2007年06月

2007年06月22日

北沢川と邪宗門(入口)の映像と戦前の東京

YouTubeを見ていたとき、ふと「森茉莉」で検索してみた。
そしたら『薔薇族』の伊藤文学氏の映像があった。

『薔薇族』の伊藤文學氏を囲んで談話会を催す計画が
あって、そのために撮影したもののようだ。
森茉莉がセーターを捨てた北沢川(一度埋め立てられ、今は遊歩道)と
邪宗門を案内する伊藤氏の映像。喫茶店邪宗門は入口のところで映像が
終わっていますが、森茉莉の部屋がゴミ屋敷で編集者入れられないから
ここで打ち合わせしたり執筆したりという説明をしています。

邪宗門に行ってみたいが遠方で無理、という人はどうぞご参考に。

YouTube - 薔薇族城落城12す・・・素敵ですっ!この辺(笑) )
(クリックすると再生します3分40秒)

森茉莉の名前が出てくるのは2分過ぎたあたりから。
入り口の左側窓際が森茉莉の指定席(?)だった場所です。

それから昔の東京の映像。森茉莉は出てこないけどこういう風景を
見ていたってことで。クリックすると再生します。
この映像upしてる人、軍関係のものが主ですが、軍事に全く関係ない
街中の映像もいくつか出してます。

YouTube - 1935年(昭和10年)東京 カラー映像
↑銀座四丁目、帝国ホテル、明治生命館、浅草、絵画館など。

YouTube - 1940年(昭和15年) 東京 カラー映像
↑女性の着物姿がカラー映像だとすごく新鮮。カラーと
いっても色合いはうすーい感じはしますが。

YouTube - 東京(有楽町・銀座ほか)
↑昔の銀座線の車両と改札口の風景もあります


chiwami403 at 20:52|PermalinkComments(0)森茉莉 | 森茉莉

2007年06月16日

間接目撃談「ぐずぐずに着崩れてるわよ」

〈ことば〉ノート:年、かしらん? 
勿論本文も森茉莉の話ですが、コメント欄に気になる話があった。
学生のときの下宿先で家政を切盛りしてた人に森茉莉のことを
教えてもらい、下北沢へ見に行った話。以下コメント引用。

ある時、わたしが下北沢に良く行っていると知り、
あらじゃあ、森茉莉にあった?とのこと。
不覚にもわたしは同時代にいきて同じ空気を吸っている
人物と思えずにいたので、びっくり仰天。
そ、そうなんですか?ど、どこであえるんですか?と、
かの喫茶店の場所を聞き、仲のよかった「まり」と
「まりちゃん」を誘い張り込みました。
いまごろなら絽の着物をお召しよ。そしてぐずぐずに着崩れてるわよ
とのことで、三人三様三方向をながめ、該当すると思われる一地域を
なめるように歩き回りましたが、結局おみかけすることならず。残念でした。


森茉莉には会えなかったそうなのですが、森茉莉のことを教えた人の
「いまごろなら絽の着物をお召しよ。そしてぐずぐずに着崩れてるわよ」この発言が妙に具体的。それほど森茉莉は下北沢で目立っていたのか。
年代は不明だけど、夏に着物なので比較的若い頃かもしれません。

chiwami403 at 20:24|PermalinkComments(0)森茉莉 | 森茉莉

2007年06月12日

CiNii(NII論文情報ナビゲータ)で作家名検索

大谷藤子で検索していたら論文情報みたいのが出てきた。
「現在271の学協会から許諾を得て、紙媒体の学協会誌約1,000
 タイトルに掲載された約280万件の論文本文をNII-ELSとしてPDF化」
したという CiNii(NII論文情報ナビゲータ)
さっそくトップから「森茉莉」で検索したら、専門誌の論文、新潮連載の
『マリアの気紛れ書き』などもあった。

有料会員になるとネット上で本文も見られるようだが、無料で使える
範囲で好きな作家の名前を色々検索するだけでも面白いです。
長谷川春子で検索したら随筆などが出てきたので嬉しかった。

森茉莉で検索した中で気になったもの。

タイトル:〈森茉莉〉豊潤この上ない心象世界を貫いた文豪の愛娘 無一文でも「気高い贅沢」
(特集 ビンボーだけど「豊か」に生きる!--「お金で買えないもの」を得た"貧乏達人"に学ぼう)
著者:小島 千加子  
収録誌:Vol.37, No.10 (2006/10) (通号 449) pp. 36〜42 東海教育研究所 ISSN:02889862


タイトル:森茉莉さんのこと
著者:萩原 葉子
収録誌:展望(1970/09/00) (通号 141) pp. 145〜149 筑摩書房

↑単行本に収録されてないだろうか。

タイトル:鴎外と潤一郎の私生活(対談)
著者:森 茉莉 谷崎 松子
収録誌:潮(1969/10/00) (通号 117) pp. 348〜357 潮出版社

タイトル:文豪の娘大いに語る(座談会)
著者:森 茉莉 他 1
収録誌:潮(1967/04) (通号 83) pp. 318〜329 潮出版社

↑これはヤフーオークションで出品されてたのを見たことあります。
画像小さかったけど、森茉莉の写真うつりがあまりよくなくて
もうちっとマシな写真はないのか、と思った覚えあり。

タイトル:<随筆>独逸の本屋
著者:森 茉莉
収録誌:三田文學Vol.2000, No.臨増(20000515) pp. 593-596 慶應義塾大学

↑過去の三田文學に収録したものを集めた冊子のようです。
全集の目次見たらこのタイトルでは掲載されてない模様。全集未収録?

