2017年09月10日

住まいの安心

8月30日(水)から9月5日(火)は防災週間でした。私も9月2日は「住まいの安心」というテーマのセミナーでお話をさせて頂きましたが、住まいづくりを考えていらっしゃる参加者の方々は、住まいに求める性能として「安全」ということをしっかり掲げていらっしゃいましたので、とても真摯に話を聴いて下さいました。ご質問からは、特に「防犯」「耐震」に高い関心を持っていらっしゃるということが判りました。
また「いつもの暮らしをもしもの支えに」というコンセプトの住まいを提案して頂くコンペのシンポジウムにも参加してきました。被災時のストレスをどう無くしていくかということを主眼に考え始めたという言うコンペ入賞者の方のお話が印象深く、プラン構築は、日常に非日常的とも思える暮らしを採り入れ、軽いストレスを掛け続け、慣れることでストレスを無くすという発想でなされていました。快適性を求める志向が強いと拒否されてしまう案でもありますが、住まい手との話し合いの中で、何もかもが快適であることを求めることを見直すというベクトルになっていくと良いと思います。
スカイツリー
シンポジウム会場だった千葉工大スカイツリータウンキャンパス
わたくし、初スカイツリー麓です。
まだ進入したことはございません。

こちらは住まいづくりナビセンターの「住まいの安心セミナー」でご案内している冊子です。優しい語り口でとても判り易く書かれています。
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chou23 at 15:51|この記事のURLComments(0)works 

2017年08月18日

飯田詣で

先日、一泊二日で飯田の街を歩き&走り廻りました。
初めて訪れましたが、素敵な出会いもあり、とても充実した二日間でした。ATAGO
愛宕蔵を改装したレストラン「ATAGO」
布袋の鬼瓦
喜久水酒造愛宕蔵
喜久水酒造愛宕蔵
ATAGOランチ
大当りだった「ATAGO」のランチメニュー
追手町小学校エントランス
追手町小学校 1929年建築
飯田城出丸跡地に建つ現役の小学校です。
追手町小学校
ここの夜景がきれいらしい。
追手町小学校校庭から見る
校庭から見る校舎 中央の時計がかわいい。
追手町小学校講堂
追手町小学校講堂 1931年建築
こちらも現役の講堂です。ここで、竹田人形座の人形劇を楽しみました。
鼎橋から見た丘の上
松川に架かる鼎橋より丘の上を見上げる。
中央の赤い屋根が追手町小学校講堂
飯田城
丘の上にはかつて飯田城がありました。

浜井場小学校
浜井場小学校円形校舎 1955年建築
1954〜60年半ばに流行した円形校舎の初期事例。設計は坂本鹿名夫氏。
現役で低学年用校舎として使われています。
幾度の災害を乗り越えて使い続けられている建物です。
旧小笠原家書院
旧小笠原家書院 江戸初期建築
とても繊細な感性で造られた玄関寄せの向唐破風
椹の杮葺きの屋根には鬼板で挟まれた箱棟が乗っています。
木端立て
「三階菱」という小笠原家の家紋。
「王」の字からデザインされた紋なのだそうです。
菱の切り込みが深く刻まれて、美しいです。
茨付け
茨付けのある破風や垂木。板から曲面を彫り出しています。
布裏甲に乗る小裏甲
日御碕神社
こちらは以前訪れた出雲日御碕神社の切裏甲に乗る小裏甲(桧皮葺)
伊豆木陣屋
この地はかつて伊豆木陣屋でした。現在は書院と蔵だけが残り、物見櫓の役を持つ太鼓門が飯田市伝馬町の専照寺に移築され、他は取り壊されてしまいました。女中部屋や台所があったところには、現在お母様が小笠原家の出でいらっしゃる建築家妹島和世さんが西沢立衛さんと一緒に設計された資料館が建っています。
書院は南面の懸造りや内部の絹柾桧柱等の現代では手に入らない材を見ることができ、とても貴重な文化財となっています。

