2008年10月23日

エルメのコレクションを凝縮した、期間限定販売のプチ・フール@ピエール・エルメ・パリ(伊勢丹新宿店)5

フェティッシュデコレーション

色々散々食べておきながら、実はプチフールはイヴェントのときくらいしか食べたことがなかったのです。

以前に知人から美味しいと常々伺っていたのですが、なかなか食べる機会がありませんでした。

店内

と、思っていたら、伊勢丹新宿店で期間限定で販売中ということで、早速行って来ました。なんと、更にオンリーアイです。

(しかし、販売期間はすでに終了しておりますので、ご注意ください)

箱箱アップ

2008年のピエール・エルメのテーマは「equilibre」=均衡・調和。

均衡があることによって生まれる美と、不調和なものにも見出せる魅力を両立させるということだそうです。

中身箱の中

ピエール・エルメ氏の経歴は...アルザス生まれのアルザス育ち、4代続くブーランジュリー&パティスリーの実家。14歳でガストン・ルノートルのもとに弟子入りして、20歳の若さでフォションのシェフ・パティシエに就任し、後にラデュレ、1998年にピエール・エルメを東京のホテルニューオータニに初出店。パリよりも先に東京にお店を出し、話題騒然となったそうです。

<過去の食歴>
一番好きなフランス菓子は、やはりエルメのマカロン@ピエール・エルメ・パリ(青山)
梅雨の時期には“モザイク”で爽やか&まったりなコンビを楽しむ@ピエール・エルメ・パリ(青山)
“イスパハン”タワー?あまりにも可愛いので、思わずパチリ@ピエール・エルメ・パリ(青山)
今年のハートは真っ白なヴァニラ味でした@ピエール・エルメ(ホテル・ニューオータニ)
ヴァニラ好きによるヴァニラ好きの為のヴァニラのお菓子@ピエール・エルメ パリ
ハートを真っ二つに割る@ピエール・エルメ・パリ(ホテル・ニューオータニ)
フェティッシュ・パーティーのお土産を食べてみました@ピエール・エルメ・パリ(青山)
初参加のフェティッシュ・パーティでエルメの世界にどっぷり浸かる@ピエール・エルメ(青山店)
2007年のマカロン祭りは去年より段取りが良かった@ピエール・エルメ パリ(青山店)
アントルメの旨さを再認識する(ミルフイユだけど…)@ピエール・エルメ・パリ(青山店)
ついに実現マカロン大人買い@ピエール・エルメ・パリ
今日はマカロン・デイ!@ピエール・エルメ・パリ
マカロンはやっぱりここが一番かな…@ピエール・エルメ・パリ
新年はギャレット・デ・ロワが必須@ピエール・エルメ・パリ
エルメのクープは侮れない@ピエールエルメ パリ

ピエール・エルメのお菓子の世界

[ピエール・エルメ ]イクスピアリ限定セレクト 10月のマカロン 6個セットBoite de 6 Macarons ...

ピエール・エルメ コレクション BOX販売 バンダイ(予約:08年11月発売予定)

 



ランソンのお皿ランソンマーク

お皿はなんと、ランソン(Lanson)の本社で販売されていた、リモージュ焼きのちょっと厚めのものです。

こういうお皿で食べるとまた一味違うのでは、ということで出して頂きました。

タルトアナナスアナナス断面

●プティフール・ビジゥ(8個入り)@2,625円:今までにも人気がある、数々のシリーズを小さくプチフールにまとめてあります。

プチフールその1:細かくカットしたアナナス(パイナップル)が軽くゼラチンで固めてあって、それが上にのった小さなタルトレット。軽くヴァニラが和えて上には生のグロゼイユが2粒。

シンプルですが、しっかりとヴァニラが香って、タルトの焼き具合もちょうど良く、軽い味わいでした。細切りのアナナスの食感も良く、もっと食べたいなと思いました。

抹茶入り抹茶断面

プチフールその2:多分これは「サラ」というシリーズのものです。極薄いタルト生地の上のアパレイユはパッションフルーツで、その上にマロンとムースと抹茶のクレームがのっています。周りは黄色いジュレで固めてあり、パッションフルーツの種のような黒いゴマみたいなものが3粒デコレートされていました。

