2007年05月29日

弱者 タイガース

何日か前のスポーツ紙の一面に「岡田監督 休養」と

見出しがあった

昔の阪神タイガースは日常茶飯事のように書かれていた

ここ数年強くなった印象しかないので この見出しを見て

久しぶりに驚いた

 

なぜ?勝てないのか 開幕前の予想とは随分違う

楽々3位には入る プレーオフ進出間違いなし 中日と一騎打ち

ところが負けるわ負けるわで最下位にまで行きそうな気配だった

 

昨年 前監督の星野仙一と田淵幸一のトークショーで聴いた話

星野さんの時代はチームの裏方さんと呼ばれる人たちの意見を

よく取り入れていたらしい

各セクションのコーチが一緒に食事に連れて行って 裏方さんの

意見を聞いた

 

打撃コーチだと「赤星選手は外のボールに踏み込みが足りないので

少しボールを多めに投げてほしい」と

「いや 赤星さんは今 左足首を痛めているので・・・」

こういったやり取りが頻繁に行われていた

それを監督に報告するのがコーチの仕事だと言っていた

 

選手一人一人が情報を的確に伝える 

またそんな意見を聞いてもらえると裏方さんも働き甲斐が

出てくるのも当然のことだと思う

星野さんは周りの方に気配りができるらしい

選手の奥さんの誕生日には必ず贈り物をしているのは有名な話です

 

岡田監督はどうか?そういった裏方さんの声を聞かなくなったと

ある関係者が言っていた

選手起用が監督にとって最も重要な仕事

監督が全ての選手を見れない

そのためにコーチがいる そのコーチは監督の片腕

その情報を信じることからはじまる

 

仕事をしてもらうのによりよい結果を出させるには

選手に気持ちを乗せることだ

そのための情報はとても貴重 折角いただいた情報を

無駄にしないことが最大の勤め

タイガースを辞めるコーチが「岡田さんは私たちの言うことを

聞いてくれなかった」とこぼしていた

この選手がいいですと助言しても全く違った

準備もできていない選手を起用してしまうらしい

コーチもあきれてしまうほどだったそうです

 

監督は現場の最高責任者 一人では何もできない 

皆に気持ちよく働いてもらう そして勝利を手にして 

最後にいい成績を残して ファンも選手も喜べるのだ

  

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2007年05月25日

営業活動

葬儀業界での営業活動は難しい 

どの業界でも営業が最も重要である

営業の善し悪しで業績が左右される 

企業として 営業のあり方は違う

商品があって売る営業とは異なるのがこの業界

 

物売りになってはだめ この世の中で一番買いたくない商品が「葬儀」

これを営業するには 本当に大変だと思う

弊社にも男性社員が3名専従で営業活動している

 

葬儀後のケアも含めて 営業がやらなければならない仕事は沢山ある

そんな中 ただ今建設中の北区 葬儀会館「迎賓館」

ここの告知の活動を行っている

チラシを一軒一軒丁寧に配り 呼び出し音を鳴らして話を聴いてもらう

 

健康器具でも売るのならそれなりのマニュアルもあるでしょう

こちらは「葬儀」を売る???なかなか話しに乗ってくれない

売るに行くものではない 

知ってもらうことが大切なことだと伝えている

 

これまでの葬儀会館とは違うと言っても 伝わりにくい

「どこが違うの?」と反応があれば説明できるし話も聞いてもらえる

殆どの方がチラシを見てなにか汚いものでも追い払うような

態度での対応

 

中には「縁起でもない うちは死ぬ人はいません」とまで言われ

おまけに塩までまかれる 

こんな屈辱を味わって 一日100件近く訪問している

こんな話の報告を受けると悲しくなってくる

私たちの仕事ってそんなに悪いことなのか

 

法律を犯しているわけでもない

もっと社会に認めてもらわなければならない職業だと思う

国家公務員の肩書きがあってもおかしくないと認識している

人は必ず亡くなる 

これは人間として生まれてきた限り最も平等に与えられたもの

 

毎日のように「人の死」を見てきている私たちだから言えることもある

若いから死なないなんてない なぜ?って思うような死にも直面する

そんなときのご遺族の反応 また社会復帰までの過程を

目の当たりに見てきた

 

私たちは「死」を商売にしているが 今生きていることの素晴しさを

知っている

だから「死」を避けず正面から考えてほしい

そして生きているこの命を大切にと願う

  
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2007年05月22日

僧籍

私の知人から電話が鳴った 

「親父が亡くなった 前にも言っていたと思うが頼むわ」

とこれだけだった

以前から話を伺っていたので内容は分かっていた

 