旧瀧澤医院
旧瀧澤医院 1895年(明治28)建築
左手には本棟造りの住宅棟
旧杵原小学校
旧杵原小学校 1949年建築
とても美しい平面をもつ木造校舎です。
映画「母べぇ」でロケに使われました。

他にもりんご並木通りや天竜峡等など沢山歩き廻りました。
飯田の町は、サインモチーフがりんごであったり、色使いが赤といったものが多く、「りんご押し」という感じが全体に漂っておりました。
度重なる火災から立ち上がってきたという歴史を持つ町の魅力を探す旅でございましたが、事前に調べた「裏界線」に下町路地のような生活のロマンを勝手に思い描いて出かけた私の妄想は、只の距離として軽く往なされ、しょんぼり。
昭和22年の大火で焼けなかったエリアには古い建物が残っており、それらには手が入れられていないような家屋も多くありましたが、空き家再活用の手立ても出てきているようで、新築では出せない味を地域の人たちが楽しんでいる様子が伺えました。
マンホール蓋
マンホールの蓋もりんご
飯田のりんご
お土産もりんごを頂きました。
10月にもう一度訪ねますので、また新しい魅力を発見したいと思います。
楽しみ


chou23 at 19:26|この記事のURLComments(0)journey 

2017年08月16日

セルゲイ

今年の関東のお盆は天気に恵まれませんでした。でもご先祖様は、しめやかな空気の方が居心地良いかも??、そんな中の日曜日、私はデビッド・ラシャペル監督、ジェイド・ヘイルクリストフィ振付による『Take Me to Church』でのパフォーマンスがとても印象的だった、史上最年少の19歳で英ロイヤル・バレエ団のプリンシパルになったダンサー、セルゲイ・ポールニンのドキュメンタリー映画を、ル・シネマに観に行ってきました(休日ナイターはお得 )。
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自身のドキュメンタリーを観ることで、踊りしか知らないことへの苛立ち、人生経験を積む場が限られていることへの不満などを俯瞰で捉えることが出来、ダンサーをやめると決めていたけれど、やめずにこれからは同様の問題を抱えるダンサー達の傘になりたいという思いに至り、プロジェクトを立ち上げたというセルゲイ。人との出会いで視界が開けたことが、本当に喜ばしいと思います。ジェイド・ヘイルクリストフィという素敵な友達もいますし、感性のみならずお互いのバレエを通じて育まれた知性は想像以上に高いということにも気付けたのではないでしょうか?
私たちに与えられる感動はダンサーの途轍もない苦悩や痛みに基づいているけれど、彼らはステージで微塵もそれを感じさせない。ダンサー達に改めて感謝したいと思います。
でも、ビジネス業界はやはり危険、プロジェクトは少し心配 with老婆心。
知りませんでしたが、朝のTV番組「スッキリ」に出て『Take Me to Church』踊ったんですってね。真面目か!脚によく無いことは断るべきですよ・・・

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2017年08月14日

日の暮れる里

名前からそう読み取れるけれども、
「そんな感じ、しないな~」という感であった、日暮里

でも、かつての姿はああ、ぴったり
こんな風景の頃があったのですね。
流れる川は、谷田川なのでしょうか???

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故ダイアナ妃も作品を買い求めたという画家吉田博の作品展、開催中です。お盆休みのお昼時を狙って行きましたので、比較的マイペースで観賞出来ました。私は存じ上げなかった方なのですが、とてもファンの多い方のようです。私も、すっかりファンになり、図録も購入 お時間あれば、ぜひ!

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2017年08月11日

頂きました。

ブナの木でしょうか?
えんぴつ
5.5mm鉛筆と芯削り器です。

hold感、good!
スケッチ、冴えるかな?

