2004年09月

2004年09月29日

実名SF『お聖どん・アドベンチャー』に森茉莉が

更・うれしいがらし日記の9月19日「旅の空の田辺聖子」より。

田辺聖子の『お聖どん・アドベンチャー』という実名SF小説に
登場する作家として、森茉莉の名前が挙げられているのです。初めて知った。

田辺聖子って源氏物語の訳と百人一首本しか読んだことないんだけど
SFも書いてたんですね(でもこの1作だけだって)。
日記の書名リンク先を見ると全集の略年譜からはずされてるそうですが。
SF……未知の世界だ。

書名で検索すると、森茉莉の出てくる作品とあらすじは下記のとおり↓
幻想文学館」の日記より(10月12日分。森茉莉でページ内検索して下さい)

円盤芸者 
芸者となって身を立てようと思った女流作家たち。
そこへ円盤が現れる。客として宇宙人たちの宴席に呼ばれた女流作家たちは。
一番SFチックな作品であるが、円盤を自衛隊のヘリコプターと思い、
宇宙人だとは露ほども思わない女たちが可笑しい。登場人物は3人の他
イーデス・ハンソン、戸川昌子、佐藤愛子、桐島洋子、森茉莉、城夏子等。


この中で、森茉莉がどういう発言しているのかが気になるところ。

chiwami403 at 20:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年09月27日

山本夏彦のコラムに森茉莉(写真つき)

山本夏彦の新潮文庫『オーイどこ行くの―夏彦の写真コラム』に
「新刊『ドッキリチャンネル』」という文章があります。

筑摩書房からドッキリチャンネルの全集が出たときの文章で、
森茉莉の写真も一緒に掲載されています。
阪急コミュニケーションズの『森茉莉 贅沢貧乏暮らし』の
表紙と同じ服装で、室内でペンを持っている写真です。

それから、s-woman.netの森茉莉本紹介。→こちら
女性向けサイトって普段見ないのですが検索してて見つけたものです。

chiwami403 at 21:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年09月26日

ハウス オブ シセイドウで銀座の写真

もう一つ企画展。森茉莉は出てきませんが。

銀座にあるハウス オブ シセイドウ
「ギンザ・フォト・ストリート 1930's/2004」。10月31日まで。
初日に行ったら、閉館まぎわだったせいかあまり混んでなくてよかった。

師岡宏次による1930年代の銀座の写真が出てます。
この近代建築や看板建築が今も残ってたらいいのになあ、とか
森茉莉の幼い頃見た銀座とは違うだろうけど、離婚後
銀ブラしてたときはこの街並を歩いたんだなあ、とか感想色々。

商品や広告の常設展示もあります。オイデルミンの壜や
ドルックスのコンパクト、クリームの容器にうっとり。
資生堂や化粧品など関連書籍の本棚も置いてあって自由に読めます。

chiwami403 at 10:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)脱線 

2004年09月24日

たばこと塩の博物館にパッパ鴎外の愛用品

渋谷にある、たばこと塩の博物館の企画展
「明治の世相〜浮世絵と写真でたどる明治ニッポン」
パッパ鴎外愛用の品が展示されています。

文京区立鴎外記念本郷図書館の所蔵品で
ペン皿(灰皿)、煙草入箱、葉巻切り、の3点です。

森茉莉とは直接関係ないですが、幼い森茉莉も
見たことあるんじゃないかと思うけど、どうだろう。

他の展示も、日本史の授業には出てこないような当時の
世相も分かって面白かったし、レトロ好きにはたまらんというか、
これで入館料100円は安い。10月24日(日)まで。

個人的には「203高地」という束髪の見本と、
顔だけ天狗の天使が鏡を持つたばこのポスターが気になった。

【ご参考】たばこと塩の博物館サイト

chiwami403 at 22:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)脱線 

2004年09月23日

新潮文庫『恋人たちの森』改版

『枯葉の寝床』といえば。

(この段個人的な話です)
森茉莉の随筆はよく読み返しますが、小説は一度読んだきりです。
でも、会社に行くとき乗るバスでよく一緒になる、ハーフっぽい背の高い男性
(奥様と一緒にご出勤の40歳前後)を心の中で勝手に「ギラン」呼ばわりしている。
小説読むときは具体的な人物をあまり思い浮かべない方なんですが、
ものすごいイメージ通りなので。

