2024年04月17日

心が本当に欲するのは生命か、この世での存在の証しか

「自分が貢献した結果・やり遂げた目に見えるモノ」が絶えず欲しい
自分の存在を確認したいから

でも結局結果はモノではなく、「心に何を願っているか」だけが永遠に残ります

キリストに何を願うか
キリストがどんな方か知れば祈りの内容が決まっていきます
だからキリストがどんな方か知り愛することが人生の主な目的になります
キリストを知ることは本来の愛と赦しと命と伴い・友情を知ることです

祈る時、キリスト・聖霊にどう祈ればいいか、神はその課題をどう思っているのか、そう聞きながら祈る人は
神からの新しい視点・発見がある
思いを知ることで愛が深まる
目に見える結果を出すよりも心の思いに安らぎがあるか、愛や平和を心から静かに望めているか

神に聞きながら祈る人に
教会でほとんど会ったことがありません
教会の決まり言葉で祈る人ばかりです
それが最大の悲劇です
祈りは心がそのまま表れるものでしょうに

私たちは目の前の結果・モノを期待して執着すると道を誤ります

心の問題に無頓着な人、良心や常識をまったく期待できない人に期待したりあわれみを持って良いものを与えても、引き裂かれて捨てられ心を廃墟のようにされます

良い発想、人を生かし救う発想は、それを本当に心から願う人にしか生まれようがありません

「周りはあなたが思う程あなたに関心は無い、
しかしあなたは自分が思うよりも周りに大切に思われている」
誰でもそう、大切な存在です

結局、毒になる親・毒になる教会は「現世の見栄・栄光」を求めて他人を洗脳し無理な目標と即結果を迫る虐待を繰り返すだけに過ぎません

キリストの心がある人は、絶えず願う人になっている
その心にあるものが表れます

私たちが心に信じられる唯一のものは、生きているキリストご自身でしょう

しかし、聖書に書いてあるとおり、「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた」のである。そして、それを神は、御霊によってわたしたちに啓示して下さったのである。御霊はすべてのものをきわめ、神の深みまでもきわめるのだからである。いったい、人間の思いは、その内にある人間の霊以外に、だれが知っていようか。それと同じように神の思いも、神の御霊以外には、知るものはない。ところが、わたしたちが受けたのは、この世の霊ではなく、神からの霊である。それによって、神から賜わった恵みを悟るためである。この賜物について語るにも、わたしたちは人間の知恵が教える言葉を用いないで、御霊の教える言葉を用い、霊によって霊のことを解釈するのである。生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるから、彼はそれを理解することができない。しかし、霊の人は、すべてのものを判断するが、自分自身はだれからも判断されることはない。「だれが主の思いを知って、彼を教えることができようか」。しかし、わたしたちはキリストの思いを持っている。
コリント人への第一の手紙 2:9‭-‬16 JA1955
https://bible.com/bible/81/1co.2.9-16.JA1955

偽善者たちよ、イザヤがあなたがたについて、こういう適切な預言をしている、『この民は、口さきではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。人間のいましめを教として教え、無意味にわたしを拝んでいる』」。それからイエスは群衆を呼び寄せて言われた、「聞いて悟るがよい。口にはいるものは人を汚すことはない。かえって、口から出るものが人を汚すのである」。そのとき、弟子たちが近寄ってきてイエスに言った、「パリサイ人たちが御言を聞いてつまずいたことを、ご存じですか」。イエスは答えて言われた、「わたしの天の父がお植えにならなかったものは、みな抜き取られるであろう。彼らをそのままにしておけ。彼らは盲人を手引きする盲人である。もし盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むであろう」。ペテロが答えて言った、「その譬を説明してください」。イエスは言われた、「あなたがたも、まだわからないのか。口にはいってくるものは、みな腹の中にはいり、そして、外に出て行くことを知らないのか。しかし、口から出て行くものは、心の中から出てくるのであって、それが人を汚すのである。
マタイによる福音書 15:7‭-‬18 JA1955
https://bible.com/bible/81/mat.15.7-18.JA1955

偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。杯と皿との外側はきよめるが、内側は貪欲と放縦とで満ちている。盲目なパリサイ人よ。まず、杯の内側をきよめるがよい。そうすれば、外側も清くなるであろう。偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは白く塗った墓に似ている。外側は美しく見えるが、内側は死人の骨や、あらゆる不潔なものでいっぱいである。このようにあなたがたも、外側は人に正しく見えるが、内側は偽善と不法とでいっぱいである。
マタイによる福音書 23:25‭-‬28 JA1955
https://bible.com/bible/81/mat.23.25-28.JA1955

よく聞いておくがよい。だれでもこの山に、動き出して、海の中にはいれと言い、その言ったことは必ず成ると、心に疑わないで信じるなら、そのとおりに成るであろう。そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。
マルコによる福音書 11:23‭-‬24 JA1955
https://bible.com/bible/81/mrk.11.23-24.JA1955

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執筆者:仁保裕介（プロフィール　信仰告白）

真実なクリスチャンライフを求めて～自由な祈りのために
　　新改訳聖書を使う福音派、聖霊派(カリスマ派・ペンテコステ派)、聖書主義、終末携挙信仰、リバイバル信仰、潜在意識など心理的背景、牧師・教会のカルト化問題、クリスチャン２世問題を扱います。その当事者として信仰的姿勢と現実的姿勢で原因考察とお勧めをしております。
　　教派信仰問題の経験者の今後のあり方、信仰と救い、社会性、人生の背景、自立した生き方を探求します。内容が辛らつすぎると思われる方は、自己批判・内部告発とお考えいただきたいと思います。
　　NCC日本キリスト教協議会に属さず、JEA日本福音同盟やJPC日本ペンテコステネットワークに加わっている福音派聖霊派教派の自浄作用を期待して記事を書き20年になります。
　　他教会の問題であっても福音派を名のることを躊躇するような事がずっと起き続けて終わらないのは、『クリスチャンも罪人』という言い訳で済む問題なのでしょうか？『聖書的』『聖書信仰』と言うだけで、すべて許されるのでしょうか。

2023年01月17日

頭の計算で動いて、心をカラにして楽になる打算的な人たち

親切や人情が見えても、それが実は計算である人がいます。
彼らに打算的に対応されるのを予想して、こちらも計算づくで抑えて対応しないと、いつまでも誠実さや心の養分を吸い取られ搾取されることがあります。
やられた方は裏切りと感じますが、やった方はただの計算であり世の中の渡り方回し方に過ぎません。自分では妥当で正しいと思っています。

素の発想において徹底して打算的で、
他人を利用することを意図している人が一定数居ます。
政治にもビジネスにも宗教にも当然居ます。
『金の切れ目が縁の切れ目』『利用目的がなければ切る』というのがクールで当然の振る舞いのようです。

自分の保身や精神衛生のために、徹底した打算の発想での運営や人生。
自分の利のためには親切に愛想よく付き合いも良く社会性を持ちつつ、
同時に『なぜ他人の生き方まで考えて重荷を負わなければならないのか』という価値観で完全に打算に振り切って自分の利で動いていたりします。

教会にいて、教えられて聖書を読み、愛や犠牲や悔い改めと聞いて、『自分のために』合理的に処理できる解釈と理解をします。
人の思い、祈り、神の一人一人への伴い、神からの思いへの語りかけ、これらを面倒だ、時間がかかる、どうなるかわからない、待てない、忍耐できない、と最初から無いものとして、人の思いも祈りも神も切り捨てる人も居ます。歳を重ねた牧師や役員、信徒、若い人の中に、確信犯が確実に何パーセントか居ます。彼らは当然と思って、または無意識に負担を嫌い割り切ります。徹底して打算で生きると重荷が軽くなり、その味をしめた人は、そのままでは生きた心を取り戻すのが難しいと思います。

打算を場面ごとの手段にするか、
打算を人生の生き方全てにするか、
無意識に損得勘定の計算だけで思いが満たされて充実してしまうタイプの人もいます。

「葛藤や痛みをかかえながら忍耐してキリストを待つ」
そんな期間が長い人は、「なぜこんなに辛く心の負担を負うのか」と思いますが、キリストに導かれた一つ一つの理解には深みがあり、命の意味を考え、期間と葛藤の積み重ねの分都度都度の体験の引き出しが増えていきます。

公平平等共生の思いやりもなく打算ですべてを作りあげる社会にならないように、意識してあり方を考えて、日常でも社会でも自分を保つ。

それぞれの人生や生き方に配慮して機会の公平、違いの尊重、共存共栄を考えたい。

それを他人任せにして無関心を決め込む。

この違いで社会は大きく変わります。

ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。
コリント人への第二の手紙 12:9 JA1955
https://bible.com/bible/81/2co.12.9.JA1955

だが、あなたがたは、更に大いなる賜物を得ようと熱心に努めなさい。そこで、わたしは最もすぐれた道をあなたがたに示そう。
コリント人への第一の手紙 12:31 JA1955
https://bible.com/bible/81/1co.12.31.JA1955

たといわたしが、人々の言葉や御使たちの言葉を語っても、もし愛がなければ、わたしは、やかましい鐘や騒がしい鐃鉢と同じである。たといまた、わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。たといまた、わたしが自分の全財産を人に施しても、また、自分のからだを焼かれるために渡しても、もし愛がなければ、いっさいは無益である。愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。不義を喜ばないで真理を喜ぶ。そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。愛はいつまでも絶えることがない。しかし、預言はすたれ、異言はやみ、知識はすたれるであろう。
コリント人への第一の手紙 13:1‭-‬8 JA1955
https://bible.com/bible/81/1co.13.1-8.JA1955

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2022年08月28日

福音派宗教2世…人に迫られた『罪の悔い改め』で教会で命を奪われ、キリストに会って命を見つけて

十字架刑死で贖罪がされ、復活で新たな命に生きる

まったく新しくされました。

それはキリストによって神に真っ新（まっさら）と認められ、神に新しい人として出会うこと

その表れはキリストが私の深いところにある黒い罪の姿を一生共に負って一緒に居ること
ここが意外であり、多くの人が見せたくなく受け容れたくない、理解に苦しむところ。

しかしこれは、キリストと一緒に本当に自分らしい人生を見つけるためです。

失われた人を探して救う

私たちは自分勝手に生きていて自分ファースト、それは生まれてから周りの何かに影響されて「自分はそれでいいや」と妥協したり、他人より自分を大切にしていて愛とか思いやりが心底でないポーズだけだったり、生きるため周りに合わせて人間らしくしているところがどこかある

よくなりたいか？とキリストは聞きます
祈りでことばで求めつづける意識をすることは大事です

ほんとうに内側から愛ある良いものがある人に変わりたいですか？
この問いは、諦めや妥協からの脱出して本当の賜物を見つけて自分を生きるかを問うもの
実際は諦めや妥協や現状をどこか愛しているから、神に迫られて本当の自分を生きるのに戸惑いや未知の恐さがとても大きくて
手を差し伸ばすキリストの導きへの信頼が本物か、水上を歩けるのか、の問いかもしれません

今の自分はそうでも、ただ個人の心で永遠につながる霊の自分を活かす決意と願いを継続する、心にその祈りを持つこと

・自分や誰かにとって良いことを生むために自分を活かす。
または、
・教会で『自分に死ぬこと』で認められ、教会で言われた使命に新たに生きる。

このふたつの違いはとても大きいです。

勇気は自分を殺すために使うのではなく、
キリストと一緒に教会で失った自分を探し、
どんな自分でもキリストと一緒に見て、
本来の自分の心の願いを聞いて見つけて、
それから自信を持って自分を活かし生きる。

