主宰の千頭和です。

次回公演の配役が決定しました!!
今回は原作で役名をご存知の方もいらっしゃると思うので、配役発表をさせていただきます!

なにげにクロクロで公演前に配役を公表するのは初めてかもしれません。
総勢21名なのでとても長い記事になりますが、最後までお目通しいただけましたら幸いです。


○モンテ・クリスト伯爵:アンディ本山
大金持ちで経歴不詳、人を惹きつける謎の魅力がある人物。
アンディ




























本作の堂々たる主人公。数奇な運命に翻弄されつつも自分の意志を貫き通す、役としても難しい登場人物です。アンディさんは、普段は面白おじさんなのですが、本気を出すと一変する、まさに役者。今回は7月にご一緒したソラニエさんに引き続き、面白を封印していただくので窮屈な思いをさせてしまうかと思うのですが、その分、舞台上で暴れまくっていただけると思います。


○ベルッチオ:あンな邦祐
伯爵に仕える筆頭家令。過去に伯爵に命を救われた。
あンな



























すごく真面目で寡黙に見える方ですが、人を喜ばせることを生きがいにしているような方です。芝居もその両面性を持っており、今回の役はその魅力を存分に引き出せるはず。伯爵の右腕として、またストーリーテラーの中核として大活躍していただきます。


○ルイジ・ヴァンパ:大寄正典
有名な盗賊で伯爵の手助けを行う。嫁の尻に敷かれる。
大寄



























千頭和演出を最多で受けている方。ここ数年でどんどんレベルが上がっていって、クロクロの芝居ではなくてはならない存在になっています。今回はテレザと共に八面六臂の大活躍で伯爵を手助けする難しい役。大寄さんの色々な引き出しを開けるのが楽しみです。


○テレザ:荒木凪瑳
ルイジの妻で烈女。カカア天下。
荒木



























今回初めましてですが、若いのに多才な方だなーと思っています。それだけではなくて、自分の中にしかない大事なものをちゃんと持っている方。今回はルイジ同様とても難しい役ですが、この方となら台本以上のものを作れると思い、この役に当たりました。原作に対する思いも強く、それをどこまで舞台上に持ち込めるか楽しみです。


○エデ:木村優希(演劇ユニット「クロ・クロ」)
元王女で伯爵の所有する奴隷。
木村




























クロクロの二大巨塔の一。一緒に現場を重ねる中で、毎公演目覚ましい進歩を遂げる方。前回のクロクロの公演では神がかった芝居を見せてくれました。今回もかなり気合が入っているようで、主宰としてとても嬉しい反面、演出としては負けないようにがんばらにゃと思っています。エデは伯爵の復讐を体現する、技術力とエネルギーがとても必要な役。


○ベネデット:末永全
不幸な出自の前科者の青年。
末永




























今回初めましてですが、芝居に対する見方が似ている気がして、そういう意味でもとても頼りにさせていただいています。今回はエデと共に伯爵の復讐のキーになる重要な役。伯爵の復讐の代弁と、自身の復讐を同時に達成する必要があるので相当な熱量が求められます。技術力がある方なので、逆に徒手空拳で戦ったら面白いものが出てくるんじゃないかと楽しみにしています。


○カドルッス:水川准(劇団花鳥風月)
アル中の前科者。伯爵の過去を知る人物。
水川




























何度か舞台を拝見させていただいていて、ようやくご一緒することが叶いました。独特のリアリティが見る人の心に刺さる、そんな捉え方をしています。花鳥風月さんでは凛々しい役が多い印象ですが、今回はかなり色の違う芝居をお見せできるかと思います。ベネデットとは毛色が異なるストーリーテラーでもあります。


○フェルナン・ド・モルセール:長瀬巧
陸軍の一兵卒から将軍となった男。
長瀬




























何度もご一緒させていただいてますが、毎回全然違う役をやっている気がします。今回も今までとは全く違う役ですが、長瀬さんの持つ魅力をちょうど良いバランスでお見せできるかと思います。優しさと、自分の欲求への忠実さ、相反する感情を両立させなければいけない難しい役どころです。


○メルセデス:キジマチカ(演劇ユニット「クロ・クロ」)
フェルナンの妻。エドモンの元婚約者。
キジマ



























クロクロの二大巨塔の一。毎回毎回、ほんとにこの方には敵わないなーと思ってしまいます。演出としても観客としても、見ていて「良かった」と思える方です。今回は設定的にも感情的にもとても難しい役。いつもそんな役ばかりを当ててしまいますが、今回は群を抜いて難しいんじゃないかなと思います。難しければ難しいほど面白くしてくれる、そんな役者さんです。


○アルベール:橋本蒼汰
フェルナンの息子でユージェニーの許嫁。
橋本




























おそらくこの現場の最年少。その若さあふれる芝居は、おじさんになってしまった千頭和からするとハッとさせられるものがます。若いだけではなく、芯に強さを持っている方だと思います。それをどこまで引き出せるか、演出としてとても楽しみです。アルベールは一見、伯爵の復讐に翻弄されているだけのキャラクターに見えますが、芯の強さを持っている適役だと思っています。


