2008年12月02日
あの有名レストランの総支配人・渋谷康弘さんのお店、でもお料理の味が合わず@ル・セップ
麻布の狸穴近くにある、ベージュ東京総支配人の渋谷康弘氏と奥様が経営する、ル・セップ(Le Cep)に行ってきました。
ふと、思ってしまったのは、いくつも肩書きがあるので、どこの人なんだろう?。普通の一般的な会社員の感覚だと、そう思ってしまいます。会社に属していると社則でバイトとか副業って禁止なのが当たり前。
でも飲食業界は色々複雑ですから、良く分かりません。
更に、最近、赤坂にも新しいお店を開店したようです。ラ・ブロシェットという、串焼きフランス料理店。
やはりソムリエさんが店主なので、ワインが主体で、ワインに合うお料理が主体とのこと。
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●パテ・ド・カンパーニュ:ル・セップ自家製、お肉のテリーヌです。かなりゴロゴロっとした塊とゼラチン質なものが混在しています。添えてあるのは粒マスタードと軽くヴィネグレットを和えたサラダ。
照明が薄暗いせいもあるかもしれませんが、かなり色合いが薄jyて、小さめのパテ。脂も控えめのようで、肉のギシギシっとした食感です。ワインを飲むには塩味も控え過ぎで、マスタードをつけると何の味だか分からなくなってしまいそうでした。
●“天使の海老”のロティ、彩野菜のソース:細身で柔らかい食感の海老を使用しています。ロティした海老の上にはなぜか黒胡椒がかかっていました。添えられているのは小さめのダイス型にカットして軽く煮込んだ塩味の野菜。
全体的に淡い味付けで、海老が半生に近い状態です。この焼き加減と添え物に黒胡椒は明らかに違うと思いますし、マッチしません。悪くもないし、よくもないし…という微妙なラインです。家庭料理的な感じがしました。合わせられたワインの香りが強くて、お料理が完全に負けていました。
●豚肉のリエットとブーダンノワールのカナッペ:何人かいたので、大皿でサーヴされました。薄切りになったバゲットに自家製リエットとブーダンノワールを付けていただきます。
豚肉のリエットはふんわりとしていて、こちらも脂も塩も少な目、軽い仕上がり。
ブーダンノワールをこういうペースト状にしてパンに塗って食べるのは初めてでした。上にマヨネーズと黒胡椒がかかっています。かなりこちらも脂が控えめになていて、モロッモロの食感で口の中でイガイガします。全体的にもなんだかチグハグな風味。もっとスパイスとか効かせないと鉄臭い感じになっていました。
●ブロッコリー、ちりめんキャベツを詰めえた鶉のロティ、鶉のジュとグリーンペッパーのソース:ころんとしている鶉が丸ごと出てきてびっくりしました。薄い色合いの焼き色で、中にブロッコリーとちりめんキャベツ、ピラフ状のご飯が詰まっています。下にはじゃが芋のピュレとソースが敷かれていました。
焼き加減は中がピンク色でふんわりとしていてギリギリの火入れ具合に見えます。しかし、皮がヌルっとしていて、ちょっとどうかな、と思いました。中に詰められていた、もっそりとしたご飯と野菜は可もなく不可もなく。
鶉のジュを使ったというソースにちょっと不自然な風味を感じてしまいました。焼き加減がなんともイマイチで、食べ進めるのが厳しい味でした。
●ワイン:ローヌ地方の著名な作り手たちのものが提供されました。白ワインはヴィオニエを主体としたAOCコンドリューなど。赤はシラー主体。白は天使の海老にはとても強すぎて香りばかりが立ってしまっていました。赤は鶉には全くあわず、まだヴィオニエの方が鶉と飲めるかな?いやいや、そうでもないなぁ・・・というギリギリのラインでした。サーヴィスなどは特になんとも思いませんでした。
●ココナッツ風味のブランマンジェ、洋ナシのソース:デセールは食後の甘口ワインとの相性を考えたものだそうです。ココナッツ風味のブランマンジェに洋ナシのピュレ状のソース、カットした緑メロンで粉砂糖がかかっていました。
ブランマンジェ、というか、ココナッツのプリンみたいな感じでかなり硬いです。それにソースは・・・ちょっと心が寂しくなるような味でした。メロンも季節外れではないかな…。ココナッツの風味がちょっと弱いです。
名ソムリエさんとその奥様が経営しているビストロなんだそうですが、事前に提供するワインが分かっているはずなのに、こういうお料理を出すとはちょっと驚きです。ワインをたっぷり飲んでお腹一杯に、というコンセプトらしいです。プロシュートの切り立てや季節の素材をフィーチャーし、お料理も気軽なもの、なんだそうです。アラカルトとイヴェントとはお料理が違うのでしょうか。なんだか残念な夕食で、寂しい気分で帰宅しました。
| 採点:★★ |


