福音派聖霊派の悪い教会で殺される前に、キリストに個人で近づき生きるようにしましょう。

自分を単に生かすのではなく、
キリストが一緒に居て心の罪咎を一緒に負い決して沈まず支えになるから、私たちの中にあるものが活かされます

こんな自分の中にきっと良いものがある…それが賜物
この世で生きる自分や教会の視線とは違う、生まれる前から神からの不変の植えられたもの。

信仰とは信じること。
神が命を与えたのだから賜物も与えています。

良いものを生むものが賜物であり、
支配や縛りを自分や他人に与えるのは違います。

キリストの十字架による救いは神に一方的に与えられた恵みであり、賜物です。すべて神からのものは一方的で自由と命を与えます。

私たちの応答は自分の中にあるものを生かし良いものを生み出すこと。
人に必ず備えられています。

否定と絶望の岩をキリストは平気で払いのけて、一緒に心の奥に進んで一緒に命のあふれる泉を見つけてくれます。墓穴の岩の蓋は簡単に開きます。
私たちの心が否定と縛りと恨みで墓のようになっていても関係ありません。
墓に中で自分の死を知っても、そこから命があふれるのがキリストの内住です。

詩篇８４篇　新改訳聖書
指揮者のために。ギテトの調べに合わせて。コラの子たちの賛歌

　万軍の主。あなたのお住まいはなんと、慕わしいことでしょう。
　私のたましいは、主の大庭を恋い慕って絶え入るばかりです。私の心も、身も、生ける神に喜びの歌を歌います。
　雀さえも、住みかを見つけました。つばめも、ひなを入れる巣、あなたの祭壇を見つけました。万軍の主。私の王、私の神よ。
　なんと幸いなことでしょう。あなたの家に住む人たちは。彼らは、いつも、あなたをほめたたえています。セラ
　なんと幸いなことでしょう。その力が、あなたにあり、その心の中にシオンへの大路のある人は。
　彼らは涙の谷を過ぎるときも、そこを泉のわく所とします。初めの雨もまたそこを祝福でおおいます。
　彼らは、力から力へと進み、シオンにおいて、神の御前に現れます。
　万軍の神、主よ。私の祈りを聞いてください。ヤコブの神よ。耳を傾けてください。セラ
　神よ。われらの盾をご覧ください。あなたに油そそがれた者の顔に目を注いでください。
　まことに、あなたの大庭にいる一日は千日にまさります。私は悪の天幕に住むよりはむしろ神の宮の門口に立ちたいのです。
　まことに、神なる主は太陽です。盾です。主は恵みと栄光を授け、正しく歩く者たちに、良いものを拒まれません。
　万軍の主よ。なんと幸いなことでしょう。あなたに信頼するその人は。

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2020年08月13日

人に痛めつけられ、なぶりものにされた神に、ついて行けるか

神キリストの「負けるが勝ち」の姿の実相とは…

キリストは人の罪を背負って十字架につき、人の罪の刑罰を代わりに受けて人として死にました。
皆に見られる中で、痛みと恥を心と体に受け、見捨てられ、死の苦しみを受けられました。

三日後に神の力で復活しますが、その姿は刑罰で受けた傷を体中に残していました。

これが神の愛の姿であり、人の現実を知る神の姿です。そしてイエス・キリストはそれを喜び満足し、同じように痛みの底に沈む人を探してすべての人の間を行き巡り、今も絶えず漏れなく寄り添っています。

その目を背けたい現場にいるキリストの姿を見つけて、出会いたいと私は思っているでしょうか。
それとも、私を楽させて楽しませて、良い景色の中で快適に満足させるような神を探しているのでしょうか。

これに私は耐えられるのか、いつも考えさせられ、祈りのたびに思い起こしたい。

もちろん、信仰のはじめは、神の愛を受けとることから始まります。
教会の一律の教えだけでなく、伝道の熱心さや組織活動だけではなく、
自分で祈り渇き求め、聖書を読み、生活の中で思いを巡らせ続けると、
癒しや休息や満たしを徐々に信じられるようになります。
教会活動オンリーの信仰では不十分で、自分の信仰、霊のための時間の配分が大切です。

しかし、神ご自身を愛し、会いたい、交わりたい、と求める続けて年を重ねると、
愛を受けると同時に、世の苦しみや十字架を負うことで知る、神の働きと愛があります。

目を背けたい事態にこそ、その現場にキリストが必ず居られるという事実、
自分の悲惨さ以外にも、そこにも、ここにも。
夢の世界ではない新しく厳しい開拓地が、とても現実的に、徐々に見えてくると思います。
教会のカルト化を知る身にも負える重荷と言えますし、
私たちの身に起きたことも人の現実の一部だと悟らせてくれます。

神様は心の願い、祈りに応えられます。
その答えは、神の真理に私たちを導きます。

すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。
マタイによる福音書 11:28‭-‬29 JA1955
https://bible.com/bible/81/mat.11.28-29.JA1955

今わたしは、あなたがたのための苦難を喜んで受けており、キリストのからだなる教会のために、キリストの苦しみのなお足りないところを、わたしの肉体をもって補っている。
コロサイ人への手紙 1:24 JA1955
https://bible.com/bible/81/col.1.24.JA1955

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執筆者:仁保裕介（プロフィール　信仰告白）

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聖書リンク先のhttps://bible.com/ の読書プランはおすすめしません。聖書本文を心の求めに従ってお読みください。

カルト化した教会や信仰という名の虐待からの脱出支援ページ

Sクリスチャンセンター脱会者による記録

Ｓクリスチャンセンターに見られる教義と活動

■私たちクリスチャンは二人三人でも集まれば、そこを「キリストのみからだ」とすることができます。
洗礼の意味は「キリストへの信仰を持つ、人生の方向転換（悔い改め・回心）の決意」です。（洗礼は、授けた教会の組織員となる会員制度とは別のものです。）
牧師を上位に戴かずに、水平の交わりを心がけ、共に祈り神様を見つめて御声に聞き従うことを望み進む、この決心を共有する交わり・ネットワークを目標とする「キリストのみからだの教会」のあり方を求めます。
現状では「頼れる人として誰か教師を自分の上に置きたがる人の弱さ」を認め、私たちは日々そこから脱出して神様に祈り、主にある交わりをいただきます。同時に、助けを求める人の祈りに、あらゆる形で呼応するクリスチャンであることを決意し、自立への助けが必ずある「みからだのネットワーク」であることを目指しています。（CFF小倉福音センターの祈り・信仰指標から）

■福音派・聖霊派(カリスマ派・ペンテコステ派)・聖書主義の人が内包する「カルト化問題」をこの世代で終息できますように。教会が牧師の誤り・マインドコントロール・権威主義・独裁を指摘できずに多くの人を従わせ、モラルや常識など、どの人にもある心の引っかかりや良心をなおざりにして、聖書信仰やリバイバル信仰に熱くなって人を裁き、自分と家族に負担をかけ、２世や若いクリスチャンの離反を招いていることを克服できますように。
また、脱会後の「脱マインドコントロール」のリハビリ・回復と、その実生活の困難さを理解できますように。
これを信仰的姿勢と現実的姿勢で正面から捉えて祈ります。
時に辛らつに人の内面を見ることが必要かもしれませんが、自分の中にも確かにあるものとして心の整理をすることで、問題の本質が見えるのかもしれません。
試練は、神に真に祈り出会うための神の摂理と言えますが、それを認める強さが欲しいですし、求めていく中で見えるものがあります。

■教会のカルト化や縛りに巻き込まれないための３つの知恵
１．祈りと聖書読み－－日々必要な神様との交わりと悔い改めをする、教えの風に翻弄（ほんろう）されない避け所として、各々個人の祈りと聖書読みのシェルターを確立しましょう。
２．二つ以上の教会に安心できる交わりを確保しましょう。－－今の所属教会に並行して、さらに避け所となる他の教会を必ず把握しておき、日ごろから広く他教会･他教派のクリスチャンと親しくし深い信頼関係を築きましょう。安心し信頼できる他教会や他教派の話題を所属教会で積極的に話しましょう。しかし、拒否や非難を受けはじめたら、他の信頼できる教会の交わりにそのことを伝え教会のカルト化の危険について話し合い、転会の準備を始めましょう。そのためにも、信頼あるクリスチャンの友情を日々拡げて大切にしましょう。
３. 教会以外の関わりを大切にしましょう。－－友人、家族、職場などで、ご自分を理解してくれる方々がいらっしゃると思います。その方の何気ない助言や世間話に、思いやりを感じることは、とても大切です。私たちが、信仰に対する外からの目を持つことにもなります。正しい「証し」は、一方的な押し付けではないことも分かります。

－－－真実なクリスチャンライフを求めて～自由な祈りのために－－－
－－避難の場（シェルター）としての「個人の祈り」を守るために－－
執筆者仁保裕介（プロフィール）
『すべて失望した人の唇に祈りを。』
祈りは、生活の現場から誰にでも自由にできるものです。
キリストは呼び求めるすべての人と共に居る方です。清い人や会堂や神殿にしか現れない方ではありません。むしろ、自分はふさわしくないと思う人のそばに居るのがキリストです。
受洗して教会員になった教会が、「この教会で信仰生活を続けられなければ、救いや信仰の道から外れる」と言うのは、真実ではありません。
　避難の場（シェルター）としてキリストに求める祈りには、「キリストが共に居る交わり」が必ず与えられています。
このブログでは、痛みの連鎖のある世界について、祈りを共有し、見るべきこと知るべきことを探していきます。テーマは重いですが、皆がぶつかって考え込むような共通のことを書いています。キリスト教の視点で、成長、試練、十字架、悔い改め、聖化の記事になっています。
ほんの5才から信仰45年のクリスチャン２世として、キリスト教会内の教派主義・人間関係・権威化・カルト化によって傷を受けた皆さんと共に祈り、脱出と自立と今後の信仰について現実的視点で触れていきます。
元「主の十字架クリスチャンセンター鎌倉教会、北九州教会」牧師・脱会者

2017年08月02日

キリストの十字架が立てられた場所

過去、歴史には、断たれた一族や家系がある一方、
今生きている方々は、貴重に継がれた命の子孫たちということになります。
戦争や疫病、粛清、災害、飢饉で受け継がれなかった無くなった家系も多くあります。
その時代に何が起きたかの証言の多くは、生き延びたか、征服した人によるものです。

絶望し、誰にも知られずに途絶えた命の営みが、数多くあります。
私たちの知らない歴史が確かにあり、
私たちが知っている歴史だけによって今が成り立っているわけではありません。

イエス・キリストの十字架は、今多くの人に知られる救いの力、しるしですが、

恐らく彼の名を伝えるために人知れず祈り、命を落とした人も大勢います。

また、人の欲によってキリストの名をかたることで、人を利用してその人生を搾取したり、虐殺さえしたことが、歴史上の国や教会の姿として記録にあり、今もあります。

誰かに解釈され受け継がれた目に見える歴史と、実際に残る蹂躙された命の証言には、違いや隔たりがあります。

そして、今のどの人生に起きていることにも、周りの解釈と、実感との違いや隔たりはあります。

クリスチャン二世問題とカルト化を経験した者にとっては、教会、信仰、クリスチャン家庭の中で今も起きている魂の虐待や搾取を見逃すことはできません。

人の正義の名の下に殺された人の心の望みが、数多くあります。

イエス・キリストがかけられた十字架は、2000年前に、正にそのただ中に立てられ、今も絶望する人のただ中にこそ、その十字架の救いは有効です。

それを知ったら、もう見て見ぬふりはできません。
問題をくぐり抜けて来た者には、「そこに主が居られるのが分かる人生にされている」と自然と思えるからです。

人に知られずに、正義の名で人に抹殺される孤独と絶望と苦しみの中での死は、自ら十字架につき、絶望と死に打ち勝ち復活して、その命を与えようと、今も一匹の羊を探し続けるキリストの愛によってしか理解できないものです。

