2007年12月

2007年12月31日

今年の更新これで終わり

訂正:×没後25年→ ○没後20年 失礼しました。

森茉莉没後20年ということで、ユリイカで特集が組まれ、
『森茉莉かぶれ』が出た2007年。
私は森茉莉全集のドッキリチャンネルの巻を購入したものの
まだ6巻の半分くらいまでしか読んでいない。
何年か前に図書館で借りたのを読んだときは思わなかったのだけど
今読んでると、山田珠樹への不満や「フランスだったら」発言の多さに
疲れて、俳優の名前と顔が一致しないのもありなかなか進まない。
付箋をつけながら読んでるので、後にブログのネタになることもあるかも
しれない。けどまだ全然読み終わらなさそう。


他のブログで森茉莉のことを書いているもの、2つリンク。
ところで『森茉莉かぶれ』は、女性エッセイの棚にあったり、
作家論や作家の評伝の棚にあったりと店によって置き場所が
違うようだ。本屋でお探しの場合、店員さんに聞くほうが良さそう。

GOKURAKU DAYS // 妄想と現実のあいだ
ユリイカの森茉莉特集で、千野帽子の「信者」や早川さんの改名について言及。
確かに茉莉茉莉茉莉茉莉になるな。うちのブログでは森茉莉は「森茉莉」(さん付けなし)、
早川茉莉さんは原則として「早川さん」にしている。

月刊『薔薇族』編集長伊藤文學の談話室「祭」: 『ユリイカ』の森茉莉特集は面白い!
ユリイカに寄稿した伊藤文學氏のブログ。下北沢の書店に5冊しかなかったらしい。
私も発売日に買って、書店の在庫が5冊くらいだったのを見たけど、既に何人も買った
んだろうなあ……という感じ(ユリイカの積んであるとこだけ凄く凹んでる)だった。


chiwami403 at 20:19|PermalinkComments(0)森茉莉 

2007年12月30日

天童さんへ。もう1冊のルゥルゥ本の件

天童さんのブログにはコメント欄がないので再度トラックバック。

天童 大人(TendoTaijin) 詩人・朗唱家・字家: 「森茉莉街道をゆく(長谷川時雨+)」さんへ

天童さんは森茉莉が戦前に出したルゥルゥの最初の翻訳本を持ってる
(けど今はフランス文学の人に貸したままになってる)そうです。
もう一人昔のルゥルゥ本を持っている人がいる、と森茉莉が
と天童さんに語ったそうですが、

須永朝彦ページ (森茉莉譯著『マドモアゼル ルウルウ』奇談)
に、須永氏も戦前のルゥルゥ本を持っていて、森茉莉が持っていないので
貸したと書いてあるので、もう一人はこの須永氏かもしれません。

1960年代後半に森茉莉に会ったそうなので、天童さんと会う前のことでしょう。
森茉莉がこの本を又貸しした作家、そして須永氏が本を取り戻したのが
きっかけで生まれた本のことを思うと感慨深いです。


chiwami403 at 21:19|PermalinkComments(0)森茉莉 

2007年12月29日

エスワイルと森茉莉について天童大人さんのご教示

前回の記事の、戸川エマと森茉莉について。

天童 大人(TendoTaijin) 詩人・朗唱家・字家: 戸川エマと森茉莉はどういう経緯で知り合ったのだろう?と出ているよ、とGI女史が知らせてきたので・・・
に、以前白川宗道さんの森茉莉ツアーにご参加されていた天童大人さんが
当時の戸川エマと森茉莉のことを書いてくれました。
天童さん、お知らせくださった方、どうもありがとうございます。

リンク先も見ていただきたいのですが、『父の帽子』の出版元・筑摩書房が
駿河台下(住所は小川町)にあったのを私は知りませんでした。
なるほど、それでエスワイルの近くに来ることもあったのだな。
マドゥモアゼル・ルゥルゥの原書も神田の古本屋で買ったと書いてたから
それ以前から神田に来ることはあったとは思うけれど。

