2004年12月

2004年12月30日

2004年の更新はこれで終了

読んでくださった皆様どうもありがとうございます。
blogを初めて半年以上、思ったよりネタはあるもんだなと
自分でも驚いております。

ライブドアはサイト内検索ができないので
「あのことは記事にしているかな」というものがあれば
未来検索↓で 「森茉莉 検索したい語句」 で検索してみて下さい。
http://sf.livedoor.com/

資料はあるけど記事にしてない、というものがまだあるので
ちょっとこのお正月休みにがんばろうかと……
また来年もよろしくお願いします。

chiwami403 at 19:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)脱線 

流行通信とランティエ。に森茉莉

22℃の「 流行通信1月号」 によると、同誌の作家特集に
森茉莉が出ているそうな。『流行通信』のサイトの目次に

女流作家のかっこいい生き方
 フランソワーズ・サガン/シルヴィア・プラス/向田邦子 他


ってあるのでたぶんこれだろ。須賀敦子、白洲正子あたりもエントリーか?
森茉莉、向田邦子とくると、こういう雑誌の特集にしては平凡すぎるような。
LEEかCOSMOPOLITANもしくはクウネル系っぽい(まだ見てないけど)。

もうひとつ
Days of Books, Films & Jazzの「『ランティエ。』は和風味」
によると、創刊号に森茉莉の名作コラムが再録されているとのこと。

最後の「。」は何のつもりかとげんなりさせるタイトル。
『サライ』以後、雨後の筍な高年趣味誌にありがちすぎる特集。

文庫を買えば読める過去の名作を今の雑誌に載せるのって
もったいないような。あと、なんで森茉莉選んだんだろう。
中高年男性向けだったら、もっと他いるでしょ、色々。

chiwami403 at 19:13|PermalinkComments(0)TrackBack(1)森茉莉 

2004年12月29日

乱歩など推理作家一同のサイン@内幸町キムラヤ

森茉莉に関係ない記事。ミステリ作家好きな人向き。

12月14日記事「江戸川乱歩+山田風太郎のサインがあるケーキ屋」の追記。

江戸川乱歩のサインが飾ってある内幸町の喫茶店キムラヤを再び訪れる。
今度は奥のコーナーに座って、ケーキ食べつつ額をチラ見(←超挙動不審)。

私の後ろにあったのは
「とんち教室」「青木先生」「玉川一郎」などの名前と似顔絵。
1949年放送開始のNHKラジオ番組「とんち教室」出演者が
寄せ書きしたものらしい。
千代田区の暮らし百科によると、日本放送協会は1938年から1973年まで
今の日比谷シティの場所にあった。この店のすぐ近く。
とんち教室の人々の寄せ書きはブタの絵のがもう一枚(他の人がいてよく見えず)。

その隣の小さな額には、また「江戸川乱歩」の名前。山田風太郎はない。
他の人の名前で判別できるのをメモしてきた

「大下宇陀児」「香田滋」「日影丈吉」「多岐川恭」

検索すると皆様推理作家(すみません知らなくて)。
大下宇陀児はNHKの番組「二十の扉」に出演していたそうなので
この人が推理作家の皆さんを連れて行ったのかもしれません。

とんち教室や推理作家の皆様がこの店に来た頃の地名は「芝田村町」。
この辺りの地名の変遷については6月12日記事参照。

ところで「二十の扉」は小学校で同じゲームをやった覚えがある。
ラジオ放送は昭和22年〜35年。連綿と昭和50年代まで受け継がれてたのか?

キムラヤ田村町本店
東京都港区新橋1-18-19 キムラヤビル1階(内幸町の交差点脇)
電話 03-3591-1701 営業時間 午前8時30分〜午後8時00分

■追記(2004年2月1日)
「退屈男と本と街」の1月20日記事「「とんち教室」の時代。」
ラジオ番組「とんち教室」の出演者や番組の内容について記述があります。


chiwami403 at 17:06|PermalinkComments(2)TrackBack(0)脱線 

2004年12月28日

『幼い日々』で森茉莉が見た川蒸気の本売り

※12月25日の書評紹介のリンクがエラーになっていた所訂正済み

平凡社新書『書店の近代 ―本が輝いていた時代―』でもう一つ。
22特価本書店・帝国図書普及会 の章で、夜店や汽車や船で月遅れ雑誌
が売られるようになり特価本業界が作られていった、とあって思い出した↓

講談社文芸文庫『父の帽子』所収の「幼い日々」で
不律の墓参りに行くところで川蒸気の本売りが出てきます。

いろいろな本を代り代りに包みから出してはパタパタと、
手で敲いたり、二三冊一緒にして、扇のように重ねて高く
差しあげたりしながら、うるさい声で説明をし始めた。


長く引用するのは面倒なので以上(文庫だと40頁)。
確か幸田文も川蒸気の本売りをどこかで書いていた覚えがある
(見つけ次第追記予定)。

【ご参考】明治の渡し 一銭蒸気と通運丸

chiwami403 at 20:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年12月26日

谷川ジローの漫画『かの蒼空に』に幼い森茉莉が出ている

前出の『書店の近代 ―本が輝いていた時代―』の「7洋書店中西屋」に

関川夏央と谷川ジロー『坊ちゃんの時代』の第三部『かの蒼空に』
には森茉莉が登場する、

というようなことが書いてあったので、漫画喫茶で読んできた
(主役は石川啄木)。
こういうのはネタバレって言わないと思うけど、概要は下記参照。


『坊っちゃん』の時代(第3部) 【啄木日録】 かの蒼空に ―凛烈たり近代なお生彩あり明治人 アクションコミックス続きを読む

chiwami403 at 21:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年12月25日

森茉莉浪漫館の料理企画

森茉莉浪漫館による記念企画「ファンの好きな料理投票」
で数々の料理写真が掲載されてます(気づくの遅すぎ)。
牡蠣とトマトジュースのカクテルが美味そう。
話題の「にゅうとねい」は、その2の写真が自分の想像していた
ものに近いと思った。あの本の写真は牛肉半生だったしな……

【おまけ】
日刊ゲンダイに掲載された『森茉莉 贅沢貧乏暮らし』の書評。
森茉莉の作ったぬたを食べたヨーコベエの感想有。
日刊ゲンダイと森茉莉ってすごい取り合わせだ。
一番森茉莉の本を買わなさそうな層というか。


chiwami403 at 14:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年12月24日

平凡社新書『書店の近代』に森茉莉の引用

小田光雄著『書店の近代―本が輝いていた時代』(平凡社新書)の
7洋書店中西屋 に『記憶の絵』の「本屋」の一部が引用されています。

幼い森茉莉もよく行ったという中西屋は、この本によると明治14(1881)年
に丸善の創業者・早矢仕有的が神田表神保町に創業、大正9年まで営業。
児童書の出版はは大正初年からで、洋書の装丁を参考にしたその造本は
当時画期的だったらしい。

小堀杏奴の『晩年の父』にも中西屋の名前。以下引用。

長い吊鐘マントを著た父が母と二人で中西屋の飾窓を
覘(のぞき)込んでいる姿が眼に見えるような気がする。


クリスマスになると二人揃って街に出かけ子供の贈り物を
買い揃えていた、という話のところ。
おしげさん、パッパと二人で楽しかっただろうなあ。

◆脱線◆
「叱られて」の童謡詩人・清水かつらは中西屋で働いていた。 
第3回 かつらと中西屋書店

森茉莉は中西屋が小川町にあると書いているけど
小川町といえば顔のワイシャツ。
顔のワイシャツ




chiwami403 at 21:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年12月21日

煙草と辰野隆、森茉莉読者の辰野評

退屈男と本と街「隆慶一郎」って名は。
に作家の隆慶一郎のペンネームの由来。辰野隆の門下なんですね。
私はジャンプで連載してた時の『花の慶次』をちょっと読んだ位だけど。
【おまけ】花の慶次  花の慶次悲鳴断末魔リスト

絶望書店による辰野隆の煙草写真!!(下のほうにあります) →こちら
手書きの名札と風船がのんきそうでいいねえ。

辰野は煙草通でパイプクラブの設立に関わり、葉巻の命名もしてます
(葉巻命名の出典は2chの「煙草の銘柄で1000目指すスレ」だけど)。

17 名前: 名無しは20歳になってから 投稿日: 02/04/29 20:11
パンドール
今はなき国産唯一のプレミアムシガー
名付け親は小学生のときからのヘビースモーカー
仏文学者の辰野隆


パンドール画像 →こちら
(下から2段目右端。リビングショップ安藤の「懐かしい日本のタバコ歴史博物館」)

門下の作家や文学者には慕われている辰野隆ですが、
森茉莉の作品で辰野を知った人には嫌われてる模様。

はちみつ印さんは辰野隆のことを「非常に感じ悪い」とおっしゃってます →こちら
大岡昇平のゴルフの腕前(と辰野隆)『アマチュアゴルフ−潮文庫−』のところ。

「気取りかえっててさ。にじみ出るいやらしさが何ともいえん」と
「ワイドショー的作家論」でふじこさんがおっしゃってます(第1回のところ)。

◆おまけ◆
タカシな辰野隆は歯医者さん →こちら

chiwami403 at 20:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年12月20日

白石かずこが講演で森茉莉と矢川澄子の話を

白石かずこが講演で森茉莉と矢川澄子の話。

平成15年に相模原の常福寺で行なった講演を
テープ起こししたものと思われます。

「泊まるわけにはいかない。あの部屋に帰ったら一行だけど
小説がかけるのかもしれない。私はあとどの位あのアパートの
部屋で過ごせる分らない」


という森茉莉の発言は、とか、ヤッタルデが嫌いでうぬぼれで毒舌で
パッパ鴎外の七光りとかいうような世間的なイメージからは見えづらい
ひたむきな一面があってホロリとしてしまうので、あった。

確かに森茉莉のパッパ話は「もうおなか一杯ですぅ」と思うんだけれども
だからといって七光りと自己陶酔だけじゃあれだけの作品は書けんだろ、
と言いたい。が、森茉莉贔屓だからそう思うのかもしれない、やっぱり。

chiwami403 at 22:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 

2004年12月16日

森茉莉の声を録音した作曲家の回想

9月3日記事「森茉莉の朗読入り作品(があるのかも?)」
森茉莉の朗読を録音しに行った作曲家のサイトに当時のことが出てた。

書きかけのノート(2001.5 - 2002.8) の2001年7月のところ。

最初に「夢」の引用(こんな長いのよく入力したな。偉い。)
その後回想。以下、日記の中の森茉莉遭遇記から一部引用。

森茉莉とよばれたひとは、たしかにそこに、いた。(中略)
三十数年前に書いた「夢」の一節を朗読してもらいたい、
という侵入者の要求をはぐらかそうとして、そのひとは、
読んだばかりの推理小説の筋を説明しはじめた。


初対面の小島編集者に類の話を突然始めた森茉莉。
初対面の猫本編集者に美輪明宏の話を始めた森茉莉(以前記事にした)。
この場合も「脈絡なく突然推理小説」だったりして。

これはわたしの書いたいちばんいい文章の、
いちばんいいところなの、と言いながら、


森茉莉らしい発言だと思った。

chiwami403 at 20:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