2008年01月14日
ミシュラン一つ星のレストランが作る、お菓子のフルコース@ミラヴィル・インパクト
もともとはミラヴィルという駒場にあるフランス料理店が基のお店です。
2008年度版のミシュランガイド東京版では星1を獲得しています。
都志見氏のフランス料理店・ミラヴィル@駒場が2007年銀座のマロニエゲートにオープンさせた、デザートのコースが食べられるお店、ミラヴィル・インパクトに行ってきました。
まさにインパクトなお店構えで、色々な格好(立ち姿)をした都志見氏の写真が沢山飾られています。
店内はかなりポップアート満載で、お皿も黄色や赤、黒などちょっと落ち着かない色合いです。
しかしメニューを見てみると内装や食器とは裏腹にオーソドックスなものが多く、アシエットデセールだけをコースにしたかのような内容でした。
また、店内は意外に狭く、カフェやバーのような細長い形をしていて、席と席の間も狭く感じました。しかし、満席ではなかったので、あまり気になりませんでした。
コースはミラヴィルコースだと¥2,980位、インパクトコースは¥2,310となっています。どちらもプリフィクスになっていて、お酒が付いていると高くなったり、+アルファをするとお酒が付いたりと自由じ選択することができます。
その他、日替わりアラカルトもあり、こちらはお酒に合わせられる塩っぱいお皿も用意されていますので、前菜からメイン、ワインを飲んでデセールをガッツリと召し上がってほしいというコンセプトだそうです。
●チーズ盛り合わせ:(1300位)コースとは別に注文しました。チーズの種類は説明されましたが忘れてしまいました...しかし、外観から察するに、多分、手前から時計周りに、ミモレット、ポンレヴェック、ロックフォールだと思われます。真ん中にはドライフルーツ(杏、木苺、レーズン)、そして北欧のクラッカーKavliが添えられていました。
量は極少なめでチーズの熟成具合は程よかったです。お皿を使ったプレゼンテーションはなかなかですが、もうちょっと量があってもよかったと思います。
●野菜のベニエ:(1000円位)色々な野菜に薄めに衣が付いて揚げてあります。小さい系の野菜がほとんどで、人参、むかご、蕪、ラディッシュなどなど。それに塩とレモンが添えられていました。
特に珍しい野菜というわけではありませんが、小さいものを色とりどりそろえてあり、見た目にはとても綺麗です。意外に食べ応えがありました。むかごがやたら在ったんですけど、ちょっとどうなんでしょうか。
●前菜その1、チーズのムースにパッションのソース、柚子風味海葡萄添え。ミントティー。
黒いレンゲにたっぷりのチーズのムースにはパッションのソースが添えされていてさっぱりした後味です。その上に柚子風味の甘く味付けした海葡萄がのっています。
他にもこの柚子風味の甘い海葡萄があり、食べてみると不思議な食感。プチプチとした相変わらずの軽やかな音と、冬っぽい柚子風味で甘い不思議な海葡萄。
細長いグラスに入っているのは冷たいミトディーで、スゥーっとしていて青い風味はチーズムースでこってりした口の中をサラリと洗い流してくれました。
●前菜その2、シェリーグラニテなどのお皿。白胡椒の粒が一杯添えられています。上には格子状の飴細工。
●メインのブルーベリーモンブラン:土台はパート・シュクで、アパレイユにクレームダマンド、フルーベリーのコンフィが入っていてタルトになっています。その上にたっぷりとブルーベリー風味のクレームを絞り、粉砂糖とアーモンドダイスがかかっていました。添えられているのはヴァイオレットの花びらとソース・アングレーズ、てっぺんにはミントの葉が刺さっています。
そして、さらに、こちらにはブルーベリティーもセットになっていました。普通のアールグレイティーにブルーベリーのコンフィを入れて混ぜてあり、底にはブルーベリーの粒が残っていました。アールグレイと併せるとスモーキィな香りに変化が付いてちょっと複雑な味わいになり、意外に合います。
ブルーベリーモンブランはちょっと形が不安定でアシエットにするにはよいかもしれません。やはり、タルト台の強めのトーンの味わいに淡すぎるブルーベリーのクレーム。もうちょっと風味強めの方がよさそうですし、クレームももっと冷たくした方がいいかもしれません。
●メインその2の焼きりんご:皮ごと焼いた焼きりんごは蓋のようにした上部が添えられています。真ん中にはムラングを絞って焼き色をつけてあります。シナモンスティックも刺さっていて、シナモンパウダーも添えられています。
焼きりんごはとても柔らかく仕上がっており、皮もトロリと食べられます。また、かなり酸味がしっかりなので、さっぱりとしていて、上のムラングがしっかりとした甘さでバランスを保っていました。
お皿とは別にポモー・ド・ノルマンディで作ったりんごのカプチーノも添えられていました。かなりりんごの風味とアルコール感が強い味わいでした。
さて、最後は好きな飲み物を選んで最後のミニャルディーズを楽しみます。+料金を払うと食後のお酒としてディジェスティフも楽しむことが出来ます。
ヴェルヴェーヌのハーブティーと共にお菓子を楽しみます。付いてきたのは黒胡麻のギモーブ、みかんの飴がけ、プチ・ガトー・ショコラにショコラブランのプラックが刺さったもの、ヴァニラ風味のキャラメルでした。
飴がけのみかんは出来立てほやほやでまた温かく、ガリっと齧ると中からみかんの甘酸っぱい果汁がジュワっと出てきました。面白かったので黒胡麻のギモーヴで、ふんわりとしていて、黒胡麻のコクが広がります。でもやっぱり酸味のあるフルーツの方が後味が絞まっていいかなと思いました。
デザートのフルコースとあるように、最初から最後まで甘いもので食べ通すことができます。しかし、夜などは飲んだり食べた後にコースで甘いものを食べるにはちょっと量がありすぎるし、値段も張ります。お酒の種類も少々少なく、甘いものに合わせるのにはちょっと「?」と思えるものがありました。
お酒に合わせられる前菜もあります、とのことでしたが、5〜6皿と盛り合わせみたいなのがあり、ここで全部済ませようと思うとちょっと無理がありました。
平日夜はお客さんも少なく落ち着いているのですが、立地が立地だけに大丈夫かな?とちょっと心配になってしまいました。
また行きたいかというと、ううん...と考え込んでしまう感じです。
ミラヴィル・インパクト ←(詳細レヴューはこちら)
最寄駅:銀座 / 有楽町 / 日比谷 / 東銀座 / 銀座一丁目
料理:カフェ / ケーキ / タルト・パイ / パン / フランス料理
採点:★★★☆☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円
用途:おやつ


























