2009年02月03日

ガレット・デ・ロワ・コンクール優勝店のオリジナル味は伝統的であり個性が光る@ガトー・ド・ボワ(奈良)4

ガトーdボワロゴ

まだまだ続く、ガレット・デ・ロワの食べた感想。なんだか今年はガレット・デ・ロワがムショウに美味しく感じられます。日本の方がガレット・デ・ロワが美味しいのでしょうか・・・それともヴァリエーション豊かになり、年々進化しているのだと思います。パリも私が住んでいた頃にはショコラ味などはほとんどありませんでしたが、今はショコラトゥリーだとショコラ味があったり、パティスリー・サダハル・アオキ・パリでは抹茶&餡子なんかもあって、ヴァラエティ豊かです。箱箱アップ

今回は以前に食べて美味しかったパティスリーのガレット・デ・ロワをお取り寄せしてみました。

奈良の西大寺にある、パティスリーで、林雅彦氏のお店、ガトー・ド・ボワ(Gateaux des Bois)です。

カードフェーヴに注意

ルノートル製菓学校(フランス)やホテル西洋銀座などで修行され、1991年のクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーで優勝し、「お菓子作りを通した、みんなを笑顔にしたい」というポリシーの基、お菓子を作り続けています。また、クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワの関西支部副会長であり、第6回のガレット・デ・ロワ・コンクールにおいて、ガトー・ド・ボワ(Gateaux des Bois)勤務の中野心悟氏が「トラディショネル」(プレーン味)で優勝を収めるなど、ガレット・デ・ロワにはかなり気合が入ったパティスリーです。

ちなみに、このコンクールでの優勝者は1月6日のエピファニー(公現節)にフランス大使館で大型のガレット・デ・ロワを焼いて持っていくのです。そんな大役ながらも、楽しそうに林シェフ共に中野氏が作業している様子がHPに掲載されていました。かなり巨大なガレットで、写真からも大きさが分かります。なんか、楽しそうな良い雰囲気のパティスリーですね。

尚、日本の大会で優勝すると、次の年のフランスの大会Chambre professionelle des artisans boulingers-patissiers=パン菓子組合)にも参加する権利が得られるそうです。

<過去の食歴>
日本のショコラティエによる世界のカカオ@アムール・ド・ショコラ(高島屋)

<参考>
Wikipedia ガレット・デ・ロワ
クラブ ガレット・デ・ロワ

<ガレット・デ・ロワの過去ログ>
2006年ピエール・エルメ パリ@青山店
2006年エコール・クリオロ本店
2006年ジャンポール・エヴァン伊勢丹新宿店
2007年オーボンヴュータン@本店
分厚いフイユタージュと餡子入りクレームダマンド@モンサンクレール
ウッフ・ブイエが進化して登場、赤松式ガレット・デ・ロワ@ビストロ・ラ・シブレット
今年初ガレットは京都からお取り寄せして食べました@オ・グルニエ・ドール
トップ・ショコラティエのガレット・デ・ロワは王冠がスタイリッシュ(過ぎ?)@ジャンポール・エヴァン(伊勢丹店
老舗パティスリーのガレット・デ・ロワはザックリ浮き気味のパートフイユテ@ラデュレ(日本橋三越店)
エルメのガレット・デ・ロワは南仏スタイルのブリオッシュで、サティネ風味@ピエール・エルメ・パリ(ニューオータニ)
サダハル・アオキのガレット・デ・ロワは100%エシレ・バター使用で特製フェーヴ@パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(丸の内)
逆折込式(アンベルセ)のパート・フイユテを使ったクラシカルなガレット・デ・ロワ@ロワゾー・ド・リヨン
パン屋さんのガレット・デ・ロワはやはり生地が主役のガレットでした@ブランジェリー・コム・シノワ
久々にお菓子の神が降臨したかと思った、新進気鋭のパティスリー@パティスリー アカシエ

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パート・ド・ピスターシュ(50g)

中沢 オーストラリアンクリームチーズ 2kg 0126PUP10F

 



中身やや横から

●ガレット・デ・ロワ“オリジーヌボワ”@2,500:第6回のガレット・デ・ロワ・コンクールで中野心悟氏が優勝したものは“トラディショネル”で、それとは別に“オリジーヌ”という、ガトー・ド・ボワ(Gateaux des Bois)オリジナル風味のガレット・デ・ロワです。

表面裏面

周りはしっかりと焼き込んだ細かい層が織り成すパートフユテ、中には緑色のクレーム・ダマンド・ピスターシュとフランボワーズ・ペパン(種入り木苺ソース)が入っています。表面には細かいクープが入っており、繊細な模様で、ピスターシュが飾りつけられていました。

側面断面

裏面も素晴らしい焼き色で、かなり焦げ焦げっとした色合いの深い焼き色。しかし、全く焦げ臭いことなく、香ばしさが半端ではありません。角もカッチリと取ってあり、立っています。切ったときのザックリと来る感触からも素晴らしい焼き込み具合だということが分かりました。パリパリとか、サックリではなく、層が薄く、しっかりと重なっているのでハリハリした食感でとても香ばしいのです。また、中のピスターシュ風味のクレーム・ダマンドが上品で薫り高く、粒粒っとした細かい魚卵のような食感。少々ホロっとしていて、上部はドライなのですが、下部にあるフランボワーズ・ペパンの水分と酸味で食べ易くなっています。フランボワーズ・ペパンの酸味が全体に味の深みを与えていていました。

フェーヴ

ちなみに、フランスのPrime社の陶製フェーヴを使用。女性が椅子に座っているところでしょうか。何かを抱きかかえているようにも見えます。

大きさも20センチ近くあり、とても大きく、食べ応えがありました。“トラディショネル”も杏仁香が少々あり、カッチリりと角を決めた生地でとても美味でした。間違えなく今季食べたガレット・デ・ロワの中では最高峰の味に入ります。以前にイヴェントで食べたプチガトー“アンブロワジー”などはイマイチ合いませんでしたが、ガレット・デ・ロワはとても美味しく頂きました。こちらは商品数も多く、クラシカルなお店ですね。また機会があれば、ショコラやプチガトーなども食べてみたいと思いました。

色んなお菓子の切り口から見てみないと、そのパティスリーの良さって分からなぁと思いました。ガレット・デ・ロワは一つの切り口(見方)としてはとても重要なアイテムだと思います。

採点:★★★★


chiyogoro at 14:22│TrackBack(0)この記事をクリップ!パティスリー 

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