2007年02月13日
日本のショコラティエによる世界のカカオ@アムール・ド・ショコラ(高島屋)
とうとう明日はヴァレンタインデイ。ショコラが身近に買える期間は明日までです。
本当はこういう表現は違うんでしょうけど(笑)。一番重要なことは、それを渡す人がいるかどうかってことなんでしょうけども...。それはそれで、やっぱり自分でもショコラの味を楽しみたいんです、私の場合は。ということで、企画ものに重点を置いて今年は色々と食べてみました。
高島屋のアムール・ド・ショコラで販売されていた企画物。“ワールド・カカオセレクション”というボックスです。ワールドとありますが、日本のショコラティエ6人のコレクションで、カカオ豆の産地に重点を置いた、ワールドカカオセレクションという意味みたいです。
中身は...
オ・グルニエドール@京都、西原金蔵シェフ
ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ@東京、土屋公二シェフ
ガトー・ド・ボワ@奈良、林雅彦シェフ
オリジーンヌ・カカオ@東京、川口行彦シェフ
ラ・ピエール・ブランシュ@神戸、白岩忠志シェフ
ル・ショコラティエ・タカギ@東京、高木康政シェフ
という内容です。
ここに入っている方々のプチガトーや焼き菓子は幸運にも全て頂いたことがあります。ショコラは初めてかな...と思っていたら、全て食べたことがありました(笑)。でも、こちらに入っているボンボンは全て初めて味わうものばかりです。
東西のショコラの重鎮達が創造するショコラの世界を一気に味わえるという、豪華なボックスです。やはり、高木シェフと川口シェフのボンボンはとても安心して、かつ驚きと発見がある味わいでした。
個人的な感想と各ボンボンの写真は「続きを読む」からどうぞ。
●オ・グルニエドール(京都) 西原金蔵作 “ラブラブ”ドミニカ産:ほのかにフルーティで酸味が感じられるドミニカ産トリニタリオ種を使用し、香り高いプラリネとラム酒を組み合わせて仕上げました。(高島屋解説)
去年頂いたときの感想はこちら。でも今回はカカオがフィーチャーされているので少し味わいは変えてあるようで、ラムが控えめになっていました。コーティングがかなり厚めのショコラアメール。しかし口溶けが良いのでさすが、という感じ。やっぱりラムがカツーンと脳天を突き抜けるような鮮烈さ、しかしプラリネはやや控えめ。最後はほろ苦く甘い香りが鼻腔に残っていた。かなり香りのバランスがよく、チャーミングな印象のカカオ。以前も思ったのですが、造りも味わいもクラシカル。★3
●ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ 土屋公二作 “アントニオ”ベネズエラ産:ガナッシュの中にバジルとブラックペッパーが入ったショコラです。数あるテオブロマのボンボンオショコラの中で最も人気のあるアイテムで土屋シェフの一番好きなボンボンです。(高島屋解説)
見た目に気品があり、コーティングも薄い。最初から黒&緑っぽいスパイスの甘い香りがする。パリンッと弾けそうなコーティングが繊細。口溶けは少々遅めだが、香りが面白くそちらに神経が集中する。プロヴァンスや南イタリア料理を思い出すような太陽の香り。しかし、フレッシュ感が少ない。★4
●オリジーンヌ・カカオ 川口行彦作 “69カカオ”トリニダッド産:ローストナッツの様の香ばしさとほのかなスパイス感。まろやかで、調和のとれたビターナチュラルガナッシュ。(高島屋解説)
酸と甘い香りが食べる前から漂う。オリジーンヌ・カカオにしては少々厚めのコーティングと平べったい外観。ロースト香や深入りコーヒー豆のような香り。やや粉っぽいさが残るがカカオの個性が最大限に出ていると思った。生真面目な味。★4
●ガトー・ド・ボワ 林雅彦作 “キャレ ダムール”パプア・ニューギニア産:火山性土壌のパプアニューギニアの島で栽培されているトリニタリオ種の野性的かつスパイシーな香りの単一豆を使用。ハートの模様でアムール・ド・ショコラをイメージ。(高島屋解説)
コーティングはやや薄い。口溶けはややスムースでミルキィ。スパイシーな香りとあるが、やや曇りがある味わいで、個性を感じることができなかった。ショコラアメールのボンボンと思って食べると、特に違和感はないが...。★3
●ラ・ピエール・ブランシュ 白岩忠志作 “エクアドル”エクアドル産:フェミニン(女性的)でフローラル(花のような)アロマ(香り)が特徴。アムールドショコラをイメージした真赤なハート型ショコラ。南米の女性の情熱を感じるチョコレートです。(高島屋解説)
コーティングはやや厚め、甘香ばしい、ココナッツのような風味。南国の雰囲気万点の味わい。ココナッツのミルキィさと少々の酸味が個性的。形はフォトジェニックでいいが、カカオの味を堪能できるかどうかと考えると、直方体の方がより個性的な味を感じられるかもしれない。コーティングがほんのり赤い色になっているが、ちょっと分かりにくい。★3.5

●ル・ショコラティエ・タカギ 高木康政作 “カカオ70%”マダガスカル産:今一番注目されている南アフリカの東南に位置するマダガスカル産のクリオロ種をたっぷり使用。(高島屋解説)
マダガスカル...というとヴァニラの印象が強いがこういう香りが重要な素材の為のテロワールとしてはとても適した大地なのだろうか。
コーティングはやや薄め、しかし口溶けがいい。食べる前から焦げと甘美な香りが漂う。ヴァニラ、メープル、シロップ的、樹液のような香り。口溶けはもちろんスムース。かなり豆の個性がしっかりしていて、食べていて発見があり楽しい。とても個性的。★5











