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これまでRaspberryPiとmojoを組み合わせは
mac->USB接続やWindows->USB接続よりも遥かに良い音を聞かせてくれていた。

しかし、巷で話題のラズパイオーディオはI2S接続でこそ真価を発揮するとの噂が絶えません。

そのI2S-DACの中で最も音が良いとされるSabreberry32を購入して徹底比較してみます。
ブライトーン Terraberry2は、MasterClockをRaspberryPiへ伝えない仕組みのためジッターが
乗っているというのに、Sabreberry32よりも高価というのが納得できません。

Sabrebery32は、半田付けから始めなければならない。
半田コテは10年以上前に買ったものがありました。
半田線は銀入りのものを購入した。オヤイデ SS-47というもの。
20g、50gといくつかのパッケージがあるが、沢山使うこともないので20gを購入した。

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抵抗の数字が基板に書いてあるので思っていたよりも迷わずに済みました。
銀入り半田も使いやすい。コテを当てて5秒できれいに流れ込んでくれます。
多少格闘した部分があったが、おおよそ20分くらいで完成しました。

電源はラズパイとsabreberry32で独立させることもできるのだが、
ケースの関係でひとまず共通電源でテストすることにした。
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ケースは専用の AVIOTのオーディオグレードアルミケースだ。 
内部の銅板や、上面の天然木材などとてもよく出来ていて1万6千円はむしろ安い。


ソフトウェアはいつものRuneAudioではなくsymphonic-mpdを使う。
sabreberry32ドライバが標準搭載されているため設定が簡単だろうという理由から。
(あとからRuneAudioにも対応版があることに気が付いた
 
config.txtに dtoverlay=sabreberry32 と追記して早速音出し。
mojoとは少し違う傾向だが、これはこれで良い。

じっくり聴くとmojoを上回る部分も感じる。

伸びやかな高域と繊細さ、音離れの良さは格別という印象を受けた。
女性ボーカルの領域に何ともいえぬ爽快でそよ風のようなアクセントを感じるのだが、
そこがまた気持ち良い。

繊細でキレイ系だが線の細さを感じさせないベースラインの重心の低さは絶妙
で見事である。そのため音楽全体が踊るようなノリをも感じさせる。
非常に小さな音もよくピックアップし、こんな音が入っていたのかと驚きを感じるのもまた楽しい。

mojoも独自のFPGAで原音を忠実に再生するDACなのだが、それとは別次元の気持ちよさがある。

アニソンや米国Rockの大音量リスニングでも耳あたりの良さで聞き疲が非常に
少ないのはmojoと大きく違う部分。mojoは小音量時の分解能の高さとニュートラルな響きが魅力。

電源事情に関して言えば、mojoは内部バッテリーでドライブするためSN比は圧倒的
に有利なはずだ。しかしSabreberry32のノイズフロアーの低さも負けていない
これでDAC電源を独立させるとどうなるのだろうか。 後々手を入れていく楽しみもある。

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mojoは6万5千円の価格にしてこの音が楽しめるお買い得なDACだ。

だがしかし、Sabreberry32の2万1千円でこの音が出るとは
にわかに信じがたい。
下手な20万クラスのDACを簡単に
飲み込んでしまう実力
を持っているのではないだろうか。




自作用DAC基板もここまでのレベルに到達していたという事実に驚きと嬉しさを隠しきれない。
セットアップ完了してから5時間ほど聴き続けているが、興奮して今夜は眠れそうにない。

飽きのこない心底楽しめる音楽が、すぐ目の前に展開する。

もっと聴き続けよう。