Chris MacArthur, The Well-known Gourmet Scholar

I have always enjoyed sharing my enthusiasm for ramen and good cuisine with others. It gives me a big thrill when my sharing leads to someone trying something new or developing an interest for ramen or good cuisine.

2015年02月

今から10年以上前2000年代初頭、二郎インスパイア系が次第に登場してきた。その頃の先駆けとして、「麺でる」や「辰屋」などがあった。それらと時を同じくして、浅草橋にあったのが、「麺郎」。たまに食べに行っていたのだが、ホール担当に女将さんがいたのが印象的であった。

その後、様々な変遷を経て、2015年、青砥で「アカリケン」として再開。早速出かけてみた。



開店直後に到着したのだが、行列。で、窓から中を覗いてみると、面影のある女将さんが。おー、「麺郎」のままだと、懐かしく、10年の月日の流れを感じることができた。若干恰幅が良くなった女将さんが、相変わらず忙しそうに動いている。

そして、入店。

食べたのは、味噌ラーメン カラメ+アブラ 850円。



麺は、捻りの入った中太麺。デフォルトで頼んだのだが、コシをしっかり感じられる、ゴワゴワした食感の麺が出てくる。噛みしめると、小麦の香りが口の中に広がり、これは美味しい麺だ。中太麺なのだが、二郎系としては、細めの麺。かなりの量であり、最近の富士丸より多く、千住大橋と同じくらいのボリューム感だ。



スープは、豚骨から野趣あふれる動物系の出汁を採り、香味野菜で味を調える。表面は、液体油の層が結構厚くできていて、スープの温度を保持してくれる。固形の脂も入っており、ヘビーな仕上がりだ。
今回は、カラメにしたために、返しの味噌の分量が増え、ややショッパ目。しかし、ボリュームのある麺、後述するヤサイを考えると、カラメの選択もありだ。でも、デフォルトでも十分楽しめる、パンチの効いた味わいだと言える。

豚は、腕肉を分厚くカットしたもの。今日の豚は、ややパサ気味。タレの染みは上々で、美味しい豚なのだが、脂から離れたところだった。ボリューム感満点なので、豚ましは僕には必要ない。



ヤサイは、デフォルトで相当な量が入る。先客のヤサイ増しを見ていたが、神保町に匹敵するボリューム感だった。シャキも残りながら、クタ加減もある、絶妙な茹で加減。常にヤサイを消費しながら麺を食べていく感じで、ボリュームたっぷりだ。

予想以上に量が多く、久しぶりの一杯を楽しんだ。カウンター目の前の厨房で調理をするご主人と、相変わらず元気な女将さんに、久しぶりに再会できたことを嬉しく思い、店を後にした。

 

2月の夜は、寒いときは本当に寒いのだが、今日の夜はそれほどでもない。水天宮の工事も随分進んできている。新大橋通りを日本橋方面に歩きながら、こちらへ。



相変わらず、店内に入ると湿度が高い。なんでだろう?ルーを煮込んでいるからか?と、考えながら、オーダー。

食べたのは、カレーチャーハン 10倍 大盛 1000円。 



相変わらず、キーマカーレーの海に、綺麗な味玉が艶やかに鎮座している。そして、背後には大きなチャーハンの山。

前回5倍でオーダーしたのだが、今日は10倍で。しかし、あまり味は変わらない。増量されるのが、カイエンヌペパーのみなので、香ばしさや味が変わるわけではなく、舌に感じる刺激だけが増えるからだろう。その刺激も、ある程度辛さに対する耐性があると、なかなか増量分を感じにくくなる。
もっとも、相変わらず美味しいルーで、チャーハンとの相性もばっちり。しっかりと配分を考えながら食べていく。



味玉は、半熟。中はトロリとした気味で、玉子を割ると黄身のソースが流れ出てくる。これをルーに混ぜ合わせると、コクが出る一方、辛みはマイルドに。変化を楽しむのにちょうど良い。



そして、チャーハン。大盛りにすると、わずか100円の違いながら、チャーハンがほぼ2倍に増量される。素晴らしい量だ。チャーハン自体も美味しいので、それだけでも楽しめるのだが、更にカレーと一緒に楽しむという幸せ。



今日も大満足で、店を後にした。 

 

2月に入り、寒い日はもちろんあるのだが、暖かい日も顔を出し始め、少しずつ春の気配を感じる。本郷での会合を終えた後、根津へ下り、そして、上野桜木町から鶯谷へ。なんとも風情がある界隈だ。で、向かったのは、こちら。



食べたのは、味噌ラーメン 大盛+太麺 700円。



麺は、捻りの入った中太麺。グミグミした食感の浅草開化楼らしい良さを出した麺だ。ベストの茹で上がりで、コシも十分。噛みしめると、口の中に小麦の香りが広がり、とても美味しい。

スープは、鶏白湯ベースなのだが、豚骨からも動物系の出汁を採り、カツオ節から魚介系の出汁を採る。しっかり煮出された動物系の出汁はポタージュ風になっており、とろみと重厚さを感じさせる。だからといってくどいわけではなく、そのバランスが「長山」の技のなせるところだ。
香味野菜もふんだんに使っており、特にニンニクが強い。今回の味噌は、特別ニンニクの割合が強く、結構パンチの効いたスープだった。

チャーシューは、ばら肉が2枚。トロトロで、持ち上げると崩れるほどの柔らかさ。タレの染みはほどほどで、肉の旨味を素直に表現している。



その他、モヤシ、メンマ、海苔、ネギが入る。モヤシはシャキシャキ。熱いスープの中に入れ、熟成させた方が美味しい。海苔は風味もよい。

店内はカウンターのみ。スポーツ新聞や漫画が置いてある、いかにも下町風情の雰囲気。のんびりラーメンを頂くことができた。

 

先日の生姜焼き定食に感動したので、再訪。先日の寒波で雪が結構降ったようで、幹線道路にも少し雪が残る。側道に入ると、結構な雪が。そんな中、雪道に気をつけながら、こちらへ。



開店直後ということもあり、閑散とした店内。親父さんに「生姜焼き!」というと、「あいよ~」と返事が返ってくる。カウンター上のポットから、セルフでお茶を汲み、ほうじ茶をすすりながら出来上がりを待つ。

そして、女将さんから味噌汁やご飯が。出来上がりの合図だ。

食べたのは、生姜焼き定食 450円! 