仕事が暇で子供の教育費にお金がかかり 蓄えもあまり無いとのこと

親族だけでひっそりと送ってあげたい

誰にも知らせたくないので弊社のホールでお願いします

しかもお寺も呼ばなくていいとのこと

 

担当者にその旨を伝えた 病院から直接ホールにご遺体を

安置させて頂いた 親族も続々集まり通夜の時間になった

誰ともなく「お坊さんはまだ来ないの?」と知人がすかさず

「親父の希望で無宗教で送ってほしいと言っていたので」

と親族に伝えた

 

お母さんも棺の前で じっと頭を下げていた

その姿がなんとなく寂しそうに私には映った 

他の親族も「遺言ならしょうがないなあ」

そうではないのが分かっているのは私と知人だけ

 

式の当日 知人が「社長 俺ホンマに格好悪いわ 

お経のひとつももらってあげなのがつらい お袋の顔を見ていると

かわいそうになってきた」

私は「お布施どれぐらい用意できる?」

「いや本当にもう余裕がないねん 仕方がないわ」

 

担当者が私に「今日の式ですが・・・」と説明に来た

その顔を見て「H君 お経あげれるよな 導師勤めてくれへんか

もちろんお布施はないよ」

H君は僧籍を持っておられる 以前も誰も身内が居ないときに

お経を読んでいた姿を見かけたことがある

「お寺も呼べない人もいる 故人のせめて供養になればと

思ってしている」と答えていた

 

知人にそのことを伝えると喜んでいた 衣も着ていない

式前にH君は自己紹介をしてお経をあげた

私も彼のお経を聞くのは初めてだった 

若いのでよく声も通る 何より心がこもっている 

式が終わり「社長 久しぶりなので間違えてしまいました 

かなり緊張しました  ご遺族に申し訳ないですね」

 

知人がお骨上げからホールに帰ってきた私に

「ありがとう ありがとう母親が喜んでくれた」

目にいっぱい涙をためてお礼を言いに来た

産まれてきてくれてありがとう 産んでくれてありがとう

そして育ててくれてありがとう

  
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2007年05月18日

公開収録

五月十日 語呂合わせでコウジュンと読んで 毎年この日に

ゴルフコンペを開催させてもらっている

今回も19回目のドリーム会が120名の参加者で賑やかに行われた

 

なぜか毎年雨が降る 今年は前日まで良い天気だったのだが

当日嵐のような天候だった こればかりはどうすることもできない 

幸いに当日のキャンセルは二名出ただけ

どうしても雨だとキャンセルが出る

誰もが天気の良いのを望むのは当たり前

 

「懇親会」は神戸の某ホテルで時間をずらして行った

今回のサプライズは あるがままにの公開収録

参加者にも出演していただく趣向

私も早く会場に入ってリハーサルを丹念にした

 

ラジオを一年近く録り続けて はじめて公開収録

お客様に向かって喋るセッティング

いつもパートナーと向かい合わせ お互いの目を見て

タイミングとかわかるのですが いつもとは様子が違い

タイミングをはずすことが多かった

 

やはり素人 パートナーの岡本さんは流石に切れ目なく

スラスラと喋っていた

プロとアマの差が出る ゲストは「nao-shin」が来て

テーマ曲の「あるがままに」をはじめ数曲を披露してくれた

 

丁度この日にあわせてCDのシングル版が出来上がった

参加者に無理にでも買っていただいた でも彼らが歌い始めると

会場の雰囲気がガラリと変わる これもプロだと感心させられた

 

毎回沢山の協賛を戴き 懇親会も盛大に行われることができます

豪華な賞品を前に期待に胸をふくらませて 

席に着いている参加者の表情を見ながらラジオ番組を録っている 

賞が当たった人を呼びインタビューする

 

お酒も入っているので饒舌で番組で使えないことまで喋る

それとは正反対で全く喋らなく うなずくだけの方もおられた

これを編集するのも大変なことだと思うが

この雰囲気を放送で伝わってくれればいい

 

来年は20回目 懇親会終了後 

「社長 今日は楽しかった 来年はいつにする?」

もうこんな声が聞こえてきました また来年に向けて頑張れる

  
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2007年05月15日

香典返し

お葬式で香典を受け取ったら その金額の半分を

品物にして返礼する

これが長年にわたってのしきたりと言っていいのか 習俗です

 

この返礼品も様々で上代価格そのものがええ加減は商品もある

だから返礼品を受け取った側からあまりいい評価を頂けないのが現状

 

49日の法要が済んで 忌明けとなる

これで無事に故人が成仏できたとのことを皆様に

報告する意味もあってこういうしきたりが出来た

 