タイトル:化鳥の怪
著者:森 茉莉
収録誌:文芸Vol.2, No.8 (1963/08) pp. ???? 河出書房新社 ISSN:05251885

↑このタイトルでは全集目次には出ていなかったが、1巻に「灰色の怪鳥」が
収録されている。単行本にしたときにタイトルを変えたものだろうか。
うちには全集がないので分からない。

chiwami403 at 20:02|PermalinkComments(0)森茉莉 | 森茉莉

2007年06月11日

「下北沢の三奇人」関連記事まとめ

下北沢の三奇人関連の記事まとめ。昭和49年に大谷藤子が書いた
文章によれば、大谷藤子・森茉莉・古本屋の店主がその三人であるらしい。

今はなき「森茉莉ドット文学館」では「下北沢の三奇人」と題して
大谷藤子の「森茉莉さん」という文章の一部を紹介していた。

 下北沢の三奇人といえば森茉莉さんと私と古本屋の主人で、
口の悪い私の友だちが名づけたのである。奇人というほどでは
ないのだが(私はそう思いたい)、ひどく風変わりで、街を
歩いていても「ははあ」とひと眼でわかるそうで、それでも当人
たちは大真面目なのである。
 茉莉さんは私に初めて会ったとき、たいそう安心したと言った。
私も同感だった。二人とも世間の常識からズレていて、どうしても
レールの上を走れない。


2行目後半〜5行目は中略にして引用していなかったかもしれない。

2005年08月29日記事 下北沢の三奇人・大谷藤子
まずは大谷藤子って誰なのという疑問から。
大谷藤子の略歴を紹介したサイトへのリンク他、
『贅沢貧乏』の大谷藤子らしき人の描写を一部引用。

2005年09月04日 下北沢の三奇人文章の続きを読む
大谷藤子「森茉莉さん」が掲載されている「新潮」の昭和49年9月号
を図書館で閲覧複写→風月堂での森茉莉の様子など一部引用。

2006年01月19日 日用帳のふじたさんより森茉莉資料
『文游』(第二十四号)に掲載された小坂部元秀「下北沢の三奇人(二)」
のコピーを頂いた。大谷藤子と交流のあった著者が風月堂や白樺書院で
見かけた森茉莉について語っている。
大谷藤子の文章「森茉莉さん」でいう「口の悪い私の友だち」がこの文章の
著者なのかは不明。大谷藤子とは親子ほども年が離れている弟子なので
違う気がするが。

2005年09月03日 大谷藤子の随筆『六匹の猫と私』
大谷藤子の猫随筆について。森茉莉のことは出てこないがご参考までに。

■下北沢に住んでいた大谷藤子については
東京荏原都市物語資料館 にも時々名前が出てきます。
が、探すの大変かも。下北沢駅近くのタウンホールがある場所の
近くに住んでいた、と読んだ覚えがあります。

chiwami403 at 20:45|PermalinkComments(0)森茉莉 | 森茉莉

2007年06月09日

アラビカの森茉莉目撃談

少年倶楽部・旅・絵日記  2006年6月24日 下北沢・ブログ

にアラビカに森茉莉が来ていたときのことが書いてあります(太字部分引用)。

夜はスナックのアラビカ、ここに、よく、森 茉莉さん来ていました、
昭和43〜4年頃のハナシです。大学ノートに太くて濃い、力強い字で、
びっしりと、なんだか、書いていました


この記事のコメント欄に『貧乏サヴァラン』編者の早川さんが質問して
blogの人が回答してるので、以下気になる点抜書き。

午後、夕方だったかなあ、小生がアラビカに友人と行った時は必ず、
というか、森 茉莉さん、毎日のようにアラビカにご出勤(?)でした。
空のコーヒーカップを前に、なにやら書いていらっしゃいました。


森茉莉さん、身なりにはちっとも気を使わない人で、
「・・なんだ、あの、きたない婆ぁ・・・」といった
第一印象でした。あしからず !


blogの人は昭和43年に上京してきて、その頃の話だそうです。
講談社文芸文庫の年譜を見ると昭和43年は「私の美男子論」連載、
『私の美の世界』刊行。次はblogの人のお友達Mさんによる森茉莉の印象。

毎日スカーフしてたよな、ぼさぼさの髪だったからなあ・・、
みなり、気をつかってなかったよなあ、アラビカではコーヒー
だったようだなあ、紅茶じゃなかったような気がする・・、
なんかノートに一生懸命書いてたよ、ずーっといたよ・・・


