仏ライフ

プロの河野です。兼業でポーカーやバックギャモン等の頭を使うゲームやっています。          脳みそ3ccしかないのに。

はろー

さて、放置甚だしいこのブログ、
今回の投稿をもって終了致します。

新しいブログでも作ろうかと思って
もう1年経ってしまった。
その重い腰をあげるためにも
この投稿をきっかけにしたい。


この数年で、僕の人生はぽっくり変わりやした。

前の職場をやめる際に
同僚に新たな仕事を紹介してもらった結果、
現在ニュージーランドにいます。

毎日働いてばかりだった日本とは違い、
こちらではのんびり働いているため
1日1日が非常に濃い。
家族との時間も十分に取れ、
充実した毎日を送っています。

日本が嫌だった訳ではないけど、
こちらに来て良かったと思う。


色々と書きたいことはあるけれども、
もうめんどくさいからおわる。


Othello Quiz2014その2

問6:またもや市川さんの脳みそスケルトン

まずね、13/4*は確実に違うわけ。
それが正解だったら問題にしないもんね。
恐らく市川さんが出会ってこれは・・・と思ったものが
問題になるところからして、飛び出すわけよ。
「え!ここで飛び出すの?これ、クイズにしよう!」
そんな感じなわけよ恐らく。
ということで21/15は確実。
で、次に注目すべきは5-0という何かを狙ったようなスコア。
つまり、ここはガンガンいこうぜ!というのがあてはまるので
7/3*が正解となる。
21/15 7/3*
これ、次に相手が困る目が多い気がする。
3がデュプってると言えばそうだし。

問7:いい加減5-0作戦は引っかからんぞ!

五問目、六問目とかなり負けているスコアが続いていることから
ここも5-0にしてガツガツ系かと思ったらしっとり系!
そのパターンだろう。ということで、
ここはヒットしないのが確実に正解。
となると8/4か7/6 7/4の勝負なんだけど、
7/6 7/4はちと市川さん好みではなさそう。
ということで8/4。
相手が踊ればガツガツいけるし、もしヒットされたとしても
全然余裕。むしろ俺様のプライムを越えられるか?と
脅しもかかっている。
8/4

問8:気合の足りなさが招いた難問

まったくわからん。そして読めない。
そもそも、こんな時にこんな目を振る市川さんに
問題があるのではないかと思う。
もうちょっと気合を入れてサイコロを振らないから
こうなってしまうのだ。
どんな目が出ても最善の手を選ぶというカッコイイ発言より、
面倒な目は振らない、むしろ振ったら負けだという気合が足りていない。
8/2(2) 7/1*(2)

問9:気合の足りなさが招いた難問2

気合の足りなさが招いた問題その2。
無意識に二問続けたという事は、
市川さんは無意識に気合が足りない事を反省しているのだろう。
その事を考えると、これは難問だ。意味が分からん。
という事で、10秒であきらめる。13/9 8/3*

問10:相手に勢いをつけさせない一手

もうね、全くと言っていいほどわからん。
何してもキューブが飛んできそうだし。
相手が20ptを埋めたい事を考えると
10/8 10/4ってのはスマートで、
104 8/6ってのもかっこいいけど、 
実戦でこんな事してたら
この人調子乗り始めたんじゃないかと
相手に勢いをつけることになる。
という事で、一番普通っぽい13/5とすることで
相手に何も考えさせずにキューブを打たせることで
相手に勢いをつけさせない、そんな一手。
と思ったけど、やっぱ10/8 10/4だな。

以上!

Othello Quiz2014

来ましたよ、ついにまた夏から秋に季節が変わって
油断して体調を崩しやすい時期の風物詩、そう、オセロクイズ。

もうね、一手10秒もいらないぐらいの脳みその河野からしたら、
相当な迷惑なわけですよ。
どんだけ頭を使わせるんだって。
そろそろ布団を出そうか悩むだけでも必至なのに、
どんだけ脳を痛めつける気なんだと。
考えすぎて知恵熱出して、風邪ひいちゃいましたとかなったら
責任とれるんですか?どうなんですか?
頭痛くなったらロキソニンぐらい送る覚悟は出来ているんでしょうね!
市川さん!かかってこいや〜!!

という事で、頑張ります。

前年度の反省から、

・基本、奇をてらうぜ!
・キューブ引いている・クロフォードは何かしらの偉業を成し遂げる。
・なんとなーく市川さんが好きそうな感じ!

は確実なわけだ。

もしかしたら前年度の河野からの予言で

・キューブ引いてるけど、実は意味ありましぇーん!

もあるかもしれない。

ということでこれらを念頭においてやったるぜ!問題はこちらから


問1:押すなよ!絶対押すなよ!のパターン。

・5ptはすごいんです。
・ポイントオンは強力です。

という二つの言葉が初心者の本にはよく掲載されている。
つまり、ここでは5ptにポイントオンする事が誰がどう考えても
初心者向けの本からしたら正解なわけ。

ただし!

市川という男は1問目に気合の入れた問題を持ってくる
卑劣な傾向がある!!
いや、そんな傾向があるかは知らないが、そういう男だ!!
ここで簡単じゃないかと思わせて残りの問題も頑張ってね!と
思わせぶりな問題を出題するような男だ!!
選ぶなよー絶対ポイントオン選ぶなよーと言っている様なもんじゃないか!

等、色々考えたが、ポイントオンは違う。そこからが大変だ。
ブロット拾われてバックマン二枚になるのも嫌だし、
そもそも今の時点からポイントオンしても
守備力は変わらない。

という事で22/16 6/3。
どうだ!!参ったか!!

問2:飛び出せ河野くん!

この問題、何していいか全くわからん。
飛び出したらダメなの?



とびだし



は?うるせー!!飛び出せよ!!
飛び出さないと未来はないんだよ!
いつもそこでびびって飛び出さないから
いつまで経っても臆病に生きないといかんのだよ!!
車なんか来ない!!来たとしても、死ぬわけじゃない!!
一掴みの可能性にかけて、24/16だ!!


問3:ついに来た!市川氏の脳みそ丸見え!!

こいつは飛び出したらいかんやつや・・・。
飛び出したら速攻で車が飛び出しーの轢き殺されーの
死因はギャモン負けですと診断されて
葬儀の準備に入るやつや・・・

という事で、23/22は確実。
残りの6は二択で、13/7か、8/2だ。

ここで考えねばいかんのが、市川氏の脳みそだ。
この男が8/2なんて好きなわけがない。
こんなもん選択したら長々とお説教食らうに決まっている。

一方、13/7なんて、もう大好きなわけだ。
これを選択したら「よっ!男!素敵!」と言われている姿が目に浮かぶ。
分かる、手に取るように市川さんの脳みそ事情が分かるぞ!!

「僕は実戦でこのポジションになった時、きちんと選ぶことに成功しました。」

絶対こんな事言い始めるに決まっている!
という事で23/22 8/2だ。


問4:飛び出す→飛び出さない→?

これ、いかにも飛び出す問題だ。
飛び出す→飛び出さない→飛び出す!!という
マークシートで1が何回も続くと「あれれ??」と思う心理に似ている。
そんな事を狙っているのはすでにお見通しだ!!
そういうのに騙される年齢じゃないんですよ!もう28歳です!!
一児のパパなんですよ!
いかにも飛び出す問題に騙されて飛び出すほど、
未熟者ではないんですよ!!

という事で、6の目は8/2に決定。
しかも、これをすると問題が3の目になるんだが、
どう考えても4/1というのが市川さんの好きな感じ。
脳みそスケスケ。
8/2だけでは好きではないんだけど、4/1と合わさることによる
このなんとも言えない感じが市川さんの好み。
たぶんこの感覚、市川さんを知っている人なら分かってくれると思う。

8/2 4/1。

問5:訳ありの人妻パターン

この問題、明らかにスコアが訳あり。
4-0で負けているっちゅーのは絶対にガンガン行こうぜ!と
言っているに違いない。
ここで偉業を成し遂げて
キューブ打ってギャモン勝ちで4-4になりました!
これを解説で伝えたいに違いない。
そういうとこ、好きよ。

ということで、11/6 3/2*。




とりあえず今日は5問まで!すぐ次の5問を更新するので
来年の春先の更新まで首を長くして待っててね!

スクラッチ第四部翻訳

数か月前にスクラッチ君の翻訳をした事を思い出した。

hyahhoo掲示板に掲載される予定なんだけど、なかなか掲載されないので
ちゃっかりこっちで掲載します。ccさん、お金頂戴ね!