現在では初七日法要は葬儀の当日に行われるのが通常になっている

関東に一部では 葬儀の日 49日の法要まで

済ませるところもあると聞いています

なんぼ簡素化と言っても そこまでしてはいけないだろう

それなら葬儀なんてする必要もないのではと思ってしまう

 

それを引き受ける僧侶もいること自体情けない

最近では この香典返しの商品を葬儀の日に返してしまう

「即日返し」がある

私自身はあまりいい印象はもっていない

 

愛する人を亡くした御遺族の気持ちを察すると

こういった略式を勧めることはいかがなものかと思う

このように物売りが先行されてしまうから 

49日まで一緒にとなる遺された御遺族が社会復帰できるまで

相当の時間が要する人もいる

それは亡くなり方事情もあると思われますが

普通7日毎のお参りで僧侶の話を聴き供養をしていくことの

大切さを学んでいく期間でもある

 

世の中がなんぼスピード化だと言っても ここまで省略するなんて

考えられなかった

改めて思う この仕事をしている以上王道を歩みたい

人の死をあまりに簡単に捉えすぎているように思う

だから平気で親が子供を虐待したり 子供が親を殺めたりする

このような事件が毎日のように報道されている

今の日本はおかしい

 

テレビ 新聞で取り上げられていること自体

もう慣れてしまっている 

こうした原因は 我々にも責任の一端はある

この職業に携わっている以上「命」について真剣に考え

取り組んでいかねばなりません

もちろん宗教者にも言えることと思います

  
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2007年05月11日

ペットセレモニーホール

五月の中旬 愛知県名古屋市で日本で始めて 

ペットの複合的セレモニーホールがオープンされる

このホールは結婚式 お葬式が行われる施設となっています

更にハイクラスなペットグッズショップも兼ね備えている

 

今 日本は豊かになってペットなどを飼う人が多くなっている

特に犬 猫が大半を占めていることだと思う

中にはとんでもないものを飼っている方も居られる

 

ペットを飼うと可愛くて仕方がないのか 

人間の子供のように扱われている いやそれ以上の方も居られる

 

先日 家に30匹ぐらいペットを飼っていた女性が

牛乳泥棒をして捕まっていた

「ペットの餌がほしくて」と語っていたらしい

ペットを可愛がるのもわかるが そこまでしなくても

いいのではないでしょうか

 

「犬はいい 人間よりよく言うことを聞いてくれる 

本当に可愛い」と私の師匠も言っていた 

その師匠はその犬の顔を刺繍して名前をロゴにした

ポロシャツを着ていた

私は「師匠 そのシャツは犬の愛犬の顔ですか」と尋ねた

 

「そうや 可愛くて仕方がない こうしてゴルフ来ていても気になる」

溺愛されている 首には何十万もする有名ブランドの首輪

人間でも買うのに躊躇するぐらいのものです

 

今回オープンされるペットショップも高価なものが陳列されて

いるのだと思う これが売れるのだから不思議です

今 日本は格差社会と問われている これもその現象かもしれない

 

人間の葬式をするかしないかと考える人もいれば

ペットを自分の子供のように愛して育てている人もいる

比較対照にはならないと思いますが 人に対しても

もっと愛情をもたなければならない

 

でも面白いですね 犬の結婚式なんて 実際に見てみたい

考えるだけで顔が綻んできます

 

  
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2007年05月08日

想儀

つい最近 社員の仕事ぶりを見て「慣れ」になっているのを

感じることがある

新入社員はまだまだそこまで行かないのですが 

3年ぐらい経験している社員は慣れがどこかに入る

 

毎日のようにご遺体と接している私たちとそうでない御遺族

やはり御遺族の目線をきにしながら行動しなければなりません

悲しみの深い方 またそうでない方とは言葉一つとっても

随分と違ってくる

 

故人に対しての「想い」で通夜 葬儀も違うはずなのですが

今のお葬式は通夜も葬儀も一緒

同じことを二回することになっている

住職がお経を そして参列者は焼香を 御遺族に思い出話の

ひとつもしてあげる空間がない

なにか白々しい雰囲気がする

 

こんなもんやと思い込む社員 そして思いこまさすように言う

ベテラン社員 これが一番恐い「慣れ」だと思う

故人が歩んでこられた何十年の人生 いろんな思い出があるはず

 

先日 ビデオで見た映画「寝ずの番」 この映画は本当に面白かった

お葬式の映画もこれまで何本か作られていますが 

この作品はよくできている

特に通夜のシーンが面白くおかしく脚色されていた

 

タイトルもいい 要するに通夜のひとコマ 故人の思い出話に花が咲く

あんなことがあった こんなこともあった

最後にご遺体を抱きかかえてダンスまでしてしまう

これは行き過ぎている気がするが 気持ちはよく伝わった

 