聞き従いとは、キリストが探して行かれるその魂の所へ導かれることです。

私たちはそれぞれに人生の道でキリストに出会い、従い、自分の魂と愛する隣人の魂を救うために、選ぶべきものを選ばなければなりません。
様々な縛りからの脱出の決断もあり、新たな出会いのための決断もあります。
人生は限られており、それぞれ置かれた場で何のために人生を使うか、選ぶものによって命の価値は量られると思います。

神のみ声に聞き従う道のりでは、必死で自分と隣人の救いを祈る中で、人には理解できないことの中にも置かれます。
ある時は理不尽な悲惨に、ある時はささやかな憩いに、ある時は出会いや交流に。
痛みや癒しは、それで終わるものではなく、必ず心で悟らされる学びや発見があります。

人生は、痛みや癒しや復活が目的なのではなく、
そこで知る神のみ心や愛の意味を深め、
死後永遠に共に生きる神の栄光が支配する天の御国にふさわしく整えられるためです。

神の栄光と愛は、人の解釈に頼らずに、それぞれの魂で悟るもので、
人生の道で、祈りと出会いと、聖書と聖霊によって照らされるものです。
人にとっては意外性に満ちたものです。

イエスは彼らに言われた、「あなたがたは、聖書でまだ読んだことがないのか、『家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった。これは主がなされたことで、わたしたちの目には不思議に見える』。
それだから、あなたがたに言うが、神の国はあなたがたから取り上げられて、御国にふさわしい実を結ぶような異邦人に与えられるであろう。またその石の上に落ちる者は打ち砕かれ、それがだれかの上に落ちかかるなら、その人はこなみじんにされるであろう」。
祭司長たちやパリサイ人たちがこの譬を聞いたとき、自分たちのことをさして言っておられることを悟ったので、イエスを捕えようとしたが、群衆を恐れた。群衆はイエスを預言者だと思っていたからである。
マタイによる福音書 21:42‭-‬46 JA1955

http://bible.com/81/mat.21.42-46.JA1955

心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。
すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。
自分を見て賢いと思ってはならない、主を恐れて、悪を離れよ。
箴言 3:5‭-‬7 JA1955

http://bible.com/81/pro.3.5-7.JA1955

このブログの関連記事：
神の御声に聞き従うために、自分と人の弱さを知ること　（2017-07-31）
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(この記事は、Sｸﾘｽﾁｬﾝｾﾝﾀｰ脱会者による記録～管理人からにも載せます。)

カルト化した教会や信仰という名の虐待からの脱出支援ページ

Sクリスチャンセンター脱会者による記録

Ｓクリスチャンセンターに見られる教義と活動

■私たちクリスチャンは二人三人でも集まれば、そこを「キリストのみからだ」とすることができます。
洗礼の意味は「キリストへの信仰を持つ、人生の方向転換（悔い改め・回心）の決意」です。（洗礼は、授けた教会の組織員となる会員制度とは別のものです。）
牧師を上位に戴かずに、水平の交わりを心がけ、共に祈り神様を見つめて御声に聞き従うことを望み進む、この決心を共有する交わり・ネットワークを目標とする「キリストのみからだの教会」のあり方を求めます。
現状では「頼れる人として誰か教師を自分の上に置きたがる人の弱さ」を認め、私たちは日々そこから脱出して神様に祈り、主にある交わりをいただきます。同時に、助けを求める人の祈りに、あらゆる形で呼応するクリスチャンであることを決意し、自立への助けが必ずある「みからだのネットワーク」であることを目指しています。（CFF小倉福音センターの祈り・信仰指標から）

■福音派・聖霊派(カリスマ派・ペンテコステ派)・聖書主義の人が内包する「カルト化問題」をこの世代で終息できますように。教会が牧師の誤り・マインドコントロール・権威主義・独裁を指摘できずに多くの人を従わせ、モラルや常識など、どの人にもある心の引っかかりや良心をなおざりにして、聖書信仰やリバイバル信仰に熱くなって人を裁き、自分と家族に負担をかけ、２世や若いクリスチャンの離反を招いていることを克服できますように。
また、脱会後の「脱マインドコントロール」のリハビリ・回復と、その実生活の困難さを理解できますように。
これを信仰的姿勢と現実的姿勢で正面から捉えて祈ります。
時に辛らつに人の内面を見ることが必要かもしれませんが、自分の中にも確かにあるものとして心の整理をすることで、問題の本質が見えるのかもしれません。
試練は、神に真に祈り出会うための神の摂理と言えますが、それを認める強さが欲しいですし、求めていく中で見えるものがあります。

■教会のカルト化や縛りに巻き込まれないための３つの知恵
１．祈りと聖書読み－－日々必要な神様との交わりと悔い改めをする、教えの風に翻弄（ほんろう）されない避け所として、各々個人の祈りと聖書読みのシェルターを確立しましょう。
２．二つ以上の教会に安心できる交わりを確保しましょう。－－今の所属教会に並行して、さらに避け所となる他の教会を必ず把握しておき、日ごろから広く他教会･他教派のクリスチャンと親しくし深い信頼関係を築きましょう。安心し信頼できる他教会や他教派の話題を所属教会で積極的に話しましょう。しかし、拒否や非難を受けはじめたら、他の信頼できる教会の交わりにそのことを伝え教会のカルト化の危険について話し合い、転会の準備を始めましょう。そのためにも、信頼あるクリスチャンの友情を日々拡げて大切にしましょう。
３. 教会以外の関わりを大切にしましょう。－－友人、家族、職場などで、ご自分を理解してくれる方々がいらっしゃると思います。その方の何気ない助言や世間話に、思いやりを感じることは、とても大切です。私たちが、信仰に対する外からの目を持つことにもなります。正しい「証し」は、一方的な押し付けではないことも分かります。

－－－真実なクリスチャンライフを求めて～自由な祈りのために－－－
－－避難の場（シェルター）としての「個人の祈り」を守るために－－
執筆者仁保裕介（プロフィール）
『すべて失望した人の唇に祈りを。』
祈りは、生活の現場から誰にでも自由にできるものです。
キリストは呼び求めるすべての人と共に居る方です。清い人や会堂や神殿にしか現れない方ではありません。むしろ、自分はふさわしくないと思う人のそばに居るのがキリストです。
受洗して教会員になった教会が、「この教会で信仰生活を続けられなければ、救いや信仰の道から外れる」と言うのは、真実ではありません。
　避難の場（シェルター）としてキリストに求める祈りには、「キリストが共に居る交わり」が必ず与えられています。
このブログでは、痛みの連鎖のある世界について、祈りを共有し、見るべきこと知るべきことを探していきます。テーマは重いですが、皆がぶつかって考え込むような共通のことを書いています。キリスト教の視点で、成長、試練、十字架、悔い改め、聖化の記事になっています。
ほんの5才から信仰45年のクリスチャン２世として、キリスト教会内の教派主義・人間関係・権威化・カルト化によって傷を受けた皆さんと共に祈り、脱出と自立と今後の信仰について現実的視点で触れていきます。
元「主の十字架クリスチャンセンター鎌倉教会、北九州教会」牧師・脱会者

2017年06月20日

夏になると

夏になれば皆エアコンの効いた場所を求めます。
そこに行って、ほっと一息つきます。

そしてまた外に出ると、避けられない灼熱です。

どちらが自然かと言えば、夏は灼熱が自然です。

しかし、私たちは快適こそが普通にあるべきと考えるようになっています。
願望はもちろん快適さに向かいます。

愛や信仰の前提が快適さだと思っていたら、私たちは間違えるかもしれません。

愛や信仰と違うものを握って、自然の灼熱を地獄呼ばわりし、人生の試練を呪うかもしれません。

私たちがもし真の愛や信仰を求めていたら、人本来の必然に投げ込まれることも覚悟すべきでしょう。

人の意欲によらず、人の力が及ばない、神の霊、導きによって進む場では、私たちの中の自然な思いが、良いものも悪いものもあらわにされて自分を知り、人の弱さ小ささ、願いや祈りの本質を知ることになります。

時に主なる神は、ヨナを暑さの苦痛から救うために、とうごまを備えて、それを育て、ヨナの頭の上に日陰を設けた。ヨナはこのとうごまを非常に喜んだ。ところが神は翌日の夜明けに虫を備えて、そのとうごまをかませられたので、それは枯れた。やがて太陽が出たとき、神が暑い東風を備え、また太陽がヨナの頭を照したので、ヨナは弱りはて、死ぬことを願って言った、「生きるよりも死ぬ方がわたしにはましだ」。
しかし神はヨナに言われた、
「とうごまのためにあなたの怒るのはよくない」。
ヨナは言った、
「わたしは怒りのあまり狂い死にそうです」。
主は言われた、
「あなたは労せず、育てず、一夜に生じて、一夜に滅びたこのとうごまをさえ、惜しんでいる。ましてわたしは十二万あまりの、右左をわきまえない人々と、あまたの家畜とのいるこの大きな町ニネベを、惜しまないでいられようか」。
ヨナ書 4:6‭-‬11 JA1955
http://bible.com/81/jon.4.6-11.JA1955

このブログの関連記事：
祈りによって、人の心の中の願望や罪をよく知ることで、なすべきことが見えてくる。　（2015年11月23日）

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カルト化した教会や信仰という名の虐待からの脱出支援ページ

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Ｓクリスチャンセンターに見られる教義と活動

■私たちクリスチャンは二人三人でも集まれば、そこを「キリストのみからだ」とすることができます。
洗礼の意味は「キリストへの信仰を持つ、人生の方向転換（悔い改め・回心）の決意」です。（洗礼は、授けた教会の組織員となる会員制度とは別のものです。）
牧師を上位に戴かずに、水平の交わりを心がけ、共に祈り神様を見つめて進む、この決心を共有する交わり・ネットワークを目標とする「キリストのみからだの教会」を求めます。
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■福音派・聖霊派(カリスマ派・ペンテコステ派)・聖書主義の人が内包する「カルト化問題」をこの世代で終息できますように。どの人にもある心の引っかかりや良心をなおざりにして、聖書信仰やリバイバル信仰に熱くなって人を裁き、自分と家族に負担をかけ、２世や若いクリスチャンの離反を招いていることを克服できますように。
これを信仰的姿勢と現実的姿勢で正面から捉えて祈ります。
時に辛らつに人の内面を見ることが必要かもしれませんが、自分の中にもあるものとして考えることで、問題の本質が見えるのかもしれません。
試練は、神に真に祈り出会うための神の摂理と言えますが、それを認める強さが欲しいですし、求めていく中で見えるものがあります。