ただ、ギャモンならいけるけど、ポーカーの専門用語は得意ではないので
訳が間違っている所があるかもしれないけど、一応分かると思う。
あと、伝えるのが面倒なところは意訳しております。

そして、かなり勉強になる。なぜなら、河野が勉強になったからだ。

1:Introduction

2:Extending the preflop core strategy with loose open-raising in position

3:Playing speculative hands in position behind limpers

4:Extending the core strategy with 3-betting

1:導入

導入は読まんでよし!ただ、一応掲載。



この記事はPLO初心者に向けたものであるが、
初心者以外のプレイヤーにも有益な情報を掲載していく。
目標は、プリフロップとポストフロップの両方で利益を出せるようにすることである。

1:導入
この記事は”PLO from scratch”の第四部である。
ターゲットとなるプレイヤーはリミット、
もしくはノーリミットのホールデム経験があるプレイヤーで、
マイクロとローリミットでPLOをプレイするプレイヤーを対象としている。
もちろんPLOの経験は問わない。
この記事のゴールは、質の高い基礎的な戦略を伝えることである。

第四部ではPLOのプリフロップの内容を続けていく。
今回は以前記事にしたいくつかの内容を深く掘り下げていく。

・インポジション(→以下IP)でのルーズなオープンレイズ
・リンプしたプレイヤーがいる際の投機的なハンドでのプレイ方法
(リンプしたプレイヤーがいる中でさらにリンプするか、アイソレートする為にレイズするか)
→以下、オーバーリンプ/アイソレートレイズ)
・3ベット

第二部ではスターティングハンドを6つのカテゴリーに分類した。
この6つのカテゴリーをハンドの強さと以下の4つのカテゴリーで別の分類を行なう。
(3つはプレイ可能で1つはプレイ不可)


・プレミア
・投機的なハンド
・マージナル(中間的)なハンド
・クズ手

この4種類のスターティングハンドをプリフロップで
どのようにプレイしていくのかの基準を記載していく。

また、第四部ではレイトポジションで投機的なハンドをオープンレイズするレンジを広げる事、
そして3ベットするレンジの紹介を書いていく。
また、オーバーリンプするかアイソレートレイズするかの基準も記載していく。
この話題の共通テーマは、プリフロップとポストフロップのつながりである。
タイプの異なるハンドでは、ポストフロップのシナリオが違っていた方が良くて、
そしてこれがプリフロップの戦略に大きなインパクトを与えるものとなる。
これらのトピックは第五部まで持ち越す事になり、第五部でプリフロップの戦略は終了する。

さて、話題をポストフロップに移そう。
ご存知の通り、PLOではプリフロップとポストフロップの戦略が関係しており、
プリフロップの戦略で利益が出やすいシナリオを構成していくのが目標である。
この関係はプリフロップでポットが大きくなった際に非常に重要になる。
3ベットや4ベットのポットになった際、ハンドがそれぞれの状況にあっているか、
そしてフロップ以降の計画が適切かどうかの両方が大切になってくる。

この3ベットと4ベットの議論は、プリフロップからポストフロップに
記事が変わる際に自然に移り変わっていく。
この記事では3ベットのガイドラインを議論していく
(AAxxで4ベットされた際のプレイの紹介を含む)と共に、
プリフロップのプレイに焦点を当てた議論も行なっていく。
第五部ではこのセオリーを構築し、3ベット・3ベットに対する戦略、
4ベット・4ベットに対する戦略を記載していく。
なお、第四部ではポストフロップに焦点を当てていく。

まとめると、第四部はルーズなオープンレイズ、インポジション、
オーバーリンプ、アイソレートレイズの最適な基準を記載した戦略の記事である。
第五部はレンジに基づいた分析により、ハンドのエクイティーと
フロップのエクイティーに関して割り当てている。
そして、第五部ではこれ以外の今まで省かれていた内容を記載している。

第五部では、3ベット4ベットの際のAAxxでのプレイと、AAxxとのプレイ方法も記載していく。
これらはよく起こり、適切な戦略を知っている事が重要である。
その為には、第三部で記載したフロップのエクイティーに関する
理論的なツール(第三部で発展させた戦略の事)が必要である。

3ベット4ベットが出てきてからポストフロップの議論に移ったら、ビッグポットになった際の
ポストフロップのシナリオを最初に記載する。ビッグポットになったポストフロップの戦略は
スモールポットの時よりも自動的になり、ほぼ全てのビッグポット時における
ポストフロップの決断は、フロップ時に行なわれている。
3ベット4ベットの説明を行なった後は第六部でレイズが入って
リンプした際のポストフロップの話を行なう。

さっそくプリフロップ戦略の話を始めよう。特に断りがない限り、スタックは100BBである。





2:プリフロップにおけるIPからのルーズなオープンレイズに関する戦略の深堀り

タイトルが非常にややこしいが、気にするな!



2:プリフロップにおけるIPからのルーズなオープンレイズに関する戦略の深堀り

第二部ではHwangが書いた”Pot-Limit Omaha Poker:The Big Play Strategy”を引用して、
プリフロップ戦略におけるバリューを定義した。
プリフロップの中核となる戦略は、特にポジションがないところ(→以下OOP)で
プレイするハンドの強さに基づいている。
プリフロップ戦略は6-maxでは少々タイトに行なうと結論付けられたが、
レイトポジションでオープンレイズする際の基準をルーズにするところまで話を伸ばしてみよう。

最初に、簡単にプリフロップ戦略を再度紹介する。まずオマハのスターティングハンドを
分類する事から始め、6つのカテゴリーに分けた。(詳しくは第二部を見てね)

1.ビッグカードとAハイのブロードウェイカードのラップ
2.ストレートハンド
3.Aのスーテッドハンド
4.ペアのあるハンド
5.AAxx
6.マージナルなハンド

この分類に基づいて、さらに4つのカテゴリーにスターティングハンドを分類した。

・プレミア
・投機的なハンド
・マージナルなハンド
・クズ手

この4つの分類の定義は以下の通りである(どのようにプレイするかは第二部を見てね)

2.1プレミア
・プレミアとAAxx
・2つの高いペア
・Tと、それより高いカード3枚で、最低でもスーテッドが1つ
・9と、それより高いカード3枚で、最程でもスーテッドが1つ
・プレミアのランダウンで、最低でもスーテッドが1つ
・高いペアでスーテッドがあり、他のカードとのコネクターがある




Ad Ac Jd Jh
As Ac Js Jc
Ks Kh Qs Qd
As Qh Jh Jd
Ah Ks Jh 9c
Ts 9s 8h 7h
Jh Ts 9h 7c
Kd Qs Qc Jd

2.2投機的なハンド
・投機的なAAxx
・投機的なランダウンで最低でもスーテッドが1つ
・ミドルペアでスーテッドがあり、他のカードとコネクターがある
・ランダウンのあるAスーテッド
・ペアがあるAスーテッド
・ブロードウェイカードが2枚と、Aスーテッド


As Ah 7c 2h
Th 9h 7s 5s
8s 7h 6s 3s
Jc Th 7c 6h
9d 9s 8d 7s
As Td 9s 8c
Ad Qd Qc 3s
Ah Ks Jh 7d

2.3マージナルなハンド
・3枚のブロードウェイカードと、どうでもいいカード(最低でもスーテッドが1つ)
・ハイペアと価値のないカード2枚
・弱いAスーテッド
・オフスートのランダウン




Kh Qd Jc 4h
Ks Kc 7d 2h
Ah Js 7h 6c
Js Tc 9h 7d

2.4クズ手
上記3つに当てはまらないもの。これはプレイできない。

2.5ただ、クズ手はいつもプレイできないのか

Hwangのスターティングハンドのカテゴリーは、フルリングのPLOにおいてディープスタックで
手を作る為に分類されたものだと知っておく事が重要である。
つまり、マルチウェイポットでプレイする事に比重を置いた基準である。

強いハンドを選ぶことは、アンダードッグの時に、
ビッグポットに直面する可能性を減らす事が出来る。
つまり、マルチウェイの時にナッツになりそうもないハンドで
金を撒き散らすリスクを減らす事が出来るのである。
それゆえ、Hwangはスターティングハンドをピックアップしているのである。
例えば、彼は一番上のカードがギャップとなっているランダウン
(Jd 9s 8s 6h)のようなナッツにならないストレートのランダウンはプレイしない。

しかし、6-handedのPLOではナッツとぶつかるリスクは減り、
それほど強くない手でもプレイ可能である。
6-handedではIPからのプレイを積極的に行なうべきであり、
この事が多くのハンドをプレイ可能にしている。
まとめるとHwangのクズ手のカテゴリーは
6-handedで簡単に参加できるハンドを多く含んでおり、
特にレイトポジションからのオープンレイズ出来るハンドが多々ある。
また、IPからルーズにアイソレートレイズを行え、ルーズに3ベットできるハンドも多くある。

それでは、IPからオープンレイズが出来るレンジをルーズにする話をしよう。

2.6 IPからのオープンレイズをルーズにする

クズ手以外の3つのカテゴリーはビッグポットになる際のスターティングハンドである。
しかし、6-handedでは多くのポットは多かれ少なかれ、以下の様になる。
UTGフォールド、MPフォールド、COかボタンがオープンレイズ、
そしてブラインドがフォールドかコール。これらのポットの多くは
プリフロップでレイズした者が得るか、もしくはC-betでポットを得る事になる。
このように、ショウダウンまでいかずに多くのポットを勝てる状況に気づけば、
スターティングハンドを幅広く選んでいける事は明らかである。
このような状況ではスチールエクイティーを多くし、
ショウダウンエクイティーを少なくするよう計画すべきである。
理由もなく参加して(ハンドが弱くても参加して)ポットが取れる様な状況であれば、
はっきり言ってクズ手も参加できるのである。
それゆえ、特にボタンでは以前定義したプリフロップの
スターティングハンドよりも広いレンジで参加が出来る。

