芝にある「東京芝 とうふ屋うかい」にお伺いしました。

東京タワーの真下に2,000坪の広大な敷地を構える豆腐会席のお店で、



あの"ミシュランガイド東京2008/2009"で一つ星を獲得されました。



この日は休日の昼間に5人で伺いました。



こちらは全席個室となっていて、そのお部屋からは日本庭園のキレイな中庭が見え、ここが都心の真ん中とは思えない静けさで、落ち着きのある上質な空間となっています。
この中庭以外にも米沢から築二百年の造り酒屋を移築した建前など見所はいろいろあるので、おまけのコーナーでまとめてご紹介したいと思います。



先ず最初は「生ビール(840円)」をいただき乾杯です。



そして、先付です。



先付は"かきの寄せたまご"でした。上品な出汁の餡がかかった卵豆腐の中には細かくなった牡蠣が入っていて、その食感と香りが豆腐にも良く合いとても美味しかったです。そして、このお料理で完全に胃が目覚めました。



次のお料理を楽しみに待っているとここでこの日の献立が登場です(画像はクリックで拡大します)。お昼(11:00〜15:00)のコースは「竹(5,500円)」か「松(6,500円)」となっていて、これ以外にも夜コースである「花(8,400円)」、「月(10,500円)」、「雪(12,600円)」を選ぶことも出来ますが、この日は「松(6,500円)」をいただきました。



この日、ビールの後は「名物 竹酒(1,260円)」をいただきました。竹にお酒を入れてある見ために風流な冷酒で、お酒自体にも竹の香りがほんのりとしました。この竹酒は甘口でこれ単体では美味しいですが、これ以降のお料理を考えると辛口の方が合っていたかと思います。



次のお料理は"あげ田楽"でした。やや厚みのある油揚げには甘めの味噌が塗られていて、パリッとした表面の香ばしさと味噌が良く合い、普通の油揚げよりやや食べ応えのある厚みのためか、しっかりと豆腐の味も味わえて美味しかったです。



ちなみにこの田楽は、中庭にある"田楽処"で炭火を使って焼いたものがお部屋まで運ばれて来ます。



次のお料理は御造りの"本日の湊より"で、鮪と鯛でした。良く締まった鮮度の良いお刺身で美味しかったです。お料理も見事ですが、やはり器がそれを引き立てますね。



次のお料理は煮物の"厚揚げ大根 梅人参"でした。ジューシーな厚揚げは上品な味の餡が良く合い、梅人参は甘味の中にやや酸味を感じる面白い味わいで、これもまた美味しかったです。



次のお料理は八寸で、"穴子寿司"、"あん肝と長芋の酢のもの"、"菜の花からし和え"、"堀川ごぼう南部揚げ"の4品でした。季節の素材を使った品々はどれも美味しいですが、中でも500円玉サイズはある太さの堀川ごぼうが歯応えも良く印象的でした。



次のお料理は、この日のメインである、



"名物 豆水とうふ"です。お豆腐料理はこの"豆水とうふ"と"翁とうふ"の2種類から選ぶことが出来ましたが、部屋でどちらか一つということだったので、初めてな我々はやはり名物の方をいただきました。



お豆腐は滑らかな舌触りながら、特に大豆が濃いというわけでもなく、個性的な味わいという訳ではありませんが、お豆腐が浸かっているこの出汁が兎に角絶品なのです。豆乳を使った出汁はとてもクリーミーでコクがあり、シンプルながらとても味わい深く、何かホッとするような感じもあって、思わず5人全員が唸るほどの美味しさでした。



後半の味変化用にと、出汁醤油と塩昆布が用意されていましたが、そのままの味で食べるのが私的にはおススメです。



次のお料理は焼物の"さわら味噌柚庵焼"です。寒鰆だけあって脂ノリがよく歯応えのある身は、柚子の香りが良い味噌の程良い味付けで、意外に美味しい焼物でした。



次のお料理は御食事のせいろ蒸しされた



"百合根ご飯"で、お汁と香の物が付いています。



せいろで蒸されたお米は少しモチモチとした食感で、ホクホクとした百合根に、しっかりとした酸味の梅肉が良く合い、お腹いっぱいながら梅の酸味で胃が刺激されて、最後まで美味しくいただけました。



甘味は"おしるこ"でした。やや塩気の強い味付けでしたが、良い口直しとなりました。



お豆腐自体の個性は感じませんでしたが、全体的にとても美味しいお料理で、この雰囲気にこの内容でこの値段なのはとてもコストパフォーマンスが良いかと思います。

さて、そんな雰囲気あるお店の中の様子は、地図の下 ↓ にある"続きを読む"からどうぞ♪


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採点:★★★★

さて、それではお店の様子を入口から順番にご紹介していきます。

まず、情緒ある入口は"一の門"です。



門を潜ったら道なりに右へ、



石畳がひかれた"じょうや坂"を奥まで進むと、



次は"二の門"です。



"二の門"を潜り、石畳を下ると、



キレイな庭園があり、



池には錦鯉がいっぱい泳いでいます。



そして、上を見上げれば、もちろん東京タワーがそびえ立っています。



左横にはお豆腐などが買える"お土産処"があり、ここまでは食事をしなくても入れます。



"お土産処"の反対がお店の入口となっています。



入るとお豆腐屋さんらしく、大豆が置かれていますが、



この入ってすぐの"お迎え処"が米沢より築二百年の造り酒屋を移築し、



木曽の塗師が丁寧に拭き漆を施し、



飛騨高山の宮大工が巧の技で組み上げたという重厚なけやきの梁や柱が目を惹きます。



エントランスからとても贅沢な雰囲気です。



"お迎え処"の横には"外見の間"と名付けられた囲炉裏のある和室があり、窓の先には中庭の日本庭園が広がっています。



お部屋まではちゃんと案内の方が付き、中の説明をしていただけます。
少し奥に進むと、新潟十日町から移築したという数奇屋造りになっていて、秋田の造り酒屋の大樽や酒槽などが置いてあり、まるでテーマパークのようです。



そして、中庭が見渡せる廊下を通り、



お部屋に到着です。お部屋は全部で50室あるそうですが、ミシュランガイドの影響か予約は取り難いようです。ちなみに私は1ヵ月前に予約の電話を入れました。電話口の対応もとても良かったので、訪問する前からとても期待が高まりました。利用する側からすれば、これ一番大事なことですよね。



中庭の日本庭園は水車や池などもあり、食後のお散歩にちょうど良いかと思います。



夜はライトアップされた東京タワーも含めたその雰囲気が良さそうですが、昼間の明るいうちは緑が楽しめるかと思います。