白金高輪の「OREXIS(オレキス)」にお伺いしました。

白金高輪駅から徒歩2分の距離にあるフレンチレストランで、今年3月に惜しまれつつ閉店となったあの『ジョージアンクラブ』出身のソムリエとシェフがいらっしゃるお店です。
ちなみに、今回は雨の日のディナータイムに伺ったため、入口の写真は別撮りです。



店外のイメージとは対照的に、店内は黒を基調としたシックなインテリアとテーブルクロスやお皿の白とのコントラストが効いたモノクロームの世界で、抑えめの照明がちょっと緊張感がある重たい雰囲気を演出しています。ちなみにテーブル7卓と個室1部屋という広さです。



まずは「Henriot Brut Souverain(アンリオ ブリュット スーヴェラン)」で乾杯です。200年以上の歴史あるメゾンのシャルドネ40%、ピノ・ノワール60%でセパージュした辛口のシャンパーニュで、かなりハッキリしたゴールド色味に、奥行きあるエレガントな香りがあり、シャルドネの爽やかさが広がるスッキリした飲み口のものでした。



アミューズは"根セロリのムース"と"ソブラサーダのカナッペ"でした。"根セロリのムース"は上に載った濃厚な海胆の風味が良く、下のジュレとムースは共にシャンパンにあう一品です。
"ソブラサーダ"とは、スペイン マヨルカ島のサラミのことですが、サラミというよりペースト状になっていて薄いバケットに良くあっている一品でした。



この日のパンは(左から)バケットのほか、ライ麦・けしの実を使ったものという3種類で、



バターが右の三角形の有塩バターと左の四角形の無塩バターの2種類が用意され、好みに併せて選べるメリットもありますが、それ以上にバター好きな私としてはそれぞれが味わえる魅力的な面白い趣向でした。



次にいただいたワインは「SANTENAY 1ER CRU LA COMME 2004(サントネ・プルミエ・クリュ・ラ・コム)」で、ブルゴーニュの白ワインです。ハチミツのような甘い濃厚な香りやタルの香りがあり、柔らかい酸味にタル熟成のしっかりした余韻を感じるものでした。



こちらは「ガスパチョ 魚介類のマリネとアボカドムース」です。よく冷えたガスパチョは魚介の風味いっぱいな旨味と食感も楽しめますが、上に載ったエアリーなムースが一緒になることでとても円やかな風味になる美味しいものでした。



「ガスパチョ」に食感の良い、面白い風味のものが入っていると思ったら、グリルしたメロンで、ちょっと斬新な発想にビックリですが、「ガスパチョ」にきちんとマッチしているものでした。



こちらは「帆立貝のポワレ レモンピュレとバルサミコソース」です。上に載せられた白トリュフの香りが良く、バルサミコや添えられたレモンの香りが良いピューレは帆立貝とも相性が良いものでしたが、肝心の帆立貝自体に火が通り過ぎているのが残念な感じでした。



次にいただいたワインは「CHATEAU CORBIN SAINT-EMILION GRAND CRU 1998(シャトー・コルバン・サンテミリオン・グラン・クリュ)」で、ボルドーの赤ワインです。ワインがどんどん凄いことになっていますが、これはまた凄いものでした。カシスのようなブラックベリーやタルの熟成感がある豊かな香りがあり、しっかりした果実味がありながら、柔らかい円みがある酸味でしっかりとした余韻があるものでした。



こちらは「ブイヤベーススープ」です。デミタスカップサイズながら、蟹など魚介の濃厚な旨味が出ている美味しい一品でした。



こちらは「子羊鞍下肉のロティ グリーンカレーペースト」です。ガロニにはローストしたズッキーニとリゾットが添えられていました。子羊だけに全く臭みがないアッサリとしたお肉で、火の通りも良く、お肉の厚みによりしっかりとした旨味を感じます。グリーンカレーペーストはキレイな緑色をしていて、辛味はほとんどないもののグリーンチリの良い風味があり、お肉とも相性の良いものでした。



最後にいただいたワインは「CHATEAU MONTELENA Cabernet Sauvignon 2004(シャトー・モンテリーナ)」で、これだけは持ち込みをしたカリフォルニアの赤ワインです。ヴィンテージのためか若々しい渋味があり、果実味はありつつも、熟成感をあまり感じないものなので、先程のワインと順番が逆なら良かったかもしれません。



こちらは「アールグレイのムース 生姜風味の洋梨のピュレ」です。紅茶の風味がよいムースで、洋梨のザラッとした舌触りに生姜がほんのり効いた美味しいものでした。



こちらは「ミルフィーユ」です。「ミルフィーユ」はちょっとヨックモックの様なバターとアーモンドの香りがあるパリパリとしたパイの食感が良く、間のクリームはバニラビーンズが入っていて程良い甘味で、旨くまとまった一品でした。添えられていたアイスクリームはバニラで上品な甘味があるもので美味しかったです。これだけの美味しさに文句を言ったら怒られそうですが、バニラにバニラという取り合わせがちょっと気になりました。



そして、最後に「コーヒー」をいただき、



お茶菓子であるこの生チョコレートも美味しいもので、最後まで美味しくいただきました。



今回はこちらのオーナーと知り合いの方によるアレンジであったため値段は参考にならないのでナイショです。こちらの料理は、以前ご紹介した『ブノワ』などと比べると、素材の風味やソースの濃さ、デザートなど、どれも日本人好みのあっさりとした味付けなので万人向けかと思います。機会があればまた利用してみたいと思います。


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オレキス 
採点:★★★★