例を出そう。


2.7ボタンのオープンレイズV.S.ウィークタイトなブラインド
UTGフォールド、MPフォールド、COフォールド、ボタン(自分)でスチールに行くか考える。
ブラインドはプリフロップではタイトな事を知っており、そしてポスフロップではOOPの際はハンドが
かみ合ったかかみ合わないかでプレイするかどうか決めると知っている。

以下にクズ手でもこのケースでは参加できるハンドを記載する。

xxxx=Js7s6d4c
xxxx=KhQs6h5s
xxxx=TcTh7c6h
xxxx=Ah4s8hJs
xxxx=QdTc7h3d

言い換えれば、どんなハンドでも何かあれば(なるべくならスーテッドが望ましい)
ブラインドに対してルーズにスチールする事が可能である。

ブラインドが特に弱ければ、オープンレイズをさらに弱いハンドで出来る。
覚えておいて欲しいのは、PLOではポストフロップでかみ合ったかかみ合ってないかで参加し、
3ベットをあまりしてこない相手には
ポジションと主導権のコンビネーションが最強の武器になる。
PLOの上手いプレイヤーは、このケースではどんなハンドでも
100%オープンレイズで参加できるのである。

注意

もしルーズにスチール出来るレンジを試したいのであれば、このことを覚えておいて欲しい。
・れだけルーズにスチールできるかは、あなたのポストフロップの腕次第である。
・ボタンから何度もスチールしていたら、ブラインドは戦略を変えてくる。

言い換えれば、プリプロップでルーズにプレイする事は、ブラインドがいくら弱くても、
ある程度ポストフロップのスキルが求められる。
また、いくらブラインドに対してルーズにスチールする事が出来ても、
長くプレイする為には(ロングラン)ある程度の節度を持った方がいい。
彼らに戦略を変更されたり、コールされたり、3ベット回数が多くなったりする事は望まないだろう。
なので、もしとんでもないクズ手がきたら、スチールする機会はまだあると考えて、
ブラインドを歩かせる(ロングランにかけている)方がいい。

3:リンパーがいる状態での投機的なハンドのプレイ

ここからが本番だ!特に例題があついぜ!
すでに読むのをあきらめた人は残念だ!



3:リンパーがいる状態での投機的なハンドのプレイ

以下に頻繁に起こる状況を記す。
あなたはプレミアではないが、それなりのハンド(AhKsQc3hのような)を持っており、
一人、もしくは数人のリンパーがいる。参加するには十分なハンドではあるが、
レイズする必要はない(もちろん3ベットもやらない)と考える。
しかし、スチールエクイティーをあげる為にレイズすれば、
ショウダウンなしに勝つ可能性もあると考える。
プレミアハンドでなくても、リンパーにプレッシャーをかける為にレイズをし、
フロップ以降でポットスチールする可能性を高める為にもレイズをすべきだろうか。

言い変えれば、アイソレートレイズをするか、オーバーリンプするか考えるだろう。
では、この決断をする前に何を考える必要があるのだろうか。

では、今から考えるべき事をリストアップし、さらに例を挙げていく。

3.1レイズかリンプかを決める要素

・自分のポジション
一般的にアイソレートするにはMPからよりもCOからの方がよいし、
COからよりもボタンからの方がいい。
自分の後ろにプレイヤーが少なければ少ないほど、レイズしてアイソレートした方がいい。

・リンパーの数
ポットに参加するリンパーが多ければ多いほど、ショウダウンとなる確率が高くなる為、
スチールエクイティーは低くなる。なので、マルチウェイポットでのレイズは少なくした方がいい。
このような状況下でアイソレートしようと弱いハンドで頻繁にレイズすれば、
フロップで降りるべきハンドでポットの大きい勝負を
何度もしなければいけなくなる(プレミアよりも弱いハンドの方がフロップでヒットする傾向がある為)


・リンパーのポストフロップの傾向
フロップ以降でかみあったかかみ合っていないかでプレイを決めるプレイヤーだった場合、
アイソレートレイズを多くすべきである。C-betでポットを得る回数が増える為、
スチールエクイティーが増加するからである。逆に、やりづらい相手や
ブラフを多用する相手にはレイズの回数を減らした方がよい。

・自分より後ろのプレイヤーの傾向
例えば、あなたがCOで一人リンパーがいるとする。この状況下では頻繁にレイズすべきである。
しかしボタンやブラインドにルーズなプレイヤーがいたら頻度を下げるべきである。
もし後ろのプレイヤーが頻繁にコールしてくるのであれば、
マルチウェイポットの状況が多くなる。
なので、クズ手や投機的なハンドのレンジを狭め、レンジをプレミアよりにすべきである。

・自分のスターティングハンドのタイプと強さの評価
以前、投機的なハンドかマージナルなハンドで参加すると記載した。
そして、アイソレートレイズするかオーバーリンプするかを選ぶ前に、
まず考える事が一番重要な要素であるという事も記載した。

次からはスターティングハンドをもう少し詳しく見てみよう。

3.2アイソレートレイズするかオーバーリンプするかはスターティングハンドで判断する事。

自分のハンドはリンパーが多いほうがいいか、少ないほうがいいか。
正確に書くと、リンプして多くの相手と勝負する方がいいのか、
もしくはレイズして相手を少なくする方がいいのかという事である。

・自分のハンドがナッツになるか、ナッツにはなりそうにないか。
ナッツになりえるハンドは「ナッツ」という強力な可能性を秘めている。
それゆえ、マルチウェイポットでプレイするべきで、
相手が1人であるのと同じぐらい簡単に5人を相手に勝つことが出来る。
ハンドが弱くてもナッツになる可能性があるのであれば、IPからリンプした方がいい。
このように、オーバーリンプに頼る事が出来るのである。

もし自分のハンドが弱ければ、オーバーリンプする事が
複数人のリンパー相手と勝負するベストな方法であり、
それがもしナッツになり得るハンドであるなら、ヒットさせるのは難しいが、
ヒットした際には恐るべき効果を発揮する。
例えば、あなたのハンドがハイペア+ドライなカード2枚、
弱いAスーテッド、レインボーのランダウンだったとする。
こういうハンドでは、セット・フラッシュやレインボーでのナッツストレートを望むだろう。
頻繁に起こるわけではないが、もしそうなればあなたのハンドは非常に強くなるのである。

上記のハンド例はKsKd8c3h、AhJs6h2c、Th9c7s5d等のハンドである。
これらのハンドはプリフロップでポットが大きくなる事はあまりなく、
またあなたにとっていいフロップになる事も少ない(いいフロップになればとんでもなく強いけれども)。
なので、複数人のリンパーを相手にした時は、ショウダウンエクイティーと
インプラインドオッズを考えて、プリフロップでは少ない投資で
オーバーリンプする事がベストである。

ナッツになりえないハンドはよく考える必要があり、アイソレートレイズ出来ない際は
オーバーリンプの様にナッツを目指すということも出来ないので利益が出るわけではない。

なので、アイソレートレイズかオーバーリンプかを選ぶというよりも、
それにフォールドを加えて選んでいかなければならない。

ここで、以前紹介したプリフロップ戦略での投機的なハンドとマージナルなハンドは、
任意の数のリンパーを相手にしている時はオーバーリンプした方がいいという事を付け加えておく。
しかし、利益を上げるためにルーズになった方が良く、プリフロップの選択肢を
広げた方がいいという事も学んできた。
なので、ここではオーバーリンプが一番の悪手であり、
アイソレートレイズかフォールドかの選択をしなければならない状況であるというのを記載する。

まず、ナッツになりそうにないハンドは相手が少ない方がいいという事を前提とする。
それゆえ、リンパーをアイソレートする方がいい状況に思えた場合、
ナッツになりえないハンドはアイソレートに行くべきである。

しかし、弱いハンドであれば、アイソレートレイズが好ましくない状況では
ショウダウンエクイティーを考慮に入れてレイズを少なくすべきである。
つまり、ここではオーバーリンプかフォールドを選択することが多くなる。
そして、もしハンドが弱くてナッツにもなりそうにないのであれば、
多くの相手と一緒に参加するのは悪手で、オーバーリンプよりもフォールドを選択した方がいい。

では、アイソレートレイズ・オーバーリンプ・フォールドの選択を2つの投機的でナッツになりそうにない
ハンドで説明しよう。

ハンド1:Ts9h8s5h(参加していいプリフロップに含まれる)
ハンド2:Qs9h5s3h(参加していいプリフロップには含まれない)

上記2つのハンドはダブルスーテッドで、プレミアではないハンドである。
そしてナッツになりそうなハンドではない(ただ、ハンド2よりハンド1の方がナッツになる可能性はある)。
あなたがボタンでリンパーが1人、もしくは数人いたと仮定して、これらのハンドをどうするだろうか。