改版になった新潮文庫の『恋人たちの森』。→新潮社の案内はこちら
そういえば、ちょっと前に「掘り出し本」として書店に平積みされていた。
この表紙、70年代っぽいというか、妖しげで森茉莉らしいなあと思う。

『贅沢貧乏』はオンデマンド出版(ウェブの書斎の紹介はこちら
だそうですが、2205円て高いな。講談社文芸文庫があってよかった。

chiwami403 at 20:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年09月21日

小川洋子と枯葉の寝床と前略・ミルクハウス

「パンと書物でつれづれまなてぃ」の9月11日「本屋大賞のご褒美 / 読書中 」より

『博士の愛した数式』で第一回本屋大賞を受賞した小川洋子が
「本屋大賞のご褒美で買った本」20冊のうち4冊は森茉莉だそうです。
読んだことないわけではなく、引越したり人に貸したりで手元に残らないそうだ。

本の雑誌10月号目次 

それよりも、その後にある↓が衝撃だった。

『前略・ミルクハウス』(川原由美子)
という漫画で、涼音さんという美女(にしかみえない男性)が
「枯葉の寝床っっ」とふざけて従兄弟の藤君(だったかな?)
を押し倒すシーンがありまして


『前略・ミルクハウス』なつかしすぎ。  
私は大学入るまで少女漫画漬けで、涼音さんや芹香ちゃんのかわいい
洋服が好きだったから(←少女趣味だった)よく読んでいたけど
当時森茉莉を知らなかったせいか、ぜーんぜん本当に記憶になくて残念。
今度漫画喫茶行くか……ドラマ放映時に『エースをねらえ!』読みに行ったし。

森茉莉と関係ないけど『前略・ミルクハウス』の藤くんの印象が強かったせいか
浪人生活ってすごく悲惨で暗くて大変なものなんだ、と中学生のときは思っていた。

【ご参考】『前略・ミルクハウス』のあらすじが掲載されているメルマガ →こちら
Amazonで検索すると「少年向けセット」もあるのが意外だった。

chiwami403 at 21:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年09月19日

吉田健一が、森茉莉の元夫・山田珠樹の家に

吉田茂首相の息子で作家の吉田健一が、鎌倉の山田珠樹の家に
間借りしていた話(9月16日分)の続き。

それは「森茉莉と同年代で下町生まれだから」というだけで何気なく買った
永井龍男の『へっぽこ先生その他』(講談社文芸文庫)に載っていた。

吉田健一が亡くなったときの追悼文「吉田君と子息」に以下の記述。

ある日の午後、私が玄関を出ると、着古した背広の男性がすぐそこを
歩いてくる。(中略)吉田君は、この奥の山田珠樹家の一室を借り、
ごく最近引越してきたということだった。


戦後、永井龍男が入社した「新夕刊」新聞で、英語の達者な
渉外係が必要で吉田健一を雇ったが、その後公職追放で永井龍男が
新夕刊を退社。その1年か2年後に隣人として再会したのであった。

この他にも、久保田万太郎、小林秀雄、中原中也など作家との幅広い
交流話が載っていて(元文春の編集者だし)へーと感心することしきり。
それまで全然読んだこともなかったけど、ブックオフに感謝感謝。

この文章には吉田健一の息子の趣味が昆虫採集というエピソードが
あるのですが、吉田健一自身もこの家のことを文章にしてます。
ただし、「家主の名誉を尊重して」山田家の名前は出してません。
三文紳士』の「貧乏物語」又は『なんだか・おかしな・人たち
(文春文庫)の「宰相御曹司貧窮す」(題は違うが同じ文章)によると

終戦の年に家が焼けて、仕方なしに引っ越した鎌倉の家がいけなかった。
(中略)触れ込みは、高台、眺望絶佳、電気、水道、家賃低廉


であったのだが、家賃こそ安いものの、実際は母屋と裏山に挟まれた長屋で
ほとんど日が差さずじめじめしていて「各種の多足類の住処になつてゐた」と。
「子供はさういふ生物を上手に掴まへて、壜に入れて飼つてゐた」という記述が
あって、これが永井龍男の言う「昆虫採集」になるのだろうか。