■教会のカルト化や縛りに巻き込まれないための３つの知恵
１．祈りと聖書読み－－日々必要な神様との交わりと悔い改めをする、教えの風に翻弄（ほんろう）されない避け所として、各々個人の祈りと聖書読みのシェルターを確立しましょう。
２．二つ以上の教会に安心できる交わりを確保しましょう。－－今の所属教会に並行して、さらに避け所となる他の教会を必ず把握しておき、日ごろから広く他教会･他教派のクリスチャンと親しくし深い信頼関係を築きましょう。安心し信頼できる他教会や他教派の話題を所属教会で積極的に話しましょう。しかし、拒否や非難を受けはじめたら、他の信頼できる教会の交わりにそのことを伝え教会のカルト化の危険について話し合い、転会の準備を始めましょう。そのためにも、信頼あるクリスチャンの友情を日々拡げて大切にしましょう。
３. 教会以外の関わりを大切にしましょう。－－友人、家族、職場などで、ご自分を理解してくれる方々がいらっしゃると思います。その方の何気ない助言や世間話に、思いやりを感じることは、とても大切です。私たちが、信仰に対する外からの目を持つことにもなります。正しい「証し」は、一方的な押し付けではないことも分かります。

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執筆者仁保裕介（プロフィール）
『すべて失望した人の唇に祈りを。』
祈りは、生活の現場から誰にでも自由にできるものです。
キリストは呼び求めるすべての人と共に居る方です。清い人や会堂や神殿にしか現れない方ではありません。むしろ、自分はふさわしくないと思う人のそばに居るのがキリストです。
受洗して教会員になった教会が、「この教会で信仰生活を続けられなければ、救いや信仰の道から外れる」と言うのは、真実ではありません。
　避難の場（シェルター）としてキリストに求める祈りには、「キリストが共に居る交わり」が必ず与えられています。
このブログでは、痛みの連鎖のある世界について、祈りを共有し、見るべきこと知るべきことを探していきます。テーマは重いですが、皆がぶつかって考え込むような共通のことを書いています。キリスト教の視点で、成長、試練、十字架、悔い改め、聖化の記事になっています。
ほんの5才から信仰45年のクリスチャン２世として、キリスト教会内の教派主義・人間関係・権威化・カルト化によって傷を受けた皆さんと共に祈り、脱出と自立と今後の信仰について現実的視点で触れていきます。
元「主の十字架クリスチャンセンター鎌倉教会、北九州教会」牧師・脱会者

2016年09月14日

地の果てまで神の証人となって

地の果てとは、私たちの置かれた実生活であったりします。夢の実現の場は、遠く高い場所でなく、何より「私」の心の中、隣人の心の中にあります。私たちの夢の実現は、主が共におられる御国です。

夢見る働きや未来はどんなでしょう。将来はもっと良くなり快適に暮らせるだろうという発想が今まではありました。

ですが、主が求めることは、とても身近な小さな愛であったり、私たちが悩み痛みを主の手に委ねて用いていただくことであったりします。

神キリストを求める信仰者の夢は、普通の夢の実現とは違い、努力の仕方も目標自体も、人の目に見えない神様のものに入れ替えられ、目の前のありのままの現実を覚えさせられるものです。神は、人の発想を変えて、私たちが諦めていた場所で生かされたりします。

人の発想では、頑張ったり、優れた能力を目ざしたりして、夢を手に入れようとするのが普通です。

信仰では、内に居て下さるキリスト・聖霊の働きの発見が中心になります。もちろん、日々生活する苦労は人並みにありますが、力を入れるやり方や発想が変えられていきます。

人のやり方には、孤独や挫折がありますが、多くの人はそこから継続や回復するための違った努力のあり方を見つけます。「コツがある」という言い方もします。

信仰も神のやり方を学ぶという意味では、コツがあって、それは「時には人間的な力を抜く」ということです。
正しい進み方、力の入れ方を徐々に学ばされます。
人と比べて焦るような進み方にはなりません。
聖書理解や祈りさえも、一旦、力を抜かなければ分からないことがたくさんあります。実はほとんどがそうなのかもしれません。

ある程度コツをつかんで、力を抜いて流す時、頑張る時、また力を抜いてふり返る時、この繰り返しがあるのではないでしょうか。

この歩みのためには、負えない重荷の罠を負わされないようにしましょう。
・過剰な奉仕・犠牲、牧師・リーダーへの心からの服従
・指摘されたら言い訳せず「すぐ悔い改めよ」という命令
・礼拝・祈祷会・勉強会・訓練会の絶対出席
などなど

奉仕も犠牲も悔い改めも集会も、私たちの生活の上位に置かず、
いつも日々に主に委ねている心のあり方の中に、礼拝・悔い改め、祈りの犠牲、互いに水平に励まし合う交わりを置きましょう。
そうできない問題ある教会なら、時間と年を重ねるごとに、私たちの中に隔ての壁が必ず積み上がります。これを壊すのには問題ある教会を離れてからも何年もかかります。
この期間も無駄にはなりませんが、問題教会の指示や教えに従い、自分から受け入れて人間的にやったことの「痛み」や「砕き」が、葛藤の収まらない壁になります。この壁を壊すのですから、中々大変です。
問題教会で確信していた期待や犠牲の大きさが、プライドや「律法」になって邪魔になり、そのままでは「キリストへの委ね」や「自分や隣人への赦しと寛容」が持てない「隔ての壁」になるのです。

主の前に、無理せず力を抜いてありのまま自分を評価して受け入れ、隣人も同じようにして、互いに受け容れ合う関係が良い交わりの関係です。

「焦らず力を抜く」。これで見えてくる新しい未知のことがありますが、力を抜くこと自体が、私たち人間には地の果てに行くような冒険かもしれません。
「石橋を叩いて渡る」その慎重さは大事です。教会や牧師は、自分や組織の体裁のため、狭い信仰に人や自分を縛りがちですから、真に石橋を叩くなら、そこを見分けて避けるべきです。
そして、委ねて水の上を歩くのは、力は要りませんが、果てしない葛藤と不安が伴います。キリストが本当に共におられると確信できるように隔ての壁が壊されるには、牧師・教会の人間的な教えから自立して「主よ、あなただけを信じ、自分を委ねます」と思いきる決断も必要です。杖や支えが欲しくなりますが、私たちを支えるのはキリストだけなのですから。

「神は自ら助くる者を助く」という欧米の有名なことわざがあります。聖書のことばではないのですが、欧米の人の心にはしみ込んでいます。
確かに信仰がよくわからなくても、立ちあがって歩く決断をすると前に進める事があります。
命を生かすために必要な時は、誰でも立って動かなければ心が渇き飢えてしまいます。
人間の肉体の必要も、何もしないのでは、人は死にます。

命の根源的なことのために動くことで、心のこだわりになど意味が無く、なんでしがみついていたのか滑稽に思えます。

委ねるとは、ただ待って何もしないことではなく、なすべきことを何も考えずにすることでもあります。たぶん「肉体を打ち叩いて従わせる」（Ⅰコリント９.２７）とは、「自分と人の命のための、なくてはならないもの」を知っている人の言葉です。決して自分の姿形を良くしようとする事ではありません。
私たちは、牧師や教会や誰かの価値観によってではなく、キリストにあって自分と愛する人の命の価値を知るために、水の上を歩き、翼を得て空を舞うという、人の力の及ばないキリストの導きと信仰の働きに目を向けることで、学ぶことができます。

根源的な小さな命の価値（本来の人の価値）を知ることは、教会や人を良い形にしようとする夢や理想が第一ではなくなり、本当の命の奉仕のために立ち上がり出て行き、あらゆる人の渇きのある地の果てでの出会いにつながっていきます。水の無い乾いた荒地でキリストを一心を求めて出会うと、そこに注がれる命の水の価値が分かります。

見栄や形にこだわらない「生と命の根源的価値」を求める人の出会いこそが真の教会であり、
知識の深さよりも、だれにでもある命のあり方の深さに目を留めますから、一致や共感がすぐにあるはずです。
裸で生まれた小さな命の求めは、何を着ようか、何を食べようか、何の奉仕をしようか、どんな伝道をしようか、どんな賜物があるのか、と自分の世間体を心配する発想はなく、人の生と命のための「神の国と義」として、魂の根源的な必要を満たす出会い交わりになるはずです。

目を留めるべきことはわずかで、一つだけです。

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Ｓクリスチャンセンターに見られる教義と活動

■私たちクリスチャンは二人三人でも集まれば、そこを「キリストのみからだ」とすることができます。
洗礼の意味は「キリストへの信仰を持つ、人生の方向転換（悔い改め・回心）の決意」です。（洗礼は、授けた教会の組織員となる会員制度とは別のものです。）
牧師を上位に戴かずに、水平の交わりを心がけ、共に祈り神様を見つめて進む、この決心を共有する交わり・ネットワークを目標とする「キリストのみからだの教会」を求めます。
現状では「頼れる人として誰か教師を自分の上に置きたがる人の弱さ」を認め、私たちは日々そこから脱出して神様に祈り、主にある交わりをいただきます。同時に、助けを求める人の祈りに、あらゆる形で呼応するクリスチャンであることを決意し、自立への助けが必ずある「みからだのネットワーク」であることを目指しています。（CFF小倉福音センターの祈り・信仰指標から）

■福音派・聖霊派(カリスマ派・ペンテコステ派)・聖書主義の人が内包する「カルト化問題」をこの世代で終息できますように。どの人にもある心の引っかかりや良心をなおざりにして、聖書信仰やリバイバル信仰に熱くなって人を裁き、自分と家族に負担をかけ、２世や若いクリスチャンの離反を招いていることを克服できますように。
これを信仰的姿勢と現実的姿勢で正面から捉えて祈ります。
時に辛らつに人の内面を見ることが必要かもしれませんが、自分の中にもあるものとして考えることで、問題の本質が見えるのかもしれません。

■教会のカルト化や縛りに巻き込まれないための２つの知恵
１．祈りと聖書読み－－日々必要な神様との交わりと悔い改めをする、教えの風に翻弄（ほんろう）されない避け所として、各々個人の祈りと聖書読みのシェルターを確立しましょう。
２．二つ以上の教会に安心できる交わりを確保しましょう。－－今の所属教会に並行して、さらに避け所となる他の教会を必ず把握しておき、日ごろから広く他教会･他教派のクリスチャンと親しくし深い信頼関係を築きましょう。安心し信頼できる他教会や他教派の話題を所属教会で積極的に話しましょう。しかし、拒否や非難を受けはじめたら、他の信頼できる教会の交わりにそのことを伝え教会のカルト化の危険について話し合い、転会の準備を始めましょう。そのためにも、信頼あるクリスチャンの友情を日々拡げて大切にしましょう。

－－－真実なクリスチャンライフを求めて～自由な祈りのために－－－
－－避難の場（シェルター）としての「個人の祈り」を守るために－－
執筆者仁保裕介（プロフィール）
『すべて失望した人の唇に祈りを。』祈りは、生活の現場から誰にでも自由にできるものです。キリストは呼び求めるすべての人と共に居る方です。清い人や会堂や神殿にしか現れない方ではありません。むしろ、自分はふさわしくないと思う人のそばに居るのがキリストです。
受洗して教会員になった教会が、「この教会で信仰生活を続けられなければ、救いや信仰の道から外れる」と言うのは、真実ではありません。避難の場（シェルター）としてキリストに求める祈りには、「キリストが共に居る交わり」が必ず与えられています。
このブログでは、痛みの連鎖のある世界について、祈りを共有し、見るべきこと知るべきことを探していきます。テーマは重いですが、皆がぶつかって考え込むような共通のことを書いています。キリスト教の視点で、成長、試練、十字架、悔い改め、聖化の記事になっています。
ほんの5才から信仰45年のクリスチャン２世として、キリスト教会内の教派主義・人間関係・権威化・カルト化によって傷を受けた皆さんと共に祈り、脱出と自立と今後の信仰について現実的視点で触れていきます。
元「主の十字架クリスチャンセンター鎌倉教会、北九州教会」牧師・脱会者