ハンド1(ダブルスーテッドで投機的なランダウン)はリンパーの数に限らずプレイできそうである。
さらに言えば、このタイプのハンドはレイズしてもよさそうなハンドである。
ダブルスーテッドのランダウンはフロップでヒットする事が多く(詳しくは第三部を見てね)
これはフロップ以降も充分プレイしていい事を意味する。
このようなハンドは、正確にはレイズしてプレイしたいタイプのハンドである。
フロップで当たる可能性の高いハンドはポストフロップで諦める可能性も低くなり、
プリフロップで大きく投資したポットを捨てる必要もなくなる。

つまり、ハンド1はアイソレートレイズをするのに最適である。
参加者を間引き(少なくし)、ポットを大きくし、主導権を与えてくれる。
これらの事は我々にとっていい事である。このいい事は具体的には下記。

1.相手を間引けば、フロップをヒットした際によりハンドを持ちこたえる事が出来る。
2.プリフロップでポットを大きくすれば、フロップでヒットした際に残りのスタックを
入れる戦略で利益を得る事が簡単になる。
3.主導権を握ればフロップで相手がチェックする確率が高くなる。
これによりフロップでミスをしたとしてもC-betを打つか、フリーカードを得る事が出来る。

ハンド1は、我々がレイズした後に何が起こるかそれほど関係ない。もし間引く事が出来ていれば、
それはいいことだ。そしてフロップ以降でスチールする事が簡単になる。もしコーラーが
多々いて、フロップがマルチウェイになれば、それはそれでいい。その際はスチールする作戦から
フロップがかみあったかかみ合ってないかで参加するかどうかを決めれば、
より低いSPR(のちのち紹介)+いいポジションがあるので、利益を出す事は比較的簡単である。

ということで、リンパーがいたとしてもTs9h7s5hや、それに似たハンドでレイズする事が出来る。
レイズで誰も降りないとしても、レイズした事により優位に進める事が出来、
レイズ後に何が起こるかに関わらずビッグポットを得る事が出来る。
なお、ここでは3ベットされるという事は想定していない。

さて、ハンド2(Qs9h5s3h)をハンド1と比較すると、本来よりもハンド2が良く見えてくる。
(ダブルスーテッドの為)。このハンドはハンド1とは同格でないし、
フロップでラップにもならない。良くてもオープンエンドストレートドローぐらいだ。
そしてフロップフラッシュ・フラッシュドローでも決してナッツにはならない
(ハンド1も同じだが、ハンド1はストレートの可能性が高く、フラッシュの可能性も少し後押ししている)。

という事で、このクズハンドをリンパーがいる際にレイズしてプレイするのは、
フロップで利益と結びつかない。
ハンド1とは逆である。フロップでヒットしても、どの段階でも弱い状態であり、
ナッツにならないハンドはマルチウェイポットでベットする事は出来ないのである。
そして、フロップでフリーカードを得るオプションがあっても利益は少なくなる
(フロップでかみ合わなくても、ターンでまくれるわけではないので)。
アイソレートレイズはスチールエクイティーに基づいているものの、1人もしくは複数人のリンパーがいれば
スチールエクイティーはそこまでないのである。

では、ハンド2はアイソレートレイズせず、オーバーリンプすべきだろうか。いや違う。
フロップ以降のポテンシャルが低すぎる為、オーバーリンプはいくら安くてもポットに寄付するだけである。
フロップ以降が非常に難しくなり、またインプイドオッズは低くなり、頭痛を伴うだけである。

これらの理由により、ハンド2はリンパーがいてもフォールドすべきである。コンディションがいい時には
IPからルーズにレイズしてもいいが、フロップを見る為だけに焦点を当てる為だけにそんな事をすべきではない。


例3.1
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)リンプ、あなた($10)はCOでKhKs9d3sを持っている。
後ろのプレイヤーはアンノウンである。さてどうするか。

アイソレートレイズが明白のように見える。ポジションがあってリンパーが1人おり、数人コールしても
レイズして戦えるハンドである(3ベット来たらフォールドすべきだが)。もしアイソレートレイズが
成功すれば、フロップがチェックで回ってきた際にC-betを行なう事で、スチールエクイティーを乱用できる。
フロップでこれらのポットを多く得る事が出来るだろう。
もし3ベットされればドライなペアハンド(第五部で話すよ)はフォールドすべきである。

もし何人もコールすれば、フロップ以降のプランを、ショウダウンエクイティーを上げて
スチールエクイティーを下げるようにすればよい。
(C-betを少なくしてかみあったかかみあってないかで判断すべき)
2人以上コールすればかみあったかどうかでプレイすべきで、
フロップでヒットしていないのにチップを出さない方がいい。

例3.2
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)リンプ、MP($10)リンプ、ボタン(あなた$10)KhKs9d3s、ブラインドはアンノウン。
さてどうするか。

例3.1と同じハンドだが、シナリオは違う。例3.1ではスチールエクイティーを高める為、
1人のリンパーをアイソレートしようとレイズした。しかしここでは既に2人のリンパーがおり、
それゆえスチールエクイティーは低くなる。ハンドは弱いものの、
ナッツになる可能性を秘めており、多くの相手と戦う為にリンプするのが良い。

前回の例でも触れたが、KhKs9d3sはレイズする方がいい。しかしこれは、
オーバーリンプ以上のアドバンテージが得られない場合という意味ではない。
この状況で弱いけれどもナッツになる可能性があるハンドはマルチウェイポットに進んだ方がよく、
その為にはオーバーリンプが一番最適なのである。
そう、ショウダウンエクイティーとインプライドオッズの為にプレイするのである。
フロップでトップセットになる事を望むが、もちろんフロップ以降でスチールする機会もあるわけだ。
もしブラインドの1人がレイズした場合は、コールしてトップセットになる事を望むだろう(
KKxxはシングルレイズに参加してもOK)。

フロップでフリーカードを得るアドバンテージはKhKs9d3sの様なハンドでは
ほぼ存在しないという事を伝えておく。
もしフロップでトップセットのようないい手を作れなければ、
ターンで手が改善するという事はほぼないのである。
なので、このプリフロップでのレイズのアドバンテージは消え、
オーバーリンプと比較してレイズは機能しないのである。

例3.3
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)リンプ、ボタン(あなた$10)AcKhQc6s、ブラインドはアンノウン。さてどうするか。

あなたはハイカードを含んだ投機的なハンドを持っており、ナッツスーテッドを持っている。
リンパーが1人いて、ここはアイソレートレイズをする絶好の機会である。
非常に強くナッツになる可能性もあるのでへッズアップも望ましいが、マルチポットも同様に望ましい。

ナッツになる可能性がある為、オーバーリンプしてマルチウェイにするのもよい。
しかし、アイソレートレイズはこのケースだと多くのスチールエクイティーを与えてくれ、
そしてオーバーリンプよりも非常に積極的だ。

例3.4
$10PLO 6-handed

UTG($10)リンプ、MP($10)リンプ、CO($10)リンプ、ボタン(あなた$10)AhTc7c4hで、ブラインドはアンノウン。さてどうする。

例3.3と同じようにAスーテッドがあり、2つ目のスーテッドもある。しかしナッツでないスーテッドは
3人のリンパー相手にレイズするという事にはならない。
また、このハンドはコネクターではなく、Aスーテッドの為に
いちかばちかやってみるという訳にはいかない。
言い換えれば、ハンドは弱いがナッツになる可能性があるマルチウェイを目指すべきである。
ということで、オーバーリンプでショウダウンエクイティーとインプライドオッズを得る方がよい。
(そして、IPからスチールできるチャンスも残っている)

例3.5(本文は3.6になっていますが、恐らく3.5の間違いでごわす。)
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)リンプ、MP($10)リンプ、ボタン(あなた$10)Jh9s8h6s。ブラインドはアンノウン。
さてどうする。

ダブルスーテッドのランダウンなので、少しバラバラでギャップがあったとしても
アイソレートレイズが出来る。
前述のように、この手のハンドをレイズするのはアドバンテージがある。
・ナッツにならないハンドだから、相手を間引く
・フロップで当てた際には低いSPRで利益を取りにいける
・望めば、フロップでフリーカードを得る事が出来る

もしコーラーが多くても、大丈夫。その場合はフロップ以降のスチールを少なくし、
かみ合うかかみ合わないかでプレイすればよい。
そしてフロップの3ベットをコールするのもありだ。
もし3ベットされた場合はコールし、フロップ以降で何か当てた場合に
全部突っ込む事も視野に入れてよい(詳細は第五部で)。

例3.6

$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)リンプ、ボタン(あなた$10)Ks8h4s2h。ブラインドはアンノウン。さてどうする。

これはフォールドである。ダブルスーテッドがあるが、つながりがないハンドであり、
基本的にはクズ手である。ダブルスーテッドのクズ手はいい感じに見えてしまうが、
プリフロップのスチールエクイティーを除けばそれ以外何もないのである。
ボタンでスチールしたい場面ではあるが、この様なクズ手でフロップを見るという事はしたくないのである。

注意

多くの人は、このハンドがリンパーのいる際にレイズしたいハンドではない事が分かるとは思うが、
私の意見を参考にすれば、オーバーリンプをするだろう。
なぜならダブルスーテッドだからである。しかし、ダブルスーテッドのクズ手は、所詮クズなのである。
ナッツになりえないクズ手でオーバーリンプしても、
フロップ以降もいい手は出来ず、その上マルチポットである。
言い換えれば、ナッツになり得るハンドのプレイヤーに
インプライドオッズを寄付しているのである。なので、これのハンドは参加してはいけない。

助言(TIP)
このような手でオーバーリンプすると、フロップ以降のシナリオが非常に難しくなる。
なぜなら、我々にとって一番いいフロップというのを考えて欲しい。
ナッツフラッシュとなるのはほとんどなく、フルハウスやクワッドもない。

これは、プリフロップでの投資を失う事を恐れているということではなく、
フロップ以降を失う事を恐れているのである。

4:3ベット戦略の掘り下げ

これで最後だ!今更ながら翻訳し終わった後に確認等を一切していないから
何か間違っていても寛大な心を持ってくれ!


