書籍の整理2 〜分類をカスタマイズする〜 (私的考察 ファジーな分類) 

 昨日に続いて、本の分類をさらにカスタマイズすることを例に、
お片づけの分類レッスンをさらに一歩進めていきたい
と思います。

 図書館の分類方法はわかったから、読みたい本を探すことはだいぶ楽になったと思います。
この分類の効果は、探しやすくするための方法だったんですが、学術的な分類よりももっと
ファジーな分類のカテゴライズ
というのもあるんですよね。
図書館的な並べ方の、探す合理性だけじゃ味気ない。白黒はっきりすぎて面白くない。

 たとえば、大型書店じゃなくて、セレクト書店の本のこだわりセレクションしたまとめ方。
去年の、このブログの「セレクト書店 ブックディレクターの幅 允孝氏のお仕事」(2008年12月10日)でもご紹介しましたが、読みたい本に関連つけて、テーマ立てしてジャンルをまとめてくれるという書店が続々登場。本好きな私にとっては、嬉しいセレクト書店です。

 昨日の朝日新聞の夕刊にも、丸善ではじまった「書店内書店」についての記事が掲載されていました。

 興味がある本を読んでいて、「あら?この項目に関連したことについてもっと読みたいな」って思うことありませんか?小説だったら同じ作家のものを読むでしょうけど、興味のある事柄のときは、ちょっと違うと思います。結構探せないよね。関連した項目の内容まで絞って・・・。

 たとえば、「椿の花」について知りたいなと思ったら、園芸の本だけじゃなくて、椿をテーマにした美術品やファッション(シャネルのカメリアとか)、椿油に関すること、カメリアの花を題材にした小説や演劇や絵画、椿の花のモチーフでうまれた商品、椿を会社のマークにしている資生堂のこと・・・。見たいな感じ。

 本のジャンルを超えて、椿の本をまとめるというセレクションです。

このまとめ方には、ちょっとしたセンスが必要で、だからブックディレクターの幅さんのBACHとか、丸善の松丸本舗・・・松岡正剛千夜千冊(8冊セット)(誰が買うのか?10万円のご本!)の作者・松岡正剛さんのセレクションなんかが、まとめられているのねぇ。
(千夜千冊は図書館で借りるべきね。)

 このまとめ方は、ちょっとクローゼットのお洋服のコーディネートとか、テーブルコーディネートの食器選びみたいな感じがしませんこと?

分類するだけじゃ味気ないけど、さらに一歩進んで、モノをこんな風に、ふんわりとカスタマイズして集合化させられたら、暮らしは、もっと潤う気がします。

あぁ、それにしても、大好きな本が、こんな風な並べられ方をしていたら・・・。
分類脳ミソが、また違ったほうに振り子を揺らしそう・・・。
夢のようだわ。WEB見ただけで、よだれです。
丸の内の丸善へ速攻で行ってみたいとおもいます。

 分類の次にあるもの・・・。
セレクトショップのモノ選びにも、お片づけ分類→グルーピング化のヒントが詰まっていそうですね。

本日の輝き <丸善へすぐにでもいきたい>
★★★★