2016年04月02日

生き方、働き方、与えられた「命」をどうするのか

個人的な神との交わりを充実させること。まずこれが人生の道の光です。
（神に心を向けて一言祈るだけで、すでに豊かに聖霊が働かれています）

そうして、自分の中にあるものを豊かにすることと、それを生かすこと。
（命の豊かさの中には、信仰、愛、賜物、深い悔い改めと神の取扱い、重荷、十字架が含まれます）

二人でも三人でも祈り励まし合う集いを持つこと。

何より、これらを真剣に命のための芯として据えなければ、良い結果を後世に残せません。

どんな場所でも、これだけを守れば、私たちはキリストの体の中に居ます。

その場所がどんな問題のある場所でも、仮庵-テントを張るようにして、心で主の山に登るようにして、祈りの宮の扉を開くことができます。

助けて‼と言える

助けを求めて徹底的に探す

それは人として当然の行動です。

その中で変わる必要がある部分は変えればいいのです。

今私たちがあるのは、助けてと言えて、助けてくれる方たちがいたからではないでしょうか？

身近な方と、助けてと言い合える仲ですか？

痛みの「ことば化」は大切です。

どうか、問題を抱えている方は、まずこれだけを求めて下さい。

私たちは、地上では、旅人なのですから。

私たちが働く場の色は何色でしょうか？

教会では、牧師の色が強烈で「牧師一色」とか、あってはいけないことですよね。

違う色、違う役割のパーツが、互いに補い合い、互いを必要とします。（Ⅰコリント12章）

Ⅰコリント書
12:4-7
さて、御霊の賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です。
奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です。
働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。
しかし、みなの益となるために、おのおのに御霊の現われが与えられているのです。

12:12-27
ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそれと同様です。
なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。
確かに、からだはただ一つの器官ではなく、多くの器官から成っています。
たとい、足が、「私は手ではないから、からだに属さない。」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。
たとい、耳が、「私は目ではないから、からだに属さない。」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。
もし、からだ全体が目であったら、どこで聞くのでしょう。もし、からだ全体が聞くところであったら、どこでかぐのでしょう。
しかしこのとおり、神はみこころに従って、からだの中にそれぞれの器官を備えてくださったのです。
もし、全部がただ一つの器官であったら、からだはいったいどこにあるのでしょう。
しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。
そこで、目が手に向かって、「私はあなたを必要としない。」と言うことはできないし、頭が足に向かって、「私はあなたを必要としない。」と言うこともできません。
それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。
また、私たちは、からだの中で比較的に尊くないとみなす器官を、ことさらに尊びます。こうして、私たちの見ばえのしない器官は、ことさらに良いかっこうになりますが、
かっこうの良い器官にはその必要がありません。しかし神は、劣ったところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです。
それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためです。
もし一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。
あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。

リーダーは、自分の色だけを語るのではなく、みんなのいろいろな色を引き出す話をしたらいいのですよね。リーダーも、みんなの色々の中の一つになれるように、上から目線はやめて。

「自分にある賜物、神様のコーリング(召し)を知るため」

そのために人生の豊かな経験や試練があります。

出会い、導き、摂理的出来事、置かれた場所、環境、国の状況、地方の状況があります。

自分の性格、関心、熱中できるもの、苦にならないもの、犠牲を払えるもの、

これが人それぞれバラバラでなければ、互いに補えませんし、助け合えません。

社会でも、教会でもそうです。

この良き「バラバラの探求」を邪魔する、「一致」「団結」という名の独裁化ブラック化が、社会でも教会でも狭いところでも広いところでも進んでいるので、どなたも注意が必要です。

「バラバラでいい」というのを守る価値観が、本来の民主主義であり、自由です。

日本人にはそれが曖昧で、分かっていない人も非常に多いです。心配事を避けて楽に安定するために、上に立つ人や政府や大勢が賛成する流れに簡単に迎合します。

痛み悩むことを、あってはいけないことのように考えたり、または前向きに乗り越えるべきステップとしてその先の成功や繁栄を考えます。基準は、欧米並みの豊かな幸せです。

近代の欧米では自由と民主主義は絶対の価値観でしたが、最近はどこの国でも危うい感じです。
キリスト教にもイスラム教にもはびこっている「過激な原理主義」「思い込みの正義感、平和観」のせいもありますが、
混乱や戦争で利益を得る人たちは頭が良く、多くの人の信仰や知性や判断力や感情を、過激な「正義の争い」に迎合するように仕向けるために、情報を流し、あえて混乱を促しています。

現代の先進国世界では、肉体的に生き延びることよりも、「優越と繁栄による平和」を勝利などと呼び、そんな実体の無い感覚的なものが第一の価値になっています。

私たちは立ってはいけない悪魔的な高みに、自分達を置いています。
党派争い、戦争、混乱には、当事者でありながら対岸の火事を決め込み、虎視眈々と利益を狙う人たちが必ず居て、教会の2000年の歴史に政治的に関わり、現代では経済の繁栄に巣食い続けてます。それは外から見れば、日本に住む私たち自身の姿です。
グローバル化と自由の名の下に、競争する経済ルールを与え利己的に搾取する、実はそんな横暴なやり方が正義としてまかり通り、加害性の自覚が一切なく、格差を生み出し、豊かさを与えているつもりになっています。

しかし、私たちの内にある神の真実なギフト・賜物は、すべての国の人の命を守る平和、人の救いのためにだけあります。

弱く貧しい者の祈りを通して、救いと平和をもたらすことが、聖書の一貫した約束です。

私たちは、何を守るのでしょうか。

まず、守るべきものを、はっきりさせましょう。

人を助けながら搾取をする者は、キリストの十二弟子の中にも居ました。誘惑はキリストに近く居ても、絶えずあるものです。

キリストが天に昇られ、今私たちに託されていること、喜び人と喜び、泣く人と共に泣き、共に祈ることをやめてはいけません。

キリストの体には、本来、人の困窮を助ける以外は、大層な組織は要りません。

祈りの宮は、励ましの交わりは、人生の旅をしながら、どこででも簡単につくることができるのです。

ルカの福音書22:31-34
シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。
しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」
シモンはイエスに言った。「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」
しかし、イエスは言われた。「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います。」

ヨハネの福音書12:3-8
マリヤは、非常に高価な、純粋なナルドの香油三百グラムを取って、イエスの足に塗り、彼女の髪の毛でイエスの足をぬぐった。家は香油のかおりでいっぱいになった。
ところが、弟子のひとりで、イエスを裏切ろうとしているイスカリオテ・ユダが言った。
「なぜ、この香油を三百デナリに売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
しかしこう言ったのは、彼が貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼は盗人であって、金入れを預かっていたが、その中に収められたものを、いつも盗んでいたからである。
イエスは言われた。「そのままにしておきなさい。マリヤはわたしの葬りの日のために、それを取っておこうとしていたのです。
あなたがたは、貧しい人々とはいつもいっしょにいるが、わたしとはいつもいっしょにいるわけではないからです。」

詩編121:1-11
私は山に向かって目を上げる。私の助けは、どこから来るのだろうか。
私の助けは、天地を造られた主から来る。
主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。
見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。
主は、あなたを守る方。主は、あなたの右の手をおおう陰。
昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。
主は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。
主は、あなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。

立派な召しやビジョンも、罪ある我々にかかれば、すぐに安定や平和と言う名の搾取になり、売名の道具に成り下がります。

そんな罪の体を、地上にいる私たちはどうするのでしょう？

それが地上ではずっと問われ続けていて、目の前の事件で結果を見させられています。私たちは、この死の体を自覚しましょう。すべてはそこからです。

自分を偽り、罪は無いと言い、神を偽り者とするのが、現代の社会のあり方であり、この時代に生まれた私たち自身に自然に根付いているものです。

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執筆者:仁保裕介（プロフィール）

カルト化した教会や信仰という名の虐待からの脱出支援ページ

Sクリスチャンセンター脱会者による記録

Ｓクリスチャンセンターに見られる教義と活動

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■私たちクリスチャンは二人三人でも集まれば、そこを「キリストのみからだ」とすることができます。
「牧師を上位に戴かずに、水平の交わりを心がけ、共に祈り神様を見つめて進む」、この決心を共有する「キリストのみからだの教会」の交わり・ネットワークを目標とします。
現状では「頼れる人として誰か教師を自分の上に置きたがる人の弱さ」を認め、私たちは日々そこから脱出して神様に祈り、主にある交わりをいただきます。同時に、助けを求める人の祈りに、あらゆる形で呼応するクリスチャンであることを決意し、自立への助けが必ずある「みからだのネットワーク」であることを目指しています。（CFF小倉福音センターの信仰指標から）

■福音派・聖霊派(カリスマ派・ペンテコステ派)・聖書主義の人が内包する「カルト化問題」をこの世代で終息できますように。どの人にもある心の引っかかりや良心をなおざりにして、聖書信仰やリバイバル信仰に熱くなって人を裁き、自分と家族に負担をかけ、２世や若いクリスチャンの離反を招いていることを克服できますように。
これを信仰的姿勢と現実的姿勢で正面から捉えて祈ります。
時に辛らつに人の内面を見ることが必要かもしれませんが、自分の中にもあるものとして考えることで、問題の本質が見えるのかもしれません。

■教会のカルト化や縛りに巻き込まれないための２つの知恵
１．祈りと聖書読み－－日々必要な神様との交わりと悔い改めをする、教えの風に翻弄（ほんろう）されない避け所として、各々個人の祈りと聖書読みのシェルターを確立しましょう。
２．二つ以上の教会に安心できる交わりを確保しましょう。－－今の所属教会に並行して、さらに避け所となる他の教会を必ず把握しておき、日ごろから広く他教会･他教派のクリスチャンと親しくし深い信頼関係を築きましょう。安心し信頼できる他教会や他教派の話題を所属教会で積極的に話しましょう。しかし、拒否や非難を受けはじめたら、他の信頼できる教会の交わりにそのことを伝えカルト化の危険について話し合い、転会の準備を始めましょう。そのためにも、信頼あるクリスチャンの友情を日々拡げて大切にしましょう。

－－－真実なクリスチャンライフを求めて～自由な祈りのために－－－
－－避難の場（シェルター）としての「個人の祈り」を守るために－－
執筆者仁保裕介（プロフィール）
　　『すべて失望した人の唇に祈りを。』祈りは、生活の現場から誰にでも自由にできるものです。キリストは呼び求めるすべての人と共に居る方です。清い人や会堂や神殿にしか現れない方ではありません。むしろ、自分はふさわしくないと思う人のそばに居るのがキリストです。
　　このブログでは、痛みの連鎖のある世界について、祈りを共有し、見るべきこと知るべきことを探していきます。テーマは重いですが、皆がぶつかって考え込むような共通のことを書いています。キリスト教の視点で、成長、試練、十字架、悔い改め、聖化の記事になっています。
　　ほんの5才から信仰45年のクリスチャン２世として、キリスト教会内の教派主義・人間関係・権威化・カルト化によって傷を受けた皆さんと共に祈り、脱出と自立と今後の信仰について現実的視点で触れていきます。
　　元「主の十字架クリスチャンセンター鎌倉教会、北九州教会」牧師・脱会者

