chocoの日記: 翻訳&その他にて我が道を行く・・・

カテゴリ: 芸術関連

シリア出身のピアニスト、エイハム・アハマド(Aeham Ahmad)さんの来日演奏会(東大・駒場キャンパス)に行ってきました。主催は非営利団体のStand with Syria Japan (SSJ)さん。素晴らしい演奏を通じて、いろいろと考えされられる貴重な機会となりました。
https://standwithsyriajp.com/2018/03/05/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%89%E6%9D%A5%E6%97%A5%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/

※シャッター音に配慮するという条件で、演奏中も含めて写真撮影は自由でした。
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現在はドイツ在住のエイハムさん。とても穏やかでフレンドリーな方で、演奏も会場がバックコーラスを担当、ご本人が主旋律を歌ったりなど、楽しい演出もあれこれ。メロディーは子ども向けに明るい曲もあるけれど、友人から著名詩人までさまざまな人による歌詞は、配給物資の箱を待つ人々の心の内だったり、シリアやパレスチナの現状を描いたものだったりで、音楽を通しての強いメッセージが心に深く残りました。ちなみにエイハムさん、ご両親はパレスチナ人で、正確にはシリア国内にあるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプのご出身とのことです。

最後の曲はシリアの東グータ陥落をイメージして作曲したとのこと。演奏後には思いが高まってか、男泣きされてました。…東グータでも空爆があり、化学兵器の使用が疑われて子どもたちが口から泡をふいて倒れるなど、ニュースなどを通じて(私自身も含めて)世界は何が起こっているのか知っているのに止めることができていないわけで、ましてご自身が住んでいた国でそんなことが起こっていたら、この上なくつらいですよね…

アンコールは明るいメロディーの曲で、難民キャンプを去った友人らを思う歌とのこと。閉会後も会場に残られて、参加者の方々と英語でにこやかに談笑されていました。

シルク・ド・ソレイユ初体験!「トーテム」を小4クンと見てきました。とっても楽しくて、時間と資金が許せば(笑)また明日にでも見に行きたい気分^^
http://totem-jp.com/

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あらゆる音楽や文化、デザイン、斬新なアイデアが共存していてとても魅了されました。先住民族の音楽から現代世界の描写まで。お笑い担当?のオジサマたちも抜群の活躍ぶりです^^。舞台装置の変化も楽しい。さっきの●●が今度は□□に転用されていたりするため、手が加えられすぎてなくて、こちらの想像力をかきたてる感じでよかったです。
小4クンも指摘していましたが、映像とリアルのバランスが絶妙で「ど迫力だった!」

シルク・ド・ソレイユはカナダ・ケベック州モントリオールに本部があるそうですが、わかる気がする。
モントリオールには20代半ばの頃に2カ月ほど滞在しましたが、多文化共存でいろんなルーツの人がいて、人と違うのが当たり前、人生を楽しむことや芸術を大切にしている雰囲気でいっぱいの街です。

夏は複数の国際的な音楽フェスティバルが開かれていて、街中あちこちで屋外無料ライブが深夜まであって、ビール片手に老若男女が踊っています。出演者も南米や仏語圏のアフリカなど世界中から。
・・・とずいぶん昔のことですが(笑)

それはさておき、「トーテム」は始まったばかりですが、またそのうち次の作品(数年後?)にも行ってみたいな(^^)

↓ 主なスポンサー?であるダイハツの車が展示されてます。このデザインは人気出そう(もう出てる?)だなあ。がっちりしつつ、かわいい感じで気に入りました。
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国立新美術館のマグリット展に我が家の3名で行ってきました。
休日の美術館、午前10時過ぎに到着したところ、同時開催のルーブル展は10分待ちのようでしたが、マグリット展は待ち時間なし、中も特に混んではいなくて問題なしでした。
http://magritte2015.jp/
 
個人的に建物も好きなので、写真撮りまくり&まとめてみました。安藤忠雄さん設計かと思い込んでいたのですが、黒川紀章さん作だったのですね。

外から見たらラムネの瓶みたいに緑がかった分厚いガラスのようなイメージなのですが、中に入ると天井高くて自然光が降り注ぎ、外の緑も目に優しくて、この中に入ったときのやや意外な感じも好きです。コンクリと木目素材のバランスがよい内装も、気に入っています。
 
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マグリット展も楽しかったです。
「時間や重力といった、私たちの試行や行動を規定する"枠"を飛び越えて見せる独特の芸術世界」(パンフより)が広がり、常識と空間を超越した究極のパズル遊びのような不思議な時間に魅了されました。キーとなっていると思われるオブジェクトが複数の絵に何度も登場しているのも印象的で、「あー、さっきもこれ出てきたよね」と小4クンも楽しんでいました。

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先日、国立新美術館で開催されている「エルミタージュ美術館展」に行って来ました。私は、近現代の、色彩がはっきりした絵が好きなので、やっぱりマティスの「赤い部屋」がお気に入りとなりました。
http://www.ntv.co.jp/hermitage2012/works/detail5_2.html

青い植物の模様や、窓の外?の木々(なんだか桜の木に花がさいているような印象をもちました)に、東洋的な雰囲気を感じたのは私だけでしょうか。


デュフィの「ドーヴィル港のヨット」もいいな。
↓ こちらの方のブログの下部に、絵の画像があります。
http://blog.goo.ne.jp/ragunosippo/e/a8412c9e85368ecffb280278abfe2e85

そして、何よりも心に残ったのは、これらの絵を収集した当時のロシアの女帝、エカテリーナ2世の人生です。簡単にまとめてしまうと:
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ドイツの小領邦君主の娘として生まれ、ロシア人の血が一滴も入っていないにもかかわらず、15歳でロシア皇太子妃に。その後、夫は皇帝になったが(ピョートル3世)、彼は政治手腕にも欠けていたため、エカテリーナがクーデターを敢行し!しかもほぼ無血で成功。にもかかわらず、ロマノフ家の血統でないどころか、ロシア人の血を全く引かない彼女自身の女帝即位には疑問の声が出た。でも(どのような経緯があったか不明ですが)結局はエカチェリーナ自身が正式に女帝として即位。教育の振興・病院の設立・文芸の保護を行った。社会制度の改革にも取り組んだ。

とはいえ、宮廷の実情やクーデターの経緯を知る由もない一般庶民には、ピョートル3世は待望久しい成人男子の皇帝であり、その非業の最期に対する同情と、「女帝」であることに対する反感があったらしく、複数の反乱が勃発! でもこれを鎮圧し、国家の発展に尽力した。
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(以上、wikiを参照および一部抜粋し、「エルミタージュ美術館展」の展示室の説明書きを思い出しながら、私がまとめたものです。)


ピヨートル1世による西欧化&国力増強が成功し、サンクトペテルブルグが美しい都だったとはいえ、「当時のロシア社会は女帝の想像以上に未成熟な状態」(wikiより)だったとのこと。大国とはいえそのような国の皇太子妃にヨメ入りするなんてタフな運命(自分の出身と同じ、ドイツの小領邦君主さんたちとつながる方が、ずっと快適だったのでは。)で、しかもその夫は結果として残念な人物。それでも王妃様なのだから、運命を嘆きつつもお買い物やパーティで気分転換でもするという選択肢もあっただろうに、実力と人望をもって、ほぼ無血で革命を遂行断行。これってご本人のためだけでなく、国民のためにもよいことでしょう。
そんな偉業を成し遂げたのに、「ロシア人じゃないくせに」「女のくせに」との不満の声。でもこれを鎮圧!本当にお疲れ様です!そして各種改革を行ったと。

なんかこう、現代でも大なり小なり似たようなケース、結構ありますよね。環境にめぐまれなかったけれども、努力と勇気をもって前に進む人。そういう人はたいてい、あちこちから叩かれたりする。
でも、前に進むほうが、おもしろいと思うよ。あっ、別に、「すべてを捨てましょう」とか勧めているわけではないですよ(笑)。


エカテリーナ2世も、「生涯に約10人の公認の愛人を持ち、数百ともいわれる男性愛人を抱え」たり、国家の領土拡大に積極的だったり(侵略された側にとっては憎い存在でしょう)、晩年には自由主義を弾圧するなど、評価が分かれそうな点もいろいろあるようです。とはいえいずれにせよ、強い意志と卓越した行動力によって、いろいろな意味で我が道を貫いて思いを実現した方だと思います。

サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館にも行ってみたくなりました。写真で見たところ建物も素敵だし、そしてなんといっても、あのエカテリーナ2世が住んでいた宮殿をこの目で見てみたいので。言葉を失うほどにスケールが大きいそうです・・。

 

 

 

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