感謝


chou23 at 20:31|この記事のURLComments(0)goods 

2017年07月27日

タロ

先日久しぶりに、親しみを込めて「タロちゃんち」といつも呼んでいる
青山の旧岡本太郎邸へお邪魔。元気が貰える素敵な場所!
living1
(この画像はクリックすると大きくなります。)
リビングでは小さいおじさんと化したタロ氏が迎えてくれます。パリッとしたスーツはちゃんと衣装替えなさっているのですよ。蝋人形の表情と赤い掌に乗る写真の表情のギャップが魅力的です。それにしても芭蕉が混み合うジャングルチックな庭が似合う家って、そうなかなかありませんぞ。
taro
taro

リビングを経由してアトリエへ。好きなんですよね、このアトリエ。天井を舐める光がのびやかな気持ちにさせてくれて、創るという気持ちを揺らすのです。
atelier
atelier2


2階特別展示室へ
mini2F hall
ここでは昨年岡本太郎賞を受賞した三宅感さんの新作壁画「わたしの野花たち」が展示中でした。一体の壁画はどこを切り取ってもパワフル。解説を読むとまた一層感心。そして思いを形にするってすごいことだと改めて思います。
わたしの野花たち
わたしの野花たち2
そしてお隣のカフェへ
レアチーズケーキ
元気が貰えるのはタロパワーからだけではなく、隣接カフェのケーキからも。
ここのケーキ、大好きなのです。食べても体重増えないし・・・ほんとに。


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2017年07月05日

良寛さんのお手紙

7月の稽古
七月のお稽古は三木町棚にてのお点前

お花は角虎の尾、秋の田村草、擬宝珠、下野、紫苑?(のような薄紫の花)を活けて下さいました。籠に活けられると涼やかさがぐんと増しますね。風炉先も障子を外して夏支度です。
お軸には良寛さんが4つ違いの弟由之さんに送った手紙文の写しを。倉敷の禅寺での修業を終え、諸国を旅した後故郷新潟に帰ってきた良寛さんが、隠棲した弟に送った手紙文とのこと。写りが悪くてすみません。
良寛さん

「人も三十四十遠越天者、お東ろへ由久毛乃な禮者、随分御養生可被遊候。大酒飽淫は實耳命をきる斧なり ゆめゆめ春こさぬよふにあ所者さるへ久候 七尺乃屏風もお東良者な登可越さらむ 羅綾能袂も比可はな東か堂へさ良む を能れ本里春るところなり東も制せは 奈東可や末さ良しむ 春毛理老 良寛」

天(れ)、東(と)、登(と)、耳(に)、春(す)、堂(た)、末(ま)
初っ端から意表を突く万葉仮名の変換パターン  相変わらず読めませんが、内容は教えて頂きました。
前回覚えたはず!の万葉仮名も備忘録として再び。
尓(に)、毛(も)、可(か)、那(な)、志(し)
支(き)、所(そ)、者(は)、介(け)

人も三十四十を越えれば、衰えゆくものなれば、随分御養生あそばさるべく候
大酒飽淫(たいしゅほういん)は実に命をきる斧なり
ゆめゆめ過ごさぬように あそばさるべく候
七尺の屏風も躍らば(跳び上がれば)なんとか越えざらむ・・・※
羅綾(らりょう=強い生地)の袂も引かばなんとか絶えざらむ(切ることができる)・・・※
おのれ 欲っするところなりとも制せば なんとか止まざらしむ
すもり老(巣守=弟由之の別号)  良寛

は『平家物語』からの引用だそうです。単なるお小言文とならぬよう、幼き頃に一緒に諳んじた『平家物語』を引用して末文の「おのれ欲するところ・・・」を愛情を添えて伝えようとしているのではないかとのことです。
兄弟思いの良寛さん  


chou23 at 20:52|この記事のURLComments(0)tea 

2017年07月03日

夏到来!

スパティフィラム
今朝、白い帆が開き、
スパティフィラムが夏の到来を知らせてくれました。
涼やかな香りがほのかに漂い、とても良い室内環境です。
さあ、帆風を受けて、しっかり夏を航りましょう〜!

