9月、10月は転勤シーズン。秋の人事異動に、ため息をついている人も多いのではないでしょうか?
転勤族は、いつも引っ越しのことを考えてしまいますよね。

 日本人の平均の人生引越し回数は、たったの!4回なんだそうです。
「たったの! 」というのは、私の引越し回数が異常に多いからですけど、欧米人のようにファミリー構成や、スキップアップで家を変わるという発想が乏しいそうで。日本人は、持ち家は一生ものという考えが、今もって主流ですからね。 

そうはいっても、東京はじめ、首都圏に暮らしていれば、一生同じ場所に暮らしている東京人(生まれも育ちも東京)という人は、そこに住む人の30%にも満たないそうです。
首都圏に暮らす人は引越し回数も多くなるわけで、引越し回数には地域性に大きな差があるようです。

 住まいをさがす時には、何を条件にしますか?
家賃やローンの経済的な事がまず最初ですね。
私は、次に、街の様子が第一条件。住みたい街、エリア探しからはじまります。
家族の年代もあるけど、教育環境、通勤距離、商業施設や買い物の利便性が最初にある。
次に、ようやく間取りです。
新築や、広さにはこだわりがなくて、まずは暮らしていける街か、家族の暮らしの間取りにあっているかが大きなポイントです。

 逆に言えば、出来合いの新築物件には全く食指が動きません。
高額なマンションや持ち家なのに、自分の理想の住まい方を自分で構築できないもどかしさが先に立ってしまってね。

 先日読んだ本(ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉))にあった、アメリカのポートランドという小さな町の様子にひどく惹かれていています。
(この本の感想はこちらにあります→★ 感想をブログにアップしたら、筆者の人にリツイートされていてびっくり、赤面)

こうなると好奇心の虫が収まらず、あれこれ資料を読み漁ります。住んでみたい街だなぁと強く惹かれてのことです。もちろんアメリカへの移住はないけれど、住みたい街の魅力を自分なりに知りたくてね。
 図書館でバックナンバーをさがして借りてきてのが、SOTOKOTO (ソトコト) 2014年 11月号
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まるごと一冊がポートランドについてで、大いに好奇心を満たしてくれました。

 この中にも、住むことへのこだわりがいっぱいあって、人はこうして家族を、地域を大切にしながら生きているのはいいものだなと考えさせられました。
 もしも、今住んでいるあなたの街が、好きになれなかったら、住む場所への関心をどう深めていくかのヒントになる特集記事じゃないかと思いました。転勤族には一読をお勧めします。

私は、ずっと自分で選んだ街には住めませんでしたが、ようやくセミリタイアした夫とのセカンドライフで、好きな街の吉祥寺と、八ヶ岳に自分らしい住み方で、暮らすことができるようになりました。これもきっといろいろな国や街に暮らしてきたからだと思います。

 もう一冊は、海外赴任、引っ越しを控えた人に。
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海外に暮らして良く思ったのは、、麻婆豆腐のたれが欲しいなぁ、デミグラスソースもあったらいいのに、アジの干物ってどうやって作るの?外国のマヨネーズって美味しくないわ…ってこと。
 日本の味のスタンダートな合わせ調味料って意外に手作り可能なんですよね。
この特集にも、それが満載で、つい自分用と、ニューヨークの娘と、いつか海外転勤になるだろう息子のお嫁さんにと3冊買い求めてしまったのでした。農文協さんが出しているいい本です。
海外引越の船便にぜひ入れてほしいわと思います。

 引っ越しのためのお片づけコーチングのお問い合わせをたくさんいたただく季節です。
転勤が決まったら、ご相談、お申し込みはお早めにね!こちらのお問い合わせページ→★から承っております。

ソトコト 2014年 11月号 Lite版 [雑誌]
ソトコト編集部
木楽舎
2014-10-04


うかたま 2016年 10 月号 [雑誌]
農文協 編
農山漁村文化協会
2016-09-05