困ってるひと
困ってるひと

糸井重里さんオススメで、速攻で買った。
今、在庫切れですって。

Amazonさんのカスタマーレビューを読むと、評価が分かれる本なんだね。
星5つが多いけど、星1つ、2つの人もそれなりにいる。

“ワンダーランド”と書いた重度心身障がい者の病院の記述が不快だと言う人。
私もそれは感じた。
その場所はなくてはならない場所であり、そこに入れたことで安心できた人たちもいたと思うから。
障がいと言っても、二種類あると思う。
健常で生きてきた時期があった人、生まれつきな人。
この著者は前者で繊細な現代っ子なのだから、初めてそういう重度障がいの実態に直面したその時には仕方なかったかもしれない。
「ここは地獄だ」と口に出したことを、恥ずべき、情けない、と省みているところを読んで救われる。
また行くことがあったなら、もし二冊目を出すことがあるなら、ここの記述が変わってくることを望みたい。

ひとりでは日常生活がままならない状態なのに、引越しを敢行するというのは賛同できないという人。
私はこの引越しには賛成。
一生懸命になれることができてよかったね、と言いたい。
しかもやってみて、できたんだから。
この「一生懸命になれること」を見つけるのが難しいんだから。
きっかけがまた素晴らしいじゃないですか。
「デートしたい」というのが。
あいのちから。
オールユーニードイズラブ、です。
手帳の再認定の時までに、もう少し障がい者に優しい制度が整っていますように。

ハート

昨日NHKでやっていた番組で、震災以来、仕事がなくてお酒ばかり飲んでいたお父さんが「もう一度」と生活を改めるシーンが出てきた。
そのきっかけは、娘が吹くトランペット。
これも、あいのちからか。

いろいろなあいのかたちがあって、たくさんのあいのちからがあって、もしかしたらすごくむずかしいもので、でももしかしたらかんたんかもしれない。
こうでありたいという基本姿勢は、シンプルでオールユーニードイズラブ。
そんなことを考えさせてくれた本。
紹介してくれた糸井重里さんと、著者の大野更紗さんにありがとう。
いい本でした。