P.S
昨日の藤井聡太くん、30連勝ならず残念でしたが、中学生らしいあどけなさが見られて、ちょっと安心したわたくしでした。とてもステキな14歳ですね。

chou23 at 12:18|この記事のURLComments(0)plant | season

2017年06月28日

リモンチェッロ Limoncello

イタリアの伝統的なレモンリキュール
レモン
作り方を教えて頂いたので、早速作ってみました。

ウォッカにレモンの表皮を浸けこんで、放置。レモンの色がウォッカに写ったら蜂蜜を入れるのだそうです。最後にレモン果汁を足す方もいらっっしゃる模様。
レモンは自家製、無農薬なので、安心!です。一週間後が楽しみ・・・

2017年06月15日

柳窪集落

北西5キロ先に狭山丘陵を背負った小平霊園の北側に、一見公的緑地かと見まごう一帯があります。「柳窪集落」と呼ばれるこの地域は、周辺が時代とともに変貌する中、敢てその流れに自主的に逆行し地に根を張り続ける大樹のごとく存在し続けることを選択した、貴重な環境を守り続ける人々の暮らす住宅地です。
柳窪
柳窪2
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私たちの暮らす町は都市計画上「市街化地域」と「市街化調整地域」に分けられています。其々は「市街化を促す地域」と「市街化するのを調整(抑制)し、農地等を確保する地域」ということになります。都市まちの発展パターンとしては「市街化地域」指定を受け宅地や施設等の建設を進めるというものが一般的で、都市部は殆ど「市街化地域」に指定されています。「柳窪集落」のある東久留米市でも、昭和45年12月26日に市域全域を市街化区域としました。
しかし、現代の宅地スタイルとはかけ離れた1000坪オーダーの屋敷林を持つ江戸時代から続く柳窪集落の民家は、現代のシステムには馴染めないことが多く、固定資産税の料率等も含めて立ち起こる様々な問題に翻弄され集落の解体を余儀なくされそうになってしまった。そこで、住民たちが知恵を絞り導き出したのが「逆線引き」という市街化地域から再び市街化調整地域に戻す手法で、今から27年前の平成2年3月9日に切り替えられました。このことにより、一帯約37000坪は開発の波から守られ、維持費等に課題が残りつつも、現在に至っているとのことです。財産評価額が下がる「逆線引き」という行為に対し住民各位の合意を得るということは、まとめ役を担われた方には相当大変なことだったであろうと推察します。

私はこのような地域がここにあるということを全く知らなかったのですが、女性建築技術者の会会員でこの地域に縁のある方にご紹介頂きました。一帯には江戸末期から大正末期に建てられた養蚕農家10軒があり、内1軒は電力王と言われた松永安左エ門が1930年に住民より譲り受け所沢(旧柳瀬村)の別荘「柳瀬荘」に『黄林閣』として移築し、戦後1948年には国へ寄贈され、1978年には国の重要文化財指定を受けています。内8軒は建物を今も暮らしに使っているとのこと。今回はその中の江戸末期から明治初期に建てられた5軒の民家を案内して頂きました。一帯は名字を同じとする世帯が多いため、お互いを屋号で呼び合う慣習があるとのことで、天神社の前にある「村野家住宅」は屋号を「天神前」と言い、江戸末期天保年間1838年に母屋が建設されました。2011年に屋敷内の主屋・離れ・土蔵・穀蔵・新蔵・薬医門・中雀門が国の登録有形文化財に指定され、屋敷は『顧想園』という名称で地域理解を深めるために期間を定めて見学会を行っています。写真撮影もOKとのことでしたので、ここに掲載させて頂きます。

主屋玄関
天神前主屋
当初はこのような立派な玄関はなく、昭和の初めに貴人を迎え入れる必要が生じた際に欅の式台を設けて増築されたとのこと。
玄関
「げんかん」
扁額は名称『顧想園』の由来となった国木田独歩「武蔵野」内の日記文
「午後林を訪う。林の奥に坐して四し、傾聴し、睇視し、黙す。」より
主屋玄関懸魚
屋根に懸る懸魚は寿老人が鶴に乗るお目出度い柄 奥には松と鷹の蟇股
 クリックすると大きくなります  

