2019年03月22日

今しかない

何かを製作するのに人がいる 

モノを作るのもそうですが 私たちの葬儀の仕事も同じである 

誰を選ぶかで決まると言っても過言でない

その人を選ぶということはその人の能力を把握していないと選べない

 

大規模な葬儀でも家族だけの葬儀であってもキャスティングは大事だ

出来る人は熱心 出来ない人は意欲が伝わらない 

やっていますと口では言うが伝わってこない 

入社して間のない頃でも解ってしまう この人はできるというのが

 

仕事ができる人は「早い」何かにつけて早い 

頭の回転も動きも 仕事に対しての取り組みが違う 

先日も生花担当者に言った 

昨日から決まっている祭壇をいつまでたっても作りに来ないので

電話をかけてみた

「今から行こうと思っています」と生ぬるい返答

 

「葬儀屋は今しかない明日なんてないんや 今言うたら今直ぐに動くことや」

明日でいいなんて考えたこともない 

私はせっかちである 今やれるのなら今やる

やれる時間があるならやっておく 

これは過去の経験で苦い思い出があるからです

 

私が担当していた「社葬」 前日の仕込みを深夜までかかった 

翌日ほとんど寝ずに本番

会社も忙しく私も打ち合わせに行った 

普通「社葬」を受け持っていると次の仕事は外してもらえるのだが 

何件も重なってしまい行かざるを得なかった

 

「社葬」の当日が打ち合わせに行った通夜になる 

お寺で行う 設営にも立ち会えない 社員に任せるしかない 

社葬を終わるまで身動きが取れない 心配だが仕方がない

社葬が終わったのが夕方の5時前 通夜が7時 

兎に角お迎えに行くぎりぎりの時間

 

まだお寺も見に行けていない状況 

寝台車でお寺にご遺族と一緒に向かった

お寺に着いた途端愕然とした 何もできていない 

本堂の生花祭壇だけが出来ている

社員も必死で作業してくれているが間に合わないのではと不安になった

 

その光景を見て喪家も「通夜 大丈夫ですか」と心配になり声をかけてくる

私も必死である 受付周り 祭壇回り とにかくやれるところをやると決めた

どうにかこうにか通夜が出来た 通夜の最中にも作業は続いていた 

流石に喪家は気づいた

「明日の葬儀はしっかり準備してくださいよ」

もう怒りが顔に出ている

 

こちらの事情は関係ない バタバタしたが通夜は終えた 

別室で親族は食事をとっていた 

私たちスタッフは汗びっしょりで設営を行っていた 

明日の分も今日やる どんなに遅くなってもやりきる 

設営が終わったのが 日にちが変わるころだった

人はあてにできない 自分しか信用できない 

仕事は「俺がやる」しかないのです


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