『JIN-仁-』

ドラマ、最終回でした。
謎がとけないままの終わり方は、「あれ?」という気持ちがないわけじゃないけど。
でもこの3ヶ月、毎週ほんとに楽しませてもらったことにありがとう。

私は原作で一番好きなのは、野風さん。
ドラマのは最初あんまり好きじゃなかった。
トウが立ってる\(-_-;)
江戸時代って30過ぎると「御褥(おしとね)御免」って風習があったりするし、遊女が年季があけないままそれくらいの年齢になると「遣り手」になるんじゃなかったっけ?
もう少し若い娘がやったほうが…と思ってたのね。

でも、吉原を出て地味な着物で手習い塾のチラシを配る野風さん、すごく感動した。
できれば、原作で描かれているように梅毒にかかった遊女の終の棲家を作るところまではやってほしかったけど。
村上もとかさんが『JIN-仁-』で描きたかったことって、ここなんじゃないかと思ってるから。

医療はパーフェクトのものじゃなくて、どうしても救えない人というのも出てしまう。
最期の時を、おだやかに、人として迎えることができるように…

野風を見送った咲のセリフ。
「水というのは不思議なものでございますね」

水は美し 冷熱に応じて虹と化し氷と変じ水晶となる
水は強し いかなる障害にも屈せず自ら進みて大をなし他を動かす
水は深し その源神に発し大自然の道を示し波乱曲折の人生を思わしむ
【水六訓(貴船神社)から】

jin

友達が急に入院してしまいました。
『JIN-仁-』の最終回を共に楽しみにしていたのに、よりによって昨日。
ポータブルDVDプレーヤーと、録画したDVD-Rと、原作全巻。(いつの間にか揃ってる(笑))
これから持って行きます。