駿河台の日常 イザベラ・ディ・フェラーラ
によると、小川町交差点の少し北、三井住友海上の南に筑摩書房があった。
上記のブログに出ているイタリア料理の店、ランチで行ったことがあります。
イザベラ・ディ・フェラーラ

この筑摩書房の場所からエスワイルまでは徒歩2,3分ほどですごいご近所です。

ぼくの近代建築コレクション 筑摩書房、他/小川町2丁目
に、昭和63年の筑摩書房の写真。リンク先の記事によると、昭和29年築
らしいので森茉莉が行ったことあるとすれば、この建物だったはず。

天童さんのブログでは、森茉莉に会ったときのことを以前書いておられます。
天童 大人(TendoTaijin) 詩人・朗唱家・字家: 森 茉莉さんのこと。


chiwami403 at 20:42|PermalinkComments(0)

2007年12月26日

『東京味覚地図』における森茉莉とエスワイル

佐野繁次郎装幀の『東京味覚地図』(河出書房新社 昭和33年10月再版)。
適当に斜め読みした後1年以上放置していたので、一箱古本市で
売ればそれなりの値段になるかと思い手にとってパラパラ
とめくったら、森茉莉の名前が目に入ってきたのでやっぱり
売るのをやめた。買ったときには全然気がつかずであった。

森茉莉が出てくるのは戸川エマの「東京の喫茶店」の文章。
勤め先が神田にある筆者が(文化学院?)最近まで知らずに
いたお店、小川町のエスワイルを紹介するくだり。

先日もここで森茉莉さんにお会いしました。森さんも人から
きいて本屋へ来るとここへ寄るのだといってらっしゃいました。


本が出た昭和33年頃、森茉莉は神田に来ることもあったのだな。
年譜を見ると『父の帽子』を出したのが昭和32年。
戸川エマと森茉莉はどういう経緯で知り合ったのだろう?

この「エスワイル」というお店、以前ブックオフで買った
昭和50年代のミセス増刊・お菓子特集本で紹介されていたので興味を持ち
2006年に行ったことがあった。2004年にお店は文京区春日に移転。
私は残念ながら旧店舗を見たことがない。スポーツ用具店ミズノの向かい
あたりにあったらしい(東京都千代田区神田小川町3-2)。

エスワイルホームページ

丸の内線後楽園駅からちょっと歩くのですが、店内にカウンターがあり、
店内でケーキ等食べられます。私はシュー・ア・ラ・クレームを食べた。
ちなみにこのお店の名前は、横浜ホテルニューグランドの料理長サリー・ワイル
から取っていて、先代のご主人がサリー・ワイルの弟子だったそうだ。
ちなみに、サリー・ワイルの弟子にはホテル・オークラの小野正吉もいます。

サリー・ワイルについては評伝が出ているようです。著者のサイト。
日本に本格フレンチを伝えたスイス人シェフ 『初代料理総長 サリー・ワイル』

エスワイルを紹介したミセスの増刊は昭和54年6月発行
『味で選んだ洋菓子店 <食べ歩き地図、作り方つき>』。
親に見せたら今はなき懐かしい店が何軒か見つけたようだ。
エスワイルが出ているのは「平野威馬雄の洋菓子散歩」という欄で
他に銀座千疋屋、柏水堂、ゴンドラを紹介しています。

このミセス増刊、佐野繁次郎がロゴを描いた代官山のレンガ屋も
紹介されてます。あと武田百合子の「シュークリーム」というエッセイ。
それから紹介した洋菓子店のお菓子レシピもたくさん載っていて、
最近の雑誌のお菓子レシピよりは難しそうだなーと思うものばかり。
今よりも「洋菓子は買うより作る派」が多かったのであろう。