【ご参考】鎌倉文学館(鎌倉ゆかりの文学者の紹介あり)→こちら

■追記(2004年2月1日)
森茉莉と吉田健一は直接関係ない、と思っていたのですが
『私の美の世界』の「与謝野晶子」に

犀星の文章は吉田健一の文章とともに、
なかなかわからなくて頭がくたびれるが


とあったので(文庫257頁)吉田健一作品は読んだことがあるみたい。
何回も読んでいるはずなのに、何故気が付かないの私。 

chiwami403 at 10:21|PermalinkComments(2)TrackBack(0)森茉莉 

2004年09月16日

鎌倉の山田珠樹邸における吉田健一

吉田健一の記事を書いたのは個人的ブームもありますが
直接ではないけど、森茉莉とちょっと関係があるからです。

森茉莉の夫だった山田珠樹はのちに鎌倉に住んでいたらしく
その家に戦後間借りしていたのが吉田健一だった。

山田珠樹で検索して見つかった、演出家・清水浩二氏による
「思い出のキャラ図鑑 吉田健一先生と西御門の山田邸離れの思い出」

森茉莉と山田珠樹の息子山田亨から、家の離れを使わないかと
もちかけられ引っ越した清水浩二氏。
その階下に吉田健一が住んでいて、飼い犬のことで一騒動という話。

へー、山田珠樹は森茉莉と離婚後、鎌倉に住んでたのねと検索すると
鎌倉ペンクラブ関係のサイトにも名前が出てきています。
青空文庫で確認すると山田珠樹は昭和18年没だから
二人が面識あったかは不明ですが。。

じゃあ今度blogで記事にしようとしていた矢先に
別の本でも「山田珠樹邸に住む吉田健一」に遭遇した。

続く。

chiwami403 at 20:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年09月15日

古書ケルトカルトで小堀杏奴の本を買った

森茉莉及び関連の語句で検索していると、ネット古書店
または古書店好きな人のサイトがよくヒットします。
現在絶版でもblogのネタになりそうな森茉莉関係本は
ついふらふらと買ってしまうので、あった。

古書ケルトカルトは、ケルト・アイルランド関係と70〜80年代の文学、
映画、芸能など取り揃えたネット古書店です。森茉莉の本もあります。

他所では高くて手が出なかった吉田健一の『酒肴酒』(番町書房)と
小堀杏奴の『朽葉色のショオル』(講談社文芸文庫より安かった)を購入。
本にはパラフィン紙のカバーがかけられ、納品書を兼ねた栞が同封してありました。
今『酒肴酒』を読んでいます。ケルトカルトさんありがとう。

古書ケルトカルト

ケルトカルト本

chiwami403 at 21:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)脱線 

2004年09月14日

吉田健一のケテル・ピルゼン他

「作家が通った店」「老舗の飲食店」というのに私は弱い。

銀座 ケテル(並木通り) Ozmallでの紹介はこちら
 
(この段個人的思い出)
就職活動のときに、この店の前の公衆電話を利用したことがあって、
「いつかこの店に食べに来よう」と決意し、入社後喜び勇んで、
でもちょっと緊張してランチ食べに行ったのを覚えてます
新米に1800円は高かったが、大人になった気がして満足した。
一度ティータイムに入ったら、すいてて銀座にしては安かった。

ピルゼン(既に閉店)
『舌鼓ところどころ』の「東京のたべものや」に出てくるピルゼン、
交詢社ビル(昭和4年築)の建て替えのため、閉店してしまいました(涙)。
古いビアホールといえば有楽町のレバンテも東京国際フォーラムに移転
(建物はまだあるけど)。残ってるのは銀座ライオンくらいか。
検索して見つけたピルゼンの写真入り紹介→こちら

2004年10月オープン予定の新しい交詢社ビルには、昔のビルのファサードが
一部利用されています。面影が残ったのはありがたいけど、やっぱり寂しい……

ランチョン(神保町)
吉田健一で検索してたら、どうやら神保町のランチョンにも来ていたらしい。
お店のサイト →こちら
Gooでの紹介 →こちら (吉田健一の発案で作られたビーフパイの写真有)

小川軒(新橋駅前)
「饗宴」という作品の、
「気絶し掛けている時に、ギネスの黒ビイルにオックス・テイル・シチュウ」
という所を読むとおいしそうで、自分まで空腹な気がしてくる。
昔は新橋駅前で営業してたのが、代が変わって今は御茶ノ水にあるみたいです。

小川軒のサイトはこちら。HISTORYに昔のお店の写真あり。
オックス・テイル・シチュウは4200円か……食べてみたいが、むむー。

chiwami403 at 20:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)脱線