4:3ベット戦略の掘り下げ
今まで、プリフロップの戦略としてオープンレイズするかリンプするかを記載してきた。
(プレミアハンドでバリューを得る為にレイズするか、アイソレートする為にレイズするか、
オーバーリンプするか)。
次は3ベットに関しての戦略を記載していく。
3ベットはエッジがあるプレミアハンドでバリューを出す為に行なう事を基準としている。

しかし、スチールエクイティーを上げ、ショウダウンエクイティーを下げる為に
投機的な3ベットを行なう事もある。
そして、時には有利な状況でスチールエクイティーを求めて
弱いハンドでブラフ3ベットをする事もある。

この3つの3ベット例を出して説明していく。
しかし、その前に3ベットのレンジに関して記載していく。
これから3ベットするかどうかを判断する際に考えなければならない事を以下に記載していく。

4.1 3ベットするかどうか決断する際に考慮する要素

・ポジション
IPであれば、多くのハンドで3ベットが可能になる。
ポジションはフロップ以降に多くの選択肢を与えてくれ、
フロップ以降のプレイを操り、スチールのチャンスまで増える。
これは全てのハンドにおいて利益が増える事となり、
つまりスターティングハンドの基準を緩やかに出来るということだ。
また、投機的な3ベットは、ほぼ全てIPから行なう。そして、ブラフ3ベットは
ポジションを頼りにして行なう(加えて、後に記載する有利な状況を頼りにする)。

逆に言えば、全てのハンドをOOPでプレイする事は利益を減らし、
投機的なハンドをより多く降りなければならず、
プレミアよりのハンドレンジに移行しなければならない。
OOPでの3ベットは大部分がプレミアハンドである。

・ポットに参加しているプレイヤーの人数
3ベットはマルチウェイよりも、ヘッズアップで行なうべきである。相手が多ければ多いほど、
スチールエクイティーは下がり、ショウダウンエクイティーを目指してプレイしなければならない。
つまり、3ベットをするハンドレンジがプレミアよりになるという事である。
既にポットに複数の参加者がいれば、バリューを求めて3ベットを行なうだけになる。
ヘッズアップでIPであれば、投機的な3ベットを行なう機会が増えるのである。

・レイザーのレンジ
タイトなレイザーに関しては3ベットをタイトにしなければいけない。
しかし、フロップ以降もタイトな場合、そしてポジションがある場合はこれにあてはまらない。
そのときはそのレイザーをアイソレートする為に投機的なハンドで3ベットを行なうべきである。
逆に、ルーズなレイザーであれば投機的な3ベットがし放題であり、
特に3ベット以降がへたくそな場合は3ベットし放題である。

・ レイザーの強さ
上手いプレイヤーには投機的な3ベットは少なくし、下手なプレイヤーに対しては多くする。

・ あなたのハンド
有利な要素が多くなれば、ハンドの重要性は少なくなる。
例えば、3ベットとは勝負をしたくないルーズなレイザーがいれば、
我々は投機的なハンドで頻繁に3ベットを行なえる。しかし、レイザーがいてコーラーがいて、
我々がブラインドにいた時は、3ベットはほぼプレミアハンドだけになる。

4.2 バリューを求めた3ベット
初めに、プリフロップでポットを大きくする際の重要なルールを紹介しよう。
「フロップ以降で頻繁に降りるのであれば、プリフロップのポットを大きくするな」
言い換えれば、プリフロップでポットを大きくするのであれば、
以下の事に1つでも該当しなければならない。

1. フロップ以降も続けられるいいフロップを期待する
2. フロップ以降でスチールが出来る事を期待する

バリューを求めて3ベットを行なうのであれば、この事を最初に念頭に置かねばならない。
バリューを求めた3ベットはプレミアハンドでの3ベットを意味し、
フロップとかみ合うことが頻繁に起こるハンドもそうである。
そして、フロップとかみ合えば、ナッツが出来る傾向があり、
相手がナッツにならないドミネートハンドで参加してきて、そこからバリューを得る事が出来る。
(たとえば、こっちがナッツフラッシュで、低いフラッシュから金をゲットできる。
また、フロップで相手がドローのないナッツストレートになっても、
こちらにもナッツストレートになるリドローがある。)
第二部で相手のスターティングハンドの強さを勉強した。

1. ハイカードの強さ
2. つながり
3. スーテッドがあるかどうか

なので、バリューを求めた3ベットを行なう際は、スーテッドでコネクターがあってハイカードがいい。
なお、これらの多くのハンドは第二部で定義したスターティングハンドではプレミアである。
バリュー3ベットのレンジは
・プレミアAAxx。最低でもスーテッドが1つあるか、ペアがあるかブロードウェイカードが2枚あるか、
もしくはコネクターであるか。
・プレミアのブロードウェイカードのラップ。最低でもスーテッドが1つあるか、そしてそれがAであるか。
・プレミアのKKxx、QQxx、JJxx。最低でもスーテッドが一つあるか、xxがコネクターか、
他のハイペアがあるか。

例に出すと

AdAsQdQc
AcAhKcJh
AhAdTs9d
AcQsJsTh
KcQhJcTh
KsKhQsJh
KdQdQcJs
QhJcJh9c
KsKdQsQh

最低でもスーテッドは1つ欲しく、ブロードウェイカードのハンドであれば、
Aが欲しく、またAスーテッドが欲しい。


今から下に書く例(例4.1)は、プレミアハンドでの3ベットの例であり、
そして3ベット以外の手はありえない。
全ての例で先ほど出した様々な3ベットの要素(ポジション、相手の数など)を
考慮しながら状況を評価し、そして周りの環境とハンドに基づいて決断を下していく。

例4.1
$10PLO 6-handed

プリフロップ
CO($10)$0.35レイズ、あなたはボタンでQdQhJdThをもっている。COはルーズで、
VP$IP=48 PFR%=29だ。SB($10)はアンノウンで、BBはTAG。さてどうする。

これは3ベットのいいシナリオで、バリューを狙って、
そしてルーズなレイザーをアイソレートする為に3ベットが出来る。
ルーズなレイザーに対してボタンというポジションを持ち、
ダブルスーテッドのプレミアハンドを持っている。
そしてあなたはブラインドが3ベットに対してほとんどフォールドする事を知っている。
ということで、3ベットをしてヘッズアップに持ち込むべきである。
この状況で3ベットを行なうのはバリュー(あなたのハンドはレイザーのレンジに対して、
そしてブラインドのランダムハンドに対して上手く戦える)とスチールエクイティーを高める
(ポジションとルーズなレンジの相手に対して多くのポットを取れる可能性)両方の効果がある。
ショウダウンエクイティーとスチールエクイティーの両方があなたの背中を押している。
ここは3ベットの状況である。

例4.2
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)$0.35レイズ、CO($10)コール、ボタン($10)コール、SB($10)コール、
あなた($10)はQhQdJhTdを持っている。UTGは26/17のTAGである。残りの相手はアンノウンと
ルーズパッシブな相手がいる。さて、どうする?

例4.1と同じハンドを持っているが、状況は違う。今度はポジションがなく、ポットが大きく、そして
相手が4人いる。もちろんハンドはプレミアだけれども、ここではOOPから3ベットする必要はない。

確かにハイカードでつながりのあるダブルスーテッドである。
しかし、AAxx、KKxxと比較してナッツになる可能性は低い。
そしてダブルスーテッドではあるが、ナッツではない。さらにフロップでQQがセットになったとしても、
それはトップセットではないのだ。これはポジションがあるヘッズアップなら何の問題もないことだ。
しかしながら多くの相手と戦う時には、ナッツになりそうにないハンドでフロップ以降を
引きにいくのは非常に難しい事なのだ。

3ベットをここで行なっても、フロップ以降の決断が、
ポットが大きいだけに非常に難しい。(そしてトリッキーな決断はビッグポットの時にはしたくないものだ)
フロップ以降の決断が難しいという事は、
フロップ以降で相手にチャンスを与えてしまうという事にもなる。
これはビッグポットの時には深刻な問題である。
例えば、果たしてフロップでオーバーペアがあるからとC-betするのは正しいだろうか。
また、オーバーペアや強いドローがこないからと、フロップで諦めるのが正しいのだろうか。