2015年03月20日

人としての成長とは誰かの踏み台になれること

人は皆、否が応にも現実に誰かを踏み台にして生き、成長します。親や教師、兄弟や同級生、恋人、同僚、夫や妻を。人生を続けるほどにそれを重ね、痛みを知る定めです。

そうして年を重ね、誰かの踏み台になることを潔しとするなら、身勝手な人生にも価値が出るというものです。

そのようにして、世代から世代へと、罪ある中にも育まれる犠牲心と愛と成長があります。

これは、「罪のない神の御子キリスト」が受けた十字架刑が、人それぞれの自己のあり方にチャレンジしていることであり、旧約の民が見出せなかったものです。

人は罪ある中に生き、愛の内に誰かを生かそうとすることで、人生に価値を得ます。

自分だけが生き残るために、自分だけの見栄や安全の中に引きこもる幼さから抜け出さない限り、人の愛も、神の愛も、その価値も理解できません。

私たちは、いつそのような大人になれるでしょうか。痛みを知る知恵ある人は若くてもそれを見つけ、年老いても無分別で己に執着し見栄に酔う人には見つけられません。

このブログの関連記事：
キリスト教その責任の所在とは　（2014年06月25日）

執筆者:仁保裕介（プロフィール）このブログの姿勢

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福音派・聖霊派(カリスマ派・ペンテコステ派)・聖書主義の人が内包する「カルト化問題」をこの世代で終息できますように。どの人にもある心の引っかかりや良心をなおざりにして、聖書信仰やリバイバル信仰に熱くなって人を裁き、自分と家族に負担をかけ、信徒２世や若いクリスチャンの離反を招いていることを克服できますように。教職者・信徒の皆さんと共に祈り、必要な悔い改めをするために、その当事者として信仰的姿勢と現実的姿勢で課題に触れていきます。
時に内容が辛らつすぎると思われるかもしれませんが、自己批判とお考えいただきたいと思います。
　主の十字架クリスチャンセンターに関わった方、教会で傷を負った方には、その時の信仰を切り分けることで困惑から脱する一助になればと願っております。
　カルト化問題解決まで、問題に取り組まれている教会・サークル・グループとの連繋を強めていきたいと思います

2015年03月13日

次の世代のために生き、死ぬこと

今年５０歳になるのですが、どう人生を終えるのか考えることが増えてきました。この世代がどう生きたか参考にして次の世代がより良い世界を造れますように、と祈るものです。

良きも悪しきも、想定も限界も、結果をその都度よく分析して未来につなげる必要を日々感じます。

今７０歳未満の世代は、戦後に育った世代です。私の世代までの中間的一般層は、深く考えるよりも、行動し働き地位を得ることに価値を認めます。「祈るより動け」です。

しかし、これからはよく考え、自分が何を願っているのかをよく吟味し、聖書や神の前に差し出して、祈りの思いの中で「何が価値あることか」照らすべきです。

大震災が招いた問題は、とりあえずの想定で地震地帯に原発を導入した経済界の要求を呑み、過去の地震の教訓よりも目の前の生活にだけ関心を奪われていた私たちに、何かを問いかけているはずです。

「生活のためには仕方が無い」と今でも言いつづけられるのは、たぶん自分への被害が身につまされるほどではなかった人たちなのか、と思ってしまいます。今の現実が将来を決めるのに、未だに「仕方が無い」で、子供たちに負わせてよいとはとても思えません。

「世界の悲惨は神の罰」とか「神が放っている」と言う前に、私たち年長者ができることを一人ひとり真剣に考えれば、変わることはあるはずです。年を重ねた人ほど、自分の余命を何に使うのかを考えるべきだと思います。特にこの高齢化した社会で、次の世代に残せるものを真剣に考え、皆が魂と命をかけて行えば、確実に変化はあります。なぜなら、今の社会をつくってきたのは、間違いなく年を重ねた私たちだからです。

私たち年長者は、確実に死に向かい老い先短い運命です。医療が進んで寿命が数年延びたところで、もうあっという間に死は近づいてきます。皆が残りの命を自分の安寧ではなく、次の世代に本当に価値あるものを残すために用いればと痛感するのです。

若い人たちには、上の世代の人間が今何のために生きているのか、中高年を厳しく評価して、責める資格があります。私たちは日々それを受け止めるべきです。

もう先は短いのですから、自分のために生きるよりも、誰かのために生きて死んだほうが、価値があるのではないでしょうか。そんな気力も余力も残さない生き方だったとしても、私たち中高年が生きた結果が今の現実という事実が、日々追ってきて私たちを責めているのです。そこから目を背けるのは、大人のやることではありません。戦後日本社会の「甘えの構造」に飲み込まれたまま死ぬことに、果たして個人としての価値があるのでしょうか。

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2015年03月09日

自分を抑えて人を立てる

自分を抑えて人を立てる

日本で美徳と言われてきたことです。

私が工務店勤務で受け持った建築現場では、職人さん同士で今でも大切なものにされているものでした。多くの現場に呼ばれる実力があって忙しくしていても、現場で出会う人同士に仲間意識があり、完成への目的に一致している職人さんたちの現場は、とてもうまくいくものです。

人の間にある調和より大切なものとは、どんなものなのでしょうか。

今、社会に見えるのは、仕方のないデフレ社会の圧力だからと、現場の苦労や努力を評価せず、過剰なサービスや効率化を課し、キツイ日程の仕事の完遂を「当然のこと」とする新自由主義経済（構造改革）であり、小泉内閣以降の政府と日本経済界によるアメリカ経済界への追従によるものです。

仕事や消費はすべて駆け引きで、「代わりはいくらでも居る」とするような「人を物のように扱う社会」に迎合した貧困な精神を持つ消費者と資本家と経営者に、私たち日本人はなっていないでしょうか。

不思議なのは、キツいノルマを課されて働く人が消費者でもあるのに、完璧で見栄えが良いサービスを要求し、それにふさわしい代価を払わず、身近な地場の店に対して買い叩くことです。価格が高止まりしている大手の携帯電話料金やインターネット通信料、衛星やNHK 放送料、これは請求されるまま何年も払うのに、地場の商いに対しては小さな品物でも厳しい態度で品質とディスカウントを要求します。大手にしても苦情受付コールセンターでは正社員は対応せず、派遣やバイトの非正規社員に任せており、消費者が非正規社員を執拗に責め立てているという構図があります。

やはり、私たちの思考回路には、どこかで「勝ち組負け組意識」や「被害者意識」「復讐願望」が植えつけられているのでしょうか。誰もがそんな罪を無意識にかかえて生きています。これは信仰があっても無くても変わらないこの国の内面です。

これを自覚して、何が良いことなのかを考えるのか、流されるのか、自信や成功を笠に着て正義を主張するのか。

結局のところ、すべての人は世の現実の限界の中で葛藤しながら、生きていくものです。地上の人生で見栄や地位や立場があってもクリスチャンであっても、天に行くまで結果はわかりません。人が何に気づき、何に価値を置いて人生を送るのか。

愛と赦しによって隣人や家族を思い生かそうとするかどうかで、人生の価値が測られるのではないでしょうか。

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2015年02月16日

人は、神の秩序の回復に、どこまでコミットできるか

旧約聖書の律法は、罪ある人類に神の秩序を教えているものです。
この旧約聖書は、今、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教で教典として信じられています。

しかし、人はその教えを利己性によって守れない存在です。これを原罪と言います。

それで、イエス･キリストが完全ないけにえとして、人の罪の贖いをされました。
一方的に、イエス･キリストの十字架で、罪の赦しのための完全な犠牲が払われたのです。
人が神の義と認められるために必要なことは、神様への応答だけです。その応答とは、ただ信じることのみです。これを信仰義認と言います。

イエス･キリストは、ご自分を律法の完成者と宣言しました。つまり、十字架刑による贖いと復活による、行いではなく信仰による神様との交わりの回復、神様と人の間、人と人の間の愛の回復です。これで、律法が全うされる、ということです。「律法の文字どおり守る行いよりも、十字架によって示された信仰と愛が勝る」と宣言したわけです。

マタイの福音書5.17-26　新共同訳
「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。
はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。
だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。
言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。」
「あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』と命じられている。
しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。兄弟に『ばか』と言う者は、最高法院に引き渡され、『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。
だから、あなたが祭壇に供え物を献げようとし、兄弟が自分に反感を持っているのをそこで思い出したなら、その供え物を祭壇の前に置き、まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰って来て、供え物を献げなさい。
あなたを訴える人と一緒に道を行く場合、途中で早く和解しなさい。さもないと、その人はあなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡し、あなたは牢に投げ込まれるにちがいない。
はっきり言っておく。最後の一クァドランスを返すまで、決してそこから出ることはできない。」

キリストによる回復は、愛と信仰という、本来の神と人の関係性、また人と人の関係性の回復です。これは、キリストの十字架によって新しく生まれた命に与り、人の行いよらず、神様からの一方的恵みを信じる信仰によることです。

新しい秩序とは、神への捧げ物を献げるよりも先に、平和と和解の行動をすることです。
神へ献げる行いよりも、赦し合う関係性である愛を優先しなければなりません。立派な栄誉ある行いへの願望を捨て、隣人との関係性を回復することによって、旧約聖書の律法を完成させる、とキリストはご自分の十字架を示して言っておられます。

「神の秩序」を持ち出して、隣人を攻撃する言葉の力や剣の力を使うなど、御子キリストによる「神の国の到来」に、あってはならないことです。しかし、人は、信仰で救われてなお、収まらない思い込みや怒りに駆られる存在であるのが現実です。

私たちが赦しと和解を伴う神の義とされるためには、努力や行いではなく、神様への祈り悔い改めによる求め、へりくだりによる神様と人へ赦しを乞う姿勢が必要です。

「みことばへの服従」を講壇で口にする教職者が、福音派聖霊派には特にたくさん居ますが、私たちを含めその教職者自身が服従できていない現実が明確にあります。
私たちがやる気になった途端に、神の義ではなくなります。

ルカの福音書18.1～8　新改訳

自分を義人だと自任し、他の人々を見下している者たちに対しては、イエスはこのようなたとえを話された。
「ふたりの人が、祈るために宮に上った。ひとりはパリサイ人で、もうひとりは取税人であった。

パリサイ人は、立って、心の中でこんな祈りをした。
『神よ。私はほかの人々のようにゆする者、不正な者、姦淫する者ではなく、ことにこの取税人のようではないことを、感謝します。私は週に二度断食し、自分の受けるものはみな、その十分の一をささげております。』

ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天に向けようともせず、自分の胸をたたいて言った。
『神さま。こんな罪人の私をあわれんでください。』

あなたがたに言うが、この人が、義と認められて家に帰りました。パリサイ人ではありません。なぜなら、だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるからです。」

「もし許されるならあれをして、これをしよう」という姿勢が、聖書に勧められています。

ヤコブの手紙4:15-17 新改訳
むしろ、あなたがたはこう言うべきです。「主のみこころなら、私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしよう。」
ところがこのとおり、あなたがたはむなしい誇りをもって高ぶっています。そのような高ぶりは、すべて悪いことです。
こういうわけで、なすべき正しいことを知っていながら行なわないなら、それはその人の罪です。

結局のところ、できない自分自身への「神様のあわれみ」の中で、「赦されたこの身をいつも省み」、神様に赦されたように、同じように隣人にも赦してもらう存在であることを感じ、自分からも赦すことを覚え、値しない自分への愛を知ることが、私たちの「なすべき正しいこと」です。私たちがコミット（責任ある約束と行動）できるとすれば、赦されたことを公に表して、実感を持って伝わるように(あわれみの中に居る)自分自身を生きること、です。その中で、（あわれみによる）神の義の秩序をこの世に実現することを考える、ということでしょうね。