豚は硬めであり、かつ、今日の豚は焦げている。しかし、それを隠そうともしないところがあっぱれだ 笑。この値段では文句も言えない。キャベツの下までソースが行き渡っているので、まず、キャベツを天地返しする。それにより、キャベツに万遍なくソースをからませる。 



そして、ソースをたっぷり含んだキャベツを、肉でくるみ、かぶりつく。肉の旨味、キャベツの甘み、生姜ソースの香り、キャベツの水分が、一気に腔内に広がる。
そこにすかさずご飯を放り込めば、それはもう至福の瞬間だ。素晴らしく美味しい生姜焼きを楽しむことができる。

サイドメニューのお浸しも美味しい。味噌汁も豆腐が入り、この価格では破格だ。



こういった古き良き時代の食堂が次第になくなっていく中、こちらはその雰囲気を色濃く残している。親父さんには、元気に今後も頑張って頂きたい。

 

この日の東京は、とても寒い。軽井沢ほどではないにせよ、曇り空のため気温が上がらない。そんな夜、こちらへ。



食べたのは、チキン南蛮丼 大盛 580円。



この日のチキンは、かなりプリプリ。肉質が良く、噛みしめるたびに弾力を感じる。そこに甘いタレがかかる。やや酸味もあるタレで、このタレがチキン南蛮丼を特徴づける。
そして、チキンの上には、タルタルソースが。いつも思うことだが、十分な量だ。それぞれのチキンピースにかけていっても、十分にいきわたる。外食をしていると、タルタルソースをけちる店にたまに遭遇するが、「はしや」でタルタルソースの量を不満に思ったことは一度もない。

そして、サイドディッシュの味玉とマカロニサラダ。



マカロニサラダがあまりにも美味しすぎて、お土産にしたいほど。味玉は完熟で、ややパサ気味だが、箸休めにちょうど良い。

目の前に丼をサーヴされたら、すぐに丼に喰らいつく。後は、チキンとご飯のバランスを考え、丼の中でのプロジェクトをマネジする。見事に最後のワンピースのチキンと、適量のご飯が残ったときの、達成感たるや。

丼の中を完全に制覇した後は、余韻に浸りながら、最後に味噌汁を掻き込む。これで、心を落ち着けることができる。

いやぁ、今日も美味しい丼だった。これで580円。アジア諸国を歴訪して感じることだが、日本、東京の物価は本当に安い。これだけ清潔な都市で、ホスピタリティあふれ、安全な都市。観光地として人気が出る理由が、よくわかる。 


御徒町ラーメン横丁が、リニューアル。何度もこの近辺を訪れてはいたのだが、ほとんどスルーで「希」で食べていた。しかし、そろそろリニューアル店舗もチェックしたい。ということで、第1弾に選んだのが、こちら。上野松坂屋から向かうと、線路の反対側に位置する。所謂、ジュウェリー街の方だ。



まず、食券機で、メニューを確認。御徒町限定のこちらを選択。



食べたのは、シビレ味噌らーめん 850円。 



麺は、ほぼストレートの中太麺。デフォルトで頼んだのだが、硬めでもなく柔らか目でもなく、でもあまりコシを感じない、なんとも言えない麺。表面は弾力のある麺なのだが、芯のところで歯を押し返してこない。美味しい麺なのだが、あまりメリハリを感じない麺だ。



スープは、豚骨から動物系の出汁を採り、香味野菜で味を調える。これを味噌で返し、表面は背脂が覆う。豚骨出汁の取り方は、非常に丁寧。旨味はしっかり出ているのだが、野趣あふれる感じではなく、丁寧に豚骨を処理していることが窺える。すっきりしながら旨味を出している。
そのため、表面は、背脂が覆うものの、スープ自体は、すっきり。あっさりではなく、すっきり。老年期を迎えている僕には、とても美味しく感じられるスープだ。チャーシューと野菜を挟んで、マー油がかかっているパート、肉みそで痺れを効かせてくるパートに分けられている。


最初、これらを混ぜずに飲むと、すっきりした味噌スープなのだが、これらを混ぜ合わせると、マー油のコクが広がり、肉みその中に含まれる花山椒の痺れが効いてくる。


この痺れは、神田の「鬼金棒」に似た感じだ。もっとも、「鬼金棒」のように強烈なものではなく、このくらいの痺れの方が、スープも美味しく感じられるし、酸味が強くならない。ちょうど良いバランスだ。

チャーシューは、ばら肉。チャーシューというよりも、茹でばら肉だ。タレの染みもよく、単体で美味しいチャーシューである。



その他、ネギ、ヤサイが入る。ヤサイは、モヤシ9:キャベツ1くらいの割合。デフォルトでかなり量があり、麺とのバランスが悪い。二郎くらい麺が多ければ、このモヤシの量は、麺量とバランスがとれるのだが、普通のラーメンでは麺量が、モヤシと比べて、少ない。だから、どうしても、モヤシだけが残ってしまう。

とはいえ、さすが完成度は高い。味噌ラーメンを面白く解釈し、オリジナリティーを出してきたラーメンだった。

 

2015年、初めての梶原富士丸。富士丸始めは、西新井で済ませていたのだが、梶原「白」は、今年初めて。ということで、気温が下がり、北風の強い中、明治通りを走って、富士丸に向かった。


券売機で食券を購入後、いつものようにホール担当君へ、「白で」とオーダー。その後、おしぼりとレンゲをピックアップし、完成を待つ。



食べたのは、富士丸ラーメン+白+脂 850円。



まず、ラーメンと脂がサーヴされ、ちょっと間をおいて、白がサーヴされる。

麺は、捻りの入った極太平麺。デフォルトで頼んだのだが、いつも通り十分味わいのある富士丸麺。二郎直系と比べると、ボソボソ感が強い。以前は、このボソボソ感が、あまり好きではなかったのだが、慣れてくると、これはこれで美味しい。スープとの絡みもよく、一体感がある。



スープは、豚骨から動物系の出汁を採り、様々な香味野菜でワイルドに味を仕上げていく。ベースの返しがしっかりしているので、カラメなど必要ない。十分に濃いスープなのだが、最近、脂に凝ってきたので、濃いスープでも、口直しに感じるようになってきた。
この感覚は、「白」に魅了されたことによる、感覚の麻痺なのかもしれない。いやぁ、富士丸中毒になってきたのだろうか?笑

豚は、大きな腕肉が2個。歯を入れると、簡単にほぐれる、しっかり煮込まれたもの。タレの染みも上々で、最近の二郎直系よりも美味しい豚が出てくる。

その他、ヤサイが入る。結構キャベツ率が高く、そのためか、スープにも野菜由来の甘みを感じる。大ぶりな芯の部分もあるが、柔らかく、美味しく頂ける。

そして、「白」。麺の上に、端豚、塩ネギが、トッピングされる。これが、結構味が濃い。なので、よーく混ぜるべきであり、混ぜないと、味の薄いところ、濃いところがまばらになってしまう。