この両方の答えは”NO”であり、フロップ以降続けるのが正しいか、
諦める方が正しいかをOOPの時に導き出すは非常に難しいだろう。
IPであれば相手のアクションを確り確認できるが、OOPであればかなりの推測をする必要がある。
そしてビッグポットの時には、避けられない金のかかるミスをするだろう。
あなたのポジションと相手の数はここでは一番重要な要素であるが、
アーリーポジションから非常にタイトでアグレッシブなプレイヤーから
レイズが来たという事も考えるべきである。
これは、彼のレンジはプレミアよりだという事を意味している。
ルーズなレイザーだった例4.1とは違うのである。
そしてもちろんコールした相手がプレミアを持っているという事も考えられるのだ。

ということで、ここではコールが正解であり、ショウダウンエクイティーと
インプライドオッズを得る作戦を取るべきである。
このシナリオではナッツになり得るウルトラププレミアのみで3ベットをすべきである 
(覚えておいた方がいいのは、OOPではナッツになるかどうかが非常に重要である)。
もしAAxx(xxがいいカードで、最低でも1つスーテッドがある)で
3ベットを行なうのであれば、それは問題ない。

このようなウルトラタイト3ベットは、我々の情報を多々与える事になる。
しかし第五部を見てもらえば分かるように、ここで相手からむしりとる事は簡単ではないのだ。
その理由は、プレミアハンドはビッグポット時にスタックを全て投げ出せる事になるような
フロップヒットというのが難しいからだ。(詳しくは第三部を見てね)

まとめると、説明したこの例のような場合、ナッツペアやプレミアを除いて
ビッグレイズをするのに注意深くなる必要がある。
特にOOPの場合や相手が多い場合にはそうである。

この規則が正当化される理由として、ペアハンドはペアでないハンドよりも
フロップで当たる可能性が低いからである。
そして、AAxxと戦うには非常に弱く、4ベットされた際に大きな問題になる。
ということで、この例ではジャストコールが正解で、フロップを見にいくべきである。

例4.3
$10PLO 6-handed

プリフロップ
ボタン($10)$0.35レイズ、SBフォールド、あなた($10)はBBでAsKhJhTsを持っている。
ボタンはアンノウンである。さてどうする。

ここはプレミアでありダブルスーテッドのブロードウェイハンドなので、3ベットすべきである。
OOPではあるが、ボタンのルーズなレンジ(予想)に対しての3ベットはOKだ。

例4.4
$10PLO 6-handed

プリフロップ
CO($10)$0.35レイズ、ボタン($10)コール、SB($10)コール、あなた($10)はBBで
AcAdJcThを持っている。全てのプレイヤーはアンノウン。さてどうする。

プレミアであるAAxxは、自動的に3ベットを行なう、
C-betを行なえるだけのナッツがあり、フロップ以降でスタック全部を突っ込む事も出来る。
しかし、もちろんフロップ以降は自動的に参加するわけではない。
フロップに関して、また相手の多さとフロップ以降のプランを考慮していかねばならない。

ただ、そういった決断は後でするとして、
プリフロップの3ベットはバリューを得る為に自動的に行なってよい。

例4.5
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)0.35レイズ、MT($10)・CO($10)コール、あなた($10)はブラインドで
AcAh8c2hを持っている。タイトアグレッシブなプレイヤーとルーズパッシブな相手が混じっている。
さてどうする。

あなたはダブルスーテッドのAAxxを持っており、例4.2や例4.4と似たような状況である。
例4.2ではプレミアでコールする事を選んだが、これはナッツになりそうなではなかったからだ。
例4.4ではプレミアのAAxxであったのでバリューを求めて3ベットをした。
さあ、ここではどう決断するだろうか。

このハンドは例4.2や例4.4の中間ぐらいである。ナッツになりえる
プリフロップと2つのナッツスーテッドがあり、3ベットが正しく見えそうである。
しかし、xxがコネクターではなく、いちかばちか参加する為の他の要素がない。

これにより、AcAh8c2hは3ベットするには若干弱く、
コネクターではない為に、スタックを全て出す為には
フロップを見なければならない。
(覚えておいて欲しいのは、バリューに基づいてプリフロップを大きくした際は、
参加し続ける為に頻繁にフロップでヒット出来る様なハンドが必要であるということだ)

その為、いくらダブルスーテッドのAAxxといういいハンドであっても、
コネクターでなければプレミアのカテゴリーからは外れるのである。
なので、OOPで3人の相手がいるこの場面では、3ベットは適切ではない。

もしこれが、あなたがボタンにいてレイザーが1人だったら、
バリューとアイソレートを求めて3ベットするのが基本である。
この状況では3ベットや投機的な3ベットを厳しくした方がよい(AcAh8c2hがいくら
プレミアに近いといってもね)。

覚えておいて欲しいのは、プリフロップ戦略の目的は信頼できるガイドラインとしての意味があり、
トラブルを避ける為に設定されたものである。
プリフロップ戦略で詳細に議論されていないグレーな部分によく直面するだろうが、
こういった状況では、経験と状況判断に頼らなければならない。
なお、プレイすればするほど、この経験と状況判断は身につく。


例4.6
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG ($10)$0.35レイズ、MP ($10)コール、あなた($10)はボタンでAsAh8c3sを持っている。
相手は全てアンノウンである。さてどうする。

ここでは3ベットすべきではない。ポットがマルチウェイであり、
数人の相手と戦えるフロップになる事はまれであるクズAAxxなのである。
ここでの最良の方法はコールすることであり、フロップとかみあったか
かみ合ってないかで考えていけばよい(特にトップセットが望ましい)。
ただ、ブラインドから3ベットが来たら4ベットをしてスタックを全て投げ入れるチャンスである。

ここでは、ドライなKKxxと同じようなプレイを選ぶ質の低いAAxxを持っている。
インプライドオッズがあるトップセットを狙う為にコールをし、その他も狙える。加えて、
4ベットをするチャンスまであるのだ。

第二部でOOPからクズAAxxを3ベットする事という事は、ある意味病気であると話した。
この例ではポジションはあるが、同じロジックが当てはまる。

例4.7
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)レイズ$0.35、MP($10)コール、あなた($10)はボタンでAsKhKsJhを持っている。
UTGは超タイトであり、VP$IP=15でPFR%=2.1だ。彼がレイズしてショウダウンまでいった時、
AAxxだったというのを二度も見ている。その他の相手はアンノウンだ。さてどうする。

UTGがレイズするレンジはAAxxに非常に近いと分かっており、
そしてAAxxでないレイズで参加してきたハンドも、我々のハンドと同格であると分かっている。
このようなケースでは、それほどエッジがなく、3ベットしてもすぐに4ベットが返ってくるだろう。
4ベットされたAAxxと戦うのは避けたほうが良いのだ
(我々のハンドはランダムのAAxxと戦って34%の勝率しかない)。

ここではOOPでコールするのが正しく、インプライドオッズを失わないようにし、
フロップ以降で利益を出せるシナリオを見つけ出そう。


例4.8
$10PLO 6-handed

プリフロップ
UTG($10)$0.35レイズ、MP($10)コール、あなた($10)はボタンでAsKhKsJhを持っている。
UTGはルーズアグレッシブで、VP$IP=42のPFR%=28である。MPはルーズパッシブである。
さてどうする。

例4.7と同じハンドを持っているが、今回はレイザーがルーズアグレッシブであり、
彼のレンジは広いと想像できる。
我々はプレミアハンドであり、広いレンジの相手2人に対してIPから
ダブルスーテッドのKKxxを持っている。
これはバリューを得る為に3ベットする絶好の機会である(そしてアイソレートする為にも)。

4.3投機的な3ベット

投機的な3ベットの原則は非常に簡単である。

スチールエクイティーが高い時は、ショウダウンエクイティーに頼る事は少なくなる。
これは、スターティングハンドの条件を緩めてくれる。
例えば、COがレイズした後のボタンだったとする。
あなたは彼がCOから広いレンジでレイズする事を知っている。
そして彼がポジションのある相手から3ベットを受けた際は非常にタイトで
読みやすいスタイル(下記)でプレイする事も知っている。

・彼が4ベットをコールした際は、AAxxならフロップ以降でプッシュしてくる。
・その他のハンドであれば、フロップでかみあったかかみ合ってないかでプレイする。

この分かりやすい戦略は、IPからの3ベットでつけこむ事が出来る。
これは、彼にフロップでもフロップ以降でも多くのポットを諦めてもらう事になる。
そして、この増加したスチールエクイティーによって、プレミアハンドと
投機的なハンドで3ベットを行なえば利益が出てくるのである。
ではこの投機的なハンドというのは何が含まれるのだろうか。見てみよう。

・いいハンドで、スーテッドランダウン
・Aスーテッドのいいランダウン

言い換えて、例を出すと


QhJsTh9c
9c8h7c6h
QhTs9h8s
Js9s8h7c
Td8d7s5s

AcTc9s8h
Ah9c8h7c
AsJs9h8h
Ad8s7d6h

この二つのタイプのハンドは、ちょっとしたギャップのあるランダウンの方が好ましい。
もしギャップがあれば、ボトムカードのランダウンが好ましい。
また、もちろんダブルスーテッドの方がスーテッド1つよりも好ましく、
低いランダウンより高いランダウンが望ましい。

