一般財団法人 千葉県薬剤師会検査センターのブログ

一般財団法人 千葉県薬剤師会検査センターのブログです。 当センターでは水道水、環境一般をはじめ医薬品・化粧品・食品・放射能等の検査を行っています。 詳しくは検査センターのHP(http://www.chiba-kensacenter.or.jp/index.htm)をご覧ください。

本年もよろしくお願いいたします。

明けましておめでとうございます。

  今年のお正月も関東地方は天気に恵まれ、初詣に出かけられた方も多いかと思います。

  しかしながら、新型コロナウイルスやインフルエンザの感染が増えてきておりますことからマスク着用やこまめな手洗いは、徹底したいものです。

 

  さて、昨年は水道行政の厚生労働省から環境省、国土交通省への移管報道や自然災害等による水道被害がありました。

  また、改正水道法に基づく広域化の推進も進んでおります。

  このような背景の中、当センターとして皆様の手助けになるようご協力していきますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

セレン(Se)のお話

 今年も何かと忙しない師走を迎え、気持ちを落ち着かせながらの毎日です。また、感染状況も少しずつ増えており皆様もご注意願います。 

 さて、今回はセレン(Se)のお話をします。

 セレンは、天然硫黄鉱床や硫化物にかなりの量が含まれており、鉄、銅、鉛および亜鉛と一緒に産出され、自然水中に含まれることはありますが、その多くは鉱山廃水、工場排水などの混入によるものです。

 用途としては、整流器、乾式X線撮影板、硝子・陶磁器の色付(赤色)、赤色顔料、合金材料、ゴム硬化剤、殺虫剤等の各種工業部門に広く利用されています。

 セレンの毒性は、胃腸障害、皮膚の脱色や皮膚炎、肝臓障害が知られています。このような健康影響の観点からセレンの水質基準値は0.01mg/Lと定められました。

 除去方法は石灰軟化、イオン交換法、凝集沈殿が有効ですが除去が困難な場合は水源の変更や上水道への切替えをお勧めします。




水銀(Hg)のお話

秋も深まってきて紅葉も終盤を迎えておりますが、皆様どうお過ごしでしょうか

今年は紅葉時期が早いように感じています。

また、新型コロナウィルス感染が増えつつあり、インフルエンザの流行も懸念される報道を耳にして、心配ごとが絶えない毎日です。

さて、今回は水銀のお話をします

水銀は、地殻中に存在し、火山地帯や温泉地の熱水鉱床、鉱泉鉱床に、主として赤色の硫化物として産出されます。自然水中ではまれに硫化水銀鉱地帯に由来するほか、工業排水、農薬、下水などから混入することもあります。

用途としては、寒暖計、気圧計、水銀ランプ、医薬品、農薬、歯科アマルガム等で、電解工業では使用が中止されています

一般に、水銀の人に対する主な暴露経路としては、大気、水、食品になります。大気中、水質中の水銀は極く微量ですが、食品からの摂取量は大気、水質と比べると多いとされています。

人の健康影響は、1960年ごろに問題となった水俣病がよく知られており、神経系に影響を及ぼし手足のしびれ、歩行困難、視覚・聴覚の不調を起こします。

このような人の健康影響の観点から水質基準値は0.0005mg/L以下と他の検査項目に対し、厳しい値に設定されています。

 

除去方法は石灰軟化、イオン交換法、凝集沈殿が有効ですが除去が困難な場合は水源の変更や上水道への切替えをお勧めします。


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