僕は、更にトッピングの脂を、少々加える。これにより、麺の滑らかさが更に増し、食感のボソボソ感が減り、ツルツル感が増す。



健康にはよくなさそうだが、この油麺が、たまらなく美味しい。今日も大満足。身体も心も温まり、店を後にした。

 

2月の長野市は、本格的に寒い。雪の日も多いのだが、今日は雪も一休み。天気も良く、道路に雪もない。そこで、やや遠出をして、こちらへ。幹線道路沿いにあるアクセスしやすい店だ。



ハイテク系の券売機で、最初は富士ラーメンを選択していた。しかし、選択した後に、味噌ヴァージョンもあることを発見。店員に、変更を申し出る。同額であることもあり、すんなり変更オーダーが通った。

食べたのは、味噌富士ラーメン+ニンニク増し 820円。 



麺は、ストレートの太麺。デフォルトで頼んだのだが、モチモチした食感の、二郎系の麺というよりかは、つけ麺によさそうな麺が出てくる。表面がツルツルしていて、一見スープの持ち上げが弱そうだが、スープがしっかりしているため、一体感は出ている。小麦の香りは、そこそこ。



スープは、豚骨から動物系の出汁を採る。二郎系の野趣あふれる出汁と比較すると、マイルド。後述するヤサイが多いことも相俟って、弱く感じやすい。
しかし、今回は、返しに味噌を選んだおかげで、スープ自体の存在感は、増している。 背脂もしっかり入っており、若干ドロ系。このおかげで、一見とっつきにくそうな麺との絡みもよくなっている。

豚は、ばら肉。スライスで、提供直前に炙る。なので、脂が活性化され、旨味を増している。



その他、ヤサイが入る。ヤサイは、モヤシとTOPにネギ。モヤシは浅茹で。これだけでは美味しくないので、別皿に移し、ニンニク醤油をかけて、しばらく馴染ませる。その後、スープに戻しながら食べていくとちょうど良い感じに仕上がる。
今日は、ニンニクを増したので、2スクープ。タレに漬けられたニンニクは、風味が強烈!食後は、マスク必須だ。 



店内は、カウンターとテーブル席。若いバイトの諸君が頑張っている。ただ、ローカルエリアでは、バイトがバイト+になることはなかなか難しく、店主が思い描いている接客レベルは、実現されていない。

 

「ど・みそ」の新店舗がオープンということで、はるばる西新井まで出かけた。西新井というと、日清紡の工場があり、工場街というか寂れた街をイメージしていた。ところが、新しいマンションやショッピングモールができ、新興住宅街に生まれ変わっている。豊洲を、かなりこじんまりと纏めたような感じだ。

で、こちらは駅前にOPEN。大行列に接続し、店内に入るまでに1時間を要した。



行列の中で周囲の話に耳を傾けていると、「ど・みそ」だから来たという客ももちろんいるのだが、「ど・みそ」を今日初めて食べるが、300円という安さに釣られてきたという客も多かった。そういう意味では、地元でのプロモーションは上手くいっている。後は、このような新規顧客が定着し、既存顧客としてどれだけプールできるかというのが、西新井というローカルエリアの立地としても重要なイシューになる。

そんなことを考えていると、行列の先頭に。お祝いの花輪が並んでいた。



そして、店内に入る。まず、券売機。今日はOPEN記念で300円。普段930円なので、これは破格だ。



食べたのは、特みそこってりらーめん OPEN記念 300円。



麺は、浅草開化楼のやや捻りが入った太麺。デフォルトで頼んだのだが、モチモチした食感の、重量感のある麺が出てくる。小麦の香りも十分で、濃厚な味噌スープに合う、美味しい麺だ。



スープは、豚骨、鶏がらから動物系の出汁を採り、味噌で返す。味噌は、八丁味噌や仙台味噌など、いろいろブレンドしている。表面は背脂が覆い、濃厚感を醸し出している。出汁もしっかり出ているし、返しの味噌も味わい深いので、卓上に、山椒や唐辛子などがあるが、入れる必要がない。スープだけで、グイグイ飲ませるスープだ。


香味野菜のニンニクとショウガも結構入っていて、食後のケアが必要となる。しかし、これらの香味野菜のおかげで、グッと味が深まっている。

チャーシューは、肩ロース。京橋本店で食べたときには、パサチャーシューだったのだが、西新井ではちゃんと味の染みた、肉の旨味も感じられる美味しいチャーシューが出てくる。箸で掴むと、ほぐれてしまうくらい柔らかい。



その他、ニラ、モヤシ、コーン、海苔が入る。今日はご祝儀相場なのか、コーンの量も多いし、モヤシも多い。海苔も香りが良いものを使っている。

とにかく大行列で、幸先良い開店だった。オペレーションもしっかりしていたし、西新井に都内中心部と同レベルの美味しい店が誕生したといえる。

 

軽井沢から新幹線で長野市へ。途中、佐久平、上田と停車駅があるのだが、その間は、ほとんどトンネル。で、トンネルを出るたびに天気が違うことがある。たとえば、軽井沢は雪、ところが、佐久平は曇り、上田は晴れ、長野は雨といった感じだ。
この日の長野市は、気温は低いものの、日差しを感じられ、背中はぽかぽか。そんな中、こちらへ向かった。



長野市の中でも、安い価格で定食を楽しめると有名な店だ。

食べたのは、生姜焼き定食 450円! 