見た目もかわいいのですが、味は栗がふんわり香るのですが、サクっと抹茶の苦味とパッションの酸味で後味すっきり。タルトも極薄で、なんとも繊細な味わい。

オレンジオレンジだ面

●プチフールその3:これは多分、「サティネ」という、オレンジ&パッション&クリームチーズ(物によってはこれらに+杏&ショコラブラン)の取り合わせです。極薄のパートシュジュレのアパレイユはオレンジとパッションのジュレ、その上にクリームチーズのムースをのせて、ショコラブランのコーティングとプラック、オレンジの皮のコンフィがデコレートされています。

タルトが繊細でいいですね。その上にプワプワっとしたコク深いチーズムースがのっていて、後味はさわやかなパッションとオレンジ。サティネの王道がこの小さな世界に詰まっています。

ショコラショコラ断面

●プチフールその4:これは「プレニチュード」かな。土台はサブレで、その上にキャラメルをショコラのムースでサンドしています。周りはショコラでコーティング。

サブレ部分がサックリとしていてとても鮮度がよく、軽い味わい。上にあるショコラとキャラメルがまったりとしていて、ほろ苦く、大人の味わいでした。コーティングのショコラもとても舌触りがよかったです。

ショコラブランとカシスショコラブランとカシスの断面

●プチフールその5:これは初めて食べる味のコンビネーションでした。こちらも上のものと同じ構成で、土台がサブレ、その上にショコラブランのムースと間にはカシスのジュレが挟まっていて、周りはショコラブランのコーティングです。

カシスがガツンと来るかなと思ったのですが、色合いが鮮烈な割りにはショコラブランの風味がよく立っているので、酸味と乳製品、甘さが調和していました。この位酸味がないと返って締らないかもしれません。ショコラブランとフルーツの相性の良さを実感できました。

ショコラ1ショコラ1断面

●プチフールその6:これは「キャレマンショコラ」でしょうか。シンプルなショコラのムースが二層になっていて、周りをビターなショコラでコーティングして、上にもプラックショコラがのせてあります。

かなりシンプルですが、ショコラのクオリティの高さと風味をじっくりと味わえる小さな一品。かなり全体的にほろ苦さがあって、ムースの硬さがギリギイです。こんな小さいのにどうやって作ったんだろうって思ってしまいました。やっぱりショコラって作る人にセンスがあると格段によい味です。

イスパハンイスパハン断面

●プチフールその7:有名な「イスパハン」の味をプチフールにしたもの。土台はローズのマカロンで、その上にマスカルポネのようなムース。中央部には木苺のコンフィがあり、周りはピンク色のショコラブランっぽいコーティング。一枚飾られたバラの花びらが印象的です。

ライチの風味はあまり感じられませんでしたが、イスパハンの風味が小さくなってより軽く表現されていたように思います。ふわっふわのムースとマカロンの相性も良いですね。ちょっと香水っぽい風味も独特です。

プレジールシュクレ

●プチフールその8:これは明らかに、「プレジール・シュクレ」ですね。初めて食べたときにはびっくりしたものです。ざっくりとしたビスキュイとノワゼット、プラリネとガナッシュ、ショコラ・オ・レ、プラックショコラが層になっています。

なんとも美味しいものが一同に介して、集まった濃厚な味。ざっくりとしたビスキュイがワイルドで、上のショコラはとても滑らか。カリカリしたプラリネとノワゼットも食感が新鮮。一見渋い色合いなのに、とても味わい深いコンビネーションです。

本当にプチフールもどれも味が濃くて、しっかりとしていて、ただ小さくしただけ、という感じがしませんでした。ピエール・エルメの考案した味のコンビネーションはまさに不均衡と思われていたもの同士が均衡=エキリーブルだったということを教えてくれました。この味のコンビネーションはまた新しいものが生み出されていくと思おうと今後の展開も楽しみですね。それに過去のコレクションも久々に食べると、なんだか懐かしくて、いつの間にか定番になっていたんだなと気づかされました。

採点:★★★★★


chiyogoro at 18:44│TrackBack(0)この記事をクリップ!パティスリー 

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