「一度信じたら、罪が赦されて、変えられて、神の国の国民になる」との単純な信仰には感動がありますが、パウロが嘆いた肉の罪の性質のような人の弱さある中身を、キリストは、その人その人の内に共に生きて、日々人の内側を新たにする決意をされて、十字架にかかられたのではないでしょうか。

私たちは、日々その問いに答え、主の内なる声、あわれみ、変える働きに応えていかなければなりません。

ヤコブの手紙2:12-13 新改訳
自由の律法によってさばかれる者らしく語り、またそのように行ないなさい。
あわれみを示したことのない者に対するさばきは、あわれみのないさばきです。あわれみは、さばきに向かって勝ち誇るのです。

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2014年12月03日

クリスチャンが人生を終えて御国に行く時までに

私たちは自分に与えらていたタラント、賜物、キリストのからだの器官の役割を全うできたかどうか。「私は、果たしてできているのか。」と、ちょっと心配なのです。みなさんもきっとそうだと思います。

マタイ7:21-23
わたしに向かって、『主よ、主よ。』と言う者がみな天の御国にはいるのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行なう者がはいるのです。その日には、大ぜいの者がわたしに言うでしょう。『主よ、主よ。私たちはあなたの名によって預言をし、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって奇蹟をたくさん行なったではありませんか。』しかし、その時、わたしは彼らにこう宣告します。『わたしはあなたがたを全然知らない。不法をなす者ども。わたしから離れて行け。』

ルカ12:47-48
主人の心を知りながら、その思いどおりに用意もせず、働きもしなかったしもべは、ひどくむち打たれます。
しかし、知らずにいたために、むち打たれるようなことをしたしもべは、打たれても、少しで済みます。すべて、多く与えられた者は多く求められ、多く任された者は多く要求されます。

タラントのたとえ通り、多く任された者ほど、年を追うごとに自分がなし終えられるかを気にしなければならないのではないかと思います。

多く任される者へのチャレンジとは、当然教職者が一番に来るのだと思います。

任されたものが少ない、「知らずにいた者」だとしても、自分や家族の人生についてなすべきことがありますよね。これなら、いくらかは自分で把握できているかもしれません。

でも、教職者は、その人生で救いを伝えるために関わった人に対する責任を負っているのだと思います。もちろん、全ての人の救いの責任を負う方はキリストおひとりです。そして、教職者は、キリストに従う者として任された羊への責任が問われます。

また、教職者ではなくても、重荷を与えられて奉仕に当たっている方々にも、準じて問われるものがあるでしょう。役員や、信徒奉仕者、教会学校教師など。

神様の教会への奉仕の召しは、快楽的なものではなく、気をつけて担うべきものです。ふさわく負った重荷ならば、「負いやすく軽く快適」（マタイ11.30）でしょう。でも、ろくに祈りもせず自分勝手な信仰、自分勝手な聖書解釈で、欲求不満の解消とばかりに羊を打ちたたくなら、きびしい裁きが待っていることでしょう。

このシビアな神様の目が個々の人生にはあるのに、そこに注目できなようにさせることを、教会の牧師・役員がしてしまうのです。それは、過重な奉仕をさせ、誤った「清め」の教えをして、教会や牧師への人間的服従という肉的努力によって間違った敬虔さを要求することです。そこでは、牧師の説教にとらわれすぎて、隣人への愛のことより自分の足りなさばかりに目が向いたりします。

このストレスによって、本来の召しや重荷を果たせないでいるクリスチャンの方々が大勢いらっしゃると思うのです。

教会が会員に一律に教える教理や、伝道・信仰生活のマニュアルは知識として必要ですが、それよりも、第一に大切なものがあります。それは個人的に祈りと聖書に親しむことによって過ごす神様との時間であり、対話であり、神様から志を与えられること、隣人やこの世の問題への重荷であり取り組みです。

詩　編　71.15-18
私の口は一日中、あなたの義と、あなたの救いを語り告げましょう。私は、その全部を知ってはおりませんが。
神なる主よ。私は、あなたの大能のわざを携えて行き、あなたの義を、ただあなただけを心に留めましょう。
神よ。あなたは、私の若いころから、私を教えてくださいました。私は今もなお、あなたの奇しいわざを告げ知らせています。
年老いて、しらがになっていても、神よ、私を捨てないでください。私はなおも、あなたの力を次の世代に、あなたの大能のわざを、後に来るすべての者に告げ知らせます。

絶えず神様に目を留めることと、神様が自分にしてくださったのと同じように隣人にもするよう目を注ぐこと。これよりも大事なことはありません。

マルタのように忙しく奉仕するばかりの地上の教会の教えやイベントにとらわれて、神様が目を注ぐ大事なことがおろそかにならないように。その大切な事に気づいたクリスチャンによって、みからだの教会がさらに強められますように。

聖書引用：新改訳聖書1970

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2014年03月01日

祈りで神様に出会うための境遇

マルコによる福音書 10章17-25節（新約聖書新共同訳）－－－－－－－－－

イエスが旅に出ようとされると、ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。
「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」
イエスは言われた。「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、奪い取るな、父母を敬え』という掟をあなたは知っているはずだ。」
すると彼は、「先生、そういうことはみな、子供の時から守ってきました」と言った。
イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた。「あなたに欠けているものが一つある。行って持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」
その人はこの言葉に気を落とし、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。
イエスは弟子たちを見回して言われた。「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。」弟子たちはこの言葉を聞いて驚いた。イエスは更に言葉を続けられた。「子たちよ、神の国に入るのは、なんと難しいことか。金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

金持ちが神様に出会うのは、象が針の穴を通るよりも難しい。
この金持ち青年の悩みは現代まで続いています。

彼はユダヤの律法を幼い時からずっと守ってきたそうです。キリストは足りないものとして、財産を貧しい人に施せるかどうかだ、と言いました。

神様を求めて祈るときにわかることですが、心の底からの祈り、根源的な祈りが一番難しいのです。
裸の自分がどんな人間か知り、その視座から祈ることが神様に出会う道です。

青年はイエスの言葉を聞いて悲しみながら去った、とのことですが、その時、または去った後にでも、恥も外聞も捨てて、
「人に施すことが正しいのはわかる。でも、今私を支えている財産を人に渡したくない。私がこの財産あっての人間であることが今わかりました。心は神様を求めていますから、これからの歩みを導き助けてください。この立場を神様以上に尊ばず、正しい歩みをしたいと思います。」と言って、違う道を歩みはじめれば良かったはずです。

現代、多くの人はこの青年ほどの財産や立場は持っていないでょう。しかし、現代の生活や知的水準や社会的な立場は、この青年以上に高いプライドに守られているのではないでしょうか。

神様が求める愛は、根源的な貧しさや困窮にある人に対するものです。囲いの外の迷う羊、見捨てられた立場からどうしても動けない人の祈り求めに、神様は応答されます。ぶどう畑の労務者のたとえにあるとおり、はじめに豊かに収穫した人は、後から連れて来られた収穫者に対して冷たくあり、共感しないものです。

問題は、金銭の有る無しではなく、心の問題ですが、それにしても信仰の邪魔をするプライドが問題です。

どこまで神様と人の愛の交わりそのものに近づけるかが、キリスト教信仰の肝です。「神は愛」ですから愛が神様の本質です。そして完全な律法とは「愛の律法」と指摘されています。愛しているなら、律法を全うしているのです。しかし、真の愛は立場を捨てて人を救う愛である、とキリストが指し示しています。イエス・キリストは、神の立場を捨てて人生を送り、人の罪をその身に負って十字架につき、死に打ち勝って復活し、人類の罪を清算して神様と人との霊的交わりを回復されました。人は神のみ姿に似せて形造られており、互いに愛し合い交流を持つようにデザインされています。人は互いの重荷を負いあうように神様に導かれます。

他人に無関心で自分にだけ執着することが、神の道に最も遠い場所です。しかし、そんな孤独な境遇に居ることに人は耐えられないように出来ています。そこで、さまざまな形で外部に発信します。その表現が良い形なのか悪い形なのか。

教会・クリスチャンには、人の祈りの正しい発信の形を教える使命があります。そのためには、自分自身の祈り求めがどうなっているのか。信じた時からどう経験し、どう成長してきたのか。祈りの実質を持っているのか。絶えずチェックが必要です。経験の中に困難や挫折、孤立や自立の過程、神と人の愛と憐れみの実感があってこそ、共感を持って祈りを証しできるのではないでしょうか。

ヤコブの手紙 1: 9,10（新約聖書新改訳）－－－－－－－－－－－－－－－

貧しい境遇にある兄弟は、自分の高い身分を誇りとしなさい。富んでいる人は、自分が低くされることに誇りを持ちなさい。なぜなら、富んでいる人は、草の花のように過ぎ去って行くからです。

ダニエル書 4:22,24（旧約聖書新共同訳）－－－－－－－－－－－－－－－

あなたは人間の社会から追放されて野の獣と共に住み、牛のように草を食べ、天の露にぬれ、こうして七つの時を過ごすでしょう。そうして、あなたはついに、いと高き神こそが人間の王国を支配し、その御旨のままにそれをだれにでも与えられるのだということを悟るでしょう。
王様、どうぞわたしの忠告をお受けになり、罪を悔いて施しを行い、悪を改めて貧しい人に恵みをお与えになってください。そうすれば、引き続き繁栄されるでしょう。」

マタイによる福音書 13:16-22（新約聖書新共同訳）－－－－－－－－－－－－

しかし、あなたがたの目は見ているから幸いだ。あなたがたの耳は聞いているから幸いだ。
はっきり言っておく。多くの預言者や正しい人たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」
「だから、種を蒔く人のたとえを聞きなさい。
だれでも御国の言葉を聞いて悟らなければ、悪い者が来て、心の中に蒔かれたものを奪い取る。道端に蒔かれたものとは、こういう人である。
石だらけの所に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて、すぐ喜んで受け入れるが、自分には根がないので、しばらくは続いても、御言葉のために艱難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまう人である。
茨の中に蒔かれたものとは、御言葉を聞くが、世の思い煩いや富の誘惑が御言葉を覆いふさいで、実らない人である。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

教会に属して、祈っているようでも、神様の言葉をずっと悟れないことがあります。牧師でも信徒でも同様です。

関連記事：
教理をきっちり教われば救われているのか - Sｸﾘｽﾁｬﾝｾﾝﾀｰ問題の資料管理人の雑記

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2013年01月31日

地上では旅人…その経験が与えるもの

人はひとつのところに居て、安心して暮らしたいと思うものでしょうか。
また、それでは我慢できず、引越しが好きだったり、旅が好きな方もいます。

それぞれの理想が人生にあるわけですが、おそらく理想通りに行くことばかりではないはずです。

「この世では旅人であり、私たちのふるさとは天にある。」
クリスチャンの人生の表わす聖句として聖書に書かれています。
私たちが出会う人生のすべての出来事は、実は旅の１ページということでしょう。

今でこそ、先進国ではほぼ快適な旅ができるようになっていますが、ほんの百年前までは旅は格段に体力の要る、また時には危険を伴うものでした。
聖書の書かれた時代も、旅は必ずしも快適なものではなく、それだからこそ聖書の教えを成す出来事が成り立っています。
新幹線の旅でも、途中下車の旅でもない、正に人の足で一歩一歩進み、出会う事や天候や風景を肌身で感じ噛みしめる旅です。それは、人生観や経験の記憶に強く影響を与えるはずです。
聖書が示しているのは人生の多くの場面で学び、成長すること、また人と人、神と人が愛で結ばれることです。