このハンドで一番見て欲しいのはQhJsTh9cやAsJs9h8hである。
用心して、スーテッドが1つの低いランダウンや荒いランダウンは除いた。
7h5h4c3dやAs8s5d4hがその例である。

最初のポイントとして、IPからの投機的な3ベットはスチールエクイティーだけを考慮すべきである。
投機的な3ベットで完璧なのはボタンからで、ウィークタイトなプレイヤーや、
3ベット後が読みやすいルーズなプレイヤーがいた方が完璧である。
もし彼らがAAxxのみで4ベットを行なうのであれば、それはまた
完璧である(これで彼のハンドの情報が丸分かりであり、簡単に勝負が出来るからである)。
もし彼がプリフロップで頻繁にフォールドする、もしくはフロップ以降をかみ合ったか
かみ合ってないかでプレイするのであれば、それもまた望ましい。

ここに投機的な3ベットの例を出す。

例4.9
CO($10)レイズ$0.35、あなたはボタンでTs9h8s6hを持っている。COはアンノウンで、ブラインドは両者ともOOPではタイトアグレッシブである。さてどうする。

COのレンジや傾向は全く分からないが、投機的な3ベットをするには充分な要素がいくつかある。
そして早く相手を知るテストでもあるのである。この為、ダブルスーテッドのプレミアランダウンで
3ベットするいいチャンスのなのである。

もしブラインドがフォールドしてCOがコールすれば、ほぼ全てのフロップでC-betを打つべきである。
もしプリフロップでコールした相手が何人かいればC-betの頻度を低くすべきだが、
フロップでスチールする計画がいい。

もし4ベットをされれば、コールする。相手はほぼAAxxであり、
AAxxの4ベットと戦う完璧なハンド(ダブルスーテッドでランダウン)である。
もし4ベットのポットでヘッズアップとなりフロップを見る事になれば、
我々のプランを、フロップを“cherry picking”すればよいのだ。
この意味は、フロップをヒットしなくてもC-betをコールするという事である。
ほぼ毎回AAxxであるが為に、フロップエクイティーを見積もるのが簡単なのだ。
後はポットオッズをエクイティーと比較し、コールかフォールドを選択すればよい。
(※cherry pickingはこの後数回出てきます。詳しい例もあります。
訳すとすれば「いい所取り」「収益を上げる為の作戦」といった風になります。
C-betをコールする事にかけてCherryをpickingするって事なのでしょうが、
訳すと意味が分からなくなるのでそのまま使用しております。最後にまとめとして出てきますが、
100BBでは、4ベットをコールした方が、4ベットをフォールドした時よりも金が減らないという内容です。)

例4.10

$10PLO 6-handed

UTG($10)レイズ$0.35、MP($10)コール、あなたはボタンでAc9s8c7hを持っている。UTGは
TAGであり、UTGからはプレミアハンドでしかレイズしない。MPも同じくTAGであり、
SBはアンノウン、BBはルーズパッシブである。さてどうする。

投機的なハンドが来た。という事で、フォールドはない。TAGのUTGとTAGのMPという
信頼できるレンジの2人がいて、BBにはルーズなプレイヤーがいる。
ここで3ベットをすればポットが大きくなり、投機的なハンドでマルチウェイを戦わなくてはならない。

・プリフロップでのスチールエクイティーは0
・フロップ以降のスチールエクイティーはほぼ0
・相手のレンジを想定すると、エクイティーのエッジはない
・誰かがAAxxを持っている重要なチャンスである

このポットは恐らくスチールは出来ず、GOODだけどGREATなハンドではない為、
コールがベストだ。
我々の作戦としてはナッツになりえるハンドで安くフロップを見ることで、
レイズされたマルチウェイポットでは、この投機的なハンドはいいインプライドオッズとなっている。
また、フロップ以降にスチール出来るチャンスもある。
覚えておいて欲しいのは、3ベットをせずコールし、相手がフロップでチェックした場合、
フロップでヒットしなかったシグナルであるということだ(もしここであなたが3ベットすれば、
今回3ベットした相手が自動的にチェックする気になるだろう)。

4.4ブラフ3ベット
ブラフ3ベットは、3ベットをする事でスチールエクイティーを得られる状況下で、
投機的な3ベットをする為に単純にプッシュするだけだ。
もし状況がいいのであれば、スチールエクイティーだけを基に3ベットをする事で利益に繋がり、
そしてハンドをこなす必要もない。しかしクズ手では3ベットに行くべきではない。
せめてプレイ可能なハンドを待って3ベットした方がよい。

このブラフ3ベットは非常に控えめに行なうべきで(乱発はいけないよ)、
有利な状況のみで行なうべきである。特に、以下の場合はブラフ3ベットをしてはいけない。

・OOPである
・ポットに参加しているのが2人以上である
・数人のコーラーがついてきそうな場合

レイザーが弱い方が好ましく、また判断しやすい相手である事、
そして自分がボタンである事が望ましい。
これらの状況下でブラフ3ベットを行なえば、ヘッズアップで、IPで、
そしてフロップ以降のスチールエクイティーが高いままフロップを見に行く事が出来る。

では、ブラフ3ベットの例を出そう。

例4.11
CO($10)レイズ$0.35、あなたはボタンでQs9h6s5cを持っている。さてどうする。

何の情報もなければ、これはフォールド一択である。しかし、下記の状況がいくつか重なった場合、
ブラフ3ベットを考える事が出来る。

・レイザーのレンジが広い
・レイザーが3ベットの後、非常にタイトになる
・AAxxでしか4ベットしてこない
・OOPで3ベットをコールした場合、フロップがかみあったかかみあってないかでプレイする
・ブラインドがルーズではない
・あなたは堅い印象を受けている

この3ベットの主となる考えは、プリフロップでポットを獲得する事、
もしくはフロップでC-betを行なってスチールする事である。しかし一応はハンドのバックアップがある。
なので、本当のクズ手では3ベットはしないでおこう(我々のハンドにはスーテッドとつながりがある)。
ハンドがフロップでよくなる事もあるし、スチールしなくても勝てることだってある。

もしヘッズアップとなり4ベットがきたならば、自分のハンドでコールして
利益が出せる可能性があるかどうか判断する必要がある。
もしコールを選べば、COの4ベットはAAxxと判断するだろう。もしこのような場合が起きたら、
投機的、そしてペアではないハンドという広いレンジでコールする事が出来、フロップで
cherry pickngする作戦でよい。
(相手はAAxxなのだから、オッズとエクイティーを比較して判断すればよい)
最低でも若干のコネクターとスーテッドが望ましいのだが、この手は両方ある。
なお、ここではコールかフォールドかの決断はやらない。第五部で答えを教えよう。
AAxxとQs9h6s5cのエクイティーをコールするかどうか決断する為にフロップで考え、
フロップでAAxxに対して充分なエクイティーがあればQs9h6s5cでオールインすればいいだろう。

注意
ブラフ3ベットは状況が非常にいい時だけに限られる。控えめに行なう事で、
レイトポジションで利益を上げることが出来、読みづらくし、相手に苦戦をさせることになるだろう。

4.5 3ベットを行なって4ベットが来た時
4ベットに対する戦略は非常に簡単である

4ベットがきたら、AAxxだと断定し、それに応じてプレイしろ

100BBの時にAAxx以外で4ベットするプレイヤーは非常にまれである。
上手なプレイヤーは3ベットレンジがルーズな相手に対して4ベットレンジを広くして調整するが、
アンノウン相手にそのような事はしない。
という事で、もし4ベットした相手がいつもAAxxを持っていると判断するのであれば、
それは一応間違っているという事にはなる。

そこで質問:100BBでAAxxから4ベットが来たらどうすればいいのか

ここでは、この質問に対して確りと答えるのだが、深堀りをして系統的に考えていくのは第五部からである。
ただ、簡単にまとめると、100BBの際にAAxxで4ベットをされた場合の対策は下記の2つである。

1:AAxxで5ベットオールインを行なう。
2:コールしても充分利益が出そうなハンドで4ベットをコールし、フロップでcherry pickingを行なう。

1つ目は非常に明白だが、2つ目は説明が必要である。
しかし、主となる考え方は、プリフロップの4ベットを投機的なハンドでコールすれば
利益になるということであり、フロップのポットオッズと比較して充分なエクイティーがある場合は、
フロップのC-betに対してオールインする作戦があるという事である。
4ベットを行なった者がAAxxを常に持っているのであれば、
フロップでのエクイティーを計算するのは簡単な事である。

第三部で、KsKh7d2cのような全然コネクションのないハンドで
3ベットや4ベットを受ける事は大きな問題になるという事を話した。
理由は、フロップでエクイティーがよくなることがまれだからである。
ドライなペアは、AAxxに対してフロップでエクイティーがよくなるという事は
非常に狭いレンジでしか起きず(フロップでセットになった場合か2ペアになった場合ぐらい)、
ミラクルフロップにならない限りは良いエクイティーが得られないのである。

それゆえ、このようなハンドで4ベットを受けるという事は、
フロップのC-betでいつもフォールドすることになるのだ。
これではプリフロップの投資が返ってこず、
ただ単に4ベットをコールしてチップを寄付しているという事になる。