○ダングラール:友利哲健(劇団豆狸)
銀行頭取。金に汚い。
友利




























7月のソラニエさんの現場からお世話になっており、同じ演出家としてもとても頼りにさせていただいています。お互いに足りない部分を補えるので、同じ現場にいるととても安定感があります。今回は混じりっけのない悪役。憧れる役でもあり、やってみたら絶対に難しい役だとも思います。


○エルミーヌ:植松りか(劇団花鳥風月)
ダングラールの妻。現実主義者。
植松




























前々回公演、灯影ノートではとても難しい役を演じていただきました。本人は不器用だとおっしゃいますが、とても多彩な上に、唯一無二の色を出せる希少な方だと思っています。今回もその魅力を存分に引き出せると思い、当てさせていただきました。エルミーヌは現代日本人に最も伝わりやすい役なんじゃないかと思っています。


○ユージェニー:松本真菜実(salty rock)
ダングラールの娘。アルベールの婚約者。
松本




























作家の伊織さんの所属団体、salty rockの頼れる女優さん。なんども拝見させていただいていますが、透き通った芯のある芝居が魅力的な方だと思っています。今回はある意味お客さんと近い位置にいる役なので、物語に引き込んで行けるよう頑張っていただこうと思っています。


○ジェラール・ド・ヴィルフォール:中込博樹
検事代理から検事総長までのし上がった男。
中込




























強固な意思を持った力強い役者さん。今回の役は自分の信念に従い突き進む、伯爵と対立するようで実は非常に近しい人物です。中込さんの持つ強さをどこまで引っ張り出せるか、今から楽しみにしています。


○エロイーズ:田中佑依
ジェラールの後妻。エドワールの母。
 田中




























実は演劇自体は初めてなのだとか。それを感じさせない技術力とセンスに溢れる方だと思っています。今回は作中でもっともかわいそうな人なんじゃないかと思うくらい、切ない役です。伯爵の復讐のキーにもなってくる役。難しい役どころですが、田中さんならきっとご自分のものにしてくれると思い、当てさせていただきました。


○ヴァランティーヌ:森下由美子
ジェラールとルネの娘。マクシミリアンと恋仲になる。
森下




























妖艶な魅力と、芯のある意志を持った方です。初めて拝見させていただいた時は、繊細な芝居がとても上手な方だと思ったのですが、今回の稽古を通してエネルギー溢れる芝居もできる、非常に多才な方だと感じています。今回は愛を背負う役どころ。千頭和が今まで見たことがない森下さんなので個人的にもとても楽しみです。


○ルネ:米山涼香
ジェラールの死別した前妻でヴァランティーヌの母。実家が金持ち。
米山




























素直なお芝居とひたむきな姿勢、さらに技術もある、演じられる幅が広い役者さんだと思っています。だからこそ今回の配役では悩みました。ルネはメルセデスと対になる役。作家のアレンジが反映された、原作ファンの方に対する挑戦の役でもあります。米山さんとどこまで作れるか、これから楽しみです。


○マクシミリアン・モレル:鈴木健太(まごころ18番勝負)
アルベールの友人で軍人。ヴァランティーヌと恋仲になる。
鈴木




























真面目で深いお芝居が持ち味の方。技術力もかなり高く、配役決定の稽古でも楽しませていただきました。過去3作品全てに出演していただいていますが、今回は今までとは毛色が違う役。新しい鈴木さんを引き出せるよう、演出も頑張っていきます。


○エドモン・ダンテス:石原嵩志
モレル商会の一等航海士だった男。
石原





























過去にsalty rockで演出させていただきましたが、芝居の深さと真摯な取り組み方がとても素敵な役者さんでした。今年新国立劇場の演劇研修所を卒業されて、間や呼吸、音の引き出し等、技術力がものすごく上がったと感じています。エドモン・ダンテスは伯爵の昔の名。作家のアレンジが最も色濃く出ている役です。


○父親(ルイ・ダンテス、ノワルティエ、ピエール・モレル):内藤羊吉
ルイ・ダンテス:エドモンの父。病没。
ノワルティエ:ジェラールの父。反政府派の活動家だった。
ピエール・モレル:マクシミリアンの父。モレル商会の社長。
内藤


























 

父、という概念を集約したこの役。前回公演で初めてご一緒させていただいた内藤さんに演じていただきます。朴訥とした印象がある方ですが、演出や共演者の演技に対する柔軟性がものすごく高く、「役者とはかくあるべき」の一つの形を体現している方だと思っています。今回は多方面に絡んでくる、しかも抽象度が高い役回り。内藤さんの魅力を十二分に発揮できるかと思います。


○幼子(エドワール、マクシミリアン):森宮ゆず(戯曲本舗)
エドワール:エロイーズの息子。ヴァランティーヌの異母弟。
マクシミリアン:ピエール・モレルの息子。エドモンと親交があった。
森宮





























子供、という概念を集約したこの役。伯爵の復讐におけるターニングポイントに大きく影響する重要な役です。子供を演じることは非常に難しいと思うのですが、森宮さんの飾らないストレートな芝居が適役だと思い、当てさせていただきました。「無垢な言葉だからこそ」がこのお芝居にとって重要になってくるので、稽古でどこまで到達できるか楽しみです。 




以上!全21名の配役発表でした!
上記以外に重要な役があるのですが、劇場でのお楽しみとさせていただきます。

配役発表を終えて、ますます面白くなりそうだと感じています。
ご期待ください!!