特に私たちの日本では、平穏無事なことが良いとされがちです。苦労や困難をできるだけ避けることが潜在的に第一の関心ではないでしょうか。

人生に荒波が起こっても、それを悲観せず、旅ならば当然起こること「人生の１ページ」とする。そんな強さが自分に欲しいと願い祈りたいですね。

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2005年09月03日

自立・成長と言うには痛すぎる経験～でもそれも現実であり人生

ヨットを前に進ませるには、必死に風を探してジグザグに進むしかない。それは人生のようだと、先日思った。ありきたりの言葉だが、本気でそう思った。

そう思ったのはテレビで爆笑問題の太田光が、真面目にインタビューに答える番組を見た後のことだった。

太田は、「自分はテレビでは蛇のようでありたい」と言った。彼を見ていればなんとなくその意味が分かる。
経歴を見ても、芸の有り様を見ても、いろいろな苦労はあるはずだが、「明るいキャラで暗いコメントはダメなのだ。」と言う、そんなお笑いタレントはエライと思った。

「ダメでいいじゃん。でも明るくしよう。」太田光にそんなことを学んだ。
そんな私は、結構単純なのだろう。だから、カルトにも引っかかった。でも、そんな経験もいいじゃない。それが自分なのだから仕方ない。今後は経験を生かして、自分を戒めよう…。

「自分の日常で神と交わり、自分自身の神像をしっかり持ってください。そして、牧師が何と言っても、自分の確信に留まってください。」

私は、北九州教会で何度もそう説教してきた。でも、多くの方が主の十字架クリスチャンセンターに残ってしまった。私はそれが悔やまれてしようがない。

「クリスチャンは教会のカバーで守られますが、自分の確信には留まってください。」

と言ってしまった事が悔やまれるのだ。

私はもっと突っ込んで、「牧師や教会は変なことを言う事があります。それを見分けて、変だと感じた場合は即座に離れてください。自分がおかしくなったら、身近な人を必ず傷つけてしまいます」と言うべきだったのか。いや、それでは何かが足りない。

そんなことを考え続けた６年だった。

結論は、単純ではない。この自分の人生の現実を受け入れる過程は、血の出るような心持だ。
実際それを自立と呼ぶには、言葉が簡単過ぎるのだ。でも、端から見れば、「自立」「成長」以外のなにものでもない。
私の葛藤は今も続いている。人の心は一筋縄では行かないものだ。今も人の心に必要以上に期待してしまう。現実離れした信仰的心持ちからの脱出に苦しんでいるのだ。

そして、過度の期待と同時に非常な怖さが同時に自動的に起きてくる。恐怖感と期待感が同居し、心が裂かれる思いを今日も持ってしまうのだ。

でも、生きるしかない。生きるなら現実を明るく生きるべきだ。どんな中でも、どんな自分でも好きになろう。現実の妻の存在をそばに感じて、心から慰められよう。現実の友人の存在にも慰められよう。どんなに考えても、結論はそれしかなさそうだ。そして、その当たり前の結論が、きっと神の答えなのだ。私はここまでのすべての時を、度を越して期待感を持って教会に縛られすぎていたのだ。

以上、個人的なつぶやきでした。

2005年05月20日

劇場型社会

いま私たちが棲む豊かな社会は、真実への理解から無意識に離れていくように出来ている。

効率が求められる職場。（心がこもった仕事を評価する。そんな会社はないものか。）

テレビが巨大な人数を相手にして、誰にでも納得できる紋切り型の話しか流さず、もはやコミュニケーションではなくなっている。

家族力が薄れて、心のよりどころではなくなっている。

想像力や共感力が薄くなる。与えられた情報をすべてと思い込み、理解するための求めと努力をしなくなる。

都市化・ベッドタウン化が進むほど、この負の影響が強くなる。
相手にする人数が多すぎる社会では、これは避けられない。
このような都会の姿を良いものとして追従するする地方も同じ弊害を受け、人間力が薄れている。
（…中身が濃いブログが少ないのも、そのせいか。）

それらの目的と原因は、金銭的豊かさの追求にあるが、実はこれを自覚している人は少ないのではないだろうか。

生きるとは…　この問いの答えを一人一人がはっきりと定義して、自分自身のあり方、生き方に、自信と自覚を持たなければならない。

東京郊外の、工場に併設された社宅団地で生まれた私が、妻の故郷に触れて感じたのは、「都会に遠いほど人間性が残っている」ことだ。確かに心が安堵できる場所だった。

さて、宗教を騙る自己利益追求型の組織は、人への健全な愛と深い思慮を否定し、人間性を削ぐ。その影響力は、都市の風潮に感化されて人間性が弱っていることに付けこむ。
「因果応報」などの簡略化された宗教法則のPRを鵜呑みにして信じきることは、本当はとても楽な選択なのだ。それに加えて、理不尽な決め付けと封建制があるなら、さらに人間性は削がれていく。これは都会田舎に関係ない。

原理主義的なキリスト教信者は、他宗教に不寛容であり、田舎は宗教が強くて迷信がまかり通る閉鎖的な社会（唯一の真理であるキリスト教を受け入れない）と思っている。どちらが迷信を信じているのだろうか？、と思う。都会も田舎同様に迷信はいくらでもある。それに無自覚なだけで、何の違いもないのだ。

人間的しがらみを鬱陶しいと思う価値観は、都市発の情報が創り出している。家族的しがらみは改めて大事だと思う。宗教や金銭や理不尽な決め付けに支配されない、純粋な人間関係を持つことだけが、人の心をつくる。それを見つけることを、人は求め続けるべきで、そのために悲劇を乗り越える必要がある。（悲劇を乗り越えられる信頼関係をすでに持っている方は、それ以上の幸せはない、ということでしょう。）

それを勧めず助けない宗教は、醜悪だ。人間性のない決め付けや悪い宗教のしがらみがある家族関係・人間関係は大いに区別すべきで、実はその悪いしがらみが、人の心の中の問題として一番複雑でやっかいだ。心の労力を使う。悪いしがらみから来る傷をそのままにすると、自分の対人関係にも悪い影響が出る。傷の修復は毎日必要で、私自身実感としてそれが一生続くように感じている。

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2005年05月15日

父の死

GW中仕事をし、明けた月曜に義父が仕事中に事故に遭ったと連絡を受けました。妻と急ぎ高知の実家へ。
さっき私だけ帰ってきました。
私の父も私が11の時、突然逝き、私はその実感がわかず、今もって「父はただ居ない」という感覚でしかありません。そして妻も、今「実感がわかない」と言っています。

ただ、あまりに残念です。

人は生き、そして死ぬ存在なのだ、とあらためて思いました。
私は自分について、生きる事と死ぬ事を同時に意識しながら生きたい、と今感じています。
時間は永遠ではありません。

2005年03月28日

あなたは正しすぎてはならない。

伝道者7:16～18, 8:15～17

あなたは正しすぎてはならない。知恵がありすぎてはならない。なぜあなたは自分を滅ぼそうとするのか。
悪すぎてもいけない。愚かすぎてもいけない。自分の時が来ないのに、なぜ死のうとするのか。
一つをつかみ、もう一つを手放さないがよい。神を恐れる者は、この両方を会得している。

私は快楽を賛美する。日の下では、食べて、飲んで、楽しむよりほかに、人にとって良いことはない。これは、日の下で、神が人に与える一生の間に、その労苦に添えてくださるものだ。
私は一心に知恵を知り、昼も夜も眠らずに、地上で行なわれる人の仕事を見ようとしたとき、すべては神のみわざであることがわかった。人は日の下で行なわれるみわざを見きわめることはできない。人は労苦して捜し求めても、見いだすことはない。知恵ある者が知っていると思っても、見きわめることはできない。

2004年12月28日

日記：死生観

年末年始を迎えます。今年は世界でも日本でも大変な年になりました。

今日は、24日の日記の内容に関係しますが、死生観について。

日本人は自分についても他人についても死を受け入れることに潔さがあると思います。
この世の生が、はかないものであると悟っていますよね。
でも生きること自体は大変です。

自分の生を、良いものとして受け入れ続けることができれば、苦労も受け入れられます。
生きていてすばらしいと思うのは、毎日様々な苦労があっても、愛や優しさに触れる時ではないでしょうか。

「設定した目標や条件を満たした時、人は自信を持ち満足する」との実力主義の価値観がありますが、それよりも愛に触れる時の方が人は満足します。

実力への評価はうれしいもので、それは「励み」です。でも、愛は人のありのままの存在価値を与え見出すものです。ですから、実力評価と愛を分けて考えるべきだと思います。評価と愛を混同すると、人は…特に子供は混乱します。何かを達成しないと存在価値が無いと教えられた子供の人生は悲惨なものになります。人は愛し合うことによって、自己存在の価値に揺ぎ無い自信をを持つことで、生を良いものとして平安に受け入れることができます。

死についてですが、人は自分の生に生きる価値が無いと思う時、死を選ぶことがあります。そして、人生に価値があったと周りが認めた人の死は、特に悼まれます。
しかし、私はどの人の生も、同じ価値があると思います。

生の現実を考えてみると、私たちは生活の金銭的必要のために、愛より実力を重んじ勝ちです。
生きがいが仕事だ、という方が居るかもしれませんが、その方はこれまで、評価され続けるために努力されてきた方なのでしょう。

理不尽で不当なことが、この世にはあります。それに打ち勝って生きるために、実力に頼るか、愛に頼るか…。もちろん両方必要でしょう。でも、実力と愛は分けて…特に愛を純粋なものとして考えないと、行き詰まることになるかもしれません。実力が評価されずには、自己存在に自信を持つことができなくなるかもしれません。

幸、不幸の基準が実力評価の側に偏ることも、良くないことでしょう。

宗教や信仰についてですが、それはこの世の理不尽の中で指針を与えるはずのものです。でも、指針を満たすことが、実力主義と同じ評価基準で量られることになったら、宗教や信仰と言えども、やはりその先には絶望があるかもしれません。

「自分は正しいことをやっているのに、なぜこうなるのだろう…」と思うような絶望に近い状態の時、これが何を基準にした評価なのかを考えることは、有益だと思います。もし愛を基準に考えたら、自分が完全だと言える人は居ないのではないでしょうか。そして、愛の基準で考えるなら、完全である必要ありません。自分に「もう十分やった。満足だ。自分を誉められる」と言えるのは、誰かの役に立った時だと私は思うのです。もちろん、誰も100点満点の人は居ないでしょうが、「自分にやれることはやった」と思えれば幸せでしょう。それが、実力主義に偏った評価なら寂しいものですが、確かに誰かの幸せの実になったという揺るがぬ自信があれば、その人生に価値があり本当に幸せだと思います。

祈りと生活に真実を求めて

カテゴリ：生と死

心が本当に欲するのは生命か、この世での存在の証しか

頭の計算で動いて、心をカラにして楽になる打算的な人たち

福音派宗教2世…人に迫られた『罪の悔い改め』で教会で命を奪われ、キリストに会って命を見つけて

人に痛めつけられ、なぶりものにされた神に、ついて行けるか

キリストの十字架が立てられた場所

夏になると

地の果てまで神の証人となって

生き方、働き方、与えられた「命」をどうするのか

人としての成長とは誰かの踏み台になれること

次の世代のために生き、死ぬこと

自分を抑えて人を立てる

人は、神の秩序の回復に、どこまでコミットできるか

クリスチャンが人生を終えて御国に行く時までに

祈りで神様に出会うための境遇

地上では旅人…その経験が与えるもの

自立・成長と言うには痛すぎる経験～でもそれも現実であり人生

劇場型社会

父の死

あなたは正しすぎてはならない。

日記：死生観