一般財団法人 千葉県薬剤師会検査センターのブログ

一般財団法人 千葉県薬剤師会検査センターのブログです。 当センターでは水道水、環境一般をはじめ医薬品・化粧品・食品・放射能等の検査を行っています。 詳しくは検査センターのHP(http://www.chiba-kensacenter.or.jp/index.htm)をご覧ください。

新年度に向けて

今年度の挨拶が5月になり遅くなりましたが、今年度もどうぞよろしくお願い致します。

当センターでは今年度も4名の新入職員が入所しました。

若い職員の活躍を期待し、丁寧に教育していきます。

コロナ禍の中でまだ先が見えない状況ですが、皆様とともに頑張りたいと思います。

千葉県公衆衛生学会で発表した演題が優秀演題に選出されました。

 

令和2年度(第59回)千葉県公衆衛生学会において発表(書面)した
「水道水中の2,4-トルエンジアミン及び2,6-トルエンジアミンの測定におけるLC/MS/MS法の妥当性評価」
が審査の結果、優秀演題に選出されました。

 

この演題は、2,4-トルエンジアミンと2,6-トルエンジアミンの測定を直接導入-LC/MS/MS法で試み、その有効性と妥当性をまとめたものです。

両物質の分析方法(告示法)は固相抽出-GC/MS法ですが、前処理の煩雑さに加え、固相カラム等にコストが掛かることから、前処理の簡略化が可能な直接導入-LC/MS/MS法での測定について、水道水質検査方法の妥当性ガイドラインに従い妥当性を評価しました。

 

妥当性評価の結果、表彰いずれの検量線も真度、相対標準偏差は良好であり、添加回収試験では、模擬水道水又は水道水のどちらを用いても真度、併行精度、室内精度は、妥当性ガイドラインの目標を満たしました。

今後も、水道法等の登録検査機関としての責務を踏まえ、技術的信頼性を高め、迅速性、経済性を追求しつつ、公益的な情報提供活動に努めたいと思います。


「PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)」

「PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)」

 新型コロナ感染が落ち着いてきたとはいえ、高止まりの状態で緊急事態宣言下の中、感染対策に改めて注意を払わなければと思っています。

さて、水道法について先日厚生労働省のホームページの水質基準逐次改正検討会で水質基準項目には変更の無いものの農薬類の目標値の改正、亜急性参照値の検討結果のほか、要検討項目(毒性評価や浄水中存在量が不明なため情報・知見の収集が必要とされる項目)にペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHS)が追加されました。

今回は、この聞きなれないPFHSを説明します。

以前PFOS,PFOAのお話をしましたが、PFxSとは、有機フッ素化合物といわれる化学物質で昨年から話題になっている、PFOSPFOAもその仲間です。

PFxSは、世界的に規制のかかったPFOSの代替品として泡消火薬剤、腐食防止剤として使用されてきました。

 4月から日本の水道における要検討項目に追加されることが決定し注目が集まっている物質の一つです。


センターでは、このPFHSの分析検討を進めております。

興味ある方はお声がけください。

ギャラリー
  • 千葉県公衆衛生学会で発表した演題が優秀演題に選出されました。
  • COVID-19とインフルエンザ
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  • 「連続流れ分析装置を導入しました」
  • 自動分析装置を導入しました。
  • 分析室・試験室等業務報告会(Lab会)を開催しました
  • 災害等非常時の飲料水の安全性確認
  • 金属類の測定装置である誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)を更新しました。
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