2009年02月

2009年02月16日

『波乱へ!! 横尾忠則自伝』に森茉莉

『波乱へ!! 横尾忠則自伝』に森茉莉のことが出てきます。
文春文庫98頁〜99頁から。

個展に三島由紀夫が来て、その後自宅の食事会に招待された横尾忠則。

三階のテラスの方に紹介したい人達がいるからといって
そちらの方へ案内された。渋澤龍彦、森茉莉、堂本正樹らの
文学者達をそこで初めて知った。まさか三島さんはぼくが
渋澤さんと森さんの本の愛読者であることなど知っておられる
はずがなかったが、三島さんの意識に少しでもひっかかる人間は
こうして三島さんの周囲に集められるようになっているのかも
知れないと思うと、ぼくもその仲間のような気がしてひとり悦に
いっていた。

(中略)
突然三島さんは森さんの方に顔を向け、
「吉行淳之介はそんなにいい男かね」
とさっきから三島さんと森さんの間でかわされていたらしい
話題にもどした。
「だって昔はブリアリみたいにきれいだったわ」
森さんは夢見る少女のようにうっとりしていった。


三島由紀夫40歳、横尾忠則28歳のときの話とある。
昭和40年ごろ、森茉莉は62歳くらいか。
横尾忠則の個展も森茉莉が見にきたと記述がある。

chiwami403 at 20:27|PermalinkComments(0)森茉莉