お酒を酌み交わしながら語り合っているシーンは

今の日本人が忘れている

「人情」を思い起こさせてくれる良い味が出ていた

こんなお通夜にしてほしいい 亡くなり方事情もあるが

私はこのような通夜が良い

 

綺麗な祭壇もいいかもしれない 何もなくても皆が集まってくれて

思い出話で朝までいてくれるだけでも充分その意義がある

ここ最近このような暖かい通夜をみかけなくなった

なんとなく寂しい 通夜料理も殆ど仕出屋さんに注文している

近所のおばさんが煮炊きをする姿が見えなくなった

お葬式の最も良いところが消されていっているのが寂しい

  
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2007年05月04日

パートナー

学生結婚して30数年 50歳でお孫さんがいる

子供も立派に成人され これからの人生を夫婦水入らずで

楽しく過ごす計画がなされていた

そんなふたりに不幸が訪れるとは誰もが信じられなかった

 

主人は野球・サッカーなどで鍛え上げられたスポーツマン

今でもサッカーのコーチをしている

そんなご主人が亡くなられ 葬儀を弊社が担当させていただいた

 

1時間30分 浄土真宗での葬儀

奥様がご主人との思い出の曲 はしだのりひこの「花嫁」

この曲をお別れの曲として選曲された

スクリーンいっぱいに映し出されたふたりの姿

旅行に出かけたときのビデオを編集した 静止画と動画を交えた映像

ふたりの思い出がいっぱい詰まっていた

会場内はすすり泣く声があちらこちらで聞こえてくる

 

子供たちがお父さんとのお別れに選んだのが「翼をください」

この曲をすばらしい旋律で弾いてくださった

高橋さん ミスレクイエム

彼女の素晴しさはそれだけではない 友人が弔辞を捧げてたとき

BGMに同窓生の思い出の曲をレクイエムにして弾いてくださった

 

出棺前の挨拶が会葬者の涙を誘った お礼のご挨拶を終えると

霊柩車のご主人に向かって語り始めた

これまで毎日のように葬儀をお手伝いさせていただいておりますが

このようなシーンを見たのははじめてだった

「あなた本当にありがとうございました わたしが逝くまで待っててね」

これが最後のことばでした

きっとご主人には届いていると思います

 

火葬場から戻られた次女が ご遺影写真のパネルを見つけると

抱きしめて何度も何度も頬ずりをしていた

家族の誰からも溺愛されていた「パパ パパ・・・」

涙声で呼び続けていた声が耳に残っています

  
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2007年05月01日

新人育成

今年も4月から新入社員が5名入社した

新卒が2名 そのうち一人東北大学の物理学部から来た

正直驚いた 採用応募の電話があった 人事担当が一通りの説明をした

通常通り 履歴書を送付してもらえるように言った

 

後日 彼は自ら足を運んで履歴書を持参してきた

早速 人事担当部長が応接して面接となった

こんなことは過去になかった

ヤル気の表れかもしれない 聞くところによると 

電話で葬儀社に応募を何度かしたらしい

ところが面接もしてもらえず断られたとのことで

このような行動に移った

 

しかし畑違いの職業をなぜ選んだのか 誰もが疑問に思う

人事担当の話を聴くと「人間の死」に対して凄く興味を

持っているとのこと

大学での細かい数字を追っているのが いやになったのも

追い討ちをかけた

 

東北から関西 通勤はどうするのかと尋ねたら 

採用が決まれば引っ越しをするとのこと

この熱意に負けた 早速採用通知をした

4月1日 彼は入社した その日初めて会った印象は

「人はみかけによらない」と思った

 

弊社の配属は式典部 初日から現場に行くことになった

ご遺体を安置して 清める作業から始める

上司が遠慮しながら「最初だから 見てるだけでいいよ」と言ったら

「是非私にも触らせていただけませんか」と言ってきたらしい

 

通常の新人は見ているだけです 何か少し皆とは違う

そんな彼と偶然電車で出会った 席に座っていた彼が 

立ち上がって私のそばに来た

「社長 こんな所で何をしているのですか?」打ち合わせが終わり

次の会合があるので電車で向かった

車で行くより時間が読めるので

 

「今 打ち合わせが終わったところですよ」と答えた

それから数分間この仕事のあり方をレクチャーした

立ち話だが彼とはこのとき始めての対面だった

 

あとの4名とはまだ面識がない 

新人育成は会社にとって大きな使命です

荒々しくてもいい 真っ直ぐに育ってほしい

彼の後姿を見て 私はそう願った

  
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