ビッグポットでAAxxと戦った際のKsKh7d2cのフロップエクイティー図が下図であり、
いかに問題があるかを示している。
フロップエクイティーのほとんどがごく少数のフロップに偏っているのが分かる(フロップの15%程度)。
その15%から外れると、我々のエクイティーはいつも残念なものとなっている。

1


反対に、9s8h7s6hの様なダブルスーテッドでランダウンのプレミアを持っていた際の
フロップエクイティーは、手を作る為のコンビネーションがフロップで多々あり、
C-betをコールするだけの利益となるのである。下がその図であり、
むらなく分布しているのが分かる。そしてフロップの〇%を我慢するといった事はない。

2


これは、9s8h7s6hの様な手は、フロップで利益を出すには充分なハンドという事である。
フロップでのC-betを期待して4ベットをコールすれば、2:1以上のエクイティーを得る事になる。
つまり、必要なフロップエクイティーは33%以下となるわけである。
これは、我々のハンドがフロップの広いレンジで33%以上有利であればいい事を示しており、
それは全てのフロップ内で見ると約60%となっている。

この事に関してはこれ以上深く議論しないが、いいガイドラインにはなるだろう。
この2つのエクイティーの図から、一般的にこのような事が言える。

AAxxの4ベットをコールしてフロップがcherry pickingできるようであれば、
正確なフロップエクイティーが出せるスーテッドでコネクターのあるハンドがいい。

下が例である。

例4.12

$10PLO 6-handed

プリフロップ
CO($10)レイズ$0.35、あなた($10)はボタンでTs8d7c6sを持っている。
あなたはCOが3ベットを評価するルーズレイザーである事を知っており、
そして彼はOOPで3ベットをされた場合はタイトにプレイする傾向がある事も知っている。
ボタンでありスーテッドなので、投機的な3ベットを行なおうと$1.20をポットに入れたら、
COは即座に$3.75の4ベットを行なった。さてどうする。

あべし!(Oops!)これは、どうもAAXxとぶつかったと推測しなければいけない。
しかし、まだ負けてはおらず、我々のハンドはAAxxをクラックするハンドである事には間違いない。
我々には41.54%のプリフロップエクイティーがあり、
そしてAAxxと戦った際のフロップエクイティーは非常に滑らかである。
下図を見てね。

3


ポットはフロップの時点で$7.65であり、まだ$6.25残っている。
COがフロップでスタック全部を突っ込んだ場合、ポットオッズは(7.65+6.25):6.25=2.22:1となる。
なので、我々はコールする為には1/(2.22+1)=0.31=31%のエクイティーが必要となる。

グラフから、フロップの60%以上で最低でも31%のエクイティーがある事が分かる。
なので、フォールドを選択する以上にコール(そしてプリフロップの投資を回収する)
するだけのエクイティーが発生する事になるだろう。
これは、我々がアウツとエクイティー、そしてフロップのエクイティーを
即座に計算できることが前提となっている。しかし、これは非常に簡単な事である。

ここで、コールが利益となるフロップの例を紹介しよう。

フロップ:Ks6d4h($7.65)
CO($6.25)がプッシュした。我々のハンドTs8d7c6sが最低でも31%のエクイティーがあるのだろうか。

では、アウツを計算してみよう。

・ペア+3キッカー(2+9=11アウツ)→ペアがセットになるアウツ、キッカーがペアになるアウツです。
・ガットショト(4アウツ)
・バックドアフラッシュ(1アウト)

ガットショットとバックドアフラッシュドローのアウツである5つは確りとしたアウツであり、
もちろんトリップスに発展しても勝てるだろう。しかし2ペアとなるアウツでは、
引く必要のあるアウツがある。
ターンでツーペアとなっても、COはトップセットかツーペアになる8アウツ
(2枚のエース、3枚のキング、3枚の4)があるからだ。
8アウツはチャンス約1/5に相当する。なのでツーペアのアウツは9から9(4/5)=7.2となる。

7.2を7と四捨五入しよう。もちろんCOのサイドカードは分からないが、
彼の方が恐らくリドローが多いのでもう1枚アウツを引いて、結果6枚となる。

ということで、我々のアウツは

・ペア+3キッカー(2+6=8アウツ)
・ガットショット(4アウツ)
・バックドアフラッシュ(1アウツ)

となる。AAxxと戦う為に、合計で13アウツある事が分かる。
これは3×13+9=48%のエクイティーに相当する(アウツが0~9枚だと×4の法則を使用するが、
10枚以上のアウツでは×3+9のルールを適用している)。
ProPokerToolsCalculation(エクイティー計算君)では正確なエクイティーは47%と計算しており、
なかなかいい計算であった。

つまりこれは、フロップでcherry pickingを行なう為にコールするエクイティーがあるという事だ。
そしてコール後は、我々のやる事は済んでおり、結果を待つだけである。


AAxxの4ベットをコールする収益性

第三部でAAxxの4ベットと戦う方法を議論した。我々が3ベットを行い、
相手から4ベットが返ってきてAAxxを持っていると最初から分かっている設定でプレイする話を行なった。

100BBで4ベットポットのAAxxとプレイするのは、AAをクラックする為の最高のハンド
(ダブルスーテッドでランダウン)であっても利益を出す為に
プレイ出来ない事は既に分かっている。
いくらコーラーがフロップで最適なプレイを行なったとしても、
100BBでAAxxとプレイするのは難しいと結論付けた。
しかし、それは4ベットにコールして利益が出ないという事ではないのだ!!

現実では、我々が3ベットを行なった際に(3ベットしなかった際も)相手が
AAxxを持っているなんて知っている訳がない。
相手のハンドの情報は既に大きくなったポットだけで分かる事であり、
その時には既にポットに投資したお金は、我々の物ではなくなっているのだ。
これは、相手のハンドが最初からAAxxだと分かっていて、
100BBで相手が4ベットをしてきたポットをプレイしても利益にならない事が分かっていたとしても、
4ベットをコールする方が(4ベットをフォールドするより)収益性が高いということだ。

ポットに最初にチップを投げ入れた瞬間から、我々は金を失っているのである。
しかし、4ベットをコールする事で収益性を上げる事が出来る。
言い換えると、我々が全ての金を失ったとしても、フォールドするよりコールした方が金は減らないのだ。

第五部ではAAxxの4ベットをコールする事が出来るハンドが重要な論点となる。

5.まとめ

3ベットの戦略を話す為に、プリフロップの戦略を深堀りした。
また、アイソレートレイズとオーバーリンプの話も行なった。

そこで我々はプリフロップの戦略をほぼ完璧に得て、
残りの議題は3ベット/3ベットされた時、4ベット/4ベットされた時であった。
これらは3ベット・4ベットのポットで、フロップ以降を上手くプレイしてくれるガイドラインとなり、
そしてポストフロッププレイに議題を移行したポイントでもあった。

第五部ではプリフロップのプレイを完璧にし、ポストフロップのプレイを議題とする。
第六部以降ではポストフロップの話を行なっていく。

GOOD LUCK!!

Bugs

P.S.今日から3ベットしてね!

横浜国民

横浜国民となりました。
いつか横浜バックギャモンタワーの
ナイトマリン例会に行きたいね。

一昨日こちらに引っ越してきて、
やっとこさ引っ越し作業がひと段落という感じ。
2部屋ほどシーリングついてないけどね。

さて、近所を色々散策してみた感想をば。
まず、坂が多すぎる。しかもすべて急なわけだ。
なぜか4輪駆動車が多いなと思っていたら、
そりゃそうだ、こんな坂はちょろい車では危険だ。

その坂をちょろちょろ歩いていると、
歩いて3分ぐらいの所に
劇団四季の本社があった。
見に行くことはないだろうけど、
とりあえず目の前を通る際は
軽やかなステップを踏んでおこう。

さて、実は河野は入社前に酒を飲みに行かないとといけません。
暇な人がいれば、金は出しますので酒を飲みに行きましょう。
誰からも連絡がなければ、中村プロを誘います。
プロは必ず来てくれる!!

ところで、中村さんのポジションがギャモンの掲示板でも
BGオンラインでも非常に話題になっている。
問題として出されれば答えは分かるけど、
問題で出なければ確実に間違える。
そういう問題、もっとないかね。



追記:プロはチェンマイにいるとのこと・・・。

木曽さん

オンラインカジノが合法か違法かってのは
正直今にはじまった訳じゃないんだから、
今更何よ!!って感じもせんこたーない。

木曽さんが拡大解釈をしているって言う人もいるし、
そもそもオンラインカジノをしている人が日本で行なっていないと
拡大解釈をしているのではないかっていう考えもあると思う。

何が言いたいかと言うと、木曽さんをいじめるのはやめよう。
木曽さんは何も悪くないんだ。

実は、退職する数日前に、担当していたバイトの木曽さんという
3人の子供がいるシングルマザーが他の社員にいじめられて退職した。

それがどうも悔しくてね、全国の木曽さんに優しくしようと決めたわけだ。

なるようになるんだし、だから木曽さんを温かく見守ろう!


頑張れ木曽さん!

コメンツ
いらっしゃい
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