冒頭にリンク張ったblogの別の日の記事 2007年3月29日 花見下見???
には、邪宗門の店頭、アラビカがあった場所の写真が出ています。

そのすぐそばに、森 茉莉さん、アパート住まいでした。そこから、
茉莉さん、毎日、邪宗門とアラビカ、通っていたというのです・・・。
小生20代前半、まだ、芝居の(し)の字も知らない頃のハナシです。
ヨレヨレの、スカーフの、変な婆さん、アラビカ、行くといつも、長居し、
大学ノートに鉛筆で、黒々と力強い字でなにか、書いていました、
・・ちょっと、大きめの顔だったような、気もします・・・、
もちろん、森 鴎外の長女とは知る由もない !


chiwami403 at 11:26|PermalinkComments(0)森茉莉 | 森茉莉

2007年06月07日

『江戸っ子東京っ子』に森茉莉の対談

旅猫雑貨店の店主さんより『江戸っ子東京っ子―深田祐介対話集』を頂いた
(廣済堂出版1987年1月)。
森茉莉ファンサイトの「黒猫ジュリエットへの手紙」で、この本に森茉莉の対談
が載っていることは知っていたけれど、古本屋で見つけられずにいたので感謝感激。

深田氏は昭和6年麹町生まれ。妹が小堀杏奴の娘と学校で一緒と言っていた。
他の対談者は向田邦子、池田弥三郎、山藤章二、黒柳徹子、福田恒存など。

対談のタイトルは「父の思い出」で、他の対談者とは「東京っ子の特色」
や昔の東京の話などしてるけど、森茉莉は幼い頃〜渡仏の頃の話や鴎外の
思い出話がほとんどで、大体が随筆や他の対談で読んで知っているものだった。
初めて聞いた(気がするが私が忘れているだけかも)話↓

それで遠足の日はね、明日は稲毛に潮干狩りへ行くから貝を掘るものと、
古い足袋とを持って八時半にいらっしゃいなんて前の日に言われるんだけど、
みんな忘れちゃうんです。うちへ行っても何も言わないで、次の日学校へ
行くとね、学校中ガラーンとしている。もうみんな行っちゃってる。
ほんとにぼんやりさんだったんですよ(笑)


御茶ノ水の小学校にいたときの話のようだ。
対談の主旨「江戸っ子東京っ子」らしき話は浅草で暮らしてた話が少し。
深田氏が「昔の東京と今ではどんなところが違いますか、特に山の手では」
と聞いてるのですが、

昔は山の手と下町というのは厳然と違っていたでしょう。雰囲気が。
山の手の人っていうのは見るとわかった。なんていうか、ちょっと言葉では
あらわせないんだけど……


言いたいことは分かるが質問の答えになっていない、森茉莉。
深田氏が、ある画家の奥さんが下町の人で……と言ったのを受けて、
なぜか森茉莉「邱永漢の奥さん」(下町の人ではない)の話を突然持ち出し、
パーティーに呼んでもらったら話相手に困らないよう色々気を遣ってもらって
若い人とビッグコミックの話題で盛り上がっちゃった、と全然違う話に脱線。

あら、なんでこんなお話になっちゃったのかしら

で、対談は終わっていた。
会話が微妙に噛み合ってない箇所もあり、深田氏が話をあわせつつ話を
東京方面へ持って行こうとするのに森茉莉がまた違う話……という
あたりが面白かったです。

この本、古本屋で探すのが面倒な人はAmazonのマーケットプレイス
でどうぞ。送料別ですが、探す手間を考えれば安いと思います。

江戸っ子東京っ子―深田祐介対話集


chiwami403 at 19:27|PermalinkComments(0)森茉莉 | 森茉莉

2007年06月05日

Grazia7月号で「森茉莉の情景」

la vie de mocosmusume 2007年6月4日 今月のGRAZIA
によると、7月号のGraziaに森茉莉が特集されているそうだ。

Grazi@/今月のGrazia

目次の右下のところ「森茉莉の情景」というモノクロページの小特集。
本屋に見に行ったら没後20年とのことで、鹿島茂、長野まゆみ、
金井美恵子が文章を寄せているほか、森茉莉の略歴やエピソード紹介
代表的な作品の一部引用など。河出の森茉莉総特集と似たまとめ方でした。
写真はほとんど見たことがあるものだったけど、雑誌の小特集にしては
掲載点数多いと思います。

chiwami403 at 19:48|PermalinkComments(0)森茉莉 | 森茉莉

虎屋の資料展で饅頭茶漬の展示

虎屋文庫資料展 -第68回 和菓子百珍展その2-

を見てきました(〜6月17日 入場無料)。
饅頭茶漬けは模造品が展示してありました。
他に蒲焼を摸したお菓子、アザラシ型の落雁など変わったお菓子色々。

(ご参考)
歴史上の人物と和菓子 -森鴎外と饅頭茶漬け-

森茉莉とは関係ないけど、パルコでやってる「魅惑のキノコ」も見てきました。
各国のキノコ切手、博物画、国内のキノコ関係雑誌など狭いながら楽しい展示。
parco-art.com - LOGOS GALLERY - 『魅惑のキノコ 〜切手と図鑑で巡るキノコ紀行〜』展

chiwami403 at 19:27|PermalinkComments(0)森茉莉 | 森茉莉