ライスはデフォルトで頼んだのだが、十分な量。上質なお米ではないが、食べるには十分なレベルだ。

生姜焼きは、大ぶりのものが4枚。これは、非常にプロジェクトマネジメントを行いやすい。肉1枚に対して、どのくらいのお米を消費していけば、最終的にバランスが合うのか、計画を立てやすいからだ。


僕が生姜焼きで最も重視しているのが、汁とキャベツの相性である。キャベツが生姜焼きの汁を吸うことで、その魅力は倍増する。今回も、汁を吸うことでキャベツがしっとりし、それだけで十分なおかずとしての役割を果たしてくれた。

サイドディッシュも、しっかりしている。大根煮、白菜の漬物、味噌汁。ここまでついて450円とは、考えられないコストパフォーマンスだ。


コストパフォーマンスで見た場合、十分な価値を感じられる料理を楽しみ、長野駅から軽井沢へ戻った。 


朝、Twitterをチェックしていると、限定情報が入った。SNSには良いところ、悪いところ、いろいろあるが、こういう面では、やはり本当に便利だ。ということで、朝の仕事を上手くやり繰りし、三ノ輪へ向かう。

冬まっただ中ではあるが、日差しを背中に感じるとポカポカ気持ちが良い。で、こちらへ到着。

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食べたのは、限定 普通の味噌バターラーメン 800円。 

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麺は、ストレートの中太麺。デフォルトで頼んだのだが、トイ・ボックスの麺は、毎度おなじみの柔らか目ギリギリを攻めてくる麺。滑らかな舌触りを出すためにも、この方針なのだろうが、今日はちょっとストライクから外れた。
美味しい麺だし、小麦香る素晴らしい麺だが、最後の最後で、芯から感じられる反発力が弱かった。

スープは、丸鶏から動物系の出汁を採る。寸胴には、鶏がたっぷり入っている。

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丼底と、スープ表面、両方に鶏油をプラスする油サンドイッチ形式。これでコクが出る。返しは、味噌。江戸甘味噌かどうかはわからないのだが、豆味噌が残るタイプで、僕は結構スパイシーに感じた。しっかりとした味のある味噌で、店主がレンゲで一杯スープをすくい、ちゃんとチェックをしていた。
これに、カルピスバターが入る。最初は、バターが溶けないので、味噌スープの味。バターが次第に溶け出すと、徐々にまろやかな丸みを帯びた味に変化する。このあたりの変化は面白い。もともと鶏油も多いので、結構重量感のあるスープになる。

チャーシューは、2種類。鶏と肩ロース。鶏はしっとりしていて、いつものように高いレベルの出来。しかし、今日の肩ロースはパサロース。肉の旨味が抜けていて、これは美味しくなかった。

その他、ネギ、メンマ、糸唐辛子、そして、若布が入る。若布は、仙台 五福星からおすそ分けの、気仙沼産新若布。コリコリした食感に、磯の香りも十分で、これは美味しい! 

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従来の味噌ラーメンは、かなりスパイシーな特徴のある仕上がりなのだが、今回のラーメンもなかなかどうして、ユニークな仕上がりで、大満足だった。

   

駆け足で睦月が走りすぎていき、あっという間に如月。国内で仕事をし、海外でも仕事をしていると、瞬く間に時間が過ぎる。時間だけは誰にも平等に与えられている資源であるが、それが故に使い方を考え抜かないと、あっというまに消費してしまうことになる。

ということを考えながら御徒町へ。御徒町のユニクロへ寄ってみたが、OPEN当初の混雑は一段落。しかし、アジア、特に中国人の旺盛な消費意欲は、留まるところを知らない。

そして、久しぶりの「希」。近くの御徒町ラーメン横丁がリニューアルしただけに、どのような戦いぶりか楽しみにでかけた。 

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食べたのは、ラーメン ヤサイ+カラメ+脂マシマシ+唐辛子マシマシ+オリジナル チャーシュー追加 750円。 

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「希」のチャーシューは、基本的にあまり評価していないのだが、追加すると美味しいところが出てくるかも!と期待し、オリジナル 100円を購入してみた。

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麺は、捻りの入った極太麺。浅草開化楼のBESTの麺だと思う。サーヴされた後、写真を撮り、それから食べるのだが、全然ダレない。グミグミした食感で、噛みしめると口の中に小麦の香りが広がり、本当に幸せな気分になれる。
しっかり天地返しをして、麺を堪能した。

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スープは、直系や他のインスパイア系でもハイレベルの「用心棒」や「バリ男」と比較して、絶対的に出汁が弱い。なので、返しでごまかすのだが、それも限界がある。
また、基本的にスープが温いので、それもせっかくのポテンシャルを発揮できない原因となっている。これは、オペレーションがのんびりしていることにも由来する。

チャーシューは、肩ロース。サーヴ直前に切り分けてくれるのは良いのだが、肉自体の旨味を保持できていない。今回、スペシャルで肉を増してみたが、他店と比較しても、それだけの価値を感じられなかった。

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その他、ヤサイ、脂、唐辛子が入る。これは、お見事。ヤサイを増すと、結構な高さの山を作ってくれるし、唐辛子もふんだんにかけてくれる。

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ただ、今回のヤサイは生臭さが残り、スープとの絡みもイマイチだった。

強力なライバル店がひしめき合う中、なんと開店15分程度で満席。なかなか頑張っている。このエリアは競争が厳しいので、頑張ってほしい。

 

信州の2月は、本当に寒い。だから、ラーメンが一層美味しく感じられる。松代温泉を楽しんだ後、こちらへ向かった。



食べたのは、塩甘海老拉麺 730円。 



麺は、ほぼストレートの中太麺。デフォルトで頼んだのだが、コシを感じられるコリコリした食感の麺。しかし、今日はランチタイム真っ只中に伺ったためか、麺の茹で方がイマイチ。かん水特有の鼻につくアンモニア臭を処理できておらず、小麦の香りを楽しむどころの話ではない。
もともと美味しい麺を提供している店なので、今日の出来は、イマイチ。

阿吽のスープは、濃厚な豚骨スープと、繊細な鶏スープがあるのだが、塩甘海老拉麺の場合は、鶏スープ。小布施産の丸鶏から動物系の出汁を採り、鰹節などから魚介系の出汁を採る。清湯スープであっさりしているのだが、旨味を感じられる。
表面は、甘海老の頭や身を炒った油が覆っている。甲殻類を使う場合、臭みをどう消すのかがポイントなのだが、海老油からではないのだが、かん水臭さがやはりネックであり、今日のスープは十分なポテンシャルを発揮できなかった。

チャーシューは、肩ロース。今日のチャーシューは、やや獣臭さが残る。普段のチャーシューが美味しいだけに、ちょっと残念なチャーシュー。

その他、ネギ、メンマが入る。結構シンプルなラーメンだ。

厨房では、店主とスタッフが忙しそうに動いている。結構、辛口なコメントをしたが、これは普段のラーメンが美味しいからだ。次回の作品は存分に楽しみたい。

 

「鶴若」に行く価値というのは、美味しいラーメンでお腹いっぱいになるということはもちろんあるのだが、店に入ったときよりも店を出るときに、幸せな満足した気分になっていることである。美味しい料理を出す店はごまんとあるが、その店に滞在した後に幸せになり、元気になって出ることができる店はそれほど多くはない。その希少価値を持った店が、「鶴若」だ。

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店内に入り、券売機をチェック。今日は何を食べようかと考え、久しぶりにこちらを選択。

