7月16日(月・祝)PM2:00~ 熊谷市障害福祉会館第1会議室。
民主主義とくらしを考える会
学習会『民主主義って何?』第1回
講師 : 松崎哲久(元・衆議院議員、作家・政治学者)

おとといの熊谷の気温は38℃。講義のために来市する松崎哲久先生を出迎えるため、JR熊谷駅の改札前で夏物とはいえスーツの上着を着て3分間くらい立っていたら、中の半袖シャツの背中は汗でびしょびしょに..北口はバスターミナルの建設工事でせせこましいため、買っておいた冷たい十六茶を松崎先生に手渡して、迎えの人が待っている南口までの長い通路をともに歩いて行きました。
15、16日は小沢一郎政治塾で、おとといも午前中の小沢さんの講義を受けた足での来市だった自由党県連代表でもある松崎先生ですが、話題は自ずと前日に話題になった小泉元総理の特別講演のことに及び、塾生(OB)の方が松崎先生のすぐ斜め後ろの席からの画像をブログにUPされており「(後ろ姿で)すぐに先生がいらっしゃるとわかりましたよ」と。

南口


















学習会。松崎先生からは、民主主義の根本と述べてもよい選挙・政治に関して、議会制民主主義に対する世界的理論と日本の現状(成熟度合い)を論点とし、『鉄のトライアングル(政・官・業)』の言葉を生み出したことで知られる、アメリカの政治学者E.E.シャットシュナイダーの理論や、南北戦争の際のリンカーンの演説内容など引用して75分に渡る講義がありました。
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つづく質疑に於いて、私からは、松崎先生が平成7年3月に文春の『諸君!』に発表した「保守2党時代は来ない」という論考を引き合いに、昨秋の『希望の党』やかつての『新進党』は、保守勢力による政権交代可能な2大政党制を目指したが、いずれも『立憲民主党』や『民主党』という(いわゆる)リベラル勢力の存在によって、消え去っていった。自民党が極右からリベラル保守まで幅広い保守層を手堅くまとめ切っている現状において、自民党に代わって政権の受け皿となるべき勢力が「保守」であって、本当に自民党に対抗できる勢力となり得るのか、そして民主主義という観点からどうなのか。
また、そもそも日本における「保守」とは何なのか。明治天皇の『五箇條の御誓文』には、「一 旧来ノ陋習ヲ破リ 天地ノ公道ニ基クベシ」(天地ノ公道=国際的な道理)「一 智識ヲ世界ニ求メ 大ニ皇基ヲ振起スベシ」とある。つまり、国を統治する基礎が伝統やしきたりであるとすれば、その伝承については、それが悪い慣習になっていないか、世界の条理に適っているかを各国の情勢を参考にしながら考え、時代に合わなくなったものや悪くなったものについては変革して、民主主義を守り進歩させ深化させていくこと、これこそが本流の「保守」なのではないか。と、質問させていただきました。

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松崎先生からは、とくに後半の「保守」の定義について「とても面白いテーマ」としつつも、「とても難しい。東欧の共産主義が崩れた1990年以降『反革新』が総て保守になった。自分は保守だ、という人にもいろいろな考えを持つ人がおり一様ではない」と、少し困った様子で、最終的に(「保守」とはなにかについて)「答えはない」ということでした。