久我有加
2007年06月28日
何でやねん!2/久我有加
仁が土屋とコンビを組んで九年。今やビジュアル系(?)若手お笑いコンビとして名を馳せた『バンデージ』はテレビに舞台に大忙し。ゴールデンタイムの番組も決定し、充実した日々を送っていた。
だが漫才で認められる前にルックスで人気が出てしまったためか、やっかみ半分の嫌がらせも多い。
それでも土屋がいれば乗り越えられる。そう思っていたのだが……?
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それでも土屋がいれば乗り越えられる。そう思っていたのだが……?
2007年06月27日
何でやねん! 1/久我有加
相川仁は苛立っていた。高校入学以来毎日、ある男に漫才の相方になってくれとつきまとわれていたのだ。
かつて言葉のいじめにあっていた仁は、人に笑われるのが大嫌い。だがその男・土屋来は、仁がどんなに冷たく断っても諦めなかった。
「笑われることは怖いことやないよ」
不思議な熱を込めてそんなふうに口説く土屋に興味を持ち始めたある日、仁は当時のいじめの主犯格。福島と再会し……。
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「笑われることは怖いことやないよ」
不思議な熱を込めてそんなふうに口説く土屋に興味を持ち始めたある日、仁は当時のいじめの主犯格。福島と再会し……。
2007年05月21日
月も星もない/久我有加
突然、相方からコンビ解消を告げられた温。絶望的な気持で街をさまよっていたところ、やはり同じ日にコンビ解消を言い渡された秀永と遭遇する。
共に売れない芸人同士。傷を舐めあうかのように、勢いで身体を重ねてしまう。翌朝、「おまえの初めての男になった責任をとりたい」と秀永が言い出し、二人でコンビを組んでみることになるが…!?
続きを読む共に売れない芸人同士。傷を舐めあうかのように、勢いで身体を重ねてしまう。翌朝、「おまえの初めての男になった責任をとりたい」と秀永が言い出し、二人でコンビを組んでみることになるが…!?
2007年01月11日
あどけない熱/久我有加
毎日に閉塞感を覚えていた中三の春。初めて塾をさぼった公園で、聖は五つ年上のカイネと知り合う。聖の周囲の大人たちの誰とも違い、印象的で自由なカイネに、聖は瞬く間に惹かれてゆく。
だが、カイネには他人と深く関われない理由があるようで、聖は彼の作る距離をもどかしく感じていた……。
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2006年09月16日
明日、恋におちるはず/久我有加
容姿よし、勉強も運動も料理もできる完璧な創吾と、カワイイ見た目ながら中身はオトコマエな夏海。
幼なじみの二人の関係は、母を亡くし泣いてばかりいた夏海を創吾が側で慰めてくれた四歳の頃から変わらなかった。
だが最近夏海は、創吾の過保護ぶりがどうにも気に入らない。正直うざい。では自分は創吾に離れてほしいのか?
疑問を抱き始めた矢先、創吾に″秘密″が出来て……?
続きを読む幼なじみの二人の関係は、母を亡くし泣いてばかりいた夏海を創吾が側で慰めてくれた四歳の頃から変わらなかった。
だが最近夏海は、創吾の過保護ぶりがどうにも気に入らない。正直うざい。では自分は創吾に離れてほしいのか?
疑問を抱き始めた矢先、創吾に″秘密″が出来て……?
2006年06月17日
ありふれた愛の言葉/久我有加
ありふれた愛の言葉 久我 有加著 / 松本花イラスト 新書館 ディアプラス文庫 2006-6 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
誠の営む小料理屋に近頃よく顔を出す場違いな二人連れがいる。やたらに容貌の整った若い男と小学生らしき少年。関係は不明。常連たちは騒ぎ立てるが、誠にはどうでもいいことだった。
かつて栄光と挫折を一度に味わい、今は惰性で生きているような日々。男から向けられる苛立つような視線は気になるが、追求すうる気力はない。
だが、ある日、誠はその男・陸生から突然「あんたの息子や」と少年を紹介され…!?
かつて栄光と挫折を一度に味わい、今は惰性で生きているような日々。男から向けられる苛立つような視線は気になるが、追求すうる気力はない。
だが、ある日、誠はその男・陸生から突然「あんたの息子や」と少年を紹介され…!?
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2006年03月09日
短いゆびきり/久我有加
イラスト/奥田七緒(ディアプラス文庫)
短いゆびきりは決して違えない約束のしるし。
かつて一度だけ“短いゆびきり”を交わした八つ年下の幼馴染・昇と、敬祐は十二年ぶりに再会する。
小学生だった昇は強面の大学生に成長していた。
父はなくなり、母は妹の嫁ぎ先に同行し、気づけば一人になっていた敬祐。昔ように懐いてくる昇と過ごす時間を何より心地よく感じ始めるが、それは寂しいだけが理由ではなくて…?
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2005年07月01日
落花の雪に踏み迷う/久我有加
イラスト:門地かおり(ディアプラス文庫)
母は街一番の美貌を謳われた芸妓。
その母に生き写しの廉(れん)は、客として花街にやってきた
学生・達臣(たつおみ)と出逢い、急速に惹かれあう。
ふたりは街を出て共に暮らそうと誓い合うが、約束の日、
達臣は現われなかった。桜の花弁舞う中、廉はいつまでも待ち続けた。
その日から二年。達臣を忘れ、花街で生きることを決めた廉は、
娘を買いに訪れた寒村で、鉱山社長となった達臣と再会する…。
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2005年05月16日
長い間/久我有加
イラスト:山田睦月(ディアプラス文庫)
高梨司(たかなしつかさ)は真一の高校時代からの大切な
友人だ。二人が上京し、司が俳優になってからもそれは
変わらない―変わらないはずだった。だが、司とアイドル女優との
スキャンダルが報道されたとき、司が噂の出所として真っ先に疑い、
問い詰めたのは真一だった。「友達やなんて、いっぺんも
思たことない」叩きつけられた言葉に、真一に胸は凍りつき…。
二人のスタンスが、崩れ始める―。
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