どま
当初より家人の出入り口(=玄関)であった「どま」
「みせ」から「かって」を見る
「どま」に隣接する「みせ」(6畳)から「いろり」を介して「かって」を見る
 クリックすると大きくなります  
三間見通し
客間である「おく」の間から「げんかん」を介して「どま」方向を見通す
障子
「おく」の間の近江八景を描いた摺りガラスの入る障子
近江八景摺りガラス
おくの間
矩折りに続く二つ目の「おく」の間
左手に見えるのは離れへと続く渡り廊下
障子・網干(あぼし)と帆舟
付け書院には網干と帆舟の障子
床柱の刀傷痕
床柱に残る1866(慶応2)年武州世直し一揆の刀傷痕

離れを見る村野家離れ
離れは三代目当主夫人の田無の実家で当初隠居所として造られたものが大正期に移築され、のちに玄関部が洋間に改装されました。
洋間
洋間外観
鉄格子
洋間の窓に付けられた竹モチーフの鉄格子
島村俊表作の欄間
 クリックすると大きくなります  
離れにも「ざしき」と呼ばれる畳敷きの十畳間が二間あり、付け書院には嶌村俊表作の欄間がかかっています。
春
土筆や蒲公英、菫と可愛らしい春が表現されています。
手洗い
花柄の摺りガラスの窓に面したトイレの手洗い
離れは女性の住まいであることが意識されたデザインとなっています。

鯉のぼり
敷地内にある狭山茶の茶畑で雄大に泳ぐ鯉のぼり
中雀門中雀門
見越しの松
中雀門 見越しの松
茶室「顧想庵」外観
顧想庵
足元に根府川石の拡がる濡縁
明治31年に建造された新蔵に付随する6畳の蔵座敷は、当初隠居部屋とされていましたが、昭和37年に茶室「顧想庵」として改装されました。
顧想庵 床
檳榔樹(ビンロウジュ)の床柱
お軸には「遠山無限碧層々」遠山限り無き碧層々
        『碧巌録』第二十則のようです。
想定樹齢180年の高野槇2
新蔵前に立つ想定樹齢180年の高野槇 再び


2017年06月10日

クロスクラブコンサート

「夏かっ!」と叫びたくなるような気候の続いた五月週末、恒例のクロスクラブコンサートが開かれました。
リスト
今回の演目で一番楽しみにしていたのは、『ボレロ』。作品『ボレロ』を通じて没後も多くの挑戦を受け続けることのできるラヴェルという作曲家は、なんと幸せな人なのでしょう。私がこの曲を意識するようになったきっかけは、モーリス・ベジャールがバレエ作品として振付たものを、シルビィ・ギエムが踊るのを四半世紀ほど前に観たことに因るのですが、以後この曲が演じられる度に、演者からの「挑戦」として感受するようになりました。パリ管弦楽団率いる指揮クリストフ・エッシェンバッハの指揮棒を殆ど振らない演奏も、クライマックスの可能性を見事に拡げた作品だと感動致しました。
ピアノ一本で試みられた今回の山口さんの挑戦は、初めハラハラ、気付けば身体がともにボレロを刻み始め、最後は祈るような想いへと気持ちが変化していきました。そしてその余韻に作曲家ラヴェル自身の幸福像が浮かび上がって来ました。ピアノ一本でエベレスト登頂感を表現するにも似たアレンジ、すごい。

特等席はプールの中
終演後はお庭を楽しみます。今年も特等席は、ヒンヤリプールのようです。
でも今年は敢て一番陽射しの強いセンターテーブルへ。
年々成長するハリエンジュの枝下です。ハリエンジュの木
美味しいものづくしのお膳はお陽様の光で一層美しく・・・クレープ
クレープとピクルスとコンソメスープ
抹茶ムースと薔薇のケーキ
抹茶ムースとラスト曲「バラのアダージョ」に因んで作られた薔薇のケーキ
花かご
お菓子のサーブもバラ飾りのカゴで 

クロスクラブの皆さま、今回も素敵なコンサートをありがとうございました。