怨霊血染めの十字架』は、少し前に山形美術館で観た。
ぎょっとする迫力だった。
そんなこんながいっぱいの展示らしい。

行きたかった〜。
事前に知ってれば行ったのに〜。
「他の会場への巡回はありません」の非情な但し書き。
縁がなかった…

でも、絵馬。
馬は神の乗るものとされ、神社に奉納する習わしがあったこと。
それが絵馬に置き換わっていったこと。
その間の民衆の願いには変化はあまりないけれど、表現の仕方は変遷していったこと。
わかりやすい小論文だった。

これでアイデアの端っこが見えた気がする。
こういうのを、あーでもないこーでもないってかき混ぜてる時が楽しい。
ちなみにかきはかきでも、雪かきはもう全然楽しくない。(笑)

歌は八雲を先として天ぎる雪のなべて降るこれらはいかで嫌ふべき
(能・絵馬)

もしかして愛だった

もしかして愛だった (文春文庫 (あ23-14))
もしかして愛だった (文春文庫)

今少し欲望について考えてます。
主に物欲について書いた阿川佐和子さんのエッセイ。

友人のDさんは「普通の女は買い物すると気分がよくなる」と信じている。
買い物大好き。
でも、なんだか違う阿川さん。
すごく欲しいというものが見つけられない。
そういう人は、一度買ったものを大切にするみたいだね。
20年も愛用したシルクのパジャマの話は、なんだかパジャマの気持ちになってジ〜ンとした。
大切に思い、捨てがたく思う物たちへの、阿川さんの愛情物語。

私も今、欲しいものが見つけられない。
商品券がなんやかやでたまっているから、欲しいと思えばいろいろ買える状態なんだけど。
ちょっと値下がりしはじめたコート売り場で、『昼下がりの情事』でオードリーが着ていたコートに似たものを探して羽織ってみる。
体型の違いか、全く似合わない。(笑)

“I love you”は「私はあなたを愛しています」と訳されるけれど、最初は「私はあなたを大切に思っています」と訳されたそうだ。
愛してると言われるのも嬉しいけれど、その言葉がなくても大切にされているのを感じる時、心が丸くなって幸福感に包まれる。

今、一番の望みは朝寝坊だなあ。
ぬくぬくとしたお布団に包まれている幸せ。
それを引き裂く無情な目覚まし時計のアラーム音。
あと一分、あと一秒の抗い。
「ん〜!」と身体を少しずつ布団の外に出す時、サロンパスをはがす時のパリパリとした音が聞こえるような気がする。

いちごいちえ

わすれないよ〜とおくはなれぇて〜も〜♪

『ためしてガッテン』が苺特集で、突然この歌が流れた。
中島みゆきさんの『一期一会』(笑)

それで、苺ハウスが出てきてましたが、あれは私の実家のそばです。
掛川市、赤堀さんの農園。
なんだか懐かしくて嬉しい。

あ〜、苺食べたくなっちゃった。
静岡の章姫がいいな。
こっちだと、とちおとめが主流なんで食べられない。

忘れないよ 遠く離れても♪

おねーちゃーん!
(苺、送って)☆\(-_-;)

ichigo

苺のヘタ近くだけをつぶしてミルクかけて食べると昔の苺の味がするというの、やってみたいな。
今では絶滅危惧種に指定されているというイチゴスプーン、ちゃんとあります。

窓辺の花は

かすみ草

『幼児と画く太陽とチューリップ』
(山室勝繁)


なんだか少し日が長くなったような気がする♪

正しい欲望のススメ

正しい欲望のススメ
正しい欲望のススメ

限りないもの、それが欲望。
生きていくために必要な欲求から、いい物が欲しい、人より優位に立ちたい、何か成し遂げたいなど複雑で高次なものまで。
その感情について、一条ゆかりさんのエッセイ。

貧しさと子だくさんから母が自分を堕ろそうとして祖母が阻止したという一条さんは、「生きていてもいいですか?」と問いながら成長する。
これは私もそうだから、すごく同調する。
私の場合は父がさっさと「生きててよし!」と愛してくれたから、その点はありがたかったんだなあと思う。

おいしいフレンチを食べ、次の日はウナギがいいな、お寿司も食べたい、イタリアンも。
一事が万事その調子、物も仕事も恋も。
求める、努力する、手に入れたら次へ。

自分の欲望に間髪いれず従うその姿勢は、10年くらい前はかっこいいなあと見ていた。
でもこの頃、ガツガツと求めないことで大切なひとつが見えてくることもあるんじゃないかなと思うようになった。

やせ我慢とはちょっと違う。
だって、それで痩せないもん。(笑)
Profile
ちとせ
好きなことを好きなだけ。
花とダンゴと読書の日々記。

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