『私たちの進む道』を拝読
書籍『男と時計の物語』
『男と時計の物語』、手に取ることができました!
もう、とにかく素敵な本です。https://pr.kb-p.co.jp/amanandhiswatch
装丁も、ほら、表紙の右側に時計のネジの写真が!
著名人が自分のお気に入りの時計をそのエピソードとともに紹介するという内容。写真集や図録を見ているかのような美しさ(人物の写真はありません)。高価で貴重なものも多いですが、かなり使い込んだ形跡も見られて、時計の写真とそれにまつわる本人のエピソードをかわるがわる読んで眺めると、その人の人生と内面の一部を目の前で語られているような気がしてきます。時計愛好家はもちろん、そうでもない人も楽しめるのでは。
そして印象的なのは、自慢やひけらかし感がないこと。訳者の下田さんがあとがきに書かれているように、著者が時計を「気持ちのいい人生を歩むためのパートナー」だと考えているからかもしれません。読んでいて心が豊かになるような本だなと。
スティーブ・マックイーンが映画の中で身に付けていたホイヤー、NASAが月面着陸ミッションに使ったオメガ スピードマスター、シルヴェスター・スタローンが初めて自分で買った時計のゴールドロレックス、「人間が吹き飛ばされてもガラスが割れないように」とのアイデアから弾丸よけがついていている、ウォルサム トレンチウォッチ!などなど。Gショックの健闘も光っています。日本人の方も数名登場します。