東京の家を預かる娘から、
「お母さん、お正月の松飾り。7日に外したけど、これは来年までとりおくの?」とメールがきました。

 あらら、結婚して昨年世帯を持った娘ですが、やっぱりあれこれと「物」を知りません。
育てかたの不足を嘆いても、それは仕方がないけど、ここはしっかりしえておこうと、丁寧に返信したところです。
親の背中を見て育つとかいうけど、それはやっぱり嘘ね。

 伝えたいことは、意識して伝えないと伝わらないということにも気がつきます。

  そもそも、お正月は「年神さまを迎える日」。その神様のために目印になるように飾った松飾りは、7日ごろに外します。
昔は、15日の成人の日まで飾ってもと言われていたし、関西は15日、忙しい関東は7日とか、今はいろいろあるようです。このお飾りがある間を、松の内というからねと。
年賀状や年始のご挨拶もこの日までよ。これ以降は寒中見舞いねとも…。

 役目を終えた松飾は、どんど焼きでお炊き上げ。
年神さまを天に送るならわしで、大きなお炊き上げのたき火が、今年も地方の河川敷にはあるよね。 
(私も今年、長野や、山梨周辺で目撃)

でも、都会には、もうそういうことができるところはないのよね。
 役目を終えた縁起物だから、来年までは取り置きませんよと 伝えます。
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お供え餅はどうする?とも聞かれたので、
これは、11日(地方によっては15日)の鏡開きに割ってねと。
鏡餅は、「切って」はだめで、「割る」んですよとも。

 カラカラにひび割れたお餅を、油ではじけるまで揚げて、塩を振って(時には醤油をかけまわして)かき餅でいただきます。
美味しくて、つい手が伸びて、写真を撮るときには、これしか残っていませんよ。
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 残った伸し餅を小さく切って干して、かき餅のおかわりを作ることにしましたよ。
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 所帯をもって、それを営むことは、本人たちの自由だけどね。
今まで親だけが担ってきた、こういう伝統や日本の文化、小さな風習。
今年は心がけて、娘に、息子の結婚一年生たちに折に触れて伝えていこうと思います。