2006年01月

2006年01月31日

栄養と料理デジタルアーカイブス

長谷川時雨の妹、長谷川春子が昭和30年に『栄養と料理』に書いた
「つかみ料理」という随筆の当時の誌面を見ることができます。

昭和30年(1955年) 第21巻第2号 つかみ料理 長谷川春子
昭和30年(1955年) 第21巻第2号 つかみ料理 長谷川春子(続き)
※画像を拡大して読んで下さい

「栄養と料理デジタルアーカイブス」は昭和10年〜30年の全文画像データを
インターネットに公開しているもので、昔の料理レシピや随筆が見られて
ありがたい限り。号ごとの目次も、執筆者五十音順の目次もあって便利だ。

長谷川春子以外にも幸田文(幸田文子名で執筆)、石井桃子、小堀杏奴など
の随筆があって、でも小説で有名な作家が執筆者にあまりいないのは何か
事情があるのだろうか。それから「料理かるた」の中江百合(東山千栄子の妹)
が、おひな様とお正月の子供向け料理を書いています


chiwami403 at 12:34|PermalinkComments(0)TrackBack(1)長谷川時雨 | 脱線

2006年01月29日

長谷川時雨『東京開港』を買う

長谷川時雨の『東京開港』が自伝的小説で当時の下町がよく描かれて
いること、戦後に出たものは長谷川春子の装丁によるものだ、という
ことを『わたしの長谷川時雨』で知って気になり、ネットで注文した。

今まで読んだことなかったのは小説が苦手だからです。
大抵登場人物が覚えられない。でも自伝的なら、ということで。

届くのを待ってる間に古書展で「東京開港」が載っている
『長谷川時雨全集1』が安く見つかってあらーと思ったけれど
長谷川春子の表紙と扉が見たかったので、まあいいや。
他に処女作の「うづみ火」と遺作「渡りきらぬ橋」掲載。

表紙にかかった薄いカバーを一度取ると戻すのが大変そうなので
紙かかったまま表紙撮影した。あと扉の長谷川春子の絵。

東京開港

東京開港扉

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2006年01月27日

「マダム貞奴」掲載の婦人画報

古書の森日記blogで長谷川時雨の「マダム貞奴」が
掲載されていた婦人画報が紹介されている(表紙の画像も有)。

2006年01月25日:古書の森日記 by Hisako:『婦人画報』(大正9年3月号)

長谷川時雨の「美人伝」の連載第2回「マダム貞奴」が載っている。これなど、
約85年も前に書かれたものだと知らなければ、最近書かれた人物評論ではないか、
と思ってしまうような文体で書かれている。男性が書いたような短い簡潔な文章で、
畳み掛けていくようなリズムが心地よい。


と書かれていてちょっとうれしくなった。
他は上流階級の話題が多いらしい。若い頃の吉屋信子は上流階級の話題には
興味なかったが、時雨の「美人伝」を目当てに『婦人画報』を読んでいたと
『自伝的女流文壇史』に書いている。

婦人画報 02月号 [雑誌]


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2006年01月25日

『私の長谷川時雨』を読む

ドメス出版『わたしの長谷川時雨』を借りて読む。
著者の森下真理は中央区日本橋生まれの児童作家で、
長谷川時雨の顕彰に尽力されています。

…甲川時雨の評伝(書き下ろし?)
長谷川時雨の著書解説
D甲川時雨の日記の解説
せ┿錺僖鵐侫譽奪箸覆匹坊悩椶気譴浸雨についての文章
(とい一緒になって「時雨へのオマージュ」の章)

”湘舛牢に岩橋邦枝 のものが出ているが、こちらは小説っぽい。
初めて知るエピソードがいくつかあり、著者が長谷川時雨の甥や
周辺にいた作家から聞いたものではないかと思われます。

△蓮慊甲川時雨 人と生涯』に掲載されたものに加筆したもの

は『作家の日記』につけた解説(と思われます)

い蓮掲載誌が雑誌や劇場のプログラムなど多岐に渡り
長年の間長谷川時雨を紹介してきた著者の思いの強さを感じる。
この人が時雨に注目していなかったら、時雨についての
研究はかなり遅れていたのではないだろうか。

掲載されている写真は初めて見たものがあった。

・佃島の家にいた時代、汐入の池で舟に乗る時雨
・長谷川時雨三十歳頃姉妹3人で写したもの
・姉妹5人一緒に写ってるもの(春子が7、8歳くらいで小さい)

など何枚か。特に佃島のは興味津々だったので嬉しい。
あと娘時代の長谷川春子、けっこうかわいいな。

写真ではないが長谷川春子の『戯画漫文』のカットが1枚。
これは玉英堂で15万の値がついてるが一度見てみたいよ
(興味の対象が、長谷川時雨→春子 になりつつある)。

それから、カラー口絵で主な著書の書影があります。
特に全集は各巻装丁が豪華で、戦時中らしからぬ雰囲気。

へえーと思ったのは、全集や単行本掲載以外の長谷川時雨
作品の一覧作りを昭和女子大の研究でやっているということ。

chiwami403 at 22:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)長谷川時雨 | 長谷川時雨

