一般財団法人 千葉県薬剤師会検査センターのブログ

一般財団法人 千葉県薬剤師会検査センターのブログです。 当センターでは水道水、環境一般をはじめ医薬品・化粧品・食品・放射能等の検査を行っています。 詳しくは検査センターのHP(http://www.chiba-kensacenter.or.jp/index.htm)をご覧ください。

塩化物イオンのお話

新緑もだんだんと色が濃くなり、暑い夏を予感させる今日この頃ですが、暑さ対策を早めに準備しておきたいところです。

 

さて、今回は塩化物イオンのお話をしたいと思います。

塩化物イオンとは、水中に溶けている塩化物中の塩素分のことです。

塩化物は自然水の中に含まれていて、多くは地質に由来し、通常ナトリウム塩(NaCl)、カリウム塩(KCl)、カルシウム塩(CaCl2)の形で存在します。自然界の大部分の塩化物は海水中に存在していますが、地質由来の地表水や地下水には常に多少の塩化物イオンを含んでいます。

水道水中の塩化物イオンは、凝集剤のポリ塩化アルミニウムや消毒剤の次亜塩素酸ナトリウム、塩素の使用により増加します。

飲料水中の塩化物イオンは味や臭気に影響を与えますが、それ自身衛生上の有害性はありません。しかし、塩化物イオンが多い水は鉄を腐食する性質があり、ボイラー用水、そのほか各種の用水には不向きとなります。

塩化物イオンの水道水質基準は、健康への影響よりも味に関係する項目として200mg/Lに設定されました。

塩化物イオンの除去については通常の浄水処理では除去できず、逆浸透膜法、イオン交換法等が有効です。

新入職員のOJT研修最終報告会を開催しました

令和6412日に、令和5年度に入所された7名の新人OJT研修最終報告会を開催しました。

当センター役員及び約50名の参加の中、112分間の発表とOJT教育担当者のコメント及び質疑応答の形式で行いました。

入所半年後の中間発表報告からの成果と成長がみられ、1人の脱落者もなく全員がOJT研修を修了することができました。

いずれの新人職員も向上心を持って仕事に取り組んでいる様子がみられ、この気持ちを持続し成長できる環境を当センター全体でも考えていきたいと思います。


2023OJT最終報告会

「亜鉛及びその化合物」のお話

今年は桜の開花も例年より遅く、寒暖差によるものなのか体調を崩しやすく花粉症にも悩まされていますが、皆様はどうでしょうか。

 

センターでは今年4名の新入職員が入所しました。いずれの職員も緊張した顔で研修に臨んでおり、初々しい限りです。これからの活躍に期待して丁寧に教えていきたいと思います。

 

さて、今回は「亜鉛及びその化合物」についてのお話をしたいと思います。

亜鉛は自然界の地質にも含まれている物質です。イオン化傾向が大きく、酸・アルカリに対しておかされやすく、炭酸のような弱酸にも溶解します。従って、炭酸の多い井戸水に亜鉛が多量に溶けていると、給水栓から白濁水となって流出することがあります。その他、亜鉛メッキされた水道管から溶出することもあります。

用途はトタン板の製造、真鍮の合成材料、乾電池等です。

亜鉛は生体必須元素であり、あまり毒性はありませんが、5mg/L以上水中に含まれていると収れん性の味を感じることがあります。

「亜鉛及びその化合物」の水道水質基準は、味覚や色への影響を考慮し1mg/Lに設定されました。

除去方法は石灰軟化、イオン交換及び凝集沈殿が有効な処理法です。

ギャラリー
  • 新入職員のOJT研修最終報告会を開催しました
  • 業界勉強会の講師を務めました
  • 新入職員のOJT研修中間報告会を開催しました。
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  • 千葉県公衆衛生学会で発表した演題が優秀演題に選出されました。
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