写真は『味で選んだ洋菓子店』の表紙とエスワイルを紹介したページ。
表紙にはブックオフの値札ついたままですがご容赦下さい。

ミセス愛蔵版「味で選んだ洋菓子店」

エスワイル(味で選んだ洋菓子店)

chiwami403 at 20:21|PermalinkComments(0)森茉莉 

2007年12月19日

森茉莉かぶれの感想を書いたブログ(続)

その前に、
東大仏文学教室の若き群像(その2) - 神保町系オタオタ日記
中島健蔵の回想本に前川の名前が出ているそうです。
神保町のオタさんありがとうございます。

『森茉莉かぶれ』について書いたブログが続けて見つかり
絶賛からギブアップまで評価も色々なのでリンクしておく。

夜の間も歌えればいいのに  手紙魔
「超面白い」と。

森茉莉かぶれ〔早川茉莉〕 Le passe-temps/ウェブリブログ
リンクした3つのうち、良かった点そうでなかった点など一番詳しく
書いてるのがこちら。他にも森茉莉についての記事有。

heavy cloud no rain December 17, 2007
スクロールしていくと真ん中あたりに本の感想。


chiwami403 at 20:59|PermalinkComments(0)森茉莉 

2007年12月17日

ユリイカ12月号「薔薇くひ姫の文学地図」に便乗

ユリイカの「薔薇くひ姫の文学地図」では団子坂、谷中清水町、
パリ、仙台、喜多方、ベルリンなどを紹介しています。
早川さんは言及していないが、東京都内については『少女座 森茉莉の世界』
の「茉莉さんの東京地図」は必読でしょう。世田谷文学館で閲覧・複写可。
この少女座、前にも書いたけどネットのない時代によくこれだけ調べたな……

ユリイカの文学地図に便乗して過去の「ゆかりの地探訪」リンク集を
作ってみました。でも団子坂の写真はない。

(虎ノ門 明舟町 ※住んでた場所ではないけど)
2004年08月10日 明舟町の掲示板
2004年08月12日 明舟町の家への道順(やりなおし編)
2004年08月17日 明治30年の明舟町地図

(三田)
2004年12月07日 三田台町あたりの写真(2003年撮影)

(谷中清水町)
2004年05月16日 「谷中清水町の家」を探す
2004年05月21日 「谷中清水町の家」を探す(続編)

(パリ)
2006年06月04日 鍵通り52番地の建物

(駒込 大和村)
2005年07月19日 森茉莉の「大和村の家」周辺を訪ねる
2005年07月21日 森茉莉の「大和村の家」周辺を訪ねる・2

(浅草 神吉町)
2006年08月08日 神吉町のアパルトマン
2006年08月11日 鴎外の娘が「街の故郷」を書いたということ

(喜多方)
2007年02月17日 森茉莉 喜多方関係記事まとめ

(代沢)
2005年07月26日 森茉莉の真似で渋谷からバスで淡島へ

住んだ場所以外のゆかりの場所として、
渋谷のロシア料理サモワール、資生堂のソーダ水、下北沢のスコット
馬込の 室生犀星旧居跡についても過去記事にしています。




chiwami403 at 19:53|PermalinkComments(0)森茉莉 

2007年12月10日

12月号「ちくま」に『森茉莉かぶれ』の感想

この前本屋に行ったら「ちくま」が置いてあったので貰ってきた。
読者カードの感想を掲載する「読者のひろば」に『森茉莉かぶれ』
の感想が2件出ていた。

中年になってから森茉莉を読み始めたという72歳の女性と、
森茉莉にかぶれて30年以上という40代後半の女性。
二人とも森茉莉の著作や全集、関連書を熱心に読んでいる。
40代後半の人、二番目の夫やジャック氏の事も調べてほしい、
と書いているが、インターネットで検索するとか図書館で
自分で調べたりとかしないのだろうか。
もっと若い読者が森茉莉(及びその関連本)を読んでいると
勝手に想像していたけれど、森茉莉読者の平均年齢はもっと高いのか?