食べたのは、背脂中華そば+サービス味玉 680円。 

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麺は、ストレートの中太麺。麺線が非常にきれいに並んでいる。舌で味わう前に、まず目で楽しむことができる麺だ。コリコリした食感で、小麦の香りも上々。相変わらずレベルの高い麺だ。

スープは、鶏がらから動物系の出汁を採るのだが、上品でありながら印象の強い出汁。これに煮干し、昆布など魚介系の出汁を合わせる。背脂中華そばは、特に昆布の旨味が十分に出ており、これは素晴らしいとしか言いようがない。
背脂は、甘味の感じられる上品なもの。スープが弱い背脂チャッチャ系では、背脂の味しかしなくなるが、ベースのスープがしっかりしているので、非常に良いバランスでスープを構成する。この背脂が、麺に絡みつくと、これがまた美味しい。

チャーシューは、2種類。豚と鶏なのだが、それぞれ素材の味を活かしながら、肉本来の旨味で食べさせるチャーシュー。肉汁がしっかりと保持されており、噛みしめるたびに旨味が口の中に広がる。これもレベルが高い。

その他、岩海苔、玉ねぎ、ネギ、メンマ、サービス味玉が入る。今日のメンマは、ちょっと硬め。やや筋が多かった。タマネギは、スープのコクを増し、最初はやや辛みも感じるが、次第にスープの熱で活性化し、甘みが増してくる。そして、出色は、岩海苔。磯の香りが口の中に広がり、これを麺と一緒に食べると、至福だ。サービスで頂いた味玉は、黄身がトロトロ。出汁が染みていて美味しい。

座席の下に、荷物入れがあり、狭い店内でも気持ち良く過ごすことができる。ラーメン店なので、滞在時間は10分から20分。非常に短い時間なのだが、店主と女将さんの目配り、気配りにより、心地よい時間を過ごすことができる。その結果、体は美味しいラーメンで力を漲らせることができ、心は心地よいサービスで活力を得ることができる。短い滞在時間だが、お店を出るときには、入るときよりも元気になって出ることができる。素晴らしいお店だ。

 

香港での仕事も、無事終了。香港国際空港は活気にあふれ、メインランドの中国人が、免税店で最後の買い物に勤しんでいる。
基本的に館内放送はないはずだが、日系の航空会社は丁寧にエリア放送を行い、乗客を誘導している。これは、ある意味丁寧だが、そうしないと搭乗すらできない日本人が多いということだろう。改めて、日本人の海外旅行リテラシーの低さ、英語リテラシーの低さを感じる。

今回のフライトは、往復エコノミー。飲み物の種類の少なさについてCAに聞いてみると、アジア路線はほとんどこんな感じらしい。しかたないので、レセルヴ・デオリ・カベルネ・ソーヴィニオンで、一息つく。

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その後、ディナー。といっても、まだ17:00くらいだが。
食べたのは、白身魚のソテー チャイブクリームソース。 

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白身魚は、鱈。クリームソースによく合うし、パスタと和えると、クリームパスタに一応なる。

サラダは、パサパサのレタスはどうしようもないが、ペッパーハムはワインにも合わせられる。

パンも水分がない、米国内のローカル線でよく見かけるもの。バターを大量につけて、なんとかごまかす。ただ、ビルが進むので、そういう意味では悪くはない。

香港の気温は20度前後だったのだが、成田は雪模様。まず、この気温差に慣れなければならない。

 

香港での仕事を終え、さっと軽く一杯「飲む」のではなく、「食べ」ようと考え、尖沙咀を歩く。潮州料理は、その名の通り魚介料理が有名なのだが、あえて牛でいくことにした。

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店内は、ローカルな食堂という感じで、観光客はほとんどいない。 

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食べたのは、五香牛肚麺 HKD32=550円。 

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麺は、捻りの入った細麺。典型的な香港麺。「池記」と違い、茹で加減が良い。かん水臭さもなく、これぞ食べたかった香港麺だ。

スープは、鶏からしっかりと動物系の出汁が採れている。香港ラーメンのスープは、薄い出汁で卓上の調味料で調整するものが多いのだが、こちらのスープは相対的に濃厚。ベースのスープだけで、グングン飲ませる。

チャーシューは、存在しない。その代りに、ホルモンが入る。実は、牛肚肉というのは牛のばら肉であることを期待していた。ところが、出てきたのは、ホルモン。あぁ、確かに、牛のお腹の中に内臓はあるからなぁ。
ちょっぴりがっくりしたが、でも、このホルモンがコリコリで臭みもなく、出汁の染みも良くて、美味しい。非常に丁寧に肉の処理をしていることが窺い知れる。

その他、ネギと青梗菜が入る。

店主が気さくな人で、僕が記録用にメニューの写真を撮っていたら、俺も撮ってくれ!と言わんばかり 笑。

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こういうコミュニケーションがとれる中国の店はそう多くはない。楽しく食事をさせてもらった。


朝の尖沙咀海濱長廊は、とても気持ちが良い。ヴィクトリア湾は穏やかで、これでメインランドに由来する靄さえなければ、ベストの眺めだ。気持ちよく散歩を楽しんだ後、香港文化中心へ向かい、こちらへ。

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最近の飲茶は、オーダーシートに記入するスタイルで、こちらもそう。さすが観光地、写真付きのオーダーシートで分かりやすい。ただ、オーダーすると、昔ながらのワゴンで運んできてくれる。これは嬉しいサービスだ。

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サンミゲルがあったので、食前酒に一杯。

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食べたのは、原隻鮑魚蒸燒賣。 

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基本は豚の焼売なのだが、上にオイスターソースで味付けされた鮑が乗っている。もっとも、鮑というサイズではなく、トコブシといった感じだ。噛みしめると、磯の香りと肉の旨味が口の中にジュワッと広がる。さすが、鮑を売りにしているだけあり、その調理は素晴らしい。

店内は光が入りこみ、とても穏やかな感じ。ヴィクトリア湾を望み、眺めもとても良い。

本来であれば、ゆっくりいろいろな皿を楽しみたいところなのだが、この日はスケジュールが立て込んでおり、また、連食の予定もあったので、一皿だけ楽しんで、店を後にした。


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男人街のナイトマーケットを楽しんだ後、夜食を食べに尖沙咀を散策。で、この日最後の食事になったのが、こちら。通称、クリスタル・ジェイド。

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海城港の3Fにあり、ランチを食べたの並びにある。香港では有名店で、ミシュランの星も獲得している。

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食べたのは、四川擔擔拉麺 HKD54+茶HKD8+服務費HKD6=HKD68=1160円。

