千代田のトビラ イメージ画像

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麓に到着した瞬間、緊張のあまり体から脂汗が
出てきたことを今でも覚えている。
低い山ほど侮ってはいけないのだ。
登山の「事前準備を怠らず、常に危険と隣り合わせだと認識し、
迷ったら元の道に戻る」といった基本を肝に銘じた出来事だった。

20代後半までは、毎年5月と7月・8月には、重いリュックを
背負い、山歩きをした。
頂上にたどり着き、視界が開けた瞬間、例えようもないほどの
達成感と充実感に、体全体が包まれたような気分だった。
この瞬間を求めて、何度も頂上を目指すことになる。
そして、登りよりも慎重かつ着実に足を運んで下山していく。

毎年の登山での多くの経験は、社会人として仕事をする上でも
感性を磨くことに役立っていたような気がする。
登山での失敗は、命に係わることだけに忘れがたい思い出になる。
「失敗から学ぶ」ことの偉大さを登山の場面でも教わり、
輝く宝物として持ち続けたいと望んでいたのかもしれない。

今日(8月11日)は「山の日」だ。
この日が祝日として施行されて3年目になる。

この時期になると毎年遭難のニュースが流れ、
他人事ではないと考えてしまう。
50数年前に友人と2人で夏登山に出かけ、危うく
遭難しそうになったからだ。

その場所は、高村光太郎の「智恵子抄」で有名な
安達太良山(標高1700m)だった。
低い山だと高をくくり、半日で下山できると軽装で登った。
しかし、途中から天候が悪化しガスにまかれ、下山ルートが
わからなくなった。
かなり迷ったが、ようやく夕方に麓にたどり着いた。
後で考えても、下山ルートは不明で、幸運だったとしか
言いようがなかった。

明日(8月9日)から2日間かけて、人間ドックを
受けることにした。
毎年、この夏の時期に受診し、今年で16年目になる。
同じ病院で、脳、胃腸など同内容の精密検査を行う。

自分の身体は自分が管理するというのが私の考えだ。
医学的な見地は別として、身体の異変に気付くのは先ずは
自分であることを考えると、最初の主治医は自分自身だと思う。
日々の体調変化と人間ドックの受診結果とを比較考慮し、
食生活などに注意を払うことになる。

人間ドックを受けるきっかけは、働いている間は、自らの
医療や介護にかかる経費を極力減らすことが、社会貢献に
つながるとの助言を受けたことだ。

いつまでも自分の力で人生を歩んでいきたい。
人間ドックでのチェックはそのための大きな助けになる。
受診結果を真摯に受け止め、健康管理に役立てることが、
日々頑張れる基礎体力を維持していくための貴重な情報源
になると信じている。

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