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今月のお軸、第一弾はこちらです。
「竹葉々起清風」(竹葉々清風を起こす)。



訳しますと、
「竹の葉っぱが重なり合い揺れ、さわやかな風を起こしているよ」
というようになります。



現象としては、
風が葉を揺らしているのですが、ここでは、
葉が風を起こしている、といっています。すてきな表現です。




この語の、もとの話は、

虚堂智愚という高僧のもとに、
かつての弟子や仲間たちが、旅立ちの挨拶に訪れました。
見送りに門まで出たところ、長く伸びた竹があり、
竹の葉がさらさらと、清風を送ってくれている。(為君葉葉起清風)




『荘子』の中に、
 「君子の交わりは淡きこと水のごとし 小人の交わりは甘きこと醴(甘い飲み物のこと)」
とあります。

このように、中国ではベタベタしすぎず、さわやかな交流こそがよい、
という思想があります。
甘くべたべたした付き合いは、一時は濃密に見えても、
結局は長続きせず、破綻しやすい、ということだそうです。




このような背景があって、
別れの場面での、「為君葉葉起清風」という言葉になります。




お茶の世界にも、
「一期一会」の概念が古くからありました。
慣れ親しんだ相手だとしても、
一生に一度の会と思い、お互い敬いあい、向き合うというものです。




普段から、
常に一生に一度の会と思い定めて付き合っているからこそ、
別れの時を、「為君葉葉起清風」の心情で迎えられたのでしょうか。


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「葉葉起清風」の解釈としては、
すこし強引かもしれないのですが、

長い旅に出るということで、
修行の日々にいったん区切りをつける場面と見えます。



修行の間というのは、
厳しい修行に必死に打ち込んでいたかもしれません。



その修行に一区切りつき、旅立つ際、
ふと、竹のすっと伸びる姿が見え、葉が鳴る音が聞こえる。



そういう清々しい場面を書いたもののようにも見えます。



こう見てみると、
修行をいつもの茶道のお稽古と置き換えてみると、
同じような感覚を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


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