今日、大阪から、石嶺尚江先生が、わざわざ、埼玉の私の家まで来てくださいました。

お会いするのは・・・・・・・はじめて。

3月の震災後、岩手の先生のブログをご覧になった石嶺先生は、ピアノ教師の立場で、何がお役にたてるのか?と、考え・・・そして津波で、被害を受けたピアノの先生方を応援しようと、『楽譜』を集めてお渡ししたい、と、考えられた。

私も、そのブログを読んで、すぐに楽譜を石嶺先生の所にお送りしようとしたら、
「・・・・うっ・・・・・重い」
前にも、書いたけれど、「石嶺先生は、これをお1人でやろうとしていらっしゃるのか・?????」・・・
と思うといてもたってもいられず、
「お手伝いさせてください」と連絡した。

全く面識もなかったけれど、私の申し出を受け入れてくださった。

その頃、私も、震災について、胸が締め付けられる想い。
被災された方の苦しみを考えると、気が変になりそうだった。
そして、何もできない、自分の苦しみもあったので、どうしても、何か少しでもお役に立ちたい、と思った・・・
自分にできることは、なにか?と考える日々。
そして、この「希望」の事を知り、これなら楽譜の保管場所の提供ができる!と、救われた気持ちにもなった。
被害に会った方の事を想うと、自分の自己満足になってはイケナイ!と、たくさんたくさん考えた。

毎日送られてくるたくさんの楽譜を手にしながら、送って下さった方の気持ち、そして、いずれお渡しするかたの気持ちを、毎日考えていた。



震災から、全国の人々が、今までの基準を失った。
なにがよくて、何が迷惑になるのか?
自分はどう動くのがベストなのか?
すべての人が、違う基準の「善意」で動き始めた。

いままで、なんてことなかったことが、鋭い刃物のように突き刺さって苦しんだり、
つまらないことに、感動の涙が出たり、

それでも、みんな必死に前に向かって生きようとしていた。
被災地の方の苦しみは想像を超えるのはわかっていたけど、それ以外の人々も、本当に苦しかった。


約1か月半の間に、石嶺先生と私の所に、合わせて3500冊ほどの楽譜が集まった。

石嶺先生は、初め、たった1人の先生だけでもお役に立ちたい。という気持ちが、全国の先生方(ピアノ愛好者)の心を動かした。口コミで、あっと言う間にこの「希望」の活動が広まっていった。

でも、実際に震災が起きて1か月ほどで、楽譜が必要か?と言うとそれは無理な話。

私の家で部屋が空いていたので、本当に必要とされる時まで保管しようと思っていた。
私の所に来た約2000冊は、3つの本棚にしっかりと収まり、旅立ちの日を待っていた。


大阪の石嶺先生の所に届いた楽譜は、仙台の2か所に送られた。
1か所は、ピティナ仙台中央支部。
そちらでは、支部の方が地域の新聞にメッセージを出したり、チラシを配布して、
「この期間、こちらで展示しているので、必要な方はお持ちください」という宣伝をした結果、
展示会場で、52名の方の手に、渡ったそうだ。
その様子は、ピティナのホームページからも、ご覧になれるそうです。

もう1か所は、ピティナおりひめステーションです。
ヤ〇ハさんの倉庫を提供してくださり、先生方と楽器店の営業方が、必要な方に必要なものをお届けする、という方法で、楽譜を手渡ししていただけるようになった。

こちらにいると、現地の様子はわからない。
本当に、今送って大丈夫なのか??迷惑にならないか???

でも、石嶺先生と、仙台の担当してくださるかたの打ち合わせにより、送ってみると・・・

なんと!!現在では、今まで送った楽譜は、たくさんの方が喜んで持って行っていただき、もう、数が少なくなってきたので、もっと送ってほしい!という要請がきた。

それで、いよいよ、東関東エリアの私の所に保管している楽譜の配送作業に入る事となった。

石嶺先生も、私には、ずいぶん気を遣ってくださり、今回、わざわざ大阪から来てくださった。

もう1人、仕分け作業でも手伝ってくれた ともみ先生と、作業開始。
後半、熊谷麻里先生も、ステップのアドバイザーのお仕事を終えてから、わざわざ駆け付けてくれた。(感謝)。




今回は、要請があった20箱。約1500冊を用意させてもらった。
他に、ドリル類、ノート類もお送りしようと、それらも箱に詰めた。

箱詰めした以外に、更にに私の所には、
ハノン・ブルクミュラー・ツェルニー・ピアノランド・ポピュラー・ベートーヴェン・モーツァルト・バッハ・・・・・
その他、多くの方が使用する楽譜を300冊ほど残しました。
他に、CDや、書籍も、あります。

今後、必要とされる方は、仙台の展示会場に足を運べる方は、どうぞ行かれて、
なかなかいけない方は、ご連絡いただければ探して配送したいと思います。
どうぞ、下記までご連絡ください。

chocorinn-pianoschool@zpost.plala.or.jp


また、先日は、岩手県宮古の先生からの要請で、直接必要な楽譜をお電話で伺い、お送りしました。
電話の向こうで、遠慮がちにお話される先生。
どうか、遠慮なんかなさらないで、受け取ってください。
私たちにできる事なら、なんでもやりますから。
全国の先生方が、応援しているのですから。
元気に、また、再び子供たちとピアノに向かってほしい・・本気で思っているのですから。

私たちは、全国の方々の気持ちがつまったこの楽譜が、本当にお役に立てられるように、・・それだけを考えています。


1人じゃ、なんにもできないのですが、踏み出すことで、何かが動き出す。
じっとしていたら、何も変わらないから、動こうと思う。

みんなが、幸せになる権利があるのだから、
自分に与えられたことを、丁寧に取り組んでいきます。

応援よろしくお願いします。
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