2009年01月09日
精巧なプラック・ショコラとワイルドなオレンジと繊細な紅茶のハーモニー@パティスリー アテスウェイ
去年、2008年のクリスマス・アントルメ第二段です。
やはり、伊勢丹のアテスウェイのケーキは魅力的過ぎたので、思わずオーダーしてみました。
今年は去年の塩キャラメルと違って、華やかで鮮やかな、太陽のようなお花のデコレーションでした。
川村シェフは新潟県生まれで、東京プリンスホテルに入社しパティシエ人生をスタートさせました。1997年にはクープ・ド・フランスで日本人として初めて総合優勝をするという快挙を成し遂げます(当時若干25歳)。2001年にアテスウェイを開店し、シェフパティシエに就任されましたが、こちらは(お魚系)竹若グループの傘下でした。しかし、晴れて2007年からオーナーパティシエとなり、新たなスタートを切りました(と、思っているのは私だけかな・笑)。HPも一新され、より川村シェフのことが前面に押し出され、プチガトーの詳細や素敵な写真も一杯です。
<過去の食歴>
5年越しの目標であるアントルメを堪能しました@アテスウェイ
久々にケーキの神が降臨&マ・パティスリー復活@パティスリー アテスウェイ
●エテルネル@6,825:写真で見るよりも、周りのドーム型の表面がオレンジではなく、黄色い色合いです。土台はカリカリっとしたサブレ状のもので、プラリネも入っていました。構成としては、オレンジ風味のビスキュイ・マドレーヌのが土台となっていて、間にも挟まっています。周りは2層になっていて、ショコラブラン&オレンジが外側、内側がダージリンのババロワ。更に間にはキャラメルとオレンジのコンフィと皮が入ったオレンジ風味が強い層が真ん中にありました。周りは薄いオレンジ風味のゼラチンのコーティングがされていました。飾りになっている飴細工とプラック・ショコラもどちらも食べられるようになっていて、特にショコラ・ブラン出来ています。
全体的にプワプワっとしたババロワ状でややしっかりめに食感が残っています。最初は優しいキャラメルや紅茶の風味で、後から酸味が効いたオレンジの層がやってきて、真夏の太陽に照らされたかのように感じられました。ビスキュイも結構厚めに入っていて、ババロワの水分を吸って柔らかくなり、ふわふわのジェノワーズのような食感になっていました。やはり、土台にあるガッツリと焼きこまれたサブレ状の部分が非常にパンチが効いていて、カリカリと香ばしくて、こちらも川村シェフらしさがアピールされているな、と思いました。
個人的にはオレンジの風味が結構鮮烈だったので、大丈夫かな・・・と思いながら頂きましたけども、知らない間に全部食べている自分が居ました。この繊細な紅茶風味とババロワ、マドレーヌの食感とオレンジの風味のワイルドさ・・・ったら、こんな複雑性はいなかなか在りません。ババロワの独特のプワっとした食感って、郷愁を誘いますね。アテスウェイはプチガトーや焼き菓子、ヴィエノワズリー、ショコラ・・・と何でも美味しいのですが、やはり真骨頂はアントルメではないかと思います。パティシエの真の実力ってアントルメにあるなと改めて実感すると共に、また来年もアテスウェイのアントルメが食べられれば良いなと思いました。
| 採点:★★★★★ |











