千代田のトビラ イメージ画像

更新情報

ホコ天の行われる日曜日には、地域住民、地元警察、電気街などの
皆さんにより、安全・安心パトロールを行うなどの協議が始まった。
子どもたちの登下校の見守りも、強化しなければならない課題だ。
危険リスクを誘引する、ビラの配布やパフォーマンスを禁止する
地域ルールづくりもスタートした。

ホコ天復活への地域の想いをもとに、具体的な安全策を2年間
粘り強く続けた結果、ついに秋葉原のホコ天は再開された。
このようなケースは、非常に珍しいことだと思っている。

復活したホコ天は、事件で亡くなられた方々への冥福を祈り、重軽傷を
負った皆さんの心の回復も願うという、地域の強い想いがこもったもの
になり、現在も続いている。

日本、東京の安全・安心を秋葉原が象徴していると考えると、事件後、
地域の活動団体として発足した「アキバ21」の皆さんをはじめ、
多くの関係者の方々と手を取り合って、安全・安心を維持することの
重要性を肝に銘じつつ、この行動に継続して取り組んでいきたい。

秋葉原無差別殺傷事件から10年、「あの日のことは決して
忘れてはならない」との想いが、地域の安全・安心の取り組みに
つながっている。

10年前の6月8日(日)昼、犯人は歩行者天国で賑わう秋葉原に
車で突っ込み、ナイフを振り回し17人を死傷させた。
瞬時にインターネットによりこの情報が世界に流れ、日本の東京は
危険なまちという烙印を押された。
世論も、危険な歩行者天国は中止すべきだと叫んだ。

歩行者天国は、もともと地域の総意により警察の組織である
公安委員会に実施申請がなされ、許可を得て開催される。
当時、7月の洞爺湖サミットを控え、東京の安全・安心をアピール
するためには、一刻も早い中止の判断が迫られていた。
そこで、区長の緊急避難策として、一時休止を警察に申し入れた。
本来、中止の手続きも地域の総意が基本だが、この場合は、
例外的にそれを待たずに中止が決まった。

歩行者天国「ホコ天」を一度中止すると、再開は難しいといわれていた。
再開には、地域の皆さんや地元警察による安全・安心を確保するための
具体策が必要だった。

森友・加計問題では、記憶より記録の重要性が叫ばれている。
役所で作成した文書や資料は、将来にわたり意思決定経過を
明確にするうえで重要であり、国民共有の財産といっても
過言ではない。

役所の文書などの情報公開制度は、役所による独善を防ぎ、
公平・公正な職務を遂行する上で必要不可欠だ。
今回の国の公文書の改ざんや廃棄といった行為は、自らの職務を
否定し、国民の眼や口をふさごうとする行為にほかならない。
公平・公正を旨とする役所にとっての信用失墜行為だ。

このような役所内部の違法・不当な行為の防止策としては、
公益通報制度がある。
職員などが、外部の弁護士で構成する行政監察員に通報する仕組みだ。
調査の結果、違法・不当が認められた場合、その事実を区長は公表し、
再発防止策を講じなければならない。
通報者は、条例で不利益な取り扱いを受けないとされている。

千代田区は早期にこの制度を導入したことにより、適法公正な職務遂行の
一助となっている。
今回の問題を他山の石として、改めて公文書管理のあり方を考え、
本来あるべき情報公開制度の主旨が活かせるよう徹底していきたい。

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