他にネット上に出ていた『森茉莉かぶれ』の感想を一部。
「買った」「読んだ」件だけならもっと件数多いのですが。

森茉莉かぶれ (モリマリカブレ) - 関心空間(森茉莉の作品は読んだことないそうです)

しあわせな作家 幻想のかけら/ウェブリブログ
(群ようこの本をきっかけに森茉莉の本は何冊か読んだと書いている)

【楽天市場】 みんなのお買い物レビュー:森茉莉かぶれ
(「僕は」と書いてるから男性なのか)

2007-10-11 - バナナジュース
(感想は一言だけですが、その言葉が力強いので)

リエ☆日誌:森茉莉かぶれ - livedoor Blog(ブログ)
(「モウソウフルな本」)

クレヨン : 森 茉莉 かぶれ
(「早川茉莉さんに/茉莉さん/語らしたら/かなわないですね」


chiwami403 at 20:43|PermalinkComments(0)森茉莉 

2007年12月09日

神保町系オタオタ日記で前川堅市について

2007-12-06 - 神保町系オタオタ日記 東大仏文学教室の若き群像

に、『マドゥモアゼル・ルゥルゥ』の翻訳を手伝った前川堅市に
ついて『日本近代文学大事典』などを引用して解説してます。
ユリイカに前川の名前が出たことを書いたとき、神保町のオタさん
がこれを見て何か書いて下さるのではと淡い期待を勝手に寄せて
いたのですが、どうもありがとうございました。


chiwami403 at 20:52|PermalinkComments(0)森茉莉 

2007年12月06日

森茉莉の二番目の夫の写真が東北大学のサイトに

甘いleavesの部屋: 佐藤教授のお姿
によると、東北大学史料館のサイトのデータベースで
森茉莉が再婚した東北大学教授、佐藤彰の写真が見られるそうです。

リンク先で「東北大学史料館」をクリックして(他は広告サイト)
左側メニューの「データベース」→東北大学関係写真データベース
→「佐藤彰」と入れると写真が7点掲載されます。

現地へ行って見るのが一番なんでしょうけど、なかなかそれが叶わない
身にとってはこういったデータベースはありがたい限りです。
資料館のデータベースも素晴らしいけど、資料館の近代建築も素敵ー!

仙台在住のleavesさんは、森茉莉が再婚した佐藤彰の経歴や当時
住んでいた場所を調べて記事にしています。森茉莉は仙台のことを
あまり書いていないから、調べるのも大変と思います。
今回のことも、このブログで記事になってなかったら気づかなかった
でしょう。ありがとうございます。

chiwami403 at 20:41|PermalinkComments(2)森茉莉 

2007年12月05日

嶽本野ばらが森茉莉を「どんな駄文を発表しようと赦された」

タイトルに入れようと思った文章は(孫引き)

さしたる際もないのに鴎外の娘だというだけで、
どんな駄文を発表しようと赦されたことこそが、
森茉莉の真の存在価値なのです。


きらら 2007/12 - harowanwanの日記
によると、小学館のきららという雑誌で嶽本野ばらが森茉莉のことを
上記のように書いているらしい。私はその冊子を見てないけれど
リンク先に森茉莉に言及した部分がもう少し長く引用されています。

森茉莉は親の七光りとよく言われます。
私は嶽本野ばらの本を読んだことがないのですが、
森茉莉と読者がかぶってるんじゃないかなーと思ってました。

「森茉莉を賛辞するのは、彼女が森鴎外の娘だから」だそうで、
「素人の小説だと思っても、つまらないエッセイだと頭を抱えても」
の主語は野ばらではないけれど、ご本人がそう思ってるのであろう。
この文章だと、森茉莉の原稿に不満だったけど言えなかった、という
編集者がいたような印象を受けます。デビュー当時は小説が評論家に
評価されない的なことは書いてたような気がしますが。

chiwami403 at 21:18|PermalinkComments(0)森茉莉