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麺は、ストレートの中太麺。デフォルトで頼んだのだが、ヤワヤワ。まさに拉麺で、麺帯から麺を捻り出し、麺を作ってくれるのだが、それでも、コシがなく、単なる細長い小麦状の食べ物だ。
香港麺はゴワゴワなくらいコシがあるのだが、なぜ本土の麺は、こんなにコシがないのだろう?
本来は長い麺なのだが、事前にはさみでカットしてくれている。

スープは、かなり酸味のある特徴のあるスープ。もちろん濃厚な胡麻ペーストの味わいはあり、さすが本場のスープという感じなのだが、それ以上に酸味が強く感じられる。酸辣湯麺も有名な店なのだが、ベースの返しに共通性があるのかもしれない。
辣油に由来する辛みはあるが、それほどきつくはない。麻も辣も、それほど感じられず、本来の擔擔麺を独自に解釈したスープだ。ピーナツはペースト、砕いたものなど、相当入っている。これがコクを出す。

チャーシューは、存在しない。

その他、ネギと胡麻が入る。ネギはレンゲに別皿で入る。

日本のラーメンのようなコシはなく、香港麺のような弾力もない。中国本土の麺という感じなのだが、これはこれで郷に従う。なので、こういう料理として評価をしていかなければならない。 

 

土鍋炊き込みご飯の有名店。男人街のナイトマーケットのすぐそばにあり、なかなか猥雑な雰囲気。

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僕が口開けの客だった。でも、夕方5時過ぎにもかかわらず、次から次へと客が入り、あっという間に満席。

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缶ビールの青島ビールがあったので、それを飲みながら出来上がりを待つ。

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食べたのは、章魚雞粒煲仔飯HKD36=610円。

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土鍋炊き込みご飯なので、出来上がりまで結構時間がかかる。厨房から長粒米を炊き込む独特の香り(これはこれで慣れると美味そうな匂いに感じる)がしてくると、間もなく出来上がりだ。

章魚とはタコのこと。雞粒とは、鶏肉のこと。鶏肉とタコの出汁が、長粒米に染み込んでいるのだが、結構淡泊な染み込み方なので、専用醤油とチリソースで味を調える。
土鍋のおこげが最高で、これをスプーンでこそげ取りながら食べると最高の味。ご飯も然ることながら、おこげが美味しい。

場末の定食屋という感じだが、なかなかどうして。美味しい土鍋ごはんで温まり、ナイトマーケットの散策に出かけた。

 

大規模なショッピング・モールの海城港(ハーバー・シティ)を訪れた際に、こちらへ伺った。とにかく大きなショッピング・モールで、日本にも郊外には御殿場や軽井沢に大きなモールがあるが、海城港の場合は、ヴィクトリア湾岸を再開発し、都心のど真ん中にこれだけ大きなショッピング・モールを開いたところに価値がある。

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アジア諸国は、貧民層がなかなかそのセグメントから脱出できない一方で、アッパーミドルクラスが、次々とアッパークラスへステップアップしている。彼らの所得は、日本の東証一部上場企業のサラリーマンのように、企業から搾取された所得金額ではなく、しっかりとその成果に対する報酬を手にしている。なので、アッパークラスでは、一般的に日本の上場企業のサラリーマンの数倍の報酬を得ている。
そういう層をターゲットとしているので、ショッピング・モールには、有名ブランド店が立ち並び、一見若そうで所得が低そうな香港人が実は高所得で、ポンポン買い物をしている姿を見ることができる。

と、いろいろ現状調査をしたところで、ランチタイム。

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食べたのは、辣子香江子鴨 HKD120+青島ビール HKD38×2+服務費 HKD20=HKD216=3670円。

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もともと北京料理の店で、得意とするのが、北京ダック。なので、鴨を使った料理を食べようと思った。北京ダックは、一人では食べきれないので、メニューを見て、美味しそうなこちらに。

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四川料理の辣子鶏のような感じだ。上海で食べた辣子鶏と比較すると、唐辛子の量は少ない。しかし、代わりに青ネギとタマネギ、パプリカなど香味野菜がふんだんに入る。これがほとんど生なので、「食べ終わったら、口臭いだろうなぁ~」と思いながら、でも、美味しいのでガンガン食べる。

鴨肉は、身が締まっていて、結構歯ごたえがある。噛みしめると肉の旨味がジュワッと広がり、皮の近くは肉がプリプリしている。肉自体の量はそれほど多くないが、素晴らしく美味しかった。

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店内は新しく、清潔。日本のお洒落なレストランと全く遜色ないレベルだ。

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香港のアッパークラスが、手軽に北京料理を楽しむ雰囲気で、周囲では新興富裕層とみられる若者が、スマホ片手にランチを楽しんでいた。
 

エアポート・エクスプレスの香港駅があるIFCモールの地下にある。すでに「蘭芳園」で、出前一丁を食べていたので、ここでは軽く食事。

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香港フォーシーズンズのミシュラン3ツ星レストラン「龍景軒」の元点心チーフだった麥桂培氏が、2009年3月に第一号店を旺角にオープンしたのが、この店の始まり。すぐに、行列店となりミシュラン一ツ星を獲得する。
ミシュラン掲載店の中では、世界で一番安い店だともいわれる。さすがに人気で、開店からずっと満席状態が続いていた。

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食べたのは、韮王鮮蝦腸 HKD28+茶位 HKD3=HKD31=530円

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ライスクレープは、モチモチで絶妙な美味さ!ライスクレープ自体にはそれほど味がないので、醤油をかける。九州の醤油のような、甘い醤油だ。中に入る海老もプリプリで、「池記」といい、さすが名店と呼ばれるところは、海老の扱いが上手である。

かつての点心は、ワゴンが回っていたようだが、現在は、伝票に欲しいものを記入し、それをオーダーする仕組み。

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なんとなく味気ないが、合理的な仕組みであり、自分の欲しいものが確実に手に入るのだから、これでよいのだろう。

この後は、スターフェリーで、九龍側へ戻ることにした。

 

今日は朝ごはんを食べに、香港島へ。九龍側と比較して、香港島は坂が多い。なので、中環駅から、坂を上ってお店へ向かう。毎日上り下りをしていたら、相当足腰が鍛えられるだろう。

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で、向かったのがこちら。僕以外、全員が香港ローカルのディープな店だ。

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食べたのは、出前一丁餐 餐肉煎蛋+通粉 HKD31=530円

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なんと日清食品の出前一丁をサーヴしてくれる店。オープンキッチンで調理しているので、調理を見ていると、麺を熱湯で湯がくだけである!ほぐしもしない。で、スープをかけるだけ!

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麺は、捻りの入った中細麺。というか、そのままインスタント麺である。ほぐさないので、袋に入ったそのままの形を、ほぼ保持している。でも、異国の地でインスタント麺を食べると、意外に美味しい。

スープは、出汁云々ではなく、粉スープ+お湯。でも、これでいいんだ 笑。

チャーシューは、餐肉=スパム。醤油味の濃いスパム肉だが、意外に出前一丁に合う。これはこれで悪くない。

その他、目玉焼きと冷凍食品のミックスベジタブルが入る。ミックスベジタブルは、冷凍ピラフなどに入っているそれと同じ。目玉焼きは、アジア諸国、米国同様、黄身の色が薄く、明るく見えるもの。一応、半熟 笑。

これで、日本円にして530円。でも、現地の金銭感覚でいえば、これは安いおやつ価格。で、香港ローカルの貧民(といっては失礼だが、ロウワー)クラスの主食になる価格だ。
この感覚をそのまま持ち込めば、日本人で円ベースの所得を受ける年収400万円から500万円クラスは、香港でいえば、貧民クラスと同レベルといったところだろうか。非正規雇用の年収200万円台は、もはや香港では暮らすことは難しく、日本でないと生きられないだろう。


香港での仕事が長引き、終わったのが午後9時前。急いで晩ご飯に向かう。ワン・ペキン・ロードの10階へ、エレベーターで。
1987年に、上海で創業。中国各地に、支店を展開している。スタンダードな上海料理というよりかは、アレンジを加えた創作料理を得意としている。

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ヴィクトリア・ベイを望む、素敵なロケーションだ。目の前にきれいな景色が広がる中、食事を楽しむことができる。
お腹がペコペコだったので、ここはご飯でいくことにした。

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食べたのは、生拆蟹粉石頭鍋飯 HKD198+青島ビール HKD55×2+服務費 HKD30=HKD338=5750円。

まず、ビール。青島とサンミゲルの選択肢があったのだが、この日はサンミゲルがなし。ワインは豊富なのに、ビールには力を入れていないのだろうか。
しかし、ビール小瓶でHKD55=935円とは。銀座の資生堂パーラーのエビスビール小瓶並みだ 笑。昨年の台北でも、一昨年の上海でも、青島ビールは本当に安かった。なぜ香港では、ビールがこんなに高いのだろうか?

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まあ、美味しいおつまみがついてきて、ナッツに蝦入り辣油をかけたもの、日本の沢庵風の漬物に八角を効かせたものが出てくる。実は、これがなかなか美味しくて、これだけで軽くビールを1本いってしまった。

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そして、メインが登場。石焼窯に熱々の炊き込みご飯が入っている。蟹味噌と蟹肉が惜しげもなくふんだんに使われており、しかも辛みもある。

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これを、ホール担当が目の前でしっかりと炒めてくれて、「おこげが美味しいよ」などと、アドバイスをくれた。

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確かに、おこげはカリカリで、日本米でも長粒米でも美味しいおこげができるのだと、改めて認識する。蟹味噌が濃厚で、箸がグングン進む。中華料理のポーションなので、量は非常に多い。4,5人前はあるだろう。
もっとも、普段、二郎や富士丸で鍛えているので、このくらいの分量であれば問題はない。今回は単身の出張なので仕方がないが、数人で来れば、更に楽しめるはずだ。
 

香港では有名な雲呑麺の店。食べに行ったら大行列でしばらく入れそうにないので、とりあえず足裏マッサージで時間をつぶし、その後、入店。今度は行列はなかった。

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しかし、食事の時間を完全にずらして入っているのに、ほぼ満席。大人気の店だ。店内は、香港の店にしては小奇麗。ただ、テーブルは中国仕様で、汁の残骸が目に入る。

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食べたのは、鮮蝦雲呑麺 HKD35=600円

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麺は、細かく捻りの入った、所謂香港麺。地元では、全鮮蛋麺という。日本でいう卵麺なのだが、かん水バリバリで、コリコリした食感の麺だ。茹で汁が十分ではないのか、茹で方が適当なのか、かん水臭さが抜け切れておらず、いささか辛い。香港麺を味わおうと思い選択したのだが、平打麺の方がよかったか。

スープは、豚骨、鶏がらから本当に薄い出汁を採り、蝦、大地魚から魚介系の出汁を採る。この蝦出汁が前面に出ている。返しは、塩。しかし、基本的に薄いので、卓上の調味料で加味。蝦の入った辣油は、スープとの相性も良く、こちらで味を調える。

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とはいえ、ベースの味が薄いのは如何ともできず、スープの評価はそこそこ。

チャーシューは、存在しない。

その他、蝦雲呑が入る。写真では3個しか写っていないが、実際は4個。プリプリした蝦の雲呑で、これはさすがに美味しい。

しかし、蝦雲呑麺で、日本円にして600円とは!器を見ても分かるように、基本的に小吃=おやつである。台湾には同様のおやつで、擔仔麺がある。今から10年前の2005年に、台湾に出張したころは、擔仔麺は100円。まあ、そんなもんだろうなという感じだった。
しかし、わずか10年で、日本の国力、経済力は、劇的に衰退した。何を食べても、日本円ベースで考えると、信じられないような金額になる。これは、香港だけに限らない。EU諸国で食事をしても、アジア諸国で食事をしても、同様の感想になる。
あと10年後、ほとんどの日本人は、海外旅行など無理な状況になるのではないかと危惧されるような日本の国力の衰退に、強い危機感を感じる。


錦華坊 香港たまご麺 454g

錦華坊 香港たまご麺 454g
価格:540円(税込、送料別)

香港にも二郎インスパイアがあると聞き、わざわざ出かけてみた。深水埗は電気街で、秋葉原の裏道のような雰囲気。不思議なデバイスや、ギラギラのLEDなど、中国らしさを醸し出している。

で、驚いたのが、なんと中国でもシャッターしているジロリアンがいることだ。近くの学生を中心に、開店前に5,6人はシャッターしていた。で、僕も接続。

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食欲はあるし、背脂も好きなので大丈夫だろう。 

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店内は、カウンターだけで20席前後ある。

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食べたのは、混乱ラーメン ヤサイ2倍+大蒜正常+背脂先生2倍 HKD75=1280円

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麺は、中太麺と太麺から選択できるが、もちろん太麺。

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麺は、ストレートの極太平麺。麺硬めの項目がなく、英語と日本語でオーダーしてみたのだが、通じなかった。しかし、デフォルトでもなかなか。表面はツルツルした、ややスープと絡みにくい麺。最初のインパクトは柔らかいのだが、中心でしっかりとコシを残し、歯を押し返してくる秀逸な麺。小麦の香りはそこそこだが、これはこれで香港で食べる麺としてはレベルが高い。

日本の作法に則って、天地返し。艶々した綺麗な麺肌が目の前に広がる。 

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スープは豚骨から動物系の出汁を採り、香味野菜で味を調える。一番痛かったのは、味濃いめがないこと(卓上にタレもない)。日本の一般的な二郎インスパイアのレベルに届かず、ベースの出汁が弱い。なので、返しでなんとかしたいところなのだが、それができない。
大蒜を混ぜると、やや回復。背脂先生を2倍にしたのだが、背脂ではなく、肉の脂身を細かくカットしたものが入るので、スープのコクを増すわけではない。

豚ではなく、チャーシュー。ばら肉と、固形ブロックのロースが数枚、数個。タレの染みが弱く、肉の旨味も抜けていて、これはイマイチなチャーシュー。「豚王」のレベルが高すぎたので、比較するとどうしても弱い。

その他、ヤサイが入る。ヤサイは、100%モヤシ。で、このモヤシが中国モヤシで、とても細い。細いモヤシが2倍で入り、確かに量はあるが、二郎のように山はできない。また、麺の量が200gのため、ヤサイを2倍にすると、バランスが悪い。

もっとも、異国の地でシャッターして、トッピングして、インスパイア系を食べる経験はなかなかできない。とても楽しい時間だった。


香港の朝食は、麺、粥などいろいろ選択肢があるが、しっかりと糖分を補給し1日の活動量を上げようと考え、フルーツにすることにした。両替で有名な重慶大厦の目の前の交差点を、ネイザンロードから側道へ入る。
香港では朝、新聞をフリーで配っている。まだまだ新聞がメディアとして生き残っていて、広告収入で事業を回せるからこそできるビジネスモデルだ。(後の調査で、これはフリーペーパーであり、といっても、ほとんど新聞と同様のコンテンツで、既存メディアの新聞を凌駕する勢いで普及していることがわかった)

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そして、伺ったのはこちら。

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フルーツのみならず、点心、麺、粥とメニューが豊富なので、目移りする。しかし、当初の予定通りオーダー。

食べたのは、綜合鮮果雪糕饼+茶+服務費 HKD62=1050円

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オーダーから15分程度で到着。お茶を飲みながらのんびり待つ。お茶は勝手に持ってくるのだが、別料金。でも、美味しいし、体が温まるので、僕はウェルカムだ。 

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マンゴー、イチゴ、キウイ、スイカ、ライチ、メロンが周囲に並び、真ん中にマンゴーアイスとペリカンマンゴーが入る。ペリカンマンゴーは独特の酸味が舌に広がり、これは美味しい。
日本のスイカやメロンは、かなり甘みが強く濃厚な味なのだが、米国やアジアのスイカやメロンは、かなり淡泊な味。甘みを楽しむというよりも、水分を補給するという目的の方が強い。

地下にエスカレーターで降りていくのだが、店内は意外に広い。

店員のサービスは典型的な中国人のサービスで、レベルは高くない。でも、こういうサービスにであうと、ようやく中国に来た気分になる。これはこれで悪くないサービスだ。

この後は、近くの九龍公園へ散歩に出かけた。

 

尖沙咀スターフェリー乗り場横の観景台でシンフォニー・オブ・ライツを楽しんだ後、ネイザン・ロードを北上。尖沙咀The Oneの18階にあるこちらへ。2013年9月にOPENした、新しいお店。 

さすがに20:00を過ぎると、1月の香港は、いささか寒い。オープンテラスの眺めはよく、ここからでもシンフォニー・オブ・ライツは楽しめそうだ。

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1月の香港は、日本のGW前の4月下旬や10月の運動会シーズンくらい。昼は暖かいが、夜は冷える。なので、ストーブの横に陣取る。

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照明はなく、テーブル上のろうそくだけが頼り。メニューを読みこなすのもなかなか難しい 笑。 

オーダーは、Classic Sangria Harf Jar HKD220=3740円。

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イチゴベースのサングリアで酸味と甘みのバランスが良い。ロゼで軽めの仕上がり。メニューを見ると60種類以上のサングリアがあり、まさに専門店という感じだ。
HKD220で大体4杯分くらい。スペイン風タパスも豊富で、いろいろ食べたかったのだが、すでにお腹は一杯。なので、サングリアだけで。アルコール度が高くないので、ジュース感覚でスイスイ飲める。

でも、香港とはいえど、1月の夜はさすがに寒い。18階は風も強く、早々に退散した。

 

尖沙咀のシェラトンに滞在。そこから徒歩5分、シグナルヒルガーデンの裏手に店舗がある。やや寂れた暗めの通りだが、人気で、ひっきりなしに香港ローカルが訪れていた。

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食べたのは、豚王 味濃いめ+脂多め+チャーシューばら肉+ネギ+3辛+平打麺+麺硬め HKD88=1410円

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最初にカードを渡され、細かくカスタマイズオーダーをする。残念ながら中国語に明るくないので、一部よくわからないものもあったが、想像力を働かせてオーダー。

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麺は、ストレートの太平麺。ファーストコンタクトで、驚いた。コシがあり、小麦の香りがしっかりした、日本の麺以上に美味しい麺が出てくる。水の質も違い、日本と同じ味を出すのは大変だろうが。素晴らしいレベルの麺だ。

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スープは、豚骨から動物系の出汁を採り、香味野菜で味を調える。このスープもしっかりフルボディ。日本のトップランナーと比較しても遜色ない。唐辛醤の3辛を選択したのだが、一蘭のような唐辛子ベースの醤が出てくる。これがスープの輪郭をしっかりさせ、スープを彩る。

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チャーシューは、ばら肉。トロトロで、肉の旨味自身を活かした、美味しいチャーシュー。いやぁ、レベルが高い。日本以外でもいろいろなところでラーメンを食べているが、ここまでレベルの高いラーメンには初めて出会った。

その他、ネギ、キクラゲが入る。キクラゲはコリコリ。ネギも日本ネギだ。

とりあえず「いらっしゃいませ」と「お客様がお越しです」は日本語。それ以外は、中国語。オーダーは日本語も通じるが、会話は、英語ベースがお互いにストレスなくコミュニケーションできる。サービスレベルも高く、満足できるラーメンだった。


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