お仕事
2006年04月17日
2006年04月15日
2006年04月14日
2006年03月02日
Mathematicaの代わりに・・・
大学で今までウォルフラムとの間でライセンス契約を結んでいたため、自由に使えていたMathematicaが、この4月で契約が終了する(契約更新しない)ことから、今後は使えなくなる。何せ一本20万もするソフトなので、気軽に買うわけにもいかず、困っていたら、こんなソフト発見。
数式処理システム Maxima
なんとフリーウェアだそうだ。使い勝手はどんなだろう。FeynCalcは動くのだろうか(無理だろうな・・・)
数式処理システム Maxima
なんとフリーウェアだそうだ。使い勝手はどんなだろう。FeynCalcは動くのだろうか(無理だろうな・・・)
2006年02月23日
自動計算ツール
Paper: hep-ph/0601103
Title: A Quick Guide to SUSY Tools
Authors: Peter Z Skands
こういうツールを使いこなすのも大事でしょう。私は使ったことが無いけど。次のページに色々なツールのリンクがあります。
http://www.ippp.dur.ac.uk/montecarlo/BSM/
Title: A Quick Guide to SUSY Tools
Authors: Peter Z Skands
こういうツールを使いこなすのも大事でしょう。私は使ったことが無いけど。次のページに色々なツールのリンクがあります。
http://www.ippp.dur.ac.uk/montecarlo/BSM/
2006年01月13日
本年初論文
今週頭に、今年最初の論文を投稿した:
Weak boson fusion production of supersymmetric particles at the LHC
Authors: G.-C. Cho, K. Hagiwara, J. Kanzaki, T. Plehn, D. Rainwater, T. Stelzer
e-print: hep-ph/0601063
内容はタイトルを見れば一目瞭然。LHCにおいて、gauge boson の対消滅から超対称粒子の生成・崩壊する様子を調べたもの。特色は、自動計算パッケージSUSY-MadGraphを開発し、それを利用してすべて計算した点。これは始状態と終状態の粒子を指定してあげれば、ファインマン図、散乱振幅(ヘリシティ振幅)を生成し、phase spaceの計算までやってしまうという優れもの。その過程でenergyやangleのカットなども入れられる。
もともと今回の著者の一人であるT.Stelzer氏が、標準模型の散乱過程を扱うMadGraphというものを開発していたのだが、LHC実験における超対称粒子探索実験をサポートするツールとしてMadGraphの超対称バージョンを作ろう、という事になった。これが1998年頃のお話。当時私はまだKEKのポスドクだった。それから約8年の月日を経てようやく完成し、公開できる状態になったことは大変感慨深い。
このプロジェクトでの私の寄与は、超対称粒子を含む過程を計算するためのconvention(プログラム内での約束事)を明確に定義し、全ての相互作用の具体的な形を導出し、あとはプログラミングする人がそれをそのまま記号としてタイプするだけ、という状態を用意すること。また、完成したプログラムが正しく機能しているのかをゲージ不変性、高エネルギーでのS行列のユニタリティ性、BRS不変性などの場の理論の性質を用いてチェックする方法を提示することであった。
今回投稿した論文に限っていうと、ゲージボソン対消滅によるチャージノ・ニュートラリーノ対生成の、ゲージボソンのスカラー成分が関わるヘリシティ振幅は衝突エネルギーに比例するために、S行列のユニタリティから、高エネルギー極限では複数の振幅間で相殺しなくてはならない。これをチェックするために、相互作用結合定数たちで成り立つsum ruleを導出し、実際にその unitarity sum ruleが成り立つことを示した。実はこれが結構手間取り、クリスマス、正月と仕事をすることになったが、最終的にはうまく行って一安心。
ということで、次の(やりかけの)仕事も早く完成させよう。
Weak boson fusion production of supersymmetric particles at the LHC
Authors: G.-C. Cho, K. Hagiwara, J. Kanzaki, T. Plehn, D. Rainwater, T. Stelzer
e-print: hep-ph/0601063
内容はタイトルを見れば一目瞭然。LHCにおいて、gauge boson の対消滅から超対称粒子の生成・崩壊する様子を調べたもの。特色は、自動計算パッケージSUSY-MadGraphを開発し、それを利用してすべて計算した点。これは始状態と終状態の粒子を指定してあげれば、ファインマン図、散乱振幅(ヘリシティ振幅)を生成し、phase spaceの計算までやってしまうという優れもの。その過程でenergyやangleのカットなども入れられる。
もともと今回の著者の一人であるT.Stelzer氏が、標準模型の散乱過程を扱うMadGraphというものを開発していたのだが、LHC実験における超対称粒子探索実験をサポートするツールとしてMadGraphの超対称バージョンを作ろう、という事になった。これが1998年頃のお話。当時私はまだKEKのポスドクだった。それから約8年の月日を経てようやく完成し、公開できる状態になったことは大変感慨深い。
このプロジェクトでの私の寄与は、超対称粒子を含む過程を計算するためのconvention(プログラム内での約束事)を明確に定義し、全ての相互作用の具体的な形を導出し、あとはプログラミングする人がそれをそのまま記号としてタイプするだけ、という状態を用意すること。また、完成したプログラムが正しく機能しているのかをゲージ不変性、高エネルギーでのS行列のユニタリティ性、BRS不変性などの場の理論の性質を用いてチェックする方法を提示することであった。
今回投稿した論文に限っていうと、ゲージボソン対消滅によるチャージノ・ニュートラリーノ対生成の、ゲージボソンのスカラー成分が関わるヘリシティ振幅は衝突エネルギーに比例するために、S行列のユニタリティから、高エネルギー極限では複数の振幅間で相殺しなくてはならない。これをチェックするために、相互作用結合定数たちで成り立つsum ruleを導出し、実際にその unitarity sum ruleが成り立つことを示した。実はこれが結構手間取り、クリスマス、正月と仕事をすることになったが、最終的にはうまく行って一安心。
ということで、次の(やりかけの)仕事も早く完成させよう。
2005年12月27日
2005年12月21日
2005年12月16日
研究会は終ったものの・・・
12月13・14日に、当研究室主催の研究会を開催した。場所は文京シビックセンター(写真参照)の最上階にある、スカイホール。アメリカのミシガン州立大学からS教授、C教授を招き、参加者数は述べ35名程度。皆さん、満足していただけだだろうか。学生さんや研究員の方々には準備と当日のいろいろな作業を手伝ってもらった。感謝。懇親会も同じ26階で行った。素晴らしい夜景を堪能できたが、世話人としての仕事に忙殺されて写真も撮れなかった。
ここや
ここをご覧ください。
とりあえずなんとか無事に研究会を終えたものの、休む間もなく今日は学会のプログラム編成会議。場所は東京タワーの目の前にあるビルの一室。せっかくだから会議前と会議後の写真を撮ってみた。その下は東京タワー下にあった、クリスマス・ツリーとイルミネーション、それにタワー向かいにあったレストラン。
ここや
ここをご覧ください。
とりあえずなんとか無事に研究会を終えたものの、休む間もなく今日は学会のプログラム編成会議。場所は東京タワーの目の前にあるビルの一室。せっかくだから会議前と会議後の写真を撮ってみた。その下は東京タワー下にあった、クリスマス・ツリーとイルミネーション、それにタワー向かいにあったレストラン。