2006年01月19日

日用帳のふじたさんより森茉莉資料

江國滋の本などを「お好きそうだから」などと、お会いするたびに
勝手に本を押し付けている日用帳のふじたさんから、
森茉莉のことが書いてある本・雑誌のコピーを頂戴した。ありがたや。

 慂五癲戞並萋鷭住郵罅坊悩棔
  小坂部元秀「下北沢の三奇人(二)」
◆愡惟一朗の人物誌』(毎日新聞社1982年)の森茉莉の項

,蓮峅舎迷瑤了梓饋諭廚鮟颪い紳臙藤子と交流のあった人で
下北沢の白樺書院で、借りた本を売ろうとする森茉莉や、風月堂で
執筆する森茉莉のことを書いている。
森茉莉は風月堂の主人から、店で執筆するのはやめてほしいと言われた
そうで、それを聞いた大谷藤子がフンガイし、風月堂でなく「つくしや」
という店を使うようになったとあるけど、森茉莉から直接聞いたわけでは
ないのでどこまで本当か分からない。

参考記事:「下北沢の三奇人文章の続きを読む」
http://blog.livedoor.jp/chiwami403/archives/50057318.html

△蓮悒疋奪リチャンネル』で散々けなされた三國一朗による回想。
三國氏が持っているというTBSラジオの収録時の写真、見てみたい。
そのときの服装は「花模様の上品なシャーツブラウスに厚手の手編みの
スウェーターをお召しになっている」だって。


ところで、堀江社長には何の思い入れもなくライブドアblogを使っていたけど
この先どうなるんだろうか。blog引越しって面倒なんだよなあ。

chiwami403 at 21:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 | 森茉莉

2006年01月12日

山田珠樹他仏文学者の生年一覧

森茉莉と元夫の山田珠樹及びその周辺の仏文学者の生年一覧
自分の頭の中整理用に作ってみた。

1886年(明治19) 谷崎潤一郎 
 ・辰野と一高で一緒 ※この人は仏文じゃないです

1888年(明治21) 辰野隆 
 ・山田珠樹と大学同級(東大仏法を出てから仏文)
 ・東大仏文教授→定年後中央大学、辰野金吾の息子

1893年(明治26) 山田珠樹(森茉莉の元夫)

1895年(明治28) 鈴木信太郎 
 ・東大仏文卒
 ・『シラノ・ド・ベルジュラック』を辰野と共訳
 ・神田の米問屋の生まれ。日本橋の谷崎潤一郎生家と交流があった
 ・東大仏文教授→定年後中央大学

1900年(明治33) 三好達治
 ・東大仏文卒
 ・晩年を世田谷で過ごし、作家デビュー後の森茉莉と交流有

1901年(明治34年)渡辺一夫
 ・東大仏文で辰野隆、山田珠樹、鈴木信太郎に教わる
 ・東大仏文で森茉莉の息子ジャックを教える
 ・東大仏文教授→定年後立教大学
 
1903年(明治36) 森茉莉

1903年(明治36) 今日出海
 ・東大仏文卒。三好達治、小林秀雄(明治35年生まれ)と同級
 ・今東光の弟、初代文化長官

1920年(大正9)山田ジャク 
・東大仏文卒
・東大仏文教授→定年後成城大学

東大仏文辰野隆(山田珠樹)の教え子がいかに豪華メンバーだったか
の詳細は、出口裕弘『辰野隆 日仏の円形広場』(新潮社)に詳しい。

東大仏文学者の随筆
辰野隆:『ふらんす人』他多数
山田珠樹:『東門雑筆』『小展望』
鈴木信太郎:『記憶の蜃気楼』『虚の焦点』
渡辺一夫:『うらなり抄』他多数
今日出海:『私の人物案内』『隻眼法楽帖』
山田ジャク:『フランス文学万華鏡』              

chiwami403 at 22:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)森茉莉 | 森茉莉

2006年01月10日

代沢湯を見に行った

年末に閉店の話を聞いて気になった代沢湯を見に行きました。
裏側の門にも鎖がかかっていて中に人がいる様子もなく
寂しく煙突を眺め、邪宗門でミルクコーヒーを飲んできました。

代沢湯の写真掲載しているサイトがありました。
同じサイトの代沢湯内部写真
(東京レトロを行くというサイトの銭湯コンテンツの一部)

最後まで代沢湯に通っていた人のblog
東京ラブストーリーのドラマにも出てきてたんだね(見てない)……
あと何か映画にも出てたって検索中に見た。

銭湯MLリストの代沢湯リポート(2004年のもの)

代沢湯に入ったことがあるという方のご感想、
銭湯内部の写真をお持ちの方のご提供をお待ちしております。
続きは「まちBBS」に投稿された代沢湯関係あれこれ。

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chiwami403 at 22:20|PermalinkComments(2)TrackBack(0)森茉莉 | 森茉莉