chocoの日記: 翻訳&その他にて我が道を行く・・・

カテゴリ:子連れブラジル旅行 > イグアス

主な内容: TAM社のエアパス、現地発着ツアー、イグアスのお宿、中庭のバナナ、ヤシの新芽のピザ、シュラスコなど

4/26(火)。サルバドールからフォス・ド・イグアス(イグアスの滝への観光の拠点となる街)に飛行機で移動の日です。ブラジルにて2つめの訪問都市となります。

サルバドール空港にて、ブラジル系のハンバーガーチェーン店に入ってみました。
なんと(というかやはりというか)「ピカーニャ・バーガー」があり!さっそく挑戦です。ピカーニャとは牛のもも肉(ランプ肉)のことだそうで、日本でシュラスコを食べた時にそのおいしさに感激して以来、「ピッカーニャ」と聞くと目の色が変わるようになっていた(笑)私でした。ハンバーガーに入っているお肉なので、シュラスコ店での焼きたてで柔らかかったものに比べればやや固めでしたが、ハンバーガーというよりお肉をメインに食べた気分になったほどの迫力でした!おいしかった!

成田出発の数日前にスケジュールを変更したこともあり、直行便がとれず、クリチバにて乗り継ぎ。どの便もほぼ定刻に発着で、一安心です。朝9:20の便にてサルバドール発、イグアス着は14:40。ブラジル北東部から南西部への移動なので、乗り継ぎも含めばこれくらいかかるものでしょう。改めて大きな国であることを実感。

ちなみにブラジル国内線は、TAM社のエアパス(周遊回数券のようなもの)を日本にて手配していただきました。ウニベルツールさん、速やかで丁寧なご対応をありがとうございました!(ブラジル入国ビザ申請もお願いしました。)

イグアスでは空港、街、ホテル、そして滝がそれぞれ離れているので、空港からの送迎/ホテル/ガイドをまとめてお願いできる現地発着ツアーを申し込むのがよいようです(特に子連れの場合)。

またまたcalorinaさん(サルバドール在住の日本人駐在員さんの奥様。ブログはhttp://d.hatena.ne.jp/calorina/)のご紹介で、現地の旅行会社「イグアス旅行」の斉藤さん (e-mail : iguassuryokou@foznet.com.br) に、これらのご手配をお願いしました。とても丁寧に感じよくご対応いただきました。お値段も良心的でした。ありがとうございました!


宿泊は、斉藤さんがオーナーでいらっしゃる Ipelandia Park Golf Hostel
http://www.hostelipelandia.com/index.php
をご紹介いただきました。とてもよかったです。
当初は知識がなかったこともあり、ホテルの予約をお願いしたのですが、当初のイグアス滞在予定日がちょうど南米の連休とぶつかっていて、希望した複数のホテルはどこも満室!自分でも予約サイトなどで検索しましたが、満室表示が続出!

そこで斉藤さんから上記Ipelandia をご提案いただき、こちらのお世話になることにしました。

ホステルなので、豪華ホテルのようにロビーが大理石だったりシャンデリアがあったりということはないですが、5歳男児連れでイグアスの自然を満喫するには最適でした。お部屋や建物はきれいだし、中庭にはプールがあり、緑豊かで広大な敷地には野鳥が遊びにきたり、フルーツの木もたくさん。バナナ、ドラゴンフルーツなどの実がなっているのを見て、息子も大興奮!

客室はすべて1階で中庭に面しているため、部屋のドアを開けると目の前が緑いっぱいの中庭!子供を遊ばせるのにもちょうどよく、大人もリラックスできます。

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↓ バナナの木。実もなっています。黄色いのもあり、「食べてもいいですよ」とのお話だったので、親子でいただいてみました。天然の甘さがおいしかったです!
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ドラゴンフルーツの木↓
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朝食はロビーでいただきますが、夕食は外のレストランに連れて行っていただくか、デリバリーをお願いすることになります。これも楽しかったです。

この日の夕食は、大きなシュラスコ専門店に車で連れて行っていただきました。南米各国の歌と踊りのショーがセットになっていて、おもしろい。衣装もダンサーもミュージシャンも本格的で、「レストランのショー」レベルをはるかに越えていました(写真があまりうまくとれず、すみません)。

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一方、時々観客が指名されてステージに上がったりもしていました。私もお声をかけていただければ喜んで上がったのに(笑)なぜかかからず、他の日本人の方(とっても恥ずかしそうになさっていました)にお呼びがかかっていました。この方はポルトガル語が堪能なようで、結果としてこれでよかったんだろうな。

ブラジルのシュラスコ店は、日本のようにテーブルにお肉を持ってくるのではなく、お客さんが席を立って肉のあるところへいき、その場で切ってもらうというビュッフェ形式のような場合が多いようです。このお店もそうですが、お肉は焼きたてでおいしかった!(お肉以外のお料理も種類豊富で、お寿司/イタリアン/サラダ/デザートなどおいしかったです。)

ちなみに次の日の夕食は、フロントにてピザを頼んでいただきました。英語メニューを見ていくと、「ヤシの新芽のピザ」があり、なんともブラジルならでは!これとサラミのハーフ&ハーフに決定!届いたのはこんな感じ(写真↓)。白くて小さめのさいの目切りのものがヤシの新芽です。タケノコみたいでおいしかった。息子もぱくぱく食べていました。

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夜は星がきれいでしたよ~。大粒できらきら輝き、降ってきそうなくらいにたくさん見えました。南十字星も見えて、親子で感激でした。

4/27(水)。イグアス滞在2日目。昨日のんびりしたので、この日は朝から観光です。
主な内容: 国鳥「トゥッカーノ」、バードパーク、イグアスの滝(動画あり)、滝の下に突入するボートツアー、黒部の40倍の出力のイタイプー・ダム、ブラジルコーヒーなど。


「イグアス旅行」社の斉藤さんに終日アテンドいただき、まずはバードパークからスタート。「ブラジルで見られる鳥を中心に世界中から珍しい鳥が集められている」(「地球の歩き方」より)という、鳥の動物園のようなところで、巨大な檻の中に鳥が飼育されているため、人もその中を歩くことができ、かなり鳥に近づけます。我が家の5歳児クンも大喜び。大人も楽しい。

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早速、ブラジルの国鳥「トゥッカーノ」が登場。我々からわずか30センチくらい離れたところで、遊歩道の柵にとまっていました。落ち着いているので置物みたいに見えるかもしれませんが、本物の鳥ですよ!(写真 ↓)

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オウム?を手にのせて一緒に写真をとれるコーナーもあります(別料金が必要)。

バードパークお絵かき

さて、バードパークの次はいよいよイグアスの滝へ。ブラジル/アルゼンチンの国境にまたがる滝なので、ブラジル側とアルゼンチン側の両方から見る方も少なくないようです(見え方がかなり異なっておもしろいそうです)。我々は子連れでのんびり行きたかったので、ブラジル側のみにしぼりました。

滝は国立公園の中にあり、国立公園のゲート付近にはこんなかわいいバスが(後述するハナグマの絵だと思います)。たぶん公園内の移動用なのだと思います(我々は乗っていませんが)。

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ゲート付近には15カ国くらいの国旗が掲揚されていました。ブラジルと南米各国の旗があるのは当然として、ヨーロッパの主要国のものがあり、米国のもあった、英国のは確かあったかな、日本のはなかったです。
うーん、ブラジルにて日系移民の方が活躍しているとはいえ、日本人観光客もそんなに多くないし、日本の国旗がないのはまあそういうものだろうとまずは納得。そこで思ったのは、日本の国旗を掲揚してくれる国って(国際機関の建物とかではなく、外国からの観光客が多いとはいえ1国立公園の建物にですよ)、いったいあるんだろうか?もしかしてないかも。日本って世界に仲間が少ない(いない?)国なのかも、と改めて実感。

それはさておき、滝につながる遊歩道の散策を開始。さっそく野生のハナグマが登場して、息子も大喜び。

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合計15匹くらい見ました。大きさは、レッサーパンダより少し小さめかな。背中をなでてみたところ、少し固めの毛でした。エサを見せたりあげたりするのは、生態系保護のためそして飛びついてこられても困るのでやめましょうとのことですが、これに気をつけて見ていれば、とてもかわいいです。

さて、少しずつ滝が見えてきました。「イグアスの滝」という1つの大きな滝があるのかと思っていたのですがそうではなく、「大小300の滝が段を成して連なり」(「地球の歩き方」より)なので、前にも滝、後ろにも滝、常に首をあちこちに回している感じです。

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(↓) 大きな滝から流れ落ちた水が流れていく先の川も、すごい迫力。

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(↓) だいぶ滝に近づいてきました。レンズには水しぶきが常時かかり、ふいても無駄な状態です。レインコートを着ている人が多いですが、着ていてもかなり濡れます。滝の音もすごいです。ゆえに息子の顔も、少しひきつっています(笑)。

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(↓) 滝のすぐ横にて。ここも水しぶきが飛んできまくりです。滝の迫力を五感で体感できます。

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目に見える景観もすごいですが、水しぶきと滝の音が特に印象的ですね。この音を聞いたら、なんだかとんでもなくすごいところに来た実感がするはずです。↓の動画にてどうぞ!大自然とブラジルに降参!、な気分になります。

 

滝の横にあるエレベーターを昇ったところからの写真。写真右中に、先ほど歩いてきた遊歩道が小さく写っています。(↓)
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滝見物を堪能した後は、ランチへ。滝の上流の川べりにあるレストラン、「ポルト・カノアス」に連れて行っていただきました。ゆったりとした造りのきれいなレストラン。窓の外には幅広い川と広大な森が広がっています。お店はビュッフェ形式で、ブラジル料理からイタリアンまで、何を食べてもおいしかったです。ここのように高級なお店だとコーヒーは有料なのですが、斉藤さんのお話によると、ブラジルのコーヒーは無料の場合も多いとのこと!

私の記憶に間違いがなければ、病院などにもセルフサービスの無料コーヒーがあるらしいです(日本の病院に紙コップとウォーター・サーバーが置いてあり、無料で飲めるのと同じような感覚のようです)。ただそういう無料のコーヒーの場合は、砂糖とミルクが入っているとのこと。「ブラックを選べない」のです。

そういえば、サンパウロからサルバドールにブラジル国内線で移動した際に、機内でコーヒーを頼んだら、"sugar or milk?"ときかれなかったので、欲しい場合は自分から言うのかな(私はどちらも不要)と思っていたら、砂糖とミルクが既に入っていました。どうやらコーヒーをまとめて作る時に、どちらも入れておくようです。ふーん、これもおもしろい体験。

次は、滝の下に突撃するボートツアー。日本の旅行番組などでよく取り上げられているものです。ジャングル内を、長いカートみたいな?の車に乗って動植物の説明をうけつつ進み、ボート乗り場へ到着。日本だったら誓約書に名前を書かされたりしそうですが、そんなことも一切なく、シンプルに事が進みます。このよい意味でのお気楽さと人生を楽しもうという精神があっぱれです。日本だったら、仮にこういう幅の広い滝があったとしても、ボートツアーを実施するための許可?自体がおりないだろうな。自己責任の国、ブラジルです。

実際見た感じでは、川幅は広くて流れもゆったり、ライフジャケットも着けているので、滝の下あたりで万が一ボートの外に転落?したとしても、落ち着いて浮いていれば特に問題なさそうに思えます。もちろん一般論として、何事においても100%大丈夫ということはありませんが。

さて身支度。ずぶ濡れ必至と聞いていたので、我々はライフジャケットの下にレインコートを着ました。
。隣国アルゼンチンから来たと思われる(スペイン語を話している)20歳前後の女の子達は全員水着。びしょ濡れ対策には、これが一番なのだけど、日本人にはちょっと寒いです。それではボートにて出発。

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滝に近づいてきました。1台ずつ突入するので、前のボート(写真では水煙の向こうに写っています)が滝の下から移動するまで待っています。少しどきどきしますが、ここからの滝の眺めも圧巻です。


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いよいよこれから滝の下に突入。持参したビニール袋にデジカメをしまう(それでも多少濡れましたが、性能には問題なしです。)ので、ここからは写真なしです。

滝の下に入ると、大粒の水のシャワーが上からはもちろん、下からも跳ね返るしぶきがものすごい勢いで飛んできて、目の前&周囲360度は真っ白で何がなんだかわかりません!上から自分の頭を押さえつけている、水が重い!「あー」とか「ぎゃー」とか叫んでいるうちに、滝の下から脱出です。

笑いと歓声があがり、なんだか参加者全員で一体感が高まりました(笑)。
レインコートを着ててもずぶ濡れになりましたけど(笑)、寒くないし、気持ちいい!水遊び&ずぶ濡れ大好きの我が家の年長クンは、もちろん大満足!またもや五感で滝のパワーを体感!でした。


ところで、今回は日程の都合もあり行かなかったのですが、フォス・ド・イグアスから20キロほどのところに、イタイプー・ダムというとても大きなダムで、観光名所となっているところがあるそうです。イグアスの滝の上流にあたります。大きなダムねえ、日本で黒部ダムに行ったし、別にいいかなあと思っていたら、実は黒部ダムがかわいそうになるくらい大きなダムだそうです。


調べて見たところ、日本最大級の水力発電ダムである黒部川第4発電所の最大出力が33万5千KW(黒部ダムの公式サイトより)であるのに対して、イタイプー水力発電所の最大出力は1400KW(http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/WAll.cgi?db3=126 を参照)。イタイプーは黒四の約40倍ということですか!! 想像もつかないですね。

※以前に貯水量にて上記2つのダムを比較し、その数値を記載していたのですが、イタイプーの貯水量について複数ソースにて数字が大きくばらついていたことがわかったため、いったん削除し、最大出力にて比べることとしました。ご助言いただいた方々、ありがとうございました!

発電される電力は、ブラジルとパラグアイで半分ずつ分けているそう(両国の国境にこのダムがあります)。パラグアイ分は国内では消費しきれず、「余剰電力はブラジルに「輸出」」しているそうです(http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/WAll.cgi?db3=126 を参照)。うーむ、天然資源を利用して国内電力需要を満たした上で、外貨稼ぎ。うらやましい・・。

国土が狭く、資源もない日本は、ずっとコツコツ頑張って働き続けないと行けないですねえと、斉藤さんとしみじみお話しました。

確かに、イグアスの滝を目の当たりにしたときに思いました。すごい水量、エネルギー&天然資源ですよ。あー、こんなのが日本にもあれば、電力問題が大幅に解決するんだろうな。この旅行が日本の大震災の約1ヶ月後だったこともあり、強くそう思いました。

日本にも山や急な川はたくさんあり、水力発電の拡大はできなくもないと思われますが、でもダムを作るような箇所には人々が住んでいらっしゃるんですよね。ブラジルのように国土が広い国が羨ましい。滝の周囲は広大なジャングルで、おそらく人は住んでいないでしょう(先住民の方がいらしたらすみません・・)。ダムを造ろう!ということになれば費用さえなんとかすれば、折衝やら根回しなどなしに建設が開始されたんだろうな。(日本でダム建設に反対される方々を批判しているのではなく、国土が広い国のほうが、特定の人に負担を強いることなしにみんなの利益になる方向に進む可能性が高いかも、ということで羨ましがっているのです。もちろん、面積が広い国だと、隅々まで送電するのが大変だったりというのはあると思いますが。)


といろんなことを考えつつ、夕方になってホステルに戻り、ヤシの新芽のピザを食べ(写真は前回の日記にあり)、夜は満天の星を眺めました。ブラジル、すごい国だなあ